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フユシャク♀34匹/日

ある日のフユシャク・メスは34匹

このところシロフフユエダシャクが♂♀ともによく目につく。そこで定番の虫見コースを一周する間にフユシャクの♀がどのくらい見つかるかカウントしてみることにした。脳内カウンターでは心もとないので、見つけた♀は全てデジカメで撮影。帰宅後に確認してみた──その全個体の画像が下記。画像に記した数字(個体番号)は見つけた順。みつけたそのままの状態で撮っている。この日見ることができたフユシャク♀は全34匹だった。


































(※歩いた距離は虫があまりいない市街地を含め15km程/2013.2.12@東京)

発見率を落として発見数を上げる

フユシャクはナチュラルな状態では自然の背景にとけこんでなかなか見つけるのが難しい。
昼行性のクロスジフユエダシャクの場合は♂の【婚礼ダンス】をたよりに♀を探すと効率よくみつかることがわかり(12月頃)、イチモジフユナミシャク♀は発生時期(12月の下旬~1月初め頃)に苔むした桜の幹を探すとよく見つかることがわかったが……それ以外で手っ取り早く見つけようとするのであれば、見つけやすいところにいる個体──すなわち「人工物にとまっている個体」を探すのが効率的なのではないかと思う。

虫屋さんたちはフィールドをじっくり丹念に探す。知識や経験を駆使して、かくれている昆虫を次々にあばきだす──少ない移動範囲の中で発見率を高めるやり方で、これが王道の手法なのだろう。
一方、一般民間人にして貧乏性の僕は、虫がいるエリアでは時間内に少しでも多くの場所を回っておきたくなる。すみやかに移動しつつ、その中で目につく所に出ている昆虫(みつけやすい虫)に反応できるように集中力を高めて歩く。
隠れている虫を時間をかけて探すことはせずに、その時間を歩く距離に費やす──発見率はあえて低く設定し分母(見て回るエリア)を増やす事で、発見数をかせぐやり方だ。
イチモジフユナミシャク♀のようにターゲットの虫が決まっていればじっくりと探す事もあるが……通常は「さっさと歩き、虫は反射神経で見つける」──と密かに豪語(?)している。一時期は30kmを4時間45分前後で歩いていたこともあったが、平均時速6キロ以上で歩いていても、それなりに虫は見つかる。走行中の電車の窓から1駅間(西武球場前駅~遊園地西駅間)にウスタビガの繭を5つ&ヤママユガの繭1つを確認することができたなんてこともあった。



発見率は低めに設定してたくさん歩くというのは虫屋的手法・自然観察者的手法ではなのだろうが、フユシャクの♀探しに関しては、むしろ向いているかもしれない。
自然な状態(木や落ち葉にとまっているところ)ではなく、人工物にとまっているところでもよいからフユシャクが見たいという向きには、林沿いの遊歩道の手すりやフェンスなどを注意して見て回ると発見しやすいのではないかと思う。

フユシャクの婚礼ダンス(※クロスジフユエダシャク探し)
フユシャク探し(※イチモジフユナミシャクを中心に)
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コメント

No title
フユシャク♀34個体の全写真は凄い、昆虫に詳しい星谷さんならではの観察力と言ったらよいのでしょうか^^流石の画像です吃驚ですね^^
ただただ感心するばかりです。。

フユシャク♀の34個体が皆個性がそれぞれ有るのも良く分かりますね^^
メスには羽根らしき物が見当たりませんね^^
繁殖時期には、メス特有のフェロモンでも出して♂たちをおびき寄せているのでしょうか
???

お寒い中の昆虫の観察お疲れ様です。風邪引きさんに成らないように暖かくしてお出かけ下さいね(#^.^#)
お疲れ様ですナイス☆ミ
No title
特に昆虫に詳しいということはないのですが(知人に虫屋さんがいますが知識&経験はとても及ばないです)……とりあえず、記録という意味も兼ねてアップしてみたしだいです。

ご覧の通りフユシャク♀は蛾でありながら翅が退化し、飛ぶことはできません。
なので、♀はフェロモンを発して♂を誘引します(♂は普通に飛べる)。

フユシャクは夜行性の種類が多く、虫屋さんたちは夜に観察に行くようですが……僕が歩くのはもっぱら昼。日中は部屋の中にいるより外を歩いていた方が体が温まります(笑)。

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