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OLYMPUS STYLUS TG-2 Toughで昆虫写真試し撮り

満身創痍の LUMIX FZ2



僕が初めて買ったデジカメは【Panasonic LUMIX DMC-FZ2】という機種だった。昆虫フォーラムで虫の撮影に使えると知り、2004年6月に型落ちして安くなっていたものを購入。それからおよそ10年、このデジカメを使い倒してきた。
この機種にもマクロモードはあったのだが、これは広角側でしか機能しないため、僕はほとんど使っていない。クローズアップレンズという単純な凸レンズフィルター(Kenko MC Filter/CLOSE-UP NO.3)を装着して望遠側で撮っていた。こうすると被写体から30~40cmくらい離れたところでピントが合う。カメラを近づけすぎると逃げてしまいがちな虫を撮るには都合が良い──というのがその理由で、これは昆虫フォーラムで紹介されていた撮り方だった。
クローズアップレンズは(精巧なマクロレンズと違って)単純な構造で値段的にもお手軽感がある。描写力はそれなりなのだが、当初の目的──虫を調べるための撮影には充分だった。

ちなみにデジカメを買う以前には一眼レフのフィルムカメラを使っていた。しかし、生き物を飼っていた頃にNG写真を量産し、すっかり苦手意識を植え付けられた。フィルムカメラは、デジカメと違って取り直しがきかない。フィルム代はかかるし、撮った画像をその場で確かめることができない(現場でミスの修正ができない)、現像に時間がかかるし、現像&プリント代もかかる。金をかけ待たされた末、ようやく出来上がった写真を見てガッカリ……ということがくり返されると撮影意欲は減退する……。

撮るべきペットがいなくなるとカメラの必要性も感じなくなっていたのだが……昆虫フォーラムに出入りするようになり、虫見をするようになって「お手軽に撮影できるデジカメ」が欲しいと思うようになった。
虫見を始めた頃は出会う虫は名前が判らないものばかり。ハンドブック図鑑を持ち歩いたこともあったのだが、現場で虫と照合するのは難しい。時間ばかりかかって、そのくせ結局種類はわからない──そんなことが多かったので、「現場で(デジカメで)撮って帰宅後ゆっくり調べる」のか効率的かつ確かだと考るようになったしだい。お手軽に昆虫撮影ができるデジカメはないかなぁ……と思っていたところ、昆虫フォーラムに「FZ2」が紹介され、近くの電器店へ行ってみると型落ちして安くなっていたのがあったので購入を決めたのだった。

そんな経緯で昆虫を撮りはじめたわけだが、苦手意識は引きずっており、写真としてクオリティの高いものを目指す気はなかった(撮れるとも思わなかった)。とりあえず「判ればイイ」という低いハードルでの撮影。失敗してもフィルム撮影と違って何度でも削除して撮り直せるし、金がかからないので気軽にかまえることができた。
撮った画像を昆虫フォーラムやmixi、ブログ等に投稿できるようになると、キャプションをつけたり加工してネタ素材として使う事が多くなった。あいかわらず写真としてもクオリティは求めず、「判ればイイや」的な扱いで、向上心なく撮り続けてきた。

その初代デジカメ──【Panasonic LUMIX DMC-FZ2】も、およそ10年、ぞんざいに扱われ続けて満身創痍。シルバーだったレンズフードは塗装がすっかり落ちてブラックに。本体に装着するための溝も摩耗してガタガタ。本体の方も何度か落としてフレームにはヒビが入っていたりするし、内蔵フラッシュは壊れ、使えなくなって久しい。つけっぱなしのクローズアップレンズは(凸レンズで中央部が厚いため)、本来レンズを守るはずのレンズキャップにあたって細かい傷がつき、逆光や明るい背景で撮ると白内障のように(?)白っぽくハレーションを起こしがち……で、一度交換してクローズアップレンズは2代目なのだけりど、「どうせ長く使い続けることはないだろう」と、改善策を講じずに使い続けてきたので同じような症状がでていたりする。
「いいかげん、新しいデジカメに換えねば……」と思いつつ、その判断材料となるデジカメ情報については疎く、具体的な新機種候補のイメージが描けないままズルズルと「FZ2」を使い続けていた。

だが……先日、ヘリグロチビコブカミキリ(冬に飛ぶ極小カミキリ)を撮って、「やっぱり不鮮明な画像しか得られなかった」ことで、クオリティにはこただわらない僕も、さすがに「もうちょっと、なんとかならないものか……」と考えるようになった。
そこでにわかにデジカメについての情報収集。昆虫写真を撮るのに適したお手軽な機種には、どんなものがあるのだろうとあれこれ検索してみて……【OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough】に行き着いた。スーパーマクロモードでズームが使えるという点に魅力を感じ購入を決めた。


OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough 試し撮り

新しいデジカメを購入するにあたって考えていた基準のひとつが「ヘリグロチビコブカミキリの首(前胸)側面につきだしたトゲ状の突起が判る程度の解像度」だった。
カミキリは種類によって前胸側面に棘状突起をデコったものがいる。これはカブトムシのツノやクワガタの大顎同様、カッコ良いアイテムの1つだろう。ヘリグロチビコブカミキリにもちゃんと装備されているのだが、小さい上に撮影すると前脚と重なって見えにくくなりがちだったりする。
そんなヘリグロチビコブカミキリのトゲ状突起を、はたしてちゃんと捉えることができるか……【OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough】が届いた翌日、さっそく試し撮りに行ってきた。


旧デジカメで撮った画像↑に対し、新デジカメで撮った画像↓




うまいぐあいにヘリグロチビコブカミキリを見つけたのだが……晴れた日にはコントラストがきつくなり影が輪郭を紛らわしくしがちなシルバーの欄干の上。例によって冬なのに元気に歩き回っていた。カメラを近づけると警戒してか、触角を体に沿わせるようにたたんでじっとするが、またすぐに動き出す。止まった時を見計らって「TG-2」で試し撮り。気になった通りコントラストがきつくなって見づらいが、とりあえず解像度は期待以上であることが確認できた。
条件を変えて、もう少し見やすい画が撮れまいかと試そうと思ったのだが……ちょっと油断したスキにヘリグロチビコブカミキリは欄干の接続部の隙間に逃げ込んでしまった……。冬なのにこのカミキリはよく動く……。

いちおう課題の「ヘリグロチビコブカミキリのトゲ状突起」はクリアできたので、他の虫でも試し撮りを続ける。
以前だったら(小さすぎるため)スルーしていたサイズの甲虫類がいたので撮ってみた。3mmあるかないかというヒゲナガゾウムシの仲間のようだった。


アップで撮った画像は帰宅後確認したらピンボケだった。なのでこの画像は1円硬貨と並べて撮った画像のトリミング。
旧カメラ(FZ2)ではファインダーを使用していたのだが、これには視度調整があって、裸眼(老眼)でも画面を確認することができた。ところが、新カメラ(TG-2)にはファインダーが無い。背面のモニタのみという仕様なので、撮影の際には老眼鏡も必須アイテムとなったのであった……。

ということで、「TG-2」での試し撮りの中から……、





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コメント

No title
おはようございます。

私が接写機能重視で買ったのはPENTAXのWG2(現行モデルはWG3)でした。
マクロ撮影用に、リングライト(白色LEDが6個)が付いていたのです。
光学5倍&デジタルズームも使えて防塵防水(水深10m超)耐衝撃、
顕微鏡モードは
小さいモノを見るのにも便利。
そして、1600万画素CMOSセンサ…
型落ち通販モデルは値引率が高かったです、私の場合GPS機能要らないですし。
No title
PENTAXのWGシリーズも有力候補でした。顕微鏡モードとLEDリングライトが魅力ですね。
逆にOLYMPUS STYLUS TG-2 Toughは、参考商品としてリングライトがあったそうですが、これが標準装備でないのが残念だなぁ……と思っていました。
どちらにしようか散々迷ったのですが……ブログ等で実際に皆さんが撮った画像を見比べたりして、結局 STYLUS TG-2に決めたしだいです。
No title
写真が好きなのでいちいち納得できる内容の記事で、楽しく拝見しました。換えただけのことはあるようですし、ぜひ使い込んで(使いこなして)、また興味深い画像を見せてくださーい。
No title
漠然と、デジカメは進化しているんだろうなぁ……とは思っていましたが、実際に試し撮りして「スゴイなぁ!」と実感しました。素人がこれだけのカメラを持てるとは……むか~しフィルム一眼レフカメラで失敗作を大量生産して凹んだ頃には想像もできませんでした。
ちゃんと使いこなせるようになれば、鑑賞に堪える画像が撮れるはずなので、虫を撮りながら少しずつ学んでいきたいと思います。
No title
コミミズクを検索したら何回かこちらのブログに。
カメラは迷いますね。
メカに弱いので、出来るだけ変えないようにしたい・・・?
昆虫は楽しいです。何とか工夫して良いのが撮れたらと思います。
No title
小さい虫・よく動く虫──裸眼ではよくわからないディテールなどが、デジカメで撮ってパソコン画面で見るとよくわかって、「へぇ!」とか「ほお!」とか驚いたり感心したりすることも多いですね。
昆虫撮影には、そんな楽しみもあると思います。

コミミズクは以前、チラッとネタにしていました↓

●手のり文鳥より小さい指のりミミズク
http://blogs.yahoo.co.jp/ho4ta214/32821075.html

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