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ヒメシロモンドクガ:翅が退化したメス

ヒメシロモンドクガ ペア:翅が退化した♀

7月29日付【ヒメシロモンドクガの冬尺化!?】で、ヒメシロモンドクガ終齢幼虫の画像をアップしたが(↓)──、



この蛾は不思議なことに、秋に羽化する♀だけフユシャクのように翅が退化するという(6月・8月に羽化する♀は普通の蛾と変わらない)。
きょう見つけた性的二型の顕著な蛾のペアのメスが、どうやらヒメシロモンドクガの翅が退化したタイプっぽい。




アングルを変えて撮ろうとしたら♂に飛去られてしまった……。
ということで♀だけで撮影。



確かめてみようとネット上で探してみたのだが、ヒメシロモンドクガ♀の翅が退化したバージョンの画像がなかなか見つからない。
ツーショット画像の♂のわずかにみえる翅のもようと、♀の背や翅の模様を非退化バージョンのヒメシロモンドクガと見比べて、おそらく本種ではないかと判断した。

翅が退化したメスは、やっぱり冬に成虫が出現するフユシャクに似ている。
しかし、今年は残暑が厳しい……まだまだ暑い日が続いている中でフユシャクのように翅が退化したタイプが出現するということは、ヒメシロモンドクガの場合、気温(低温)がそのスイッチになっているわけではなさそうだ……。

ヒメシロモンドクガ♀&卵【追記】

ペアの画像(上)を撮った5日後、同じ場所にヒメシロモンドクガ♀はまだいた。繭の上に卵を産んでいた。




ゲゲゲの鬼太郎に出てくる目玉おやじを思わせるような卵。
メスの腹は産卵前の画像に比べ、いくぶん短くなっている。その腹に比べても翅は短く、退化しているのがわかる。


追記:越冬卵のふ化

CiNii 論文 - ヒメシロモンドクガの休眠性と生活史にヒメシロモンドクガの生活史についてのレポートがあった。これによると、秋に羽化したヒメシロモンドクガ♀の翅が短くなるのは光周反応(昼の長さと夜の長さの変化に対する反応)だそうだ。この短翅型が産むのは休眠卵(産卵した翌年の春に孵化する卵)だそうで、その通り、産卵の翌春になって孵化を始めているのを確認した(同場所)。






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