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昆虫に写り込む

昆虫写り込み写真

小さな虫を大写しで撮ろうとすると、被写界深度(ピントの合う範囲)が浅く(狭く)なりがちである。
被写体の虫がピンボケになりがちな画像の中で、しかしその体に写り込んだ景色だけは意外に奥行きを持っていたりすることがある。
スベスベな甲虫類の翅鞘や前胸背板が凸面鏡のような働きをし、魚眼レンズのごとく景色を写し出す──その超広角効果がピントの合う範囲を広げるのだろう。
クローズアップした被写体そのもののピントが合う範囲はわずか数ミリなのに、その体に写った景色はかなりの奥行きをもって広がっていたりする──そんなところが面白いので、昆虫写り込み写真を撮ってみた。


ちょっと不鮮明な画像↑だが……空を背景にカメラを構えているのが、なんとなくわかる(ような気もする?)

次に地面を這うセンチコガネをみつけたので、そばにしゃがみ込んで撮ってみた。


ちなみに、センチコガネは動物の糞にあつまる糞虫の一種。「センチ」は「雪隠(便所のこと)」からきているらしいが……「うんちコガネ」(非公式名/あくまでも愛称?)の方がわかりやすそうな気がしないでもない。

どうやら写り込んではいるようなので、それではどこまでわかるものか……Vサインをかざしてみることにした。
左手でVサインをかざしながら、右手に持ったカメラをのぞき、センチコガネの前胸背板に「Vサイン」が写り込む角度を探す……。
センチコガネの方は僕のアヤシイ動きに反応して逃げ出そうとし、それに合わせて僕も動く……。
そんな中で、とりあえず撮ってみたのがコレ↓。


キアイを入れて見れば、わかるような気もするが……ちょっとビミ~……。

などと、この画像を眺めていてふと思った。
うんちコガネに向かって「Vサイン」を突き出し、ヘンな動きを続けていた僕って、いったい……。
(ゴォ~ン@鐘の音)

ところで……センチコガネといえば、都市伝説!?《うごめく犬フンの怪》の真犯人としても一部でよく知られている(…かどうかは怪しい)。


フェレット漫画:超魔術イタチ!? より

【追記】テントウムシでもういちど

葉の上でじっとしていたテントウムシがいたので「Vサイン写り込み」をためしてみた。


右手にデジカメ、左手でVサイン。キャップのひさしがジャマだったので帽子をずらして撮っている。ヅラがズレているわけではない。


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コメント

No title
甲虫撮影での写り込みには苦労させられますが、こうした楽しみ方があるとは…。

複眼がツルツルした種類だと、引き伸ばしてみた時に精細な景色が現れて驚く事がありますね。
冬に掘り出したマイマイカブリの眼には、背後の松林が写っていました。
No title
たしかに自然の中での生態写真をとる場合は、写り込みが気になる事があるでしょうね。

> 複眼がツルツルした種類だと、引き伸ばしてみた時に
> 精細な景色が現れて驚く事がありますね。

複眼の写り込みまで確認できるとはビックリ!
すごい解像度ですね。

僕の腕とカメラではとても追求できないですが、写り込み狙いでもキレイで面白い写真が撮れそうですね。

> 冬に掘り出したマイマイカブリの眼には、背後の松林が写っていました。

虫に写り込んだ虫のすむ世界の景色──いいですね。
No title
雨粒の映り込みでしたらありますが、そういえば虫の光る背中にふと気づく事ありますネ!
私もぜひやってみたくなりました♪~☆ポチ!
No title
雨粒の映り込み、幻想的ですね。
透過式か反射式かの違いで、原理はあれと同じなのだろうと思います。
ただ、昆虫の場合は完全な球面ではないし反射率も完璧ではないので、どこまでクリアに撮れるかはモデル(?)次第?
条件によっては、おもしろい画像が撮れるかもしれませんね。
No title
センチコガネはマジョーラですね、塗料代が高いんだな。
#元々マジョーラは昆虫からヒントを得て作った塗料だそうで。
#US版はまた違う名前で…←忘れた
No title
「マジョーラ」、知らなかったので検索してみました。

メタリックに輝く昆虫の「構造色」はよく知られていますが、塗料にも見る角度によって色が変わる「偏光性塗料」なるものがあるとは……確かに高そうな感じがしますね。

センチコガネもきれいなんですが、よく似たオオセンチコガネはもっときれいで、色のバリエーションもあって人気があるみたいです。
食しているモノがモノでなければ、きっと一般の人にももっと人気があったのだろうになぁ……などと時々思います。
No title
ということで……写り込み画像を追加してみました。

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