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12月下旬のフユシャクなど

前回のブログ以降、目につくフユシャクの数も種類も増えてきた。特に今はイチモジフユナミシャク♀が多い。僕が歩くエリアでは12月下旬~1月上旬がイチモジフユナミシャクの時期という印象がある。これから見られる個体は増えてくると思うが、羽化して時間が経ったと思われる痛んだ個体、産卵後のお腹がしなびた個体も増えてくるはずで、キレイな個体を見るには出始めの頃が狙い目だと思う。

12月下旬のイチモジフユナミシャク♀









昼は他人のよそよそしさ?イチモジフユナミシャクの♂と♀

キレイな♀を見るとカメラを向けるが、淡いブルーの色合いがなかなかうまく記録できない。露出補正をしながら撮ってもイマイチなので、背景を変えるために移動を願ったり指にとまらせて撮影することもしばしば……。




ふと見ると、ちょうど近くの擬木にイチモジフユナミシャク♂がいたので、ツーショットを狙って、♀をそばに止まらせてみた。


♀を近づければ♂が反応するかと注目していたが……全く無反応。この距離で♂は♀を(交尾相手として)認識していない?
昼行性のクロスジフユエダシャクの♂が、落ち葉の下に隠れている♀を探し出して交尾するのに対し、こんな近くでも反応を示さないイチモジフユナミシャク♂……これは♀が性フェロモン(性誘因物質)を放出していないということなのだろう。
その種が昼行性か夜行性かは♀が性フェロモンを放出する時間帯によって決まるということなのかもしれない。
♀が性フェロモンを放出する時間帯に♂が活動する──イチモジフユナミシャクの♀が性フェロモンを放出するのは日中ではないということなのだろう。
♂の反応は見られなかったが、このツーショットは、同じ種類なのにオスとメスでは色も形もかなり違うことがよくわかって面白い。

その他のフユシャク♀

イチモジフユナミシャク♀を探して苔むしたサクラの木を見ていくと、チャバネフユエダシャクもよく見つかる。


サクラの木の近くの壁や柱についていることも多い。





クロオビフユナミシャクはツツジの植込み近くで見かけることも多い。







前回のブログを書いた時点では見ていなかったフユシャク亜科(フユシャクは他にナミシャク亜科・エダシャク亜科にまたがっている)の♀も、その後いくつか確認しているが、撮りにくいところにいたのはスルー。その他の冬尺の一部↓。







フユシャク探しのオマケ的ウバタマムシ↓。



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コメント

No title
こんにちは。
長期休み?になったのでいろいろと出かけてみたくなりました。
いろいろと参考にさせていただいています。
No title
フユシャクが色々みられるようになった……と思ったら、予想外の急な冷え込みに「冬」を実感させられています……。

自分なりに感じたり考えたりしたことをまとめるようにしていていますが、何がしか参考になるようなことがあれば嬉しく思います。
No title
沢山出会えられ凄いです。
記事参考にさせて頂き公園や林に出掛けますが苔生す幹も無く出会えません。
年が明けたら遠出が出来ますので実績のある場所に出掛け環境を確認したいです。
No title
昨日は14匹のフユシャク♀を見ることができました。フユシャクの発見率は、発生している場所をみつけられるかどうかで、ずいぶん違ってくるような気がします。いる場所とそうでない場所では、かなり密度に差があるように思います。
「いい環境」がみつかるとイイですね。
No title
こんにちは。
・・・う~ん・・・素晴らしいですね~・・・
今度は、イチモジフユナミシャクやクロオビフユナミシャクの♀にも出会いたく成ってきました!更に、交尾シーンにも出会いたいです!(イメージトレーニング!イメージトレーニング!!(笑))
・・・フェロモンと昼行性!夜行性!のお話・・・興味深いです!!
「フェロモンの効力!意義!」にも関心が出てきました!!!☆
No title
フユシャク♀も翅がまったく見当たらないものから、クロオビフユナミシャクみたいに、(フユシャクにしては)大きめの翅を持っているものもいるし……いろいろあって面白いですね。
自然の生き物を探したり見たりしながら、あれこれ感じたり考えたりするのは楽しいです。
こっそりさんも色々な種類と出会えるといいですね。

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