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ユキヒョウ的フユシャク

ユキヒョウ的フユシャク♀:シモフリトゲエダシャク

先日であったシモフリトゲエダシャク♀。♂は1月下旬に見ていたが、♀はこれが初めて。


見つけた時は、ちょうど擬木(手すり)の上に這い上がってきたところだった。大きいので驚く。標準和名に「フユ」はついていないがフユシャクで、♀は冬尺蛾で最大級の大きさだそうだ。ボリューム的にもインパクトがあったが、ネコ科の猛獣の毛皮を思わせるようなもようがまたゴーヂャスな雰囲気をかもしだしている。ふとユキヒョウのイメージが重なった。


他のフユシャク♀もそうだが、歩いている時は触角が前を向くようだ。カメラを向けると警戒してか動きを止めた。触角は徐々に左右にひらいて、体の側面にそうようにたたまれた。




大きさがわかるように指先にとまらせて撮ろうとしてみたが、歩き回って思うように撮れない。フユシャクの♀は翅が退化して飛べないが、歩くのはなかなか達者な感じだ。







そして以前撮っていたシモフリトゲエダシャク♂。この蛾を見たときも、よくみかけるフユシャク♂よりも大きめの印象があった。


じつは撮影時点ではこれがフユシャクの♂だとはわからなかった。腹端を持ち上げていたのでコーリング中(性フェロモンを発散して誘因中)の♀だろうか?──と思った。とすると、♀は翅が退化しているフユシャクではないことになる。冬に出現する他の蛾なのだろうか……などと考えたりもしたのだが、帰宅後調べてみたところ、どうやらこれがシモフリトゲエダシャクの♂らしい。
シモフリトゲエダシャクであるなら♀は翅が退化して飛ぶことができない。ということは、(仮に)♂がフェロモンを発散したところで、飛べない♀が誘引されて来るとは考えにくい。コーリングでなかったとすると、この尻あげポーズにはいったいどんな意味があったのだろう?

これ↓は産卵後と思われるシモフリトゲエダシャク♀。


冒頭からの画像で紹介した丸みのある個体に比べて腹の長さも縮んみ、ずいぶん平べったくなってしまっている。最初見たとき、(平たいタイプの)ヤゴを連想した。フユシャク♀は産卵の前後で体型が激変して印象がかなり変わる。

……ということで、

フユシャク♀の before & after











(※「産卵前」と「産卵後」の♀は同一個体ではありません)

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