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ゼフィルス的フユシャク!?フチグロトゲエダシャク

日差しはだいぶ春めいてきて、越冬から目覚めた虫たちの姿をぼちぼち見かけるようになってきたが……まだフユシャク(冬に出現する蛾/*)は見られる。

冬の初めに現れるフユシャクは、天敵(虫を餌とする昆虫や両生・爬虫類など)が活動停止した後にようやく出てくる遅起きタイプというイメージがある。それに対し、冬の終わり~早春に現れるフユシャクは天敵が活動を始めるより前に始動し繁殖活動を済ませてしまおうという早起きタイプという感じがする。
これは僕の受け止め方に過ぎないのだろうが、生き物の気配が少なくなっていく「秋の後」に出てくるフユシャクにはなんとなくわびしさを感じ、動植物たちが動き出す「春に向けて」に出てくるフユシャクには、はつらつとしたもの(春の予感?)を感じてしまう。

ということで、きょう目にしたフユシャクがこれ。

フチグロトゲエダシャクのペア・ショット






まずオスの翅が目に入り、「きれいなセセリチョウ!?」──と思った。フユシャクの♂には地味なイメージがあるが、このフチグロトゲエダシャクに関しては、ちょっとオシャレである。
きれいな翅を持つオスに対しメスには翅がない。性的二型が顕著なこともフユシャクの特徴を実感できて良い蛾である。
翅が退化した♀は当然飛ぶことができず、性フェロモンを放って♂を呼ぶわけだが、♂の発達した触角をみると、いかにも空気中のニオイ物質をキャッチするため表面積を広げたセンサーといった感じがする。

今回「フチグロトゲエダシャク」をネットで検索してみたら、けっこう人気がある蛾らしいことがわかった。
河川敷に局所的に生息しているそうで、出現する時期も限られるので、そういった意味では「珍しい」──加えて、♂のオシャレなルックスも人気の理由なのだろう。
ゼフィルス的フユシャク!?──っぽいイメージがしないでもない。
(※【ゼフィルス】は年に一度だけ現れる可憐なシジミチョウの仲間の総称で、蝶の愛好家に人気がある。フチグロトゲエダシャクも「年に一度限られた時期に出現し、愛好家に人気がある」という点で、「蛾界におけるゼフィルスのような存在」なのかもしれないと感じた)

ちなみに埼玉県では絶滅危惧種だそうである。
しかし画像のフチグロトゲエダシャク・ペアは埼玉県と東京都のちょうど境界あたりでみつけた。河川敷ではないが水辺の近くだった。
ぎりぎり東京側だったが……東京都でも「珍しい」種類なのであろうか……。


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コメント

No title
,この♂の蛾の体は、綺麗ですよね^^何だか暖かそうな羽毛みたいなふわふわの後頭部辺りが可愛いというか、ゴージャスな感じさえ受けます^^
こんなに感じたのは私だけかしらね(^m^)pu・・+
No title
♂の毛羽立った感じもファーコートっぽくてゴーヂャスな印象がありますね。
♀とはどこをとっても似てないのに、これで同じ種類だというのがフシギです。
その違いが明確にわかるペアショットに、ちょっとテンションが上がってしまいました(笑)。
No title
フユシャクが始まりの時として、これから暖かくなると虫がワサワサ出てきますので楽しくてしょうがないんですかね!?www。
今年は家庭菜園を禁止としたい。
No title
いやー、きれいなフユシャクですね。こんなのもいるんですね。もうフユシャクの季節は終わったと思っていましたが、また探し始めないといけないですね。
No title
>>124090 560TEさん

冬の間は、見られる(活動している)昆虫といえばフユシャクぐらい……だったのが、暖かくなると昆虫インフレーション!?で色々出てくるので、どんなヤツに出会えるか楽しみ──というのはありますね。


>>虫記者さん
このフユシャクはキレイで、ひと味ちがった感じがしますね。
僕もフユシャクというと(ことに♂には)地味なイメージがあったのですが、フチグロトゲエダシャクを見て認識を改めました。
種類によっては、まだフユシャクを見る事はできると思います。
No title
ムシのインフレですかwww。

まず動き始めるのはダンゴムシ系でしょうかね。
ちなみにダンゴムシは許せますが、ワラジムシは許せない派です。
やつらには可愛げが全くない。
↑カタツムリは許すが、ナメクジを許さんのに似ていますね
No title
ダンゴムシとワラジムシ、似ているのに好感度が違う……わかるような気もします。
僕の場合、ココノオビアルマジロは好感度が高いのですが、ミツオビアルマジロは今ひとつ……(笑)。
ダンゴムシを見るとなんとなくココノオビアルマジロを連想してしまいます。
No title
ある人が言いました、ダンゴムシは小学生(低学年)では貨幣ですらあるとwww。
そしてワラジムシは偽貨幣。←ここ自分の解釈
No title
ダンゴムシが貨幣だとすると、きれいで珍しい青いダンゴムシは金貨クラスかも?
イリドウィルスというのに感染したダンゴムシは青くなるそうで、そうした研究をしている小学生もいました。

誰だったか……ワラジムシをダンゴムシと間違え、強制的に指で丸めようとしていた人がいた──なんて話を聞いたことが。
No title
そうなると、アルマジロは大判か・・・
アルゼンチン辺りの子供は大金持ち!
No title
ココノオビアルマジロがハムスターかモルモットくらいのサイズだったら、人気ペットになって需要もあったのではないか……などと密かに思っています。

実際のサイズだと……なかなかパワフルで、家の中で飼っていると、あちこち破壊されちゃうみたいですね。
No title
フチグロトゲエダシャク鹿児島にもいるかもしれませんが会えません・・・
おまけにペアが見られてよかったですね!☆ポチ♪
No title
フユシャクは♂が地味なので♀ばかり撮っていたのですが、フチグロトゲエダシャクに限っては♂もイイ感じでした。
しかもペアでいるところを撮ることができてラッキーでした。
No title
始めまして。。。冬にも蛾が見られるの始めて知りました
蚕の最後の蛾は晩秋ですカスタビカの繭は冬の間口は開きませんでした同じ繭でも生育が違うのですね。。でカスタビカ調べてきました
山繭の一種と分かりやっと巡りあえた感じで感激しています
あの物体が卵と分かり大事に育てていこうと思います。。ありがとうございました
No title
僕も初めてフユシャクを知った時は、♀の翅が退化していること、わざわざ冬に活動することに驚きました。

ウスタビガですが、繭が目立つのは枝が裸になる冬ですが、その頃には繭はすでにカラになっています(蛹の抜け殻が残っているだけ/※寄生蜂に寄生されている場合は春になって蜂がでてくることがあります)。
繭の上の(排水孔?と逆の方)平らな部分は左右から指で押すと開く構造になっていて、成虫が出た後、閉じてあの形に戻ります。

ウスタビガで検索すると色々おもしろい情報が得られるのではないかと思います。

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