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葉の上の龍!?













ワイヤーフェンスを這っていた蛾の幼虫。怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫*)を思わせる奇抜な姿が目を引いた。【ウコンカギバ】か、それによく似た【ヒメウコンカギバ】という蛾の幼虫のようだ。成虫はさほどユニークなデザインではないが、幼虫の方はふるっている。

和名に「ウコン」とつくが、ウコンにつく虫というわけではない。
成虫の蛾が黄色っぽい色=ウコン色をしていることから命名されたのだろう。
「ウコン(鬱金)」の原義は「鮮やかな黄色」(「ウッコン」が転訛しウコンとなった)だという。
ちなみに「カキバ」というのは「鉤翅」──翅の先がフックのような形をした蛾のグループ(カギバガ科)の呼び名である。

ウコンが食草でないとすると、幼虫が食べているのは何だろう──とインターネットで調べてみたところ、【ウコンカギバ】でシラカシ、アラカシ、アカガシ、コナラ、クヌギ、ブナ、シイ、など/【ヒメウコンカギバ】ではイヌシデ、イタジイがあげられていた。

試しに、みつけた幼虫に、フェンス付近の葉を与えてみたが、食べるところは確認できなかった。
(その日はカシの枝先に幼虫をおいてきたのだが、翌日とまっていたカシの葉に大きく食痕ができていたので、カシを食べた可能性が高そう)

それにしても【ウコンカギバ】(もしくは【ヒメウコンカギバ】)幼虫の怪しげな風貌は興味を引きつける。この異形にはどんな意味があるのだろう? こんな虫には愛称をつけたくなる。僕は(個人的に)「シャチホコガ幼虫」を「シャッチー」と呼んでいるが……「ウコンカギバ」なら「ウッキー」だろうか?
「ウコンカギ」ではちょっと長い気がするし、「うんこ嗅ぎ」と誤読する危険がある……そんなリスクは避けねばならぬ。

余談だが……まだ「ウコン」がメジャーでなかった頃、初めて「ウコン茶」なるペットボトルを店頭で見たときの衝撃は忘れられない。
カナ部分を読み違え、詰め込まれているそれっぽい色の液体を見て「そんなもの、飲んでだいじょうぶかよ?」と驚いてしまった。
「飲尿療法なるものを実践している人がいるとは聞いていたが……とうとう、時代にはここまで来たか……」としばし「ウコン茶」の前に立ち尽くしたのであった……。
(「ウコンの力」を読み間違えて「いったい、どんな力だ!」と突っ込んだことがある人だって、きっといるに違いない!)

【追記】知人が「ウコンカギバ」を「うんこ嗅ぎ場」と読んで公衆便所を連想したらしい……やはり、ちょっとデンヂャラスなネーミング……。

*葉上のドラゴン:ウコンカギバ幼虫
 ※ウコンカギバ 2014年
https://hoshtani.blog.fc2.com/blog-entry-354.html

*怪獣のような幼虫!? ※シャチホコガ
https://hoshtani.blog.fc2.com/blog-entry-43.html

■昆虫など~メニュー~
https://hoshtani.blog.fc2.com/blog-entry-902.html

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コメント

No title
これは凄い逸品ですね、見たこともないです。
地味色なのに、デコレーションが多い。
映画ならこの触手で獲物を捕食したり、光線を出したりするのでしょうね。
No title
なかなか奇抜なデザインでしょう?
ホントにこのまま怪獣映画に出してもおかしくないような……。
いったいなんでこうなったのか……自然界の多様性のすごさをあらためて実感します。
No title
ごめんなさい。コメント遅れました。
ものすごいレポートですね・・・とても僕には集められない情報です。これからもすばらしい記事を書き続けられるよう、応援しています。
No title
内容的にはちょっと薄めの記事ですが、素材の造形自体がユニークでおもしろかったので画像をまとめておくことにしました。

ブログは気になる事やおもしろいコトがあったときに気まぐれ的に更新しているので更新頻度は少なめですが、マイペースでぼちぼち続けて行こうと思っています。

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