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フユシャクの天敵!?

フユシャクにも天敵が!?

フユシャク(冬尺蛾)が冬に出現し繁殖活動をするのは、天敵が少ないからだ──といわれているが、少なからず天敵は存在するようだ。














角度が悪いので、アングルを変えて……と思ったところで、まさかの(カメラの)電池切れ……。
寄生蜂と思われるハチの鮮明な画像を撮ることができないまま終了してしまったが……不鮮明ながら一応、記録として。
しかしフユシャクの卵も小さいが、これにとりついていた寄生蜂も、とても小さい。あらためてフユシャク卵塊と1円硬貨の大きさ比較↓。


フユシャクの卵に執着していたのは、これに寄生しているからだろう。このフユシャクの卵塊は毛のコーティングがあまい所がある(フユシャクの産卵:列状卵塊ほか)。このようすを見て、卵が完全に見えなくなるほどしっかりコーティングするフユシャクを思い出した(フユシャクの産卵とその後)。


この行動↑を観察したとき、産卵後も時間をかけて何度もくり返し毛を上塗りするのは、その労力や危険(無防備で目立つし状態の継続)に見合うだけの意味があるからだろうと考え、「乾燥防止」や「霜よけ的な意味」を想像していたが……しっかりしたコーティングには、寄生蜂対策のバリアという意味もあったのかもしれない。
また、ハチ以外にもフユシャクを狙う敵は存在する。


冬に活動している虫は少ないが、いないわけではない。

もし仮にフユシャクが活動する時期に天敵が全くいなかったとしたら、気温が高い日中に活動する種類がもっといて良い気がする。しかし実際はフユシャクの多くは夜行性で、日中活動する種類は少ない。それは日中に活動している天敵が存在するからではないのか?
クロスジフフユエダシャクは昼行性だが、オスの婚礼ダンス(はばたき歩行)を追って行くとメスは落ち葉の裏などに隠れていることが多い。隠れて交尾するのは、冬でも日中に活動する天敵(鳥など)がいるから、その目の届かぬところで──ということではないのだろうか?
「天敵が少ない(はずの?)冬」にも、フユシャクの天敵は思っていた以上に存在するのかもしれない……。

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コメント

No title
ものすごく小さなハチですね。寒い冬にこれだけの作業をする虫がいるとは。
No title
産卵後の卵の変化があるのかないのか……一応記録しておこうとスーパーマクロで(卵を)撮ってみて、初めて小さなハチの存在に気づきました。
ほんとうに、こんなに小さいのにちゃんと生きて子孫を残していると思うと……あらためて自然のスゴさを感じます。
No title
まさにマクロ撮影の醍醐味ですね。わくわく感がたまらない画像です。ナイス。
No title
フユシャクのその後の卵塊を記録するつもりでスーパーマクロで撮って、初めてハチに気づきました。以前のデジカメでは分らなかったかも。
ちょっとカメラを保持するのに不安定な姿勢で撮り続けてしまいイマイチな画像ばかりになってしまいました……もう少し落ち着いて撮れば良かったと反省……。
「おっ!」とテンションが上がった時は、失敗もしがちです(苦笑)。
No title
こんばんは。
・・・一円玉との比較からも・・・
この寄生蜂の小ささが分かります!!!・・・
よく、発見されましたね~・・・驚いてます・・・
卵への毛の付着!寄生蜂等の天敵の存在証明写真・・・
素晴らしくて・・・素晴らしすぎて・・・ただただ呆然自失です!!
こういった虫の生態の不思議に・・・魅力を感じて止まりません!!
No title
寄生蜂は卵を撮影するつもりでスーパーマクロで撮影してみて初めて気がつきました。
ホントに小さな虫はいるもんですね……。
フユシャクは天敵が少ない時期に発生・繁殖する──という構図で認識していましたが、冬にも(他の時期よりは少ないのでしょうが)天敵はいるのだなぁ……と改めて感じました。
昆虫の(自然の)世界は単純ではありませんね。

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