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シロシャチホコ幼虫の再生脚

プレデター!? エイリアン!? な怪虫

先日、遊歩道の手すりでシロシャチホコとおぼしき蛾の幼虫をみかけた。
僕が勝手に【シャッチー】の愛称で呼んでいるシャチホコガ幼虫(*)によく似ている。
調べてみるとバイバラシロシャチホコという種類も幼虫時代はよく似ているらしい。僕には正確な見分けができないので、とりあえずこれらをひっくるめて怪虫シャッチーと呼ぶことにした。
シャッチーはイモムシにしては異様な長さの胸脚をもっていて、指で触れたりするとこの脚をくわっと広げる。襲いかかろうといわんばかりのポーズには体を大きく見せる威嚇の意味があるのだろう。










シャッチー(シャチホコガ幼虫・シロシャチホコ類幼虫)は3対ある胸脚の2対が異様に長いのが特徴だが、今回みつけたシロシャチホコは左胸脚の1本が短かった。1度失った後、再生している途中なのだろう。




コノハムシやナナフシ、ゴキブリ・コオロギなどの脚が再生するのは知っていたが、蛾も幼虫時代に脚を再生する(ことがある)というのは、ちょっと意外だった。
考えてみると……成虫になっても体の形があまり変わらずひきつがれる不完全変態の昆虫については形態の持続性から再生能力があっても不思議はないと感じていたが、全く別の姿に変身する(つくりかえられる)完全変態の昆虫については、漠然と別ものと思い込んでいた。

コノハムシ・ナナフシの再生脚

コノハムシやナナフシの幼虫も脚を再生するが、種類によってプロセスに違いがあるようだ。コノハムシの再生脚は当初から小さいながら脚の形をしたものが出現するが、ナナフシ(ナナフシモドキ)の再生脚は当初先端がバネのように巻いた形で現れる。




『ナナフシのすべて』(岡田正哉・著/トンボ出版/1999年)によると、ナナフシ(ナナフシモドキ)の場合、5齢・6齢になってから脚を失うと再生しないらしい。

怪獣のような幼虫!?(シャチホコガ)
異形幼虫あらわる!※バイバラシロシャチホコ
コノハムシ:脚の再生

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コメント

No title
うげっ!こんなムシは見たことがないです。
しかし何たる自然の摂理、理由があってこの形態なのでしょうが、威嚇の為なのか・・・。
うーむ、ムシ担当デザーナーの神は、人間版ガウディかピニンフェリーナか。
No title
ちょっとキバツなデザインでしょう?
なんで胸脚がこんなに長いのか……色々想像してみましたが、まだよく判らずにいます。触った時に体を反らせて広げるので、威嚇に使われているのは確かだと思うのですが(人でもぎょっとする)……他のイモムシはこんな脚をもたずにちゃんと生きていけてるわけですから、なんでシャッチーだけこうなのか?
それにしても担当デザイナーのセンスにはビックリです。
No title
やっぱり、担当は虫デザイン神界のギーガーですかねぇ・・・。
摂理とか必要性とか常識とかを超越していますもの。
ドラゴンフルーツをデザインした神と仲間かなwww。
No title
ヒトが純粋に考えてデザインする場合、やっぱり「脳」がイメージしやすい形になりがちだと思うのですが、自然が進化の結果として作り上げた形は摂理にかなった複雑形というか……ヒトの想像を超えるものがありますね。
ヒトがデザインするものも、優れたモノはけっこう自然物をモチーフにしている気がします。
No title
はじめまして・・・今日は「ウメエダシャク蛾」を教えていただき有難うございました。
ブログ拝見しましたが今まで見たことのない珍しい虫ばかりでビックリしました。余り得意では有りませんがまた訪問させていただきます。
No title
昆虫や小動物には興味があるので、それらを取り上げたブログはよく閲覧しています。
昆虫は身近にいて自然の多様性を感じさせてくれる存在ですね。
人間にくらべると小さいので目にとまらない事も多いですが、注意してみると驚いたり感心したり──なかなか奥が深いと感じています。
No title
こんにちは。
あんなイモムシ(毛虫?)見た事ないっ
シャチホコって…
No title
僕も初めてシャチホコガ幼虫と遭遇したときは、想像を絶する容姿にビックリしました。
体をのけぞらす姿がシャチホコに似てるんで、そんな名前がついたのだろうと想像していますが……もうちょっと幼虫時代の特異な特徴をあらわす名前であっても良かった気がします。

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