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掌篇『フユシャク探し』

フユシャクは冬にだけ見られる蛾。原稿用紙で3枚半ほどのショートショート。

01フユシャク探しA
02フユシャク探しB
03フユシャク探しC
04フユシャク探しD


僕が虫見を始めたころ、初めてフユシャクのメスを見つけたときには、この風変わりな生き物はいったい何なのだろうと驚いたことを覚えている。その頃は、どこでどんな虫を見たか、それぞれの場面を覚えていたが、段々思い出すのにてこずるようになってきた。記憶の劣化を感じることが多い昨今──そんな僕自身の経験から頭に浮かんだ話。
ちなみに冒頭のカットで使っている昆虫の画像は、イチモジフユナミシャクのメス。フユシャクのひとつで、オスとはずいぶん違った姿をしている。狭山丘陵周辺では12月の後半〜1月の上旬頃に桜の古木でよく見られる。

05イチモジフユナミシャク♀♂
昼間のオスは?イチモジフユナミシャクより⬆

まるで別種なフユシャクの♂と♀〜冬尺蛾記事一覧
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コメント

No title
記憶力が悪くなって、個体数が減ってしまってるんですね…
身につまされます(^ ^;
モスキート音が聞こえなくなって、蚊がいなくなったと思った人がいたのを思い出しました。
元々わたしは虫の位置など覚えてるのが苦手なほうで
写真を見直してこれどこだっけ?というのがよくあります。
星谷さんは樹の位置もしっかり覚えられていましたよね。

今年は狭山丘陵もその他も全体的にフユシャクが少ないような気がします(;_;)
Re: No title
聴覚で言うと、キリギリスの「チョン・ギース」の「チョン」が聞こえにくくなっていることに気がついた時は唖然としました。
(その頃投稿したのがキリギリス幻想/https://hoshtani.blog.fc2.com/blog-entry-212.html
NHKの「ファーブル昆虫記」(DVD)で、海野和男さんと奥本大三郎さんが「歳をとってササキリやウマオイの鳴き声が聞こえにくくなった」と嘆いているのを見て、生粋の虫屋さんでも、そうなのか……と思ってみたり。

昔はどこで何を見たのか覚えていたものですが、最近はメモをとらないとアヤシイ感じになってきました。

今シーズンは、クロスジフユエダシャクの婚礼ダンス〜ペアは観察できましたが、そろそろなイチモジフユナミシャクはオスを1匹見たのみです……。
老化ネタ2/2
 聞こえない老化と聞こえ続ける老化、どちらが切ないですかねぇ(24時間365日耳鳴り)

 フユシャクなる蛾について知ったのは秋山亜由子の『虫けら様』という短編漫画集ででした。同著に出て来たネジレバネもそうですが、卵を産むエネルギーの節約という事情があるとはいえ、メスは飛べなくて損だなぁと思います。
Re: 老化ネタ2/2
視力・聴力・記憶力の劣化を感じる昨今……そんな思いを込めて記してみました。

昆虫は種類も多いだけあって、いろんな生存戦略実験(?)をやっているので、なかなか興味深いです。フユシャクもそのひとつですね。種類によって出現時期が限定的なので、旬の時期に見ておかないと、なんたが損した気になってしまいます。

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