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キマダラカメムシ東京進出/年々増える新顔昆虫!?

キマダラカメムシ東京進出を確認

【キマダラカメムシ】は戦後長崎周辺から九州に広がった外来種だそうだ。最近では九州のみならず中国地方や近畿圏でもみつかっているとか。いずれこちら(東京)でも見られるようになるのではないかと思っていたが、先日、東京でも桜並木とハナミズキ並木でそれぞれ成虫と幼虫を確認した。






キマダラカメムシの臭腺開口部

年々増える新顔昆虫!?

僕が子どもだった頃に比べると田畑は無くなり雑木林は減って、クワガタやシロスジカミキリなど馴染みのある昆虫はだいぶ少なくなった。しかし身近に見ることができる昆虫が減ったという実感はあまりない。
僕が身の回りの昆虫に注意を払うようになったのはここ十何年かだが、子どもの頃には見た事が無かった昆虫も多い。虫見を始めてから新たに東京に進出して来た種類もあるし、最近増えて来たと思われる虫もいる。
街路樹や庭木などについて入ってくることがあったり、温暖化やヒートアイランド現象の影響もあってか南方系の昆虫の北上化を実感する事も少なくない。
年々新たな新顔が見つかるような印象すらあって、昆虫はあいかわらず身近な所にもいるものだ──という感じがしている。

ということで、比較的最近見かけるようになった虫をいくつか紹介してみたい。
カメムシでいうと【マツヘリカメムシ】も今年の2月、僕は東京ではじめて見た。



最近はサクラの幹などでごく普通にみかける【ヨコヅナサシガメ】も僕が子どものころには見たことがなかった。昭和初期に九州に入って来たとされる外来種で、その後生息域を広げ、1990年代に関東地方でも見られるようになったとか。




今では一番多く見かけるサシガメという印象。冬にはサクラの幹のくぼみなどで集団越冬している幼虫たちをよく目にする。葉を食害する毛虫やイモムシなどを餌にしている点では益虫と言えるかもしれないが、むやみにつかむと針のような口で刺すことがあり、とても痛いらしいので、虫とり遊びをする子ども達には教えておくべき虫の1つだと思う。

探さずとも目に入ってくるチョウでは【ツマグロヒョウモン】。本州では1980年代までは近畿地方以西でしか見られなかったそうだが、生息域が北上し1990年代以降東海地方から関東地方南部でも見られるようになり、2002年には北関東でも目撃されるようになったとか。
僕は何年か前に東京と埼玉の境で初めて見たが、あっというまに広まったという印象が強い。今ではごく普通に見られるようになっている。









ツマグロヒョウモンからちょっと遅れて目にするようになったのが【アカボシゴマダラ】。日本では奄美大島とその周辺に固有の亜種が分布しているそうで、本来本州にいるようなチョウではなかった。ところが1995年に埼玉県で確認され、2006年には東京都内で発生。中国大陸産のものが人為的に放蝶(ゲリラ放虫)された可能性が高いと考えられているらしい。これも、あっという間に増えたという印象。


アカボシゴマダラ急増中

【ムラサキツバメ】南方系のチョウで1990年代までは近畿地方以西・四国・九州に分布すると考えられていたが、1990年代後半以降、東海・関東・福島県で確認され分布を寒冷地方へと広げつつあるらしい。


僕が(埼玉寄りの東京で)ムラサキツバメの成虫を見たのは2009年。幼虫は今年(2011年)初めて見た。街路樹のマテバシイのひこばえの葉にアリにガードされていた(画像)。Wikipediaによると、【ムラサキツバメの幼虫は体からアリの好む液体を分泌し、トビイロケアリなどのアリに守られる代わりにアリに分泌物を提供するという共生をおこなうことが知られている】とのこと。
近年生息地を拡大している原因としては、温暖化や幼虫の食草となるマテバシイが街路樹や庭木として盛んに植樹されるようになったことも関係しているとみられるとか。

他に最近見かけるようになった大物のチョウでは【ナガサキアゲハ】がいる。ちょくちょく見かけるのだが、まだ画像に納められずにいる……。

甲虫では……子どもの頃には良くみかけたシロスジカミキリはだいぶ減ってしまったが、逆に市街地で増えているカミキリもいる。
【ルリカミキリ】は大型でごついシロスジカミキリに比べるとかなり小型でかわいらしい印象のカミキリだ。




ナシやリンゴの害虫として知られていたらしいが、僕は子どもの頃には見た事が無かった。当時(昔)は生け垣と言えば、マサキかサワラだったが、最近はベニカナメモチ(レッドロビン)が増え、それにともないこれをホストとするルリカミキリも市街地で増えてきている──ということらしい。

他にも近年見られるようになった虫、僕が子どもの頃には見た記憶が無い虫は少なくない。
激減したりいなくなってしまった種類も多いのだろうが、新たに現れる種類も後を絶たない感じがする。

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コメント

No title
ツマグロらしき蝶とその蛹、北海道でも見られるとおもいます。
在来の生き物がいなくなってしまうのではと心配になってしまいます。
No title
昆虫が広がるのは早いですね。
都市化など環境が変わる事で昆虫を含む生態が変わるという要素も大きいと思いますが、移入種が侵入する事で生態系の構成メンバーが変化するという事もあるのでしょうね。
No title
いつも面白い昆虫が出てきますね^^
わぁ~ぎょえ~~!!って言いながらも見ちゃいます(*^^)vポチ凸
No title
ありがとうございます。
今回は市街地(僕の住んでる周り)でよく見られるようになった虫のいくつかを紹介してみました。
実際の虫はニガテという方も、画像を見るだけなら無害ですから(笑)、楽しんでいただければ嬉しいです。
No title
これがクサギカメムシだと思ってました。キマダラカメムシという名前だったんですね以前このカメムシの名前を知りたくてネットで調べたところクサギかなと勘違いしてました。
子供の頃 セミ取りに行くと必ずこいつも一緒の木にいました。
出身地や桜の木で活動ということで納得しました。
カメムシは何百種もいるらしくほんの一部しか知りませんが僕の中では、こいつの臭さはカメムシの中でもトップレベルではないかと思ってます。かなり臭いですよね。
No title
キマダラカメムシはクサギカメムシと似てますね。
ブログでも、よくクサギカメムシに間違われている記事を目にします。

キマダラカメムシは指にとまらせて撮影したりもしたのですが、悪臭は放たれた事がありません。このカメムシの臭さもトップクラスですか。
機会があったら、試しに嗅いでみたいと思います。

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