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たそがれるハイエナ!?眼が離れすぎの虫

空目【たそがれるハイエナの後ろ姿】に見える虫

さて、まずはハイエナを思い描いていただきたい。ブチハイエナ。
これを2~3頭身にスーパーデフォルメした姿をイメージ。
そのSDハイエナが「たそがれている後ろ姿」を想像して……なだらかな頭頂部、そのわきにつきだした耳介……。
昆虫ではなかなか見られないほ乳類の耳介(耳)がポイントですぞ!
イメージできましたか?
しからば──、


・・・・・・ということで、空目から入ってみた昆虫ネタ


顔の外に眼がとびたした!?エゴヒゲナガゾウムシ♂

【ハイエナの後ろ姿】に見えた(かもしれない?)昆虫──正面から見ると、こんな顔。


【エゴヒゲナガゾウムシ(ウシヅラヒゲナガゾウムシ)】は7~8月頃、エゴノキの実の上でよくみかける。顔の輪郭の外に眼がとびだしたマンガのようなユニークな顔をしているのはオスだけ。


メスはオスほど眼が離れていない。顔だけ見たら別の種類のようだ。






オスの眼が離れているのはなぜか?

オスとメスで眼の離れ具合にこれだけ性差があるのは、繁殖に関係する要因によるものだろう。
エゴヒゲナガゾウムシの♂は、縄張りや♀をめぐる争いで、♂同士が顔を突き合わせて体の大きさを競う──そんな習性があるのではないか?
《相手より大きく体を見せる方が優位》→《相手より眼の幅が広い方が優位》という形で♂同士の争いに【離眼距離】が影響しているのであれば、より「眼が離れた♂」の子孫が残りやすくなり、その結果、この特徴が発達していって今日のようになった(のではないか)……僕はそう想像している。
1度だけ、2匹の♂が顔を突き合わせたとたん、一方が飛び去るのを見たことがあって、そんな解釈をしているのだが……平たい顔と眼の位置関係は、♂同士が顔を突き合わせたときに【離眼距離】を比較しやすい構造にも見える。このことからも、【眼が離れているのは、オス同士の闘争で優位にたつため】という解釈は成立しそうな気もする。


ところで【エゴヒゲナガゾウムシ】は名前に「ゾウムシ」とついているのにオスもメスも顔つきはゾウムシっぽくない。エゴヒゲナガゾウムシは【ゾウムシ科】とは別の【ヒゲナガゾウムシ科】の昆虫。
同じエゴノキの実に産卵するゾウムシ科の昆虫には【エゴシギゾウムシ】がいるが、こちらはゾウムシっぽいルックスをしている。長い口吻はゾウの鼻というより(鳥の)シギのクチバシを連想させる。




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コメント

No title
これは驚きました。まさにブチハイエナですねっ!
それにしても面白い顔の虫ですね。エゴシギゾウムシも可愛くてきれいな虫ですね♪
No title
正面から見ると「ウシヅラ(牛面)」なヒゲナガゾウムシですが、後ろから見たら「ブチハイエナ」っぽく見えたので(笑)。ホントにおもしろい顔をした虫ですね。
エゴシギゾウムシは、もようもオシャレなので好きな虫の1つです。

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