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2018年12月の記事 (1/2)

水色の翅の天使!?イチモジフユナミシャク♀

大晦日に今季最高の美麗イチモジフユナミシャク♀

イチモジフユナミシャクは年に1度、冬にだけ出現するフユシャク(冬尺蛾)のひとつ。昆虫なのにわざわざ冬に活動するという生態もユニークだが、メスの姿が変わっていて、色あいのきれいなものがいたりする。発生期間中に1度は見ておきたい美麗個体だが、イチモジフユナミシャクを鑑賞できる期間はそう長くない。狭山丘陵では12月半ばから姿を見せ始めていたが、徐々に産卵後のしおれた個体が目につくようになってきた。美麗個体を求めてイチモジフユナミシャク♀がよくみつかるサクラを見て歩くことはすでに何度か記した通り。そして2018年もとうとう最終日となった今日──いちおう、サクラッチ(桜ウォッチ)に出かけてみたのだが……今シーズン最も美しいイチモジフユナミシャク♀を見ることができた。






サクラの日陰側にとまっていたイチモジフユナミシャク♀。翅の水色と腹のパールホワイトに黒い模様がクッキリあざやか。翅の黒帯模様が分断しているものの、充分美しい。胸から前翅にかけての水色は、背景の樹皮にみられる地衣類の淡いブルー~グリーンに似ている。これに黒い分断模様が入ることでボディーラインをかく乱し背景に溶け込んで見える隠蔽効果があるのかもしれない。






翅が退化して小さくなったイチモジフユナミシャク♀のフォルムは、ちょっとクリオネに似ている気もする。クリオネが《流氷の天使》《流氷の妖精》などと呼ばれているのだから、このイチモジフユナミシャク♀も《水色の翅の天使》《水色の翅の妖精》と呼んでよいのではあるまいか?
まだささくれたり剥がれたりしていない新鮮な個体の鱗粉をアップで──、




美しい色合いに感心しつつ、しばし鑑賞。ここにこの美麗個体がいることに気がついたのは僕だけかもしれない。僕が今日ここへ来なければ、この美しい姿を誰も見ることなく、この♀は活動を終えて姿を消していた可能性も高い……だとすれば、なんともったいないことだろう。このメスを見ながら来てみてよかったとしみじみ思うのであった。
最後に大きさがわかるように直径20mmの1円硬貨との比較画像を↓。


日陰のため片手撮影では鮮明な画像がとれなかった……。ちなみに、他の接写画像は、100円グッズのつっぱり棒(地震対策用家具転倒防止伸縮棒)を一脚がわりに撮影したもの。
メスのユニークさを実感できるように、メスとは形も色も全く異なるイチモジフユナミシャクのオスの姿を──↓。




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イチモジフユナミシャク美麗♀

イチモジフユナミシャク♀は個体によって見映えが違う。きれいな個体にであうと嬉しいし、1年に1度だけ期間限定で、せっかく発生しているというのに、見られる時期に見ておかないと損をしたような気がする。バーゲン商品はその期間でなくても定価で買えるが、フユシャク(冬尺蛾)はその期間を逃すと、もう見ることができない。ということで、桜を中心に「春の花見」ならぬ「冬の幹見」をするのであった。

イチモジフユナミシャク美麗♀を探して…



サクラの幹で見つかることが多いイチモジフユナミシャクのメス。水色の前翅がお気に入りだが、この色はサクラの幹上で見られる地衣類の淡い青~緑色に似ている。同個体↓。






イチモジフユナミシャクは発生期間はよく目にするものの、美麗個体に出会うチャンスはそう多くない。今回は直近の比較的きれいなメスを選んでみた。


桜の古木にとまっていたスタイルの良いイチモジフユナミシャク♀。半身に陽が当り半身影になってしまうので、影をかけて撮影↓。


背面から見るときれいだが、腹部側面の黒いリング模様は小さく不明瞭だった。


同じ古木の反対側──日陰の幹にとまっていたイチモジフユナミシャク♀↓。


このメスは黒いリング模様がきれいに出ている。これは気門の周辺模様ということになるのだろうか。形としては眼状紋(目玉模様)と言えるのかもしれないが、いわゆる眼状紋の効果──鳥等の天敵を威嚇したり頭部と逆の方向に注意を引きつける陽動効果(捕まりにくくなる?)など、生存率に有利に働くほどの役割りがあるのかどうかは疑わしい。形成上の事情で気門周辺に色素が集まりやすい(?)──というような偶然の産物という気がする。
この腹部側面の黒いリング模様が大きな個体↓。鉄道柵にとまっていたメス。


イチモジフユナミシャク♀の(あくまでも個人的な)美麗基準は先日も記した通り──、
①前翅の水色(青~緑)が濃い
②前翅の黒い帯模様が明瞭
③腹部の白地部分はパールホワイト(黒い鱗粉がなるべく混じらない)
④腹部背面の節ごとに対になって並ぶ黒紋が明瞭
⑤腹部側面の黒い輪状紋が明瞭
⑥産卵前のぷっくりした体型
⑦鱗粉がきれいに整っている
などだが、まず着目するポイントは前翅の水色の度合いだ。フユシャクの存在を知ってその姿を探すようになった頃、青みの強いイチモジフユナミシャク♀に出会って「こんなにきれいなフユシャクがいるのか!?」と驚いたことがあった。オオミズアオやアオシャクの仲間など、淡い青~緑色の蛾にはきれいなものが多いとは感じていたが、(それまで地味なイメージがあった)フユシャクにも美麗種(美麗個体)がいるとは思っていなかった。そんな思いもあってイチモジフユナミシャク♀の美麗個体を探すようになったのだが……コンクリート擬木の支柱のふちにとまっていたメスの翅が良い感じだった↓。




陽の当たる場所にいたため、新鮮な鱗粉が輝いて見える。背面から見ると……背中中央に並ぶ黒い紋はやや不鮮明だった。


ちょっと撮りづらい位置だったので、近くのサクラの幹に移動させて撮影↓。


水色の前翅もキレイだが、真珠のような輝きの白い腹も美しい。大きさは、こんな感じ↓。


前翅がベージュのイチモジフユナミシャク♀など



苔むしたサクラの幹の日陰側にとまっていたイチモジフユナミシャク♀。一見、白っぽい固体で、水色の翅を期待していた僕は、ちょっとガッカリしかけたのだが……よく見ると前翅は、その下からのぞく白い後翅や白い腹とは違う色をしている!?


このメスの前翅はベージュもしくはクリーム色をしていた。イチモジフユナミシャク♀は、水色の胸(背面)と白い腹の間に、あわいベージュの節があるのだが、それと同じ色だった。水色の翅とはまたおもむきが違うが、これはこれで美しい。


サクラの古木にとまっていたイチモジフユナミシャク♀↑。これも白っぽく見えたが、翅はベージュではなく、水色が薄いだけという感じ。前翅の黒帯模様はほとんど消失していた。しかし、これも新鮮な個体でスタイルは美しい。




サザナミフユナミシャクの愛称!?他

サザナミフユナミシャク@東京



木製手すり接続部の溝に沿うようにとまっているフユシャクのメスをみつけた。目に入ったときは、翅が大きめだったのでクロオビフユナミシャク♀が頭に浮かんだが……それにしては細長い!? よく見るとサザナミフユナミシャクのメスだった。


ネット上の画像では見たことがあったが、実際に目にしたのは初めてだったかもしれない。クヌギやコナラといったありふれた食樹で育つらしいが、そのわりに分布は局所的らしい。


このメスがいた手すりの近くにはクヌギが生えていたので、そこで育ったのだろう。


サザナミフユナミシャク♀の大きさは、直径20mmの1円硬貨と比較すると、こんな感じ↓。


フユシャク(冬尺蛾)のメスとしては大きめの翅だが、オスと比べると退化していることは明らか。サザナミフユナミシャク♂は、こんな姿↓。


和名に「ナミシャク」が入る蛾は、翅に波模様が入っていがちで、このオスも翅の裾(?)の方に波模様が入っている。この波は数字の「3」のくり返しにも見えるわけだが……サザナミフユナミシャクではこの数字模様が「3373」だったらいいのに……と思ってしまうのは僕だけであろうか? 「3373」なら「サザナミ」と読めるのに……残念。しかし、野帳をつけている人は記入時間を節約するために、きっとサザナミフユナミシャクを「3373」と記しているに違いない(?)。「サザナミフユナミシャク」と記すのは煩わしいが「3373」ならラクで速い。ただ、記入記号としては重宝しそうだが、口述するときは「さんさんななさん」は「サザナミ」よりも言いにくくなってしまう。となれば口述のさいにも言いやすいニックネームが必要なではないかと思い立った。そこで閃いたのが「波平(なみへー)」──言わずと知れた人気漫画『サザエさん』の登場人物・磯野波平である。「サザエさんの波平」略して「サザ波」というわけ。野帳に記入する時は、「波へー」の「へー」の長音記号を「波」形にして「へ~」と記して、これだけて「波へー」と読む。
「へ~」→「波へー」→「サザエさんの波平」→「サザ波」→「サザナミフユナミシャク」というのは、どうであろうか?
余談だが……今回の件で『サザエさん』を検索して「えっ!? そんなバカな!」と思ったことがある。「磯野波平」は54歳! 波平が僕より若かったなんて……。

冬尺蛾♀では大きめの翅・クロオビフユナミシャク



サザナミフユナミシャク♀を見たとき(翅が大きいということで)頭に浮かんだクロオビフユナミシャク♀。このメスは陽に当たる擬木の上にいたのだが、鱗粉がテカって浮き上がって見えるので、影をかけて撮影↑。冬の浅い角度の陽射しにあたっているのをそのまま撮るとこうなる↓。


今シーズンはクロオビフユナミシャクが多い気がする。


ホルスタインちっくなチャバネフユエダシャク



サザナミフユナミシャク♀とは対照的に翅が消失しているチャバネフユエダシャク♀。こんなところにも↓。


サザナミフユナミシャクを「波平」と呼ぶ人はいないかも知れないが、チャバネフユエダシャクの愛称「ホルスタイン」は広く定着しているのではあるまいか?


これでも立派な蛾の成虫↑。ユニークきわまりないチャバネフユエダシャク♀に対して、平凡(?)な姿のオス↓。


フユシャク亜科のフユシャク♀



やはり翅が消失したフユシャク亜科のフユシャク♀。


クロスジフユエダシャク♀



オスの乱舞の時期はもうとっくに終わってしまったが、まだ単独のメスは見かける。

イチモジフユナミシャク♀色々

今が旬の《水色の翅の妖精》!?

年末の何かとあわただしい時期にこっそり(?)出てくるイチモジフユナミシャク。狭山丘陵ではクリスマス前後が旬ではないかと見ている。フユシャク(冬尺蛾)なので、メスの翅は退化して蛾とは思えないようなユニークな姿をしている。《流氷の天使》《流氷の妖精》などと呼ばれるクリオネにちょっと似ていなくもない?──《陸のクリオネ》と密かに呼んでいるのは僕だけであろうか? 中にはクリオネの翼(?)ほどの小さな翅が淡いブルーのきれいなものがいる。《飛ぶことができない小さな水色の翼をもつ小さな生き物》といえば、メルヘンチックな感じがして、見てみたくなるのではなかろうか? 希少な種類ではないけれど、見られる時期は限られている。正月明けには産卵後の個体が目立ってくるので、やはり旬の時期に見ておかねば……という気持ちになりがちな昨今である。
イチモジフユナミシャク♀は個体によって見映えに差があることは前の記事でも触れているが、個人的な美麗基準をあらためて記すと次のようになるだろうか。

①前翅の水色(青~緑)が濃い
②前翅の黒い帯模様が明瞭
③腹部の白地部分はパールホワイト(黒い鱗粉がなるべく混じらない)
④腹部背面の節ごとに対になって並ぶ黒紋が明瞭
⑤腹部側面の黒い輪状紋が明瞭
⑥産卵前のぷっくりした体型
⑦鱗粉がきれいに整っている

イチモジフユナミシャクはサクラッチ(桜ウォッチ)見つかることが多い。全ての条件がそろった美麗固体にはなかなか出会えないが、今シーズン出会ったイチモジフユナミシャク♀から──。


桜並木沿いのフェンス支柱にとまっていたイチモジフユナミシャク♀。前翅の淡い水色は、まあまあ。その水色の翅に走る黒い帯模様もクッキリと出ている個体。




腹部側面の黒リング模様もなかなかきれいに出ている。


撮影中、風が強まり、メスが動き始めた↓。




同じ桜並木沿いのフェンス支柱にとまっていたイチモジフユナミシャク♀↓。

前翅の水色は、やや薄め……。


全体的にはきれいな印象だが、前翅の黒帯模様は途切れかけていて──、


腹部側面の黒い輪状紋は小さめで、やや不明瞭な個体だった。撮影中わずかに陽が射して、翅やボディを覆おう鱗粉が反射──鱗粉が整っている新鮮な個体では光沢感が出て美しい。


イチモジフユナミシャク♀はサクラの幹で見つかることが多いが、接写するにはちょっと高いところにとまっていたりもする……。


苔むしたサクラの幹の日陰側にとまっていたイチモジフユナミシャク♀。引きの画像は(逆光で暗くなるため)フラッシュの強制発光で撮影。やや高い位置だったので、ちょっと迷ったが……プチ木登りを敢行。左手一本で斜め懸垂をするように体を支えながら右手でカメラを構える。ぷるぷるする前になんとか撮った画像が↓。


前翅はあわい水色できれいだが、その前翅の黒帯は途切れかけている。腹部側面の黒輪状紋は形や大きさはイイ感じだが、全体的にじゃっかん黒い鱗粉が混ざってごま塩模様になっている。
サクラの木でみつけたイチモジフユナミシャク♀から──↓。


青みがほとんどなく白っぽい個体↑。腹部側面の黒リング模様はきれい。


やはりサクラの苔むした日陰側にとまっていたイチモジフユナミシャク♀↑。ちょっとクリオネを思わせるような体型はイイ感じ。青みは薄く、前翅の黒帯模様は大きく分断している。


苔むした桜の日陰側にとまっていたメス↑。前翅は水色だが、ちょっと展開がいびつ? 全体的に黒い鱗粉が散在し、ごま塩模様になっている。
最後に、サクラの木のそばにある案内板の擬木支柱にとまっていたイチモジフユナミシャク♀↓。


前翅は水色で黒帯も太い。水色の前翅の下から白っぽい後翅がのぞいている。イチモジフユナミシャク♀は後翅が前翅のフチよりも前方にせり出す姿勢でとまっていることも多い。


水色の翅に黒く太い帯模様は立派。ただ、じゃっかん水色や白い部分の中に黒い鱗粉がまじっていたり、逆に黒帯模様の中に水色や白色の鱗粉が混じっているのがおしい……。腹の黒リング模様はまあまあといったところ↓。


特徴的な模様や色彩がクッキリ鮮明に分かれている方が鑑賞価値は高そうな気がするが……イチモジフユナミシャク♀にとっては、そんなことはどうでもいいことだろう……。多少ごま塩模様であった方が(天敵の鳥などに対しては?)隠蔽効果があるのかもしれない。と、すれば、どうしてこんなキレイなデザインができあがったのか不思議に思えてくる(もっと輪郭がわかりにくいランダム模様の方が実用的だった?)。美しさと不思議さがからんだイチモジフユナミシャク♀のデザイン・カラーリングがますます興味深いもののように感じられるのであった。


ギボッチ&桜っちで冬尺蛾

緑地の擬木柵などは昆虫観察の意外なスポットだったりする。そんな擬木を中心に虫探しをする「擬木ウォッチ」を僕は略して「ギボッチ」と呼んでいる(ちなみに擬木ウォッチをする「擬木ウォッチャー」は「ギボッチャー」)。そして毎年この時期になると、イチモジフユナミシャクやチャバネフユエダシャクなどフユシャクががよくみつかるサクラにも注目することになる。「擬木ウォッチ」が「ギボッチ」なら「桜ウォッチ」は「桜ッチ」ということで。

イチモジフユナミシャク♀の理想の美麗個体は?



桜並木ぞいのフェンスの支柱に登っていたイチモジフユナミシャク♀。珍しい種類ではないのだが、美麗個体となると目にする機会は、そう多くない。フユシャクなのでメスの翅は退化していて小さい。この前翅が青~緑がかったメスはキレイでお気に入りなのだが、この♀はほとんど青みが無かった。


イチモジフユナミシャク♀の腹部は白っぽく、背中の節ごとに対になって並ぶ黒紋と側面に並ぶ輪状紋があるのだが、この♀↑の腹には白い鱗粉の中に黒い鱗粉も散在してごま塩模様になっていた。
苔むしたサクラのやや高いところにとまっていたイチモジフユナミシャク♀↓。ぷち木登りして撮ってみたが、これも青みが薄い個体だった。


サクラで見つかるイチモジフユナミシャクは、日陰側にいることが多い。このメス↑も日陰側にいたので引きの画像はフラッシュ強制発光で撮影。晴れた日の桜ッチは(冬の太陽は角度が浅いので)逆光がかなりストレスになる。日陰側に多いというのは、鳥など捕食者から見えづらい逆光ポジションを選んでのことなのかもしれない。
やはりサクラの日陰側にいた、メスとは似ても似付かないイチモジフユナミシャクのオス↓。


サクラの日陰側ではないが……サクラの近くにある案内板の支柱の日陰側にとまっていたイチモジフユナミシャク♀↓。


このメス↑は若干青みがあったが、黒い鱗粉が入ったごま塩模様になっていた。
イチモジフユナミシャクは夜行性なので昼間はじっと動かないことが多いのだが……擬木の上を歩き回っていたイチモジフユナミシャク♀↓。


頭を起こし、小さな翅をやや立てて歩いていた。静止モードの姿勢とはずいぶん感じが違う。擬木支柱のふちで止まったところを撮影↓。


このメスは翅に関しては淡い水色でキレイな部類。水色の前翅に黒い帯が走っている個体もいるが、このメスは黒帯が途切れている。腹は白い部分に黒い鱗粉が混じって紋が不鮮明なのが、(ヒトの美観上?)ちょっと残念。


この後、このメスはまた歩き始めた。歩く時は翅を持ち上げ、触角を開いて先端を前に向けていたが、息を吹きかけると触角を倒して静止した。


翅を上げているので腹部側面の輪状紋がよく見える(ごま塩模様になっているのがちょっと残念)。小さな頭部と長い脚が印象的……。


サクラの枝にとまっていたイチモジフユナミシャク♀↓。


水色の前翅はやや色が薄いが、白い腹の黒い紋はクッキリキレイに見える。


個人的な好みでいうと……前翅の青みが強く、できれば黒い帯模様がクッキリ入り、腹はパールホワイトに黒い紋が明瞭なメスが、理想的な美麗モデルなのだが……完璧な個体にはなかなか出会えない。

あわいブルーの冬尺蛾
イチモジフユナミシャク♀は地衣類擬態!?

チャバネフユエダシャク



やはり桜ッチで見つかることが多いチャバネフユエダシャクのメス。イチモジフユナミシャク♀とはまた違った味わいの存在感がある。


イチモジフユナミシャク♀は個体によって、かなり美麗度(?)に差があるが、チャバネフユエダシャク♀では、さほど当たりハズレ感はない。大小体格差があったり産卵前後で体型は変わるていど。
産卵ダイエット(?)で、いくらか腹が凹んできたチャバネフユエダシャク♀↓。


木製の手すりの上にいた産卵前の豊満なチャバネフユエダシャク♀↓。




こんなホルスタインちっくなメスとは全く似ていないチャバネフユエダシャクのオス↓。




クロバネフユシャクのペア他

今シーズンは早め!?クロバネフユシャクのペア



雑木林の木柵にとまっているフユシャクを見つけた。フユシャク亜科のクロバネフユシャク♂のようだ(フユシャクには他にエダシャク亜科やナミシャク亜科の種類がいる)。本来出始めるのは1月らしいが、12月中旬での確認となった。幼虫はクヌギやコナラを食べる関東では普通に見られる蛾だが、全国的には、そうでも無いらしい(?)。交尾に出会うのは難しい種とされている──という情報もあるようだ。最初に目にとまったのはオスだが左の翅が浮いていて、ちょっと怪しい……よく見ると、メスが隠れていた。


クロバネフユシャクのオスには飛翔可能な翅があるが、メスの翅は退化して消失している。


オスとメスは単独ショットでは一見全然違う種類の昆虫のように見えるが、ペアショットでは、これでも同じ種類の成虫であることがわかる。


この画像では見えていないが、メスの腹端には化粧筆(フェイスブラシ)のような毛束があって、産卵のさいに卵塊をおおうコーティング素材として使われる(→【フユシャクの産卵&コーティング】)。

フユシャク亜科のフユシャク♀も出てきた



フユシャク亜科のフユシャクの単独ショット。メスだけでは(僕には)種類がよくわからない。同個体の側面ショット↓。


腹端の化粧筆(フェイスブラシ)のような毛束は、産卵のさいに卵塊をおおうコーティング素材として使われる(→【フユシャクの産卵&コーティング】)。
別の擬木でも↓。


ホルスタインちっくなチャバネフユエダシャク♀



翅が消失したフユシャクでも、フユシャク亜科とはずいぶんと雰囲気が異なるチャバネフユエダシャク♀(エダシャク科のフユシャク)。


別の擬木にとまっていたチャバネフユエダシャク♀↓。


さらに別の別の擬木にて──↓。


やや腹がへこみぎみのチャバネフユエダシャク♀↓。




今季は多い気がするクロオビフユナミシャク



翅が消失したフユシャクとは対照的に、メスの翅が大きめのフユシャク・クロオビフユナミシャク(ナミシャク科のフユシャク)。もちろんオス↓と比べれば翅が退化していることはあきらか。


今シーズンはクロオビフユナミシャクが多いように感じる。このメスの鱗粉がテカったり浮き上がって見えたり──撮影状況によって雰囲気がかなり変わるのは前の記事(【クロオビフユナミシャク♀きらめく鱗粉】)で記した通り。





クロオビフユナミシャク♀きらめく鱗粉

クロオビフユナミシャク♀のきらめく鱗粉





今シーズンは多い気がするクロオビフユナミシャク。メスはフユシャクとしては大きめの翅を持っていて、その色合いやコントラストは個体によって変異が大きいので見どころのひとつなのだが……同じ個体でも撮影条件──光の加減でずいぶん印象が違って見えたりする。


鉄道柵にとまっていたクロオビフユナミシャク♀↑。見つけた時は日陰にいたが、およそ1時間40分後に見ると少し移動しており、陽射しの角度も変わって直射日光の中にいた↓。


直射日光が当る場所にいる昆虫を撮影するとき、そのまま撮ると濃い影ができて画像では黒くつぶれてしまいがちだ。特に冬は太陽の角度が浅いので影の部分が大きくなりがちで気を使う。影を消すためにあえて影を作ってその中に被写体を入れたり、あるいはプチ銀レフ(100円ショップで買ったアルミシートを適当な大きさに切ったもの)を使って光を反射させ影を軽減して撮影することも多い。そんなとき、光の角度や撮影角度の加減でクロオビフユナミシャク♀は鱗粉がテカったり浮き上がってして見えることがよくある。上記のクロオビフユナミシャク♀を光の条件を変えて撮ってみたもの↓。




鱗粉がテカっていないと沈んだ色合いに見えるが、鱗粉が反射すると光沢感がでる。翅がきらめくのはにキレイなのだが、本来の模様がテカりが作る明暗によってわかりにくくなってしまう。ちょっとした加減で印象が変わって写るので、どんな塩梅が良いのか撮影しながら模索することも少なからず。


これは【クロオビフユナミシャク♀色々】で投稿した画像↑。よく見ると翅に鱗粉が敷き詰められているのがわかる。本来の模様がわかりやすい画像として採用したのが↓だった。


これ↑を撮影したのは薄曇りの日で、クロオビフユナミシャク♀の頭部は(雲に隠れた)太陽の方を向いている。実は同じ個体を前日同じような天候で撮っているのだが、そのとき♀の頭部は(雲に隠れた)太陽の方とは反対を向いていた↓。


薄曇りながら、日光が鱗粉の中に差し込むのか、鱗粉が浮き上がって見える。ゴルフでいう芝の順目・逆目のように鱗粉の芝の順目・逆目で見え方が変わってしまう。
これ↓は【フユシャク♀5種】で紹介した欄干上のクロオビフユナミシャク♀。


同じときに撮影条件を少し変えて撮った画像では、鱗粉が浮き上がって見え、翅や体表面の質感が変わって見える↓。


クロオビフユナミシャク♀は意外に(?)鱗粉がきらめいたり浮き上がって見えたりする──他のフユシャク♀よりも鱗粉がテカりやすい気がするのは僕だけであろうか?

昆虫撮影お手軽グッズ

話の中で出て来たプチ銀レフと、接写用一脚として持ち歩いているつっぱり棒↓。


虫見のときに持ち歩いている昆虫撮影グッズ。100円ショップで買ったつっぱり棒(地震対策グッズの家具転倒防止伸縮棒)──これを木の幹や壁面にとまっている虫を接写するさいの一脚がわりに使う。ズーム等カメラの操作をしシャッターを押すのは右手だが、カメラを支える左手につっぱり棒を握って虫がとまっている幹や壁などに押しあて安定させることで、手ぶれを抑える。
つっぱり棒の下にあるのが、100円ショップで買ったアルミシートを適当な大きさに切ったプチ銀レフ。晴れた日など直射日光が当る場所にとまった被写体には濃い影ができて陽の当たる部分とのコントラストがキツくなってしまいがちなので、日光を反射させ影を消したり薄めたりするのに使っている。

フユシャク♀5種

冬の風物詩・フユシャク(冬尺蛾)。このグループの特徴を顕著に現しているのがメス──翅を退化させたユニークな姿が見どころのひとつといえるだろう。ということで、最近目にしたフユシャクのメスを5種。

今シーズン初のイチモジフユナミシャク♀



淡い水色の前翅と腹の側面に並ぶ輪紋がお気に入りのイチモジフユナミシャク♀。今シーズンの初個体が桜並木ぞいのフェンスの上に出ていた。






オスや普通の蛾とはまったく違うフォルム&色合いが独特の雰囲気をかもしだしている。飛翔能力のあるオスの翅はもっとずっと大きく、美しい水色は入っていない。そんなオスを含む過去の記事↓。
あわいブルーの冬尺蛾
イチモジフユナミシャク♀は地衣類擬態!?

今季初のシモフリトゲエダシャク♀だったが…



これも今シーズン初のフユシャクだったのだが……何だか、ちょっとヘン!?




腹の先端がまだ蛹のような感じで、形成不全っぽい。シモフリトゲエダシャク♀は大型でユキヒョウや高級毛皮を思わせるゴーヂャスなイメージが(僕には)あるのだが……ちょっと残念で痛々しい(?)個体だった。とりあえず今季の発生を確認したということで。
本来の美しい姿は、こんな感じ↓
シモフリトゲエダシャク♀@桜
シモフリトゲエダシャクペア&ヒロバフユエダシャク

このところ目につくクロオビフユナミシャク♀



前回(*)も紹介したクロオビフユナミシャク。フユシャク♀の中では大きめの翅をもつメス。その後もいくつか見ることができた。




別の擬木の支柱上面のフチにとまっていたクロオビフユナミシャク♀↓。


模様の色合いやコントラストは固体によって変異がある。
クロオビフユナミシャク♀色々

ホルスタインことチャバネフユエダシャク♀





クロオビフユナミシャク♀の大きめな翅とは対照的に、翅が消失しているチャバネフユエダシャク♀。そのため、より蛾には見えず、ミステリアスな正体不明感(?)を漂わせている。見た目のイメージから「ホルスタイン」の愛称で親しまれているチャバネフユエダシャク♀も続々と出てきた。ギボッチ(擬木ウォッチ)でみつけたメス↓。


擬木支柱の鉛直面にとまっていたチャバネフユエダシャク♀↑と、水平面にとまっていたチャバネフユエダシャク♀↓。


木製手すりのこんなところにも↓。


オスにはないホルスタイン模様がどうしてメスだけにあるのか等、不思議さ満載の存在だ。
ホルスタインちっくなチャバネフユエダシャク♀

翅を広げたクロスジフユエダシャク♀



少し前にはオスたちの乱舞が見られたクロスジフユエダシャクだが、その舞台となった雑木林も今では閑散としており、祭りのあとのよう……。季節の移ろいは早いもので、オスは単体でチラホラ見られる程度になってしまった。擬木では4枚の小さな翅をしっかり広げたメスの姿が見られる。


色合いや模様は固体によって変異がある。


この時期、擬木などにとまっている単体のメスは(産卵前の個体は)姿勢が良い──4枚の小さな翅を展翅したかのようにきれいに広げているものが多い。発生初期~ピーク期に、ペアになっているメスでは翅がきれいに整っているものが少なかった気がする。メスが羽化後どの程度経った時点で交尾に至るのかは知らないが、まだ羽化してさほど経たぬうちに──翅が完全に伸びきっていないうちにフェロモンを発散するのではなかろうか? 未交尾のメスが見えないところに隠れていてもフェロモンを発すると、とたんにオスたちが集まり婚礼ダンスが始まる。そして1匹が交尾を成立させると他のオス達はさっさと引き上げてしまう。交尾中の♀がいても、メス探しをしているオスたちは無反応。また、交尾後オスが離れた後のメスにもオスたちは反応しない。交尾が成立した時点でオスを呼ぶフェロモンはシャットダウンされるのだろう。やはり昼行性のフユシャク・フチグロトゲエダシャクの場合はメスが時間をおいて何度も交尾するというが、クロスジフユエダシャクも同様に複数回フェロモンを放つことがあるのか僕は知らない。ただこの時期、単体で擬木などにとまっているいるクロスジフユエダシャク♀はおそらく(交尾後の)産卵前後の個体であることが多く、羽化からある程度時間が経っているために翅が充分伸びきって「展翅したかのように」広げているものが多いのではなかろうか……。


クロオビフユナミシャク♀色々

フユシャクとしては大きめの翅を持つクロオビフユナミシャク♀

昼行性のフユシャク・クロスジフユエダシャク♂の乱舞も見られなくなり、他の種類のフユシャクがぼちぼち出てきたようだ。
冬の昆虫の主役!?「フユシャク(冬尺蛾)」は年1回、冬に成虫が出現し、メスは翅が退化して飛ぶことができないというユニークな特徴を持ったシャクガ科の蛾の総称。夜行性のものが多く、そうした種類は昼間はじっとしていることが多い。このところ目につくのがクロオビフユナミシャク。フユシャクとしてはメスの翅(退化していて飛ぶことができない)が大きめの種類だ。


フユシャクのメス↑としては大きめの翅だが、もちろん飛翔能力のあるオス↓とは比べ物にならない。


夜行性なので昼間はじっとしている。擬木にとまっていると、オスの大きな翅も意外に(?)目立たない。

クロオビフユナミシャク♀色々・産卵も…

クロオビフユナミシャク♀の(フユシャク♀としては)大きめの翅には模様があって、色合いやコントラストなど個体差があるので、虫見をしていると、そうした変異も楽しめる。ということで、最近見たクロオビフユナミシャク♀をいくつか──。






これはやや大きめの個体↑。色・模様には個体差があるが、体長にも個体差がある。産卵の前後でも腹の長さは変わってくる。
暗めで小さめの個体↓。






手すりや擬木などで見つかるクロオビフユナミシャク♀は、上部のフチに近いところにとまっていることが多い。








模様のコントラストが比較的ハッキリしている個体↑。
明暗模様の明るい部分の割合が多い個体↓。








擬木のくぼみに腹端をつっこんで産卵中とおぼしきメスもいた↓。





姿も食性もユニークなウシカメムシ



晩秋~冬に擬木で目にする機会が増えるウシカメムシ。前胸の左右に大きく張り出した立派なツノ(前胸背側角)が特徴的なカッコ良いカメムシだ。見た目もユニークだが、食性も大いに変わっていて、最近読んだ『カメムシ博士入門』によると、主食はセミの卵だという。

ユニークな体型&模様のウシカメムシ幼虫



擬木にとまっていたウシカメムシの幼虫。10月・11月にはしばしば目にしているが、冬になると見かけるのはもっぱら成虫となり、おそらく成虫で越冬するのだろう。幼虫を12月に見たのは初めてかもしれない。




なんといっても、この肩のあたりから左右に突き出した装甲(?/前胸背側角)がカッコ良い。成虫とはまた違った模様もおもしろい。






ウシカメムシの幼虫は、快傑ゾロ風の仮面に見えたり黒猫に見えたり──空目ネタで取り上げたこともあった。


仮面虫!?…かめn虫…カメムシ 第2弾!】より↑/【ソンブレロ仮面ウシカメムシ幼虫ほか】より↓。


ウシカメムシ成虫



成虫にも、もちろん立派な肩のツノ(前胸背側角)があって、これを牛のツノにみたてて「ウシカメムシ」となったのだろう。幼虫の前胸背側角は薄いが、成虫ではごつさを増している。




カメムシには前胸背側角が発達したものや、ハリサシガメのように小楯板に棘状の突起を持つものがいる。こうした特徴には何か意味・役割りのようなものがあるのだろうか? 鳥や小動物などに呑み込まれそうになったとき、これが天敵の口腔内を刺したり引っかいたりすることで吐き出されやすくなったり、そのため天敵から敬遠されて生き残るチャンスが増える……というようなことでもあるのだろうか?


別の擬木の上にいたウシカメムシ成虫は動き回っていたので指にとまらせて撮影↓。


この成虫は前胸背板と小楯板の間(黒く見える部分)がやけに離れていた。左右の翅が完全に収納しきれていないようにも見えるが、どこか故障しているのかもしれない。


セミの卵を主食とするユニークな食性

『カメムシ博士入門』を読んで驚いたことのひとつが、ウシカメムシがセミの卵を主食にしているということだった。ネット上ではアセビ・シキミ他等植物の汁を吸うというような情報があって僕も当初、ウシカメムシは植物食だと思っていた。あるときセミの卵について言及した記事を読んで意外に感じたが、その時は「へえ!? セミの卵を吸うこともあるのか」くらいに思っていた。木の汁を吸うウシカメムシが樹皮上で口吻を刺しやすい場所を探していて、その結果、セミの産卵痕に口吻を突っ込んでみたらセミの卵があって、それを食す──といったことは起こり得そうな気がする。時々起こっても、さして不思議ではないだろう。
しかし「主食」となると話は違う。「なんで、そんなもの(どこにでもある汁が吸える植物より、探すのに労力を要しそうなセミの卵なんか)に依存することになったのだろう!?」と首をかしげたくなってしまう。セミの卵は、ウシカメムシが育つ間、確保できる食糧源なのだろうか?
現在使っているパソコン内に残っている画像では、ウシカメムシの幼虫は7月8日に撮ったものが一番早く、8月・9月・10月・11月・そして今回の12月と撮影している。




ウシカメムシ成虫を撮影したのは9月・10月・11月・12月・2月・4月・5月・6月だ。ウシカメムシの活動期間中、「主食」は安定供給可能なのだろうか?
調べてみるとセミの卵は早いものでその年の秋、多くが翌年の梅雨頃に孵化するらしいく、意外に(?)卵の期間は長い。狭山丘陵ではハルゼミが鳴き出すのは4月後半。ニイニイゼミは6月中旬から鳴いているのを確認しているから、セミが産卵する時期から翌年梅雨まで、けっこう長期間「主食」は存在することになるのかもしれない。

セミの卵がウシカメムシの主食だったということには驚いたが、『カメムシ博士入門』を読んで同じくらい意外だったのが、カメムシは元々は肉食が基本だったということだ。

カメムシの多様な食性①
●多様な食生活への適応
形態やDNA解析から推定される系統(第3章系統樹参照)と、グループごとの食性を重ねあわせてみると、カメムシの最初の祖先は、肉食が基本だったと考えられる。それらが分化・放散する歴史のなかで雑食性のものが現れ、やがて植物専門へと適応していったらしい。一部は食菌や吸血といった特殊化への道をたどったが、こうした特殊な群がグループのまとまりを超えて並行的に派生していることはには、カメムシたちの強靭な適応力を感じさせられる。(『カメムシ博士入門』P.10)

カメムシの多様な食性②
●動物食-伝統的なカメムシの食文化-
伝統的食性とはいえ、動物由来の栄養のみに依存する種は現存のカメムシでは比較的少なく、むしろ「肉食・菜食兼備タイプ」が多いことを知っておきたい。(『カメムシ博士入門』P.12)


僕はカメムシの口吻はセミのように植物の汁を吸うためのもので、もともと植物食がベースで、その中からサシガメのような肉食が誕生したのだろうと思っていた。元々植物の汁を吸っていたところにその植物を食う虫が現われ──植物と間違えてか、あるいは生活の場を守るために虫を口吻で刺すなどして、たまたま吸った体液に味をしめ、肉食に移行するカメムシが現われた──というようなイメージ。
だから、ウシカメムシが植物食(がベースと思っていた)からセミの卵に「主食」を移行させたということに疑問を感じたが、元々動物食だったカメムシが、セミの卵を求めて産卵痕を探しているうちに(もっと容易に手に入る)植物の汁も吸うようになった──というシナリオなら比較的自然な感じがする。セミの卵がウシカメムシの「主食」らしいが、ということは「副食」で植物の汁も吸っているのだろう。ウシカメムシは「肉食」から「肉食・菜食兼備タイプ」へ移行しつつあるカメムシなのかもしれない。そう考えると納得しやすい気がした。

ついでに擬木でみつけたウバタマムシ





ウバタマムシは昆虫が少なくなったこの時期にも見られる大型の昆虫。狭山丘陵では1年中成虫が見られる数少ない甲虫→【雪とウバタマムシ&1年中