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昆虫画像:ブログからテレビへ

昆虫画像雑感:ブログからテレビへ
先日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(@日本テレビ)で僕が撮影した昆虫画像(シャチホコガ幼虫)が使われたようだ。もちろん僕は昆虫写真家ではないのだが、拙ブログの昆虫画像が番組制作スタッフの目にとまり、使わせてほしい旨の連絡をいただいて、こういうことになった(経緯)。
僕が撮影した映像や写真がテレビ番組や書籍・雑誌で使われたことは、これまで何度かあったのだが──、
01Ferretカメレオン
個人ブログにあげていた昆虫画像が、大手メディアのテレビ番組で使われるという展開は、ちょっとフシギな気がする……昔は考えられないことだった。

インターネットがまだなかった時代──テレビ番組や書籍などのメディアが昆虫の写真を必要とするときには、プロの昆虫写真家から調達するのが一般的だったろう。業界で実績のある一握りの昆虫写真家に〝需要〟が集中し、昆虫写真の対価もそれなりに高額だったろうと想像する。

それが今ではカメラの性能が格段に進歩し、素人でもクオリティの高い昆虫写真が撮れるようになった。そして素人が撮った画像や動画はインターネットで気軽に公開(発信)されている。
ネット上にはアマチュアカメラマンが撮った昆虫画像・動画があふれかえっており、誰でも──もちろんテレビ番組制作スタッフや出版社の編集者も、お目当ての昆虫を簡単に検索できるようになった。ネット上に無数にあげられたアマチュアカメラマンたちの作品も、メディアの〝素材〟候補となりうるようになったということだ。
必要とする〝素材〟をインターネットで見つけ、使用許諾をとりつけて利用できれば手っ取り早い──アマチュアが公開している写真で用が足りるなら、経費の節減にもなるので都合も良い。かつて一部の昆虫写真家の独占市場だった「昆虫の写真・動画」の使用料は値崩れをおこしているのではあるまいか?

カメラの進化とインターネットの普及で、アマチュア昆虫写真家は激増した。しかしメディアの〝需要〟に対して〝供給〟が拡大したことで、逆に昆虫写真で商売するプロの昆虫写真家は、育ちにくくなっているような気もする。
昆虫写真家として名を残すのは、インターネット以前から活躍していて既に地位を確立している一握りの方たちだけではないか……そんな気がしないでもない。
もっとも、これは昆虫写真に限ったことではないのかも知れないが……。



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コメント

No title
鉄腕dash、録画してみました。
枯葉に擬態したやつとか、指に乗ったやつが使われていましたよ。
撮影:星谷仁、と出ていました。

プロの写真家の件、たしかに育ちにくくなっていそうです。
野鳥写真については、考えたことがありましたが、昆虫や花などもプロの人はやりづらいというかすごく厳しくなりそうです。
ちょうど先日、コロナ禍でミュージシャンがYOUTUBE等で音楽を無料で提供することについて、きちんと有料にすることでアーティストを守らなくてはいけないという話を聞いたのですが、それと共通するような気がしました。
Re: No title
ありがとうございます。番組制作の方から使いたい画像について指定があったのですが、それが使われたようですね。使用する際にはクレジットが入れられるとのことだったので、「撮影:星谷 仁」というような表記をリクエストしておきました。

カメラの進化とインターネットの普及で、鳥・虫・花などの写真を公開するブロガーさんが増えて、番組制作会社はネット経由で必要な素材を集めるのが今のスタイルなのかなと感じています。テレビの視聴率もインターネットの普及以前に比べれば落ちているだろうし、番組制作費もおそらく削減方向で、制作下請け会社は低予算での番組作りを強いられているのではないかと想像してます。

以前、『タモリ倶楽部』で放送使用料の高い生物映像を紹介する回があって、ザトウムシやヨツコブツノゼミの映像(いずれも©海野和男写真事務所)は10秒あたり5万円でした。YouTubeができる前の2004年の放送だったはずですが、今ではだいぶ事情が違っているのだろうなぁと思っています。

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