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2015年12月の記事 (1/2)

2015年末のフユシャク

イチモジフユナミシャク♀

2015年最後の週に撮ったフユシャクを年越し前に投稿しておくしだい。
まずは、前の記事でも紹介したイチモジフユナミシャク。狭山丘陵界隈では12月下旬あたりが旬──この時期になると、年季の入ったサクラがあると幹や周囲の柵などをチェックしてしまう(僕の経験ではサクラでの発見率が高い)。


やはり桜の幹で別個体↓。


さらに別個体↓。腹の大きさ(持っている卵の数?)には個体差があって、翅と体の対比も変わって見える。


毎年、苔むした桜が多いポイントでサクラッチ(桜ウォッチ)をしてきたが、その場所では、最近は大胆な剪定や伐採が増え、その影響か以前に比べるとフユシャクの発見率が落ちている気がしないでもない。上の3匹は少し離れた桜並木の苔むしてない幹でみつけた。
擬木の上にいたイチモジフユナミシャク♀↓。




この個体↑は翅が淡いブルーだったが、若干鮮度が落ちてきた感じがしないでも無い。
やはり擬木にいた別個体↓。キレイで鮮度は高そうだが、翅の青みが薄く、白っぽく見える。




同♀の翅↓。


イチモジフユナミシャク♀の翅は青みを帯びた前翅の前縁下から白い後翅の前縁がのぞいていることも多いが、外側の縁は前翅・後翅ともそろった位置にあって、後翅外縁は前翅外縁からはみだしていない。

ナミスジフユナミシャク♀



イチモジフユナミシャク♀の色違いのようにも見えるが、腹の背面の模様が無いので違和感があった。


ナミシャク亜科のフユシャクは6種類だそうだが(フユシャクは、エダシャク亜科・ナミシャク亜科・フユシャク亜科にまたがっている)、他の5種類ではなさそうなので、ナミスジフユナミシャクではないかと判断。ナミスジフユナミシャクは個体変異の差が大きいようで、一度オオナミフユナミシャクとコナミフユナミシャクの2種に分けられ、その後再統合されるということもあったらしい。


腹側面の円模様はイチモジフユナミシャク♀に似ているが、重なった前翅と後翅を見ると、後翅の外縁が前翅の外縁より外側にはみ出している。

チャバネフユエダシャク♀



とりあえず、ホルスタインことチャバネフユエダシャク♀も見られるということで。同じ頃に出現し始めたイチモジフユエダシャクは見かけなくなったが、チャバネフユエダシャク♀はまだしばらく(?)みられそうだ。

フユシャクの産卵





フユシャク亜科のフユシャク♀が擬木に産卵し始めていた。シロオビフユシャクかクロバネフユシャクあたりではないかという気もするのだが、よくわからない。以前に観察したことがある(*)のと同じ種類だと思うが、産卵しながら卵を腹端の毛で覆っていくタイプ。まず卵だけを産みつけてから毛で覆うのではなく、卵を産みながら毛のコーティングも併行して行く。卵を含む一層目を生み終えた後も、腹端をこすりつけ「被毛の上塗り」をくり返していくはずだ。
経緯を記録したい思いもあったのだが、デジカメの電池がすでに残り少なく、時間もなかったので切り上げる。
翌日、卵塊を確かめに行ってみると──まだ母蛾は「被毛の上塗り」をくり返していた。








産卵開始してまもない頃──きのうは(卵がつまって)大きかった腹はすっかり縮み、腹端の化粧筆のようだった毛束もかなり貧相になっていた。母蛾がこれだけ労力を使って被毛コーティングを行うのには、乾燥防止・防寒・寄生蜂対策などの意味があるのではないかと想像しているのだが……とにかく、母蛾にとっては1日がかりの産卵&仕上げは大仕事だろう。
毛羽立ったフエルトのような表面は時間が経つと膜のようになり、その膜に穴を開けて幼虫が出てくるはずだ(*)。
近くには、すでに大仕事を終えた別個体♀がいた。




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あわいブルーの冬尺蛾



冬にだけ(成虫が)出現する「フユシャク(冬尺蛾)」(総称)と呼ばれる蛾がいる。♀は翅が退化して飛ぶことができないという特徴を持っていて、その「蛾とは思えない」姿はユニークでとても面白いのだが……僕は当初、色合い的には地味な印象を持っていた。だから初めて「青いフユシャク♀」を見た時は「こんなキレイなフユシャクのメスもいるのか」と、とても驚いた。それがイチモジフユナミシャクだった。
イチモジフユナミシャク♀は退化した(飛ぶことができない)とわかる小さな翅を持っていて、ちょっと「陸のクリオネ」を思わせるフォルムだと個人的には思っていたりもするのだが……この前翅があわいブルー~グリーンで、シャレたファーの肩当てマントを羽織った貴婦人っぽくも見える。この青みが強い個体が特に美しい。
色合い的には格別美しいと感じるイチモジフユナミシャク♀だが……ただ、その美しさは長くは続かない。イチモジフユナミシャク♀の翅や体はウロコのような鱗粉(鱗片)で覆われているのだが、時間が経つにつれ、この鱗粉がめくれたり剥がれたりして、みすぼらしく変貌してしまう。産卵後にはボディラインも崩れ……新鮮な個体が美しいだけにその落差には切なさを感じてしまう。
そんなわけで、「美しいイチモジフユナミシャク♀を見るなら発生当初が狙い目」──と思っているのだが、狭山丘陵では12月半ばあたりから出現し始める。
「魅惑のブルー~グリーン」の濃さや翅・体の模様には個体差もあるので、なかなか希望通りの♀に出会えないこともあるが、今シーズンは「希望水準」に達するメスを撮ることができた。

青みがかった小翅が美しいイチモジフユナミシャク♀



イチモジフユナミシャク♀については、これまで苔むした桜ウォッチ(サクラッチ)で見つけることが多かったのだが、今シーズンは擬木ウォッチ(ギボッチ)で目にすることが多いような。
この個体は青みがかった前翅の黒い帯もようが途切れている(冒頭の個体では黒帯が明瞭)。今回紹介する♀は全て頭を上にしてとまっていたが、画像を90度回転したもの↓。




同じ個体を反対側から撮ったもの↓。




この瓦のような並んだ鱗粉が、時間の経過や風を受けてめくれたり剥がれたりしていく。


実際はこのように↑頭を上にしてとまっていた。
ちなみにオスはどんな姿をしているかというと……↓。


桜の幹にとまっていたイチモジフユナミシャク♂↑。オスには飛翔能力があってメスとはまったく違った──ごくふつうの蛾に見える。


飛翔能力の差から♂♀の「形」に違いがあるのはわかるが、「色」にこれほどの違いがあるというのは興味深い。
ちなみにイチモジフユナミシャク♀も、よく苔むした桜の幹で見つかる。


他にもいくつか桜の幹で♀を見つけたが、高い位置で撮りにくくスルー。サクラッチ(桜ウォッチ)でイチモジフユナミシャク探しをしていると、しばしばこんなコトも……↓。


桜の幹には淡い青~緑色をした地衣類も多く、これがイチモジフユナミシャク♀の色合いとよく似ている。ということは、イチモジフユナミシャク♀が淡い青~緑色をしているのは、こうした地衣類にまぎれこむための隠蔽型擬態の効果があってのことなのかもしれない。♂のボディラインでは地衣類に紛れ込むのは難しいが♀には有効だった……ということで、♂と♀で色合いに格差があるのだろうか……などと想像してみた。
こちら↓は本物のイチモジフユナミシャク♀(上とは別個体)。


このイチモジフユナミシャク♀は緑がかって見えた。
画像を90度回転させて──。


イチモジフユナミシャク♀では、「前翅より後翅の方が前にせり出すとまり方」をしていることも多い。


イチモジフユナミシャク♀が美しいのは翅や体が鱗粉できれいに覆われているからだが、それゆえ、鱗粉が剥がれていくとみすぼらしくなってしまう……(ちなみに、フユシャクでもチャバネフユエダシャク♀の体はウロコ状の鱗粉ではなく毛が覆っている)。
この♀↑は前翅の黒帯模様がとぎれているが、黒帯模様が消失した個体もいる↓。


前翅の色合いや模様には個体差がある。
比較的青みが強くて黒帯模様も明瞭な個体↓。






前翅の青みが強い♀では、白い後翅がせりだしているとわかりやすい。


青い部分も黒い部分も白い部分も、その色の鱗粉であることがわかる。


美しいイチモジフユナミシャク♀にであうと、ちょっと(大いに?)嬉しい。


Xmasにカミキリ

クリスマスにちなんで!? キボシカミキリ

異常気象が珍しくない昨今。今年はクリスマスが来るのが去年より一ヶ月半くらい早いのではあるまいか?
どうも、そんな気がしてしかたがない。年の瀬が来るのも年々早まっているように思えてならない。
どうしてそう感じるのか──については思うところを、【時間の加速感】で記している。その実感は年々強まるばかりだ。
テレビがあった時代はまだ、「もうそんな時期か」と実感する機会が多かったが、テレビを離脱してからは「あれま! いきなりそんな時期か!」という感じで驚かされることが増えた。
クリスマスといえば……幼少期にサンタから謎の手紙をもらったことくらいしか思い出にないが(*)……今年もそんな時期になってしまったらしい。

さて、世間がクリスマスを迎えようとしている中、まだ頑張っているキボシカミキリがいた。


触角の先端と左前脚のふせつが欠け、元は黄色かったはずの斑紋(黄星)もすっかり白くなっており、動きもにぶかった。
そんなキボシカミキリに捧げるクリスマス・ソングは……『きよし この夜』にかけて『きぼし まだいた』。


ついでに、赤と緑のクリスマスカラーの虫でもいればセットでブログネタにできるのに……などと考えていたら、アカスジキンカメムシの幼虫が目にとまった……。
赤い模様と……にぶい光沢部分はキアイを入れて見れば緑に見えないこともない。




いささか強引だが、これをもってクリスマス・ネタということで。
メリー・クリスマス!


王様VS殿様!?空目対決

王様顔VS殿様顔!?人面空目対決



「みどり色に染めた髪に黒い王冠をかぶったヒゲの王様」と「つぶらな眼に太いヒゲをたくわえた殿様」──どちらが、それっぽく見えるであろうか?
最近撮った虫の中からの空目ネタで。
ついでにダークヒーローも加えての3つの人面。&その正体。




キング・オブ・人面蜘蛛!?ビジョオニグモ♀



今シーズンも出会ったビジョオニグモ。腹が「黒い王冠をかぶったヒゲの王様」に見えてしかたがない──ということで、これまで何度も記事にしているのに、見かけるとやはり撮ってしまう。人面にみえるクモでは、ハナグモも(模様に)色々表情があっておもしろいし、他にも色々いそうだが、やはり「人面グモ」といえばビジョオニグモがふさわしいように思う。


日向にでていたが、コントラストがきついので、影にして(影を消して)撮って見たもの↓。




オッサン顔に見えるが、これはメス。オスは頭胸部に比べ腹の割合がメスよりもだいぶ小さくなる(*)。出現時期は8月~11月らしいが、擬木でみかけるのは晩秋~初冬が多いように思う。本来は枝間に巣を張り、その近くに隠れているらしい。
昨年は11月に【*ヒゲづらの王様!?人面蜘蛛】でネタにしており、その時の画像から↓。


かくれ殿様顔?チャバネフユエダシャク♀





「殿様顔」を隠し持っているのは、前記事でも紹介したチャバネフユエダシャクの♀。ビジョオニグモ♀の「人面」は多くの人が気づくと思われるのに対し、チャバネフユエダシャク♀の「人面」は、ちょっと気づきにくい気がする。ホルスタイン模様(ダルメシアン模様?)の一部なので、そこだけを切り離して見ないと「殿様顔」は浮かんでこない。

微笑むチーター?クロオビフユナミシャク♀







チャバネフユエダシャク♀は翅がすっかり消失しているのに対し、退化した翅がフユシャクの中では大きめなクロオビフユナミシャク♀。これも前回の記事で紹介しているが、翅の模様が不明瞭な個体だった。クロオビフユナミシャク♀らしい模様が明瞭な個体を改めて。
この模様が、「人面」ならぬ「動物面」──微笑むチーターの顔に見えてしまうのは僕だけであろうか?




眠れるゴリラか雪男か?フユシャク♀



フユシャク亜科の♀は似ているものが多くて判別が難しい。とりあえず、フユシャク亜科のフユシャク♀。これも、よ~く見ると「目をとじ、口元に笑みを浮かべたゴリラもしくは雪男」に見えたりする。


陸のクリオネ!?イチモジフナミシャク♀





今シーズンでは初めての紹介となるイチモジフナミシャク♀。これもフユシャクの1つで、メスは退化した小さな翅をもつ。そのあたりがクリオネっぽく見えてしまうのはぼくだけであろうか?



枯葉チックなアカエグリバ&冬尺蛾

枯葉より枯葉っぽい蛾:アカエグリバ



落ち葉が目立つこの季節。擬木の支柱にひっかかっていた枯葉……のごとき蛾【アカエグリバ】をみつけた。枯葉への擬態の完成度の高さには驚かされる。


一見、支柱にひっかかった「枯葉」だが……その先端をよく見ると、ちゃんと「眼」がある。


複眼の上から触角が生えているが、とまっているときは、これをうまいこと隠して枯葉になりきっている。
枯葉の中にとまると周囲にとけこんで見える蛾や蝶は少なくないが、人工物にとまっていても単体で枯葉に見える隠蔽的擬態(ミメシス)は秀逸。あまりに見事なできばえなので、90度回転して側面ショットをあらためて。


枯葉のよれた感じといい、葉脈を思わせる模様といい、本当に良くできている。


擬態というと熱帯の昆虫をイメージしがちだが、日本にもこれほどの完成度を誇る擬態昆虫がいるというのは喜ばしい。

アカエグリバに遭遇するのはこれが3度目。成虫の出現時期は4月~11月だというが、僕が目にしたのはいずれも落ち葉の時期だった。過去に2度しか見たことがなかったわけだが、《枯葉よりも枯葉っぽいみごとなフォルム》は遠目からでも一瞬でわかり、「おっ! アカエグリバがいる!」とテンションが上がった。
「遠目からでも一瞬でわかるなら、擬態として失格じゃん」などと言うなかれ。こんな蛾がいることを知らなければ枯葉だと思ってスルーしてしまうに違いない。擬態のみごとさが極まった《枯葉らしさ》は実際の枯葉がかなわないくらい完成度が高い。一度認識してその姿に感銘を受ければ、脳裏にその姿が焼きつく。そんじょそこらの枯葉にはマネできない完璧な《枯葉らしさ》だからこそ、次に目にした時にはすぐにピンと来る。

見ての通り、アカエグリバは枯葉っぽい姿をしているわけだが、単に任意の1枚の枯葉に似ているというわけではない。逆に言うとアカエグリバそっくりの枯葉は存在しないはずだ。
《特定の1枚の枯葉》ではなく《不特定多数の枯葉》に似ているのだ。
「枯葉」のイメージは、多様な形をした(1枚1枚違う)枯葉の集積から共通項を割り出して作られた平均値のようなもので、それを我々(や昆虫食の天敵)は「枯葉」と認識しているのだと思う。
特定の1枚の枯葉ではなく不特定多数の枯葉に共通するイメージとして捉えているからこそ、地面に積もった多くの枯葉が実は1つ1つ違う形をしているのに、どれもみな「枯葉」として認識できるのだろう。
もし大量の落ち葉の中から「最も枯葉らしい枯葉」を1枚だけ選べといわれたら、意外に選択に苦労するのではあるまいか? 葉というのは大抵、枝についていた頃には対称性があるものだが、枯れ落ちたものは、水分が抜けてよじれたり、縁が欠けてしまったりして対称性が損なわれている。そうした枯葉のいびつ感を的確に表現している「1枚」を探しだすのは簡単ではないはずだ。
実在する個別の枯葉よりもアカエグリバの方が「最も枯葉らしい枯葉」のイメージに近いのではないかと思うのだ。
そうした意味で、アカエグリバは「枯葉よりも枯葉っぽい《枯葉らしさ》」をかもしだしていると僕は感じている。
アカエグリバはこの完成された擬態によって天敵の眼をあざむき、生存率を高めてきたのだろう。正確には天敵の眼をあざむくことができたものがより多く子孫を残し、その特徴がより濃く濃縮されたことで擬態の完成度を極めたということになるのだろうが……自然の造型はスゴイ!

フユシャク亜科のフユシャクもでてきた



この時期の蛾といえば、やはりフユシャク──ということで。今シーズン初のフユシャク亜科のフユシャク♀。


フユシャク(冬尺蛾)は冬に1度だけ(成虫が)発生し、♀は翅が退化して飛べないという特徴を持つシャクガ科の蛾の総称。エダシャク亜科・ナミシャク亜科・フユシャク亜科の3つにまたがっていて、今シーズンこれまでに見られたクロスジフユエダシャクやチャバネフユエダシャクはエダシャク亜科、クロオビフユナミシャクはナミシャク亜科になる。
フユシャク亜科の♀は似ていて同定が難しい。翌日、同じ個体と思われるフユシャク♀が木製の手すりの上に移動していた。




腹端の化粧筆のような毛の束が目を引く。産卵時にはこの毛を産みつけた卵の上にコーティングしていく(*)。




フユシャク亜科のフユシャク♀は翅がすっかり退化している。
これとは対照的に、フユシャク♀としては大きめの翅を持っているクロオビフユナミシャク↓。




「大きめの翅」といっても、フユシャクなので♀の翅は退化していて飛ぶことはできない。飛べる♂↓と比べると違いは明らかだ。


フユシャクの♂は♀ほどユニークな姿をしていないので、あまり熱心にカメラを向けない。チャバネフユエダシャクも♂は飛べるし「普通」な感じがする蛾↓。


ところが、♀は何ともユニークだ↓。


雑木林沿いの擬木でもしばしば目にする。


フェンスの上にも──↓。




木製の手すりにもとまっていた↓。






白星的キボシカミキリ&冬の極小カミキリ

12月中旬のキボシカミキリ



12月も半ばだというのに、まだ頑張っていたキボシカミキリ。




本来は黄色い斑紋があって、これが「黄星(キボシ)」と呼ばれる由来なのだろうが、「生き残り」や標本にしたものは、この斑紋が白くなるという。12月以降にキボシカミキリを見ることはこれまでにもあったが、いずれも斑紋は白かった。今年は1月8日に、去年は1月17日にも「白星」になったキボシカミキリを見ている(*)。
今回の個体はカメラを近づけるとゆっくり動き出し健在ぶりをしめしたが、この時期のキボシカミキリは季節外れの残党といった印象は否めない。

冬の極小天牛・ヘリグロチビコブカミキリ



擬木ウォッチ(ギボッチ)で見られるのはもっぱら冬という極小カミキリ。冒頭のキボシカミキリと同様、擬木の支柱のフチにとまっていたが、擬木との大きさを見比べていたただければ、どれだけ小さいカミキリか判っていただけるだろう。
キボシカミキリは季節外れ感がただようのに対し、この極小カミキリはこれからが本番的な印象が(僕には)ある。この昆虫の本来の(?)活動時期がいつなのかはわからないが……去年までは、ヘリグロチビコブカミキリの目撃時期は12月~3月の間だけだった(僕の個人的記録)。しかも最も寒い時期にも飛翔するシーンを何度も目の当たりにしているので、耐寒性の高いカミキリなのだと思う。今年は初めて11月に1度だけ確認することができたが(*)、フユシャクのように冬に(も?)活動できるのではないか……などと想像してみたくなる。


ヘリグロチビコブカミキリの「ヘリグロ」は「上翅のヘリが黒い」ことに由来するのだろう。この黒いヘリに囲まれた白い部分をアップで見ると、こまかい繊維(微毛?)が密集したような表面構造になっているようだ。




擬木の上ではわかりにくいので、落ち葉に乗せてみたが……やはり小さい上によく動くので、なかなかうまく撮れない……。






この1円硬貨との比較ショットの時は、いったん静止モードに入り、触角を体にそわせるように畳んでいたが、やがて触角を広げると再び動き始めた。






ダークヒーローのようなジョロウグモの腹

これまで撮ることがなかったジョロウグモだが……知人が撮ったジョロウグモ腹面ショットが「悪そうな顔」だったのを思い出して、空目ネタで撮ってみた。
すると、やはりあった! カッコイイけど悪そうな──ダークヒーロっぽい顔!


この空目ダークヒーローを認識したとき脳内に自動再生されたイントロは渡辺宙明作曲の『ハカイダーの歌』。言わずと知れた『人造人間キカイダー』の宿敵キャラのテーマ曲だ。
ということで、脳内再生されたイントロに続いて脳裏に響いた歌声は、「ハカイダー」を「スパイダー」に置き換えた水木一郎の『スパイダーの歌』であった。


とうぶんの間、ジョロウグモの姿を目にするたびに脳内で水木一郎が歌い出すであろう……。

新年2種目天牛はキボシカミキリ ※2015年01月08日のキボシカミキリ
1月にキボシカミキリ ※2014年01月17日のキボシカミキリ
小さなカミキリと大きなタマムシ ※2015年11月04日のヘリグロチビコブカミキリ
冬の極小カミキリ登場 ※昨シーズンのヘリグロチビコブカミキリ

フユシャク3種:退化した翅

退化した♀翅も色々:フユシャク3種

フユシャク(冬尺蛾)は、メスは翅が退化して飛べないという特徴を持った、冬にだけ(成虫が)発生するシャクガ科の蛾の総称。12月前半で見られたフユシャク3種をあらためて紹介。フユシャクの特徴である「メスの退化した翅」だが、これは種類によって大きさ(退化の程度?)に違いがあり、そんなところを見比べるのもおもしろい。

翅が退化しているのがよくわかるクロスジフユエダシャク♀



まずは11月から発生していたクロスジフユエダシャク。フユシャクの多くは夜行性だが、クロスジフユエダシャクは昼行性。フユシャクの中では早い時期に現れる。


クロスジフユエダシャク♀では4枚の翅が確認できるが、これが蛾とは思えないほど小さい。これでは飛ぶことがとてもできないことは一目瞭然で、フユシャクの特徴である「退化した翅」がよくわかる。
静止している時のクロスジフユエダシャク♀(↑)は、うつむき加減で触角を体にそわせるようにしているが、動いているときは印象が変わる↓。


歩いている時は頭を起こし触角を前方に伸ばしている。触角はヒモ状。立ち止まったと思ってカメラを向けると首をひねりカメラを見上げていた。「見返り美人」ならぬ「見返り美蛾」といったところか。オスでもこうしてカメラをふり返っていることがある↓。


というわけで、これがクロスジフユエダシャク♂↑。♂は飛ぶための翅を持っているので(ニオイを嗅ぐためにも使われる)、♀の退化した(飛ぶことができない)翅と比べると違いは明らか。触角も♀とは違って試験管ブラシのように毛羽立っている。♀のフェロモンを察知しやすいよう表面積をかせぐ構造なのだろう。クロスジフユエダシャクは昼行性なので昼間はメスを探して飛ぶオスがよく見られる。

退化のきわみ翅が消失したチャバネフユエダシャク♀



チャバネフユエダシャクも11月に確認しているフユシャクだが、そのオス↑は飛ぶことができる普通の蛾。夜行性なので昼間はとまってじっとしている。そして同じ種類とは思えない♀↓。


こうして擬木の上にいると、白黒の体は鳥のフンのようにも見える。ホルスタインやダルメシアンを思わせる模様が印象的なフユシャク♀。


クロスジフユエダシャク♀では確認できた翅が、チャバネフユエダシャク♀には見当たらない……。「翅」と言えるものはきれいさっぱり消失していて、とても蛾の成虫には見えない。




僕が初めて見たフユシャクはこのチャバネフユエダシャク♀だった。当時はフユシャクの存在を知らなかったので、この正体不明の虫が、とても謎めいて異様に感じられた。翅がないから幼虫なのかと考え、立派な6本の脚を見て昆虫の成虫なのだろうかと思いなおし……翅の無い昆虫を脳内検索してカマドウマを思い出したりして、どうもその仲間でもなさそうだ……と頭の中が「?」でいっぱいになった記憶がある。
昆虫フォーラムというところに画像をアップして質問し、初めてフユシャクの存在を知ることとなったわけだが、「昆虫なのに冬にだけ(成虫が)発生し、蛾なのにメスは翅が退化して飛ぶことができない」というユニークさに驚き、好奇心を刺激された。
そんなこともあって、チャバネフユエダシャク♀には特段の思い入れのようなものがあるのだが……その前胸背の模様が太いヒゲを生やしたコミカルな殿様顔に見えてしまうのは僕だけであろうか……。


フユシャク♀にしては翅が大きめなクロオビフユナミシャク♀



翅が消失したチャバネフユエダシャク♀とは対照的に、大きめの翅をもつクロオビフユナミシャク♀。とりあえず「蛾」といわれれば、そう見える。




フユシャク♀としては大きめな翅を持つ種類だが、もちろん退化しているため飛ぶことはできない。飛ぶことができる♂と比べるとその違いは顕著。



ちなみに冬に発生するシャクガ科の蛾が全てフユシャクというわけではない。中には♀も飛べる(翅が退化していない)種類もあって、これはフユシャクとは呼ばない。
また、フユシャクと発生時期が重なっていて、やはり♀の翅が退化したメスコバネマルハキバガなんていう蛾もいるが、これはシャクガ科ではないのでフユシャクとは呼ばない。
他にもメスの翅が退化し、ちょっとフユシャクっぽい蛾にヒメシロモンドクガというのもいる。フユシャクが年に1回冬に発生するのに対し、ヒメシロモンドクガは年に複数回発生するらしい。春~夏に羽化する♀は普通の蛾なのだが、秋に羽化する♀だけ翅が退化するらしい。同じ種類なのにフユシャクと近い時期に羽化する♀の翅が退化するというのも興味深い。
フユシャクをはじめ、こうした蛾の「♀の翅の退化」という現象は不思議でおもしろい。

ツノなしツノカメムシ!?

ツノ(前胸背側角)が消失した!?エサキモンキツノカメムシ

ちょっと変わったものをみつけた。このエサキモンキツノカメムシとおぼしき昆虫をご覧あれ↓。


カメムシの中には【ツノカメムシ科】というグループがある。前胸の両サイドに突き出した突起(前胸背側角)が「ツノ」の由来だろう。エサキモンキツノカメムシもそんなツノカメムシの1つ。
もともとそれほど大きな角ではないが、よく似たモンキツノカメムシと見分けるポイントの1つとして、ツノの形の微妙な違いがあげられたりしている──そのツノがこの個体では無いように見える。
また、エサキモンキツノカメムシといえば背中のハート形の紋が有名だが、そのトレードマークの紋も、近似種のモンキツノカメムシのものに似ている。
紋の形に個体差があるのは知っていたが、ツノの形にこれほどの変異があることは知らなかったので、ちょっと驚いた。
比較用に、標準的なエサキモンキツノカメムシとモンキツノカメムシを並べた画像を【モンキツノカメムシとエサキモンキツノカメムシ他】から再掲載↓。


1枚目の画像と比べるとツノ(前胸背側角)の違いが明白だ。
紋の形でいうと、エサキモンキツノカメムシは、中央がくびれてハート形に見えるがモンキツノカメムシは丸みをおびた逆三角形をしている──というのが標準的。【エサキモンキツノカメムシの抜け殻落とし他】より再掲載↓。




しかし紋の形にもそれぞれ個体変異があって、両種ともに似通った模様を持つ個体が存在する。
12月に入ってから見られたモンキツノカメムシの中にも、紋の中央にくびれが入りエサキモンキツノカメムシ風の紋をもつ、まぎらわしい個体がいた。


↑この2匹は前胸背板(頭と紋の間)が緑色であり、全体の印象からもモンキツノカメムシだと判断しているが、昆虫には個体変異があって、特徴的なポイント(ツノや紋の形など)ひとつをとって判断するのは難しいケースもある……ということを改めて感じた。
《ツノが消失した!?モンキツノカメムシ》が珍しく感じたので、とりあえず「こんなのもいる」ということで投稿しておくことにした。

ちょっと変わったもの…といえば

虫見コースにあるカエデも紅葉の見頃を過ぎた感はあるが……こんな光景も、ちょっと変わっている気がする。


春には桜の花・晩秋にはもみじの紅葉が楽しめるハイブリッド・ツリー!?
桜のウロから伸びたカエデ。ウロの中に落ちたカエデの種子がそのまま発芽して育ったのだろうか?
毎年、カエデが紅葉する頃になると、ここにこんな木があったことを思い出す。

12月も半ばにさしかかろうとしている時期に、まだ頑張っていた直翅類↓。





コメントがログイン必須になっていた

これまでコメントを頂いていた外部のブロガーさんからの指摘で、Yahoo!ブログが《コメントの閲覧・投稿にログインが必要》と仕様変更されていたことを知った。

■コメントの閲覧・投稿などがログイン必須となります
http://blogs.yahoo.co.jp/y_j_blog/34873610.html

2015年11月26日より「コメントの閲覧・投稿、トラックバックの閲覧・投稿を行う際はYahoo! JAPANIDでのログインが必須」と変更されていたようだ。

この仕様変更で外部からのコメントがしづらくなったことは確かだろう。僕が外部の閲覧者だったら、ログインを求められた時点で引き返す。必要ないIDを取得させるための営業戦略の一環なのかと勘ぐってしまうかも知れない。これはYahoo!ブロガーにとっても、外部の閲覧者にとっても損失だろう。
「いたずらコメントや、スパムコメント対策のひとつ」とのことだが、コメントやトラックバックを閲覧まで制限することに意味があるのだろうか?
スパム対策としては既存の「承認制」を選択することでそれなりに対応できていたように思う。スパムコメント・スパムトラックバックを閉め出したいのであれば、現在選択制になっている「承認制」を標準にすれば済むことではないのか──という気がしないでもない。

今回の仕様変更に疑問を感じる人は多いだろう。実際に不満や抗議のコメントも寄せられているようだが、そうしたデメリットをおしてまで導入しなければならないメリットがどこにあるのか、よく理解できない。

《不良ユーザーを閉め出すために善良ユーザーが不便や不利益を被る対策》は理不尽だと思う。
もし本当に必要な仕様変更なのであれば、(どうして「承認制」ではダメなのかを含め)《これまでの仕様を了解した上でYahoo!ブログを利用してきた従来のユーザーたち》に向けて理解を得られるよう丁寧な説明があってしかるべきだという気がする。



【追記(2016.04.05)】評判が悪かったコメントの閲覧・投稿制限が見直されたようだ。

■コメントの閲覧・投稿機能の見直しを行いました
http://blogs.yahoo.co.jp/y_j_blog/35095676.html

これによると、《これからは、ヤフーIDをお持ちでない方、ログインされていない方も、コメントの閲覧、投稿ができるようになります》とのこと。ようするに「コメントの閲覧・投稿などにログイン必須」の改正(改悪)前の仕様に戻されたわけで、いちおう一件落着といったところ。

ミミズクのダンス

ミミズクのヨコバイダンス



先日、擬木の上でみつけたミミズク──カナで記すと鳥のミミズク(木菟)とまぎらわしいが、昆虫の方。耳介状の突起をもつ小さな蝉のような昆虫で、漢字表記だと「耳蝉」(と判りやすい)。
カメラを向けると体を左右に動かす奇妙なダンスを始めた。








体の平衡は保ちつつ、片側の脚を曲げ反対側を伸ばす──この動作を交互に繰り返し、体を右へ左へとスライドさせる。このダンスのような動きは、ヨコバイの仲間でときおり見られるものだ。そういえばブチミャクヨコバイの幼虫もやっていた。


ブチミャク(斑脈)ヨコバイの和名は成虫の翅脈が白黒のぶち模様であることに由来するらしいが──(「ブチミャク」は発音しにくいので)、愛称「ブチャミク」の「ブレイクダンス」ならぬ「ブチャミクダンス」といったところ。


ヨコバイダンスの意味

ヨコバイの仲間が見せる体を左右にスライドさせるヨコバイダンス──おもしろい行動だが、いったいどうしてこんなことをするのだろう?
おそらく警戒した時の行動とみられるヨコバイダンスの意味について、思いつく解釈を列挙してみると──。

①威嚇……体を左右に振ることで自分を大きく見せ威圧しようとしている。
②隠蔽……風に揺れる物体に化け、虫でないフリをしている。
③相手の見極め……動いて相手が反応を示すか(自分を狙っているか否か)試している。
④横這いが抑制された動き……横歩きで隠れたいが隠れる場所が無い。
⑤視差の拡張……左右に動き視差を大きくとることで相手の位置を測っている。
⑥陽動……横方向のゆっくりした動きを見せておき、ふいをつく急な縦移動(ジャンプ)で逃げるようというもの。
⑦意味は無い。

①威嚇……体を大きく左右に振ることで自分を大きく勇猛にみせ、相手を威圧しようとしているという解釈。動物でも伸び上がったり毛を逆立てたりする威嚇行動があるが、そこからの連想。ただ、もし威嚇であるなら、相手に向いて行われるはずだが……ふり返ってみると、必ずしも正面切ってヨコバイダンスが行われるわけではなかったような気がする。よって威嚇行動という解釈は当てはまらないように思う。
②隠蔽……「揺れている」ように見せることで「虫でないフリをしている」という解釈だが、動けば逆に目立ってしまうし、かえって気づかれやすくなるという意味で、あまり説得力はない。
③相手の見極め……何かが近くに迫ってきたとき、それが敵か否か──自分を狙っているのか無関心なのかを確かめるために、あえてちょっと動いてみせ相手の反応をうかがっているという解釈。ヨコバイダンスに相手が反応を示せば(狙われていると判断して)ジャンプして逃げる必要があるし(ヨコバイの仲間はバッタのように跳ねる)、無反応であれば逃げる必要は無い──その見極めをしているのではないか。
④横這いが抑制された動き……ヨコバイの仲間はその名の通り、よくカニの横這い歩きで葉の裏に隠れる。その定番の行動(横這い)を発動しかけるも、右にも左にも身を隠す場所が無くて動き出せず、体を右往左往させているという解釈。いちおう横這い運動とからめた解釈として考えてみたものだが、ヨコバイダンスにそんなジタバタ感はないので、これはハズレのような気がする。
⑤視差の拡張……単純に考えると、体を左右に動かすことで相手の位置や姿をより正確に捉えることができるはずだ──右側から見た像と左側から見た像の視差を拡大することで対峙した相手を立体的に確認する行動という発想。ただ、この場合も、相手を真正面(あるいは真上など体幹面上)にとらえて最大の効果が発揮できるはずで……ヨコバイダンスが必ずしも相手に向いて行われるものではないとすれば、当てはまらない。
⑥陽動……ミミズクもそうだが、ヨコバイの仲間はよくピョンと跳ねて逃げる。これは急な縦方向の動作だ。このフェイントとして、ゆっくりした横方向の動作をみせておき、これに相手の眼を(脳を?)ならしておくことで、危険回避ジャンプの成功率を高めているのではないかという解釈。
⑦意味は無い……適応的な意味は無いが、生存率に悪影響を及ぼすほどではないので受け継がれてしまっているエラー行動のようなもの──といった解釈。ただ、敵の注意を引く動きともいえるので、あえてこうした行動をとるには何らかの適応的な意味がなければ採算が合わない気もする。

いちおう、思いつくまま解釈を並べてみたが……それでは、どれが本命かといえば──僕は「③相手の見極め」ではないかと考えている。
相手の見極めをしている間に攻撃を受ける可能性だってあるわけだし、そんなことをしているヒマがあったら、さっさとジャンプして逃げれば良いではないか──と思わないでもなかったが、もし、近づく物影があるたびに(危険がない相手に対しても)ジャンプしていたら、どうなるか……。その場の危険は回避できるだろうが、食草から離れてしまえば、戻るのにリスクが発生する。特に翅(飛翔能力)を持たない幼虫はひとたび食草から離れてしまえば戻るのが大変だろう。擬木遭難している幼虫をよく見かけるように「食草に戻れない」可能性だってある。戻る過程でクモやアリ、その他の捕食性昆虫の餌食になる可能性も低くはないだろう。そうした「危険回避ジャンプによって生じる新たな危険」を考えると、やたらとジャンプをしたがる個体はかえって生存率を落とし、あるていど「危険回避ジャンプ」に慎重な個体の方が、かえって子孫を残しやすくなる──その結果、「ちょっと動いてみて相手が反応を見極めてから危険回避ジャンプする」行動が有効だということで定着したのではないか……というのが僕の現段階での推理だ。

例によって素人の想像。この解釈が当っているかどうかはわからない。他の解釈があるかもしれないし、複数の意味が隠されているのかもしれない。
とりあえず、昆虫の行動を見て「どんな意味があるのか?」とあれこれ考えてみた──というハナシ。

最近見た擬木の昆虫から



こちらはミミズクではなくコミミズクの幼虫。最近よく見かける。ミミズクは成虫が見られるが、この時期みかけるコミミズクは幼虫ばかり。
ミミズクやヨコバイはカメムシ目(半翅目)の昆虫だが、カメムシの仲間もまだ色々みられる。最近見かけるものではウシカメムシがカッコ良い。








前回も紹介したアカスジキンカメムシは終齢(5齢)幼虫が多いが、若齢幼虫の姿もある。


こんな若齢幼虫でも、ちゃんと越冬できるのか心配になる。
擬木ではこの時期にも色々な昆虫の幼虫が見られるのだが、その中で気になったものがこれ──緑色のヒラタアブ(の仲間とおぼしき)幼虫↓。




きれいな緑色の幼虫がいたのでのぞき込むと──ヒラタアブの仲間の幼虫で見られる後呼吸器突起が目にとまった。
緑色のヒラタアブ幼虫というのが、ちょっと珍しいと感じたのでとりあえずこれもアップしておくしだい。