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擬態する幼虫&蛹:アカボシゴマダラ

以前は見たこともなかったのに、ここ何年かで最も良くみかけるチョウの1つになってしまったアカボシゴマダラ(*)。
成虫をあちこちで見かけるようになった頃、幼虫や蛹を探してみたが、なかなか見つけることができなかった。それが「こんなところに!」というような道路脇のちょっとしたエノキの幼木などにもいることがわかり、目が慣れてくると、あちこちに確認できるようになった。
それにしても、ちょっとした幼木にまぎれてしまう忍者っぷりには感心するばかり。この春もそんな姿を見ることができた。

擬態する幼虫



越冬幼虫は枝に溶け込むような色合いをして、枝に化けている。
それが餌であるエノキ若葉が展開する頃、終齢幼虫へと脱皮。脱皮直後の終齢幼虫は赤みを帯びているが、これが展開中の若葉の赤みによく溶け込んで見える。


エノキの葉がすっかり展開し枝が緑でおおわれるころには、終齢幼虫の赤みも薄れ、葉にとけこむような緑色になっている。




そしてある日、幼虫はこつ然と姿を消してしまう……!?

擬態する蛹







消えた終齢幼虫は、地上20~30cmほどの低い位置で蛹になっていた。
蛹もなかなかの忍者っぷり。まるで垂れ下がった葉の裏のように周囲に溶け込んで見える。

前蛹から蛹へ

これは別の場所にいたアカボシゴマダラ。遊歩道わきに生えたエノキの幼木で前蛹になっていた。






蛹もこれだけ見ると、さほど葉に似ているとも思えないのだが……葉にまぎれていると意外なほど溶け込んで隠蔽されてしまうのがフシギでおもしろい。
追記:↑この蛹のその後……↓




※追記:4月後半から5月はじめにかけて寒い日が多かったが、蛹になって3週間程での羽化だった。





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コメント

No title
これはすごいですね~
幼虫の色まで変わって行くのがすごいです。不思議ですね~
コロコロの幼虫もいいですね~(けっこう幼虫好きなので…)
No title
本当にビックリ&不思議ですよね。
こういうのを目にすると、自然の奥深さをあらためて実感します。
アカボシゴマダラは市街地の歩道わきに生えた1mくらいの木にもいたりしますが、すぐそばを通る人もほとんどが気づかないみたいです。
No title
凄い!!幼虫と蛹ですね^^
此処まで変身すると、私の目には分かりませんでしたよ^^:
観察力の凄さにも^^脱帽です(^_-)-☆

ナイス☆
No title
餌の植物の変化に合わせるかのような変身──僕もすっかり感心してしまいました。
アカボシゴマダラの成虫は市街地でもよく見かけるのですが、そのわりに幼虫や蛹は目につかない!?
これじゃあ、なかなか気がつかないハズですね。

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