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親とは似てないシマヘビ幼蛇

親とはまったく似てないシマヘビの幼蛇

先日、シマヘビの幼蛇にであった。シマヘビの成体はしばしば見かけるが、幼蛇を目にする機会は意外に少なかったので、ちょっとテンションが上がった。


画像のシマヘビ幼蛇は、いくぶんあごを広げ頭を三角にみせている。「毒蛇(マムシやハブ)は頭が三角」とよく言われるが、無毒のヘビでも頭を三角に見せることがある。相手に毒蛇を連想させる擬態ポーズなのだろう。シマヘビ幼蛇はマムシやハブ同様に瞳孔も縦長なので、それっぽく見えなくもない。


落ち葉にまぎれると意外に目立たない。大きな成体では落ち葉にかくれるのは無理だが……小さな幼蛇なら、落ち葉にまぎれて目立たない──そんな色合いだ。

シマヘビ幼蛇を最初に見たのは中学生の時だった。図鑑を見ても該当する写真やイラストがみつからず(当時の図鑑には成体の姿しか載っていなかった)、科学・第2分野の先生に見せても正体がわからず、僕にとって《謎のヘビ》だった。
(ちなみにこの第2分野の先生は科学の授業中「マムシは口から子どもを産む」と大真面目に教えていた事もあったのでガッカリ/もちろんこれは迷信。マムシは卵胎生)
シマヘビ(の成体)は何度も見て知っていたが、《謎のヘビ》がその幼体だったことを知ったのはだいぶ後だったように思う。ヘビで幼体と成体が全く違う色&模様をしたものがいるということを知ったときは驚いたものである。
ちなみに小学6年のときに見たアオダイショウの幼蛇もまた《謎のヘビ》だったが、シマヘビ幼蛇の正体が分かったときに、こちらの謎も解決した。




シマヘビ幼蛇は見かける機会が少ない!?

《シマヘビやアオダイショウは、なぜ、成体と幼体で模様が違うのか》──という疑問については以前、思うところを記した(*あくまでも素人の個人的考察)。
今回は久しぶりに出会ったシマヘビ幼蛇をみて、「成体はしばしば見るのに、なぜ幼蛇を目にする機会が少ないのか?」とあらためて考えてみた。

「誕生した幼蛇の数」と「生存競争を経て生き残った成体の数」を比べたら、もちろん「幼蛇」の方が「成体」より多いはずだ。それだけ考えると、成体よりも幼蛇を見かける機会が多くてよさそうな気もするが……しかし、よく考えてみると、シマヘビの一生の中で、幼蛇の期間は短い──ある個体に出会ったときに、それがたまたま幼体期である確率は少なくて当然なのかもしれない。

しかし……そういったことを考慮に入れても、やはりシマヘビ幼蛇に出会う機会が少ないような気がしてしまう。
例えば同じようにしばしば見かけるアオダイショウの場合は、幼蛇を見かける機会もシマヘビより多い。
アオダイショウ幼蛇は時々目にするのにシマヘビ幼蛇はなかなか見られないのはなぜだろう?

シマヘビ幼蛇は活動時間帯が夕方以降で「昼は動かず隠れている事が多いから目につきにくい」のではないか?……そんな想像してみた。そう思うに至った根拠は、瞳孔の形。


夜行性の動物では瞳孔が縦長あるいは横長になる傾向がある。シマヘビは成体の瞳孔はほぼ円形だが、幼蛇ではかかなり縦長である。シマヘビ成体は昼間、日光浴したり活動している姿を見かけるが、幼蛇の時代は暗い時間帯に活動することが多いのではないか……そのため見かける機会がアオダイショウに比べて少ないのではないだろうか……瞳孔の形の違いから活動時間帯の違いを推理してみたわけである。





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コメント

No title
こんにちわ・・

怖い・・昨日道にが居て頭上げてて目があってしまったw

蛇近くに来ると怖いな・・・
No title
気温が下がりだす今頃、余熱を求めてかヘビが路面に出ていることも多いような気がします。

ヘビは嫌われがちな生き物ですが、本土ではマムシ以外はほとんど無害です(ヤマカガシは捕まえようとしたり駆除しようとしてかえって被害にあう事があるので、むやみに手を出さなければ……ですが)。
実質的には?怖がらなくても大丈夫ですよ。
No title
盆前に草取りをしていたら居ましたよ。トカゲのしっぽかと思ったら、やけに遅いので蛇の子供ときずいて驚いたけど観察しちゃいました。
しかし気持ち悪いのでしばらくの間そこにはちかづきませんでした。
No title
ヘビって、いても意外に気がつきにくい生きものかもしれませんね。
それで、至近距離に迫ったところでイキナリ出現し(たように感じ)て驚く──これが「怖さ」の一因になっているのではないか……という気もします。
No title
先日はアオダイショウと教えて頂きありがとうございました。

記事、色々拝見させて頂きましたが、蛇以外にもお詳しいですね。

出没したアオダイショウは自宅に潜んでいると思いますので見守ろうと思います。
No title
詳しいというほどでもないのですが、小動物や昆虫などはおもしろいので、つい注意が向いてしまいます。

アオダイショウは結構同じ場所でみかけたりするので、時々再会できるかもしれませんね。
No title
「自作の友」 です。昨日はコメント有難う御座いました。
当方の近隣に、「伊丹市昆虫館」がありそこに例の幼虫の名前をメールで聞いておりました所、ご指摘の名前と同じ「キイロスズメ」の返信がありました。流石です。孵化するまで見守るつもりです。
ところで、メインはオーディオが趣味ですが、時々は「季節の移ろい」で面白い物を紹介しています。
No title
やはりキイロスズメでしたか。アンテナのようなしっぽ(?)がついたイモムシはスズメガの仲間であることが多いです。種類によって食べる植物が違うので、そのあたりからあるていど該当種を絞り込む事ができます。

昆虫や小動物は好きなので、よく関連キーワードで閲覧しています。また、おじゃますることがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
No title
ひえーーーーーーーーーーっ!!!
そうだったのですね。。。。。

ッと云う事は!!どこかに、親がいるということですよね。。。。。。
『可愛い子供の固き!!」とか云って、襲ってくる事なんか・・・
ないですよねぇ。。。。ガクガク!!!

ヘビって、よく見ると、お目目が真ん丸だったり捨て、可愛いような??でも、やっぱり・・・怖いです。
もう、ポンには、やめるよう、お願いしなくっちゃ!
ぽち☆
No title
シマヘビを含めヘビはほとんどの種類が卵を産みっぱなしですから(マムシみたいに卵胎生の種類もいますが)、「子どものかたき!」は無いです(笑)、心配しなくて大丈夫。
本州では、マムシ以外のヘビは(ちょっかいを出さないかぎり)人を攻撃する事はまずないので、危険はないです。

ただ、犬や猫がマムシに噛まれて顔が腫れてる画像などは時々ブログで目にするので、マムシは気をつけた方が良いかも……。

あと、ヤマカガシはむこうから攻撃してくることはない通常は無害のヘビですが、捕まえようとすると噛むことがあり、大きな個体に深く噛まれると(口の奥にある長い牙でかまれると)毒が入り危険なので、ちょっかいは出さないのが安全です。

また、ヤマカガシが毒を持っているということで必要以上に危険視する報道が時々あって、「危険だから駆除しよう」と考える人がいるのか、退治しようとして、かえって被害を増やしている感じもします(ヤマカガシは頭の後にも毒腺を持っていて、叩いたり切りつけたりすると毒液が飛散し、それが目に入ると炎症を起こします)。
No title
初めまして。
コメントありがとうございました。

wikiをみて、こちらに来て納得。
うちの近所にいたヘビは、確かにアオダイショウの幼蛇のようですね。

柄も生態も、マムシよりアオダイショウによく似ています。

ふぅ~
一安心しました。

がよく外でヤモリやスズメを捕ってきてしまうので、心配してました。

本当にありがとうございました。

お気に入りに登録させて頂いてもよろしいですか?

よろしくお願いします
No title
アオダイショウの幼蛇の模様は、けっこう大きくなっても残っていることがあります。
写真を拝見しましたが、(1枚目の参考画像?を除いて)マムシではなくアオダイショウのようですね。マムシは体型も、もっとずんぐりしています。

「お気に入りに登録」は歓迎です。あまり統一性の無いブログで、昆虫等の画像もよく出てきますが……それでよろしければ……。

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