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コノハムシの歌~考察

野口雨情・作詞/中山晋平・作曲の童謡『黄金虫(こがねむし)』

 黄金虫は 金持ちだ
 金蔵建てた 蔵建てた
 飴屋で水飴 買ってきた


は有名だが……金蔵を建てるほどの金持ちの歌のサビに、なんで安価な水飴が出て来るのかよくわからない。
どう解釈すべきか考えているうちに、頭の中で「コガネムシ」が「コノハムシ」に置き換わってしまった……。

童謡『こがねむし』のメロディーにのせて…



 


 


コノハムシが仲間にかじられるという事故はしばしば発生する。最初はなわばり争い等のケンカで噛み付くのだろうかとも考えたのだが、どうも本気でエサと間違えて食ってしまうことがあるようだ。
コノハムシは仲間が接触すると、体を揺すって追い払おうとするが、それでもたまにとまられてしまうことがある。そのまま食餌タイムになると、とまったコノハムシは葉を食うように相手の翅や腹のふちをかじり始めてしまう。
コノハムシの腹や脚の張り出した部分には初めから穴があいていることもあり(虫食いの葉に擬態)、多少かじられた程度ではあまり問題ないようだ。
上の(3枚目)画像の個体の腹の欠けた部分は、かじられた痕なのか最初からこうなのかハッキリわからない(この個体は右側の中脚・後脚に最初から穴があいているので、腹のふちもこの延長かもしれない)。
で、実際に翅をかじられた個体が↓


4コマ漫画だと…



 


 


 


コノハムシ漫画より

完璧なカムフラージュゆえの事故!?

こうした事故(?)は、コノハムシが密集していると起こりやすいようだ。
「過ぎたるは なお及ばざるがごとし」──完璧なカムフラージュのデメリットのようにも思えるが、よく考えてみると、コノハムシが密集しているということは、周辺の葉には食痕のあるものが多いということだ。食痕のある葉が多いところでは、食痕のあるカムフラージュの方が目立ちにくい。
密集域のコノハムシは齧られることで、より隠蔽擬態(カムフラージュ)を完璧なものにしているのかもしれない。

コノハムシ~卵から成虫まで~ ※タイ産コノハムシ まとめ編

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コメント

No title
本人たちでも間違えることあるんですね~
それがまたさらに敵の目を欺いてるなんて、恐るべし!

漫画、凄いですね!!
コノハムシ、いつか飼ってみたいです。
No title
>>めいぷるしろっぷさん

天敵に食われないように苦労して(?)葉に似せてきたハズなのに仲間に齧られちゃうなんて……ジョークみたいでしょう?
観察すればするほどフシギな昆虫です。

マンガの方は……そんなコノハムシの生態について漫画ならわかりやすくまとめられるのではないかと思い立って、初代を飼っていた時に描いてみたものです。
No title
擬態が上手すぎるのも
良くないのかも(笑)
No title
>>俺の名か俺の名はレイ南斗水鳥拳のさん

とにかく葉にそっくり。
葉を食いに来たサルかなにかに葉と間違われて食われちゃう……みたいなコトも、ひょっとしたらあり得るかも?
No title
こんばんは~
この歌、野口雨情が作ってたんですね!知らなかったです
僕は雨情の詩では「雨降りお月さん」が大好きなんです
それにしても、擬態が原因で齧られるなんて、ほんとにギャグ漫画みたいな、というか、漫画向きの虫なんですね~(w
齧られた虫は災難なのかもしれませんが、大変面白いです!ぽち!
No title
>>のこぎるさん

童謡は、誰が作ったか知らずに覚えているものが多いですね。
『黄金虫(こがねむし)』については、「あの童謡、じつは歌われていたのはチャバネゴキブリのことだったらしいよ」というトリビア(?)を知って驚き、そのとき野口雨情の作品だったと知りました。
最近、そのチャバネゴキブリ説がアヤシイという説を知り(ホントはタマムシのことだった?)、ふたたびこの童謡に注目していて、ふと浮かんだ替歌『このはむし』でした。
コノハムシの生態も、野口雨情の『黄金虫』とはまた違った意味でミステリアスです。
コメント&ぽち!ありがとうございました。

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