FC2ブログ

重力エスカレーター


原発事故の影響をうけ電力不足への危機感が高まり、節電が求められる昨今である。
計画停電が行われた当初、近所のダイエーに行ったら1階と2階をつなぐエスカレーターのうち《下り》だけが止められていたことがあった。
「節電にご協力ください」というようなプレートがかかっていた。
《昇り》を止めてしまうと2階へ行く客が減り、それでは売り上げに影響がでるという判断で《昇り》は止められなかったのだろう。

いずれにしても、節電対策で下りエスカレーターだけが止められていた。
このとき思ったのは「《下り》ならば電力を使わずに動かせるだろうに」ということだ。
高い所から低い所への移動ならば、電力など使わなくても重力を使ってできるはずだ。ステップに乗った人の「重みで低い方へ移動する(下がる)」ようにすればよい。
安全のためスピードが出過ぎないようコントロールすることは必要だろうが、それは機械的なしくみでも(電力を使わずに)可能だろう。

もっといえば、《下り》で人が降りるときの力を使って発電機を回し、電力を生み出すことだってできるはずだ。「落差」を利用して発電する水力発電と原理は同じ。
例えば下りエスカレーター天井の照明などは人がエスカレーターを使用しているときに点灯すればよいわけだから、人の降下運動によって生み出された電気を利用して点灯するようにすれば、外部からの電力は使わずに済む。

さらに、駅のエスカレーターなど時間帯によって《下り》が《昇り》よりも明らかに利用率が高い状況では、多くの人(重い)が降下する力を利用して、《昇り》側の少ない人(軽い)を上昇させるなんてこともできないではない。シーソーで重い方が下がり軽い方が上がるのと同じ原理だ。(※イラスト)
こんなシステムができれば、ずいぶん節電になるのではないだろうか?

重力を利用した(下り)エスカレーターを使えば、とりあえず電力を使うのは《昇り》だけで済む。
その《昇り》も《下り》の重さを利用すれば、電力をある程度(重力で)カバーできるだろう。

さらに想像を広げれば、供給電力に余裕のある夜間に、例えば(重り用の)水をくみ上げておき、この水(重り)を《下り》側に使って《昇り》側を動かす事も(理屈としては)できるはずで、電力需要の高まる時間帯の節電になるし、割安な夜間割引を利用する事で電気代も節約できるかもしれない。
もっとも夜間にくみ上げた重り用の水を貯めておくスペースや設備の強度なども必要だろうから現実的かどうか検討する余地はあるだろうが……。

ダイエーの節電対策で止まった下りエスカレーターをみて、そんなことを考えてみたしだい。

スポンサーサイト



コメント

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理者のみに表示

トラックバック