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2014年10月の記事 (1/1)

蝉の終鳴日と10月下旬の虫

10月下旬でも鳴いていたアッパレなアブラゼミの終鳴日

セミというと夏の虫という印象があるが……意外に遅くまで鳴いていたりする。
今年は10月27日までアブラゼミが鳴いていた。これが今年最後にセミの鳴き声を聞いた日──終鳴日(しゅうめいび)となりそうだ。そのときのことを日記から──。

きょう(10/27)も中央公園(東京都東村山市)でアブラゼミが鳴いていた。昨日・一昨日と鳴いていたのと同じ個体だろう。鳴き声が聞こえてくる木の下へ行って姿を探す。例によって高いところにいるのでなかなか見つけられない。鳴き終わった直後、飛び去る姿を一瞬確認できた。すぐに近くの別の木の梢付近で鳴き始める。鳴き終わるとさらに別の木へ。3度目に止まった木でワンコーラス鳴き終わった直後、ヂヂッ!と不規則な鳴き方をした。天敵に襲われた時っぽい鳴き方だな……と思った瞬間、鳥が飛び去る姿が見えた。
その後アフブラゼミの鳴き声が聞こえてくることはなく……最後のヂヂッ!は、やはり、断末魔だったのであろうか。
だとしたら、(鳥に襲われていなければ)まだ鳴き続けられ、アブラゼミの終鳴日の更新ができた可能性があったのに残念だ……。


ちなみに今年最後に撮ったアブラゼミの生体は10月17日↓。


遅くまで活動していたセミでは、一昨年(2012年)10月29日にツクツクボウシの生体を撮影している↓


このとき↑は、さすがに鳴いてはいなかったが……ツクツクボウシの今年の終鳴日は10月20日だった。ミンミンゼミの終鳴日は10月02日(ギリギリ埼玉側)。他の種類はわからない。
初鳴日は鳴いたその日と確定できるが、終鳴日は鳴き声を確認した時点では、それが終鳴日になるのかどうか決められないので、あやふやになりがちだ。ということで記憶(記録)が新鮮なうちに記しおくしだい。

2014年の終鳴日(10月31日現在)
アブラゼミ:10月27日/ツクツクボウシ:10月20日/ミンミンゼミ:10月02日


セミの一部はけっこう遅い時期まで鳴き続けていたが、その一方《秋の虫》はちゃんと(?)出現したり聞こえてくるようになって季節は着実に移り変わっているようだ。
季節を感じる昆虫の一つが、ケンモンミドリキリガ──緑が基調の美しい蛾で、《紅葉の頃に出現する蛾》という印象がある。今年も10月下旬に入って見かけるようになった。


《秋の蛾》では傾いでとまるユニークなノコメエダシャク(類)が、やはり10月下旬になって出てきた。


傾いだ姿勢は「左右対称性を乱して天敵に見つかりにくくしている」のではないかと想像している(【ノコメエダシャクはなぜ傾いでとまるのか?】)。

カマキリ成虫も秋によく見かける昆虫のひとつだろう。ハラビロカマキリはよく見かけるカマキリだが最近まで緑色(オンリー)の種類だと思っていたので茶色型がいることに気がついた時は意外に感じ「珍しい!」と思った。


しかし一度気がつくと意外にちょくちょく見かける……。以前から一定割合いたのに気づかずにいたのか、近年になってその割合が増えたのかわからないが……このあたりでは茶色型のハラビロカマキリは珍しくないようだ。


「一度気がつくと、それ以降は意外なほどちょくちょく見かける」ようになった虫で、この時期の名物(!?)といえば……「ケバエの幼虫(のかたまり)」だろう。正体がわからず「地獄虫」と呼んでいた人もいたそうで、地獄から湧いてきたようなイメージはわからないでもない。
こやつの存在を知る以前は、ず~っと長い間、身近にこんな世界が広がっていようとは思いもよらず平和にすごしていた。ところがある日とつぜん目の当たりにして、「こんなおぞましいモノが存在して良いものだろうか!?」と衝撃が走った。気がつけば、そこかしこに散在しているではないか! ひとたび目につくようになると、あちこちで地獄が口を開けたような光景が目に飛び込んでくる──《ある事件をきっかけに、霊能力を宿し、急に霊界が見えるようになってしまった》──そんなマンガの主人公のようだ!?
気づいた人にはかなりインパクトのある光景なのだが……不思議なことに同じ所を通る一般の人(?)には全く目に入らないらしい。気色悪い光景のすぐわきを…時には上を!平和に踏み歩いて行くのである。
実際に遭遇した時ほどのインパクトはとうてい伝わらないが……とりあえず、そのケバエ幼虫のプチ集団をショックを緩和すべく減感差療法っぽく(?)遠景から徐々にアップしていく。




群れの一部に刺激を与えると、一部の幼虫がのたくり、その刺激が次々と周囲に感染、連鎖反応を引き起こし、やがて群れ全体がうごめきだして、そのおぞましいことといったら、この上ない。




はじめてこの虫の大群を見たときの衝撃は【謎の幼虫大群:ケバエ】でも記したが……「とんでもない光景をかいま見てしまった」感は大きかった。この《衝撃的な光景》は独りの胸にしまいこんでおけるものではない……かといって、それを見たことの無い人に説明しても「この気持ち(気色悪さ)」は伝わるまい。誰にも伝えることができない「もどかしさ」と「孤独感(?)」にさいなまれるのであった。
《衝撃的な光景》を目にした床屋が、それを胸にしまっておけず「王様の耳はロバの耳!」と叫びたくなった気持ちが、僕にはよ~くわかる。

何も知らずにケバエ幼虫のわきを平和に通り過ぎようとする人を見ると、つい呼びとめて「ほれっ! これを見てみれ!」と《衝撃的な光景》を教えたくなってしまう。「あなたが平和だと思っているその足元に、こんな地獄が広がっているのだ! どうだ、びっくりしたか!」みたいな?
そして、その気色悪さに衝撃を受けた人を見て、「わかる! わかるぞ、その気持ち! 僕も今のあなたと同じようにショックだったのだ。おお! やっとみつけた兄弟よ!」と抱擁し、自分が味わった同じ戦慄を共有・共感できる「仲間」と「この気持ち(気色悪さ)」を分かち合いたくなってしまう……「もう、ボクはひとりぢゃないんだ!」みたいな。

気づかずに平和に行き過ぎようとする人々を捕まえ、その心の平安をを打ち砕く《衝撃的な光景》をわざわざ知らせることはない──そう判っていても、「王様の耳はロバの耳!」と叫びたくなってしまう……そんな心の葛藤を生み出すケバエおそるべしっ! なのである。

実はアブラゼミの終鳴日となった同じ日に、例によってあちこちにケバエ幼虫の集団を目にしていて、「気色悪ぅ~」と思いながらデジカメで撮っていた。すると、なんと!──いきなり撮影不能となり、それまで撮って確認できていた画像すら表示されなくなってしまった……SDメモリーカードが壊れてしまったのである。
ケバエ幼虫軍団のあまりの気色悪さに、これまで酷使してきたSDカードもついに耐えきれなくなって絶命した……いうことなのであろうか!?
ケバエ幼虫おそるべしっ!
ということで、アブラゼミの終鳴日がSDカードの終鳴日ならぬ終命日(?)となったのであった……。

10月下旬のその他の虫から…





この時期にも目にするウバタマムシだが……東京都では絶滅危惧種・埼玉県では準絶滅危惧種という(?)この昆虫は1月~12月まで、オールシーズン見かけている気がする。
絶滅危惧!?東京のウバタマムシ



擬木上のシリジロヒゲナガゾウムシ。この昆虫もこの時期(にも)見かける気がする。♂の触角が大きく形もユニーク。「シリジロヒゲナガゾウムシ」という和名だが……「オジロアシナガゾウムシ」とよくゴッチャになりそうになる。どちらも「白」と「長」「ゾウムシ」が入っていて語呂がよく似ているので、「尻白」か「尾白」かプチ混乱しがちだったりする。
グンバイムシの仲間も擬木の上にいたので撮ってみた。






「グンバイムシ」というと、オサムシ科の「バイオリンムシ」を思い浮かべてしまうのは僕だけだろうか? 「バイオリンムシ」という和名は昆虫写真家の海野和男さんの命名だそうだが……こちらの方が「軍配」に似ている。
グンバイムシは小さすぎて撮るのが難しそうなので、これまでスルーしがちなのだが……今回撮ってみると、側面ショットでかなり立体感があることがわかった。これはこれでなかなか面白い造型だが、本家の「グンバイムシ」は、やっぱり(バイオリンムシに比べて)「軍配」っぽくないと改めて感じたしだい。



ありふれた虫だが……テントウムシ(ナミテントウ)が固まっている場所があった。幼虫・前蛹・蛹・成虫と密集している。羽化してまだじっとしている成虫がいたので、例によって写り込みショットを撮ってみた。




昆虫に写り込むネタは以前にも記している。
*【昆虫に写り込む】/【テントウムシに写り込む




※最遅終鳴日更新→◎立冬すぎのアブラゼミ! ※11月10日

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【冗区(ジョーク)】~メニュー~

【冗区(ジョーク)】は、なんちゃってネタ・創作異聞などを扱うジョーク・カテゴリーとして作った書庫なのだが、ジョーク色が強い《空目ネタ》は【昆虫など】や【エッセイ・雑記】にも入っていて、分類の基準はあまり明確ではない。これまで【冗区】書庫ではラインナップが少ないため目次のページを設けていなかったが……とりあえず書庫内のタイトルをまとめたメニューページを作ってみた次第。

【冗区(ジョーク)】~メニュー~

一足早い金環日食!?



猫バスの幼生 ※トビモンオオエダシャクの創作異聞/●ポケモンならぬトビモン







空耳ならぬ空目アワー※【エッセイ・雑記】書庫

とりとめもなく、猫顔…人面…狐顔!?

とりとめもなく、ネコ顔…人面…キツネ顔!?

トビモンオオエダシャク幼虫やヒトツメカギバ幼虫など(ネコのような虫!?)、またウコンカギバ幼虫モンクロギンシャチホコ幼虫等々、ネコ顔に見える虫は意外と少なくない。先日見つけたギンシャチホコ幼虫もネコ顔系だったので記しておくことに。




シャチホコガ科の蛾は幼虫時代の姿がユニークなものが少なくない気がする。シャチホコガ幼虫ほどではないけれど、このギンシャチホコ幼虫もなかなかユニーク。背中の棘状突起が印象的だ。先端が枝分かれした突起を見てカブトムシの前胸のツノを連想してしまったのは僕だけであろうか?


頭部はかわいくデフォルメされたネコ顔──キャラクターのキティーっぽい……といっても、最近「サンリオのハローキティは猫ではない」という記事が世界で話題になっていた。猫がモチーフと思われるキャラクターで、名前が「キティ(kitty=子猫)」なら、猫だととらえるのが普通だと思うのだが……ハローキティは「猫」ではなく「(猫を擬人化した)キャラクター」ということらしい(?)。
ハローキティの件はさておき……キャラクター猫っぽいギンシャチホコ幼虫の愛称は「ギンシャチホコ・キティ」──略して「ギティ」ではどうであろうか?


ただ、ギンシャチホコ幼虫の猫耳状は終齢幼虫になると目立たなくなってしまうみたいなので、《ネコ顔》はこの頃が旬なのかもしれない。


ところで、明るい緑と茶系の入り交じった体色は、ホソバシャチホコ幼虫モンクロギンシャチホコ幼虫とも似ている。虫だけ見ると鮮やかだが、葉についていると緑色の部分が葉の緑に溶け込み、茶色っぽい部分が分離して枯れた部分に見える効果があるのだろう。
緑色の幼虫は多いし、それは葉に溶け込む保護色の意味合いからだろう。しかし、全身緑一色の昆虫が葉に止まっていた場合は、やはり葉と体の微妙な色調の差からボディラインが識別されてしまうことはあるだろう。そこで茶系の模様を入れ、《(背景の)「葉の緑」と「体色の緑」の色調ギャップよりも大きな(目立つ)色の格差》をあえて作ることによってボディラインを分断し、天敵に識別されにくくする──ギンシャチホコたちのカラーリングにはそんな効果があるのではないかと思う。
バッタやカマキリ、ナナフシなどは同じ種類でも個体によって緑色や茶色があるし、アゲハの蛹なども緑と茶のタイプがある──そういったことを考えると、緑と茶は出現しやすいセットの色なのかもしれない?
アゲハの蛹もおもしろいが……ギンシャチホコの繭も面白い。ときどきみかけるギンシャチホコの繭は脱出孔がキレイなので感心する。


今回見つけたギンシャチホコ幼虫は猫耳状突起が目立つ小さいものだった……その大きさがわかるように、最近よくみかけるコミミズク幼虫との比較↓。


そして……、


人面蜘蛛つづきで……例によって、


人面虫つながりで……、


同じエサキモンキツノカメムシ幼虫をひっくりかえすと……、


という、とりとめもない最近の空目ネタ……。

謎の美少女仮面伝説!?@ホソバシャチホコ幼虫

ソバージュのロングヘアをなびかせて登場する謎の美少女仮面ホソバージュ──保稜紗(ほそばしゃ)千穂子(ちほこ)は、ホソバシャチホコに選ばれしスーパー・ヒロインである。この世に災いをもたらす一つ目魔人が現れたときホソバージュに変身して世界の平和を守るのだ。頑張れ千穂子! 負けるな美少女仮面ホソバージュ!!

謎の美少女仮面伝説!?@ホソバシャチホコ幼虫











──ということで、ホソバシャチホコ(蛾)幼虫の《美少女仮面》模様をまとめてみた。











【昆虫など】書庫(カテゴリー)の【隠し絵@ホソバシャチホコ幼虫】で紹介した空目ネタだが、その後撮った画像を加えて【冗区】書庫用にまとめてみたしだい。
昆虫のデザインや造型は、なかなかあなどれない!?


葉裏のなんちゃって金魚ワールド

葉裏のなんちゃって金魚ワールド

キウイヒメヨコバイなるキレイな昆虫がいることを最近noriさんのブログ記事で知った。その名が示すようにキウイの葉の裏で見つかるらしい。狭山丘陵の虫見コースに、キウイっぽい感じの葉があることは知ってたので、先日通りかかったときに「もしかしたらコレがキウイで、葉をめくったらキウイヒメヨコバイがいたりしてな……」なんて、たいして期待もせずに葉をめくってみたのだが……。




じつはこれ↑は最後の方で撮った画像。一番はじめにめくった葉の裏にいきなりたくさんいた↓のでビックリ!




白っぽい無地のものにまじって赤い模様が入った個体がいる──パッと見、金魚すくいなどでみかける和金のイメージと重なった。赤いのがオスで、赤みは時間とともに濃くなるらしい。




アップにしてみたが……成虫で体長:3~4mmと小さすぎてうまく撮れず……とりあえず、色合いがキレイということで。
それにしても葉の裏に、こんな「なんちゃって金魚」な世界が隠されていようとは……。

この植物、花の時期にキイロトラカミキリがけっこうきていたので「(種類は)何だろう?」と気にはなっていた。どこかで見た栽培キウイに似ているとは思っていたものの、実がなっているのは見た記憶が無いし、畑でもないこんなところ(狭山丘陵)にキウイが生えているのもなじまない気がして「なんちゃってキウイ」という認識でいた。しかし、キウイヒメヨコバイが発生していたということは、ホストである本物のキウイだったようだ。
あらためてキウイについて調べてみると……店頭で売られているキウイのタネからも発芽するというから、「こんなところ」に生えていたのも、《キウイの実を食べた鳥などによってタネが運ばれた》と考えると、さほど不自然にことではないのかもしれない。実がなっているのを見た記憶が無いのは、《キウイは雌雄異株性だから、花が咲いても受粉されないと実はならない》からだったと考えると納得できる。

そしてキウイヒメヨコバイについても検索。成虫・幼虫ともにキウイの葉裏に寄生し養分を吸うことから侵入害虫という扱いらしい。1991年に神奈川県小田原市で初確認された新属新種の昆虫だそうな。
1991年というと、僕がミラクル☆スターで「えび天」に出た年だから、(生物史的には)最近のことだ。そもそもホストのキウイフルーツだって、言ってみれば外来種──中国原産のものがヨーロッパ経由でニュージーランドへ持ち込まれ、品種改良されたもの──日本に登場したのは1960年代だというから、それ以前はキウイヒメヨコバイも日本には存在しなかったのだろう。

キウイが外来種なら、それをホストとするキウイヒメヨコバイも外来種なのだろう。原産国はどこなのか、いつ、どのような経緯で日本に入ってきたのか──この昆虫について僕はよく知らない。
いずれにしても、キウイヒメヨコバイは僕の虫見コースの「新顔」のひとつに加わった。

普通種となった外来種

キウイヒメヨコバイのように、昔はいなかった「新顔」の生き物は意外に少なくない。キウイヒメヨコバイと同じカメムシ目で、ごく最近みかけたものでいうと↓こんなのもいる。




マツヘリカメムシは北米西部原産のマツ類の害虫で、日本で確認されたのは2008年らしいが、僕の周辺ではすでに普通種になっている。
キマダラカメムシは日本で初めて発見されたのが1770年代(長崎県の出島)、東京では2010年に確認されたそうだが、僕が初めて見たのは2011年──それが今では市街地では普通に見られるようになっている(狭山丘陵ではまだ見たことがない)。

ついでに、最近見たものの中から……茶色いハラビロカマキリ。ハラビロカマキリは昔から見ている在来種だが、最近まで、ずっと緑色オンリーだと思い込んでいた。一昨年、茶色いタイプがいることに気付いてから、ちょくちょく茶色いハラビロカマキリを見かけるようになった。ひょっとして茶色タイプの割合が近年ふえてきたのだろうか?……なんて思ってみたりもしているのだが、サダカなことはわからない……。




ムフロンワームと空目虫

ムフロンワーム!?スミナガシ幼虫

前回の【カラカルワーム】に続いて野生動物を連想するってことで……【ムフロンワーム】。ムフロンはカールしたツノが印象的な野生のヒツジ。「ビッグホーン」と呼ばれるオオツノヒツジの方がわかりやすいかとも思ったが、語呂から【ムフロンワーム】に決定!?(あくまでも個人的愛称)




──ということで、ムフロンやオオツノヒツジを連想させるイモムシはスミナガシというチョウの幼虫。成虫はたまに見かけることがあったが、幼虫を見たのは初めて。擬木を徘徊していた。














見つけた時はどの木から落ちたのかわからず、擬木遭難させておくよりはとテキトーに近くの枝にとまらせておいたが……後で確かめたところ、幼虫の食植物はアワブキ・ミヤマハハソ・ヤマビワ・ナンバンアワブキなどだそうで、間違った木に戻してしまったようだ。許せスミナガシ。蛹化前の移動(?)だったら食植物でなくてもそのまま蛹になれそうな気もするが……スミナガシの蛹は枯葉そっくりで(僕はまだ実物を見たことがない)、これも興味をそそられる。いつか見てみたいが……擬態の完成度が高いので、自然の中で見つけるのは難しそうだ。

最近見た虫から空目ネタ

ムフロンワームだけではさびしいので、ついでに最近見かけた虫から「空目」しがちなものを。以前もネタにしているものだが……見つけると、ついカメラを向けてしまう。




ホントにいる!?リアルこびと虫づかん


赤僧侶vs黒僧侶!?/アカシマサシガメとビロードサシガメ
そして先日もネタにしたホソバシャチホコ幼虫の最新遭遇個体↓


ナチュラル・タトゥー(?)のスーパーヒロインが個体によって若干違うので、ホソバシャチホコ幼虫を見つけると、つい撮ってしまうのだが……この個体を含めて【隠し絵@ホソバシャチホコ幼虫】に画像を追加している。



これも以前、【手のり文鳥より小さい指のりミミズク】でネタにしているが……あらためて。




※↑【手のり文鳥より小さい指のりミミズク】画像より


カラカルワーム他

カラカルワーム!?

ネコ科の動物にカラカルというのがいる。大きな耳の先端にのびた房毛が特徴なのだが……この幼虫をみると、ついカラカルを連想してしまう。


【タカサゴツマキシャチホコの幼虫】のようだが、この和名は長くて呼びにくい。ひそかに【カラカルワーム】の愛称で呼んでいるのは僕だけであろうか?
お尻の黒い毛束はボブテイル(短尾)に見え、やはり耳に房毛をもつボブテイルのオオヤマネコともイメージが重なる。


タカサゴツマキシャチホコの成虫は枝片にそっくりな擬態名人の蛾だが、ツマキシャチホコ成虫ともよく似ている(成虫に似た種類がいくつかある)。
成虫は見分けるのが難しいほどそっくりな【タカサゴツマキシャチホコ】と【ツマキシャチホコ】なのだが……これが幼虫時代にはまったく似ていない。【ツマキシャチホコ】の方は幼虫が、ちっともカラカルっぽくないのだ。幼虫時代は似ても似つかないのに、成虫になるとそっくりになる──というのがなんともフシギな気がする。

その逆で、「幼虫時代に似ていたものが、成虫になって違った姿になる」というのであるなら判る気がする。幼虫時代に小さかった「差異」が成長にともない拡大するのは、(確率的・エントロピー的にも?)不自然ではない。でも、全く違う姿で幼虫時代を過ごした虫が成虫になって突然そっくりになるのは……例えてみれば、無秩序に並べられた二組のトランプがシャッフル後にキレイにそろってしまうマジックのようで、ミラクル感がある。
チョウでも、ナミアゲハとキアゲハは、幼虫時代の違いは一目瞭然なのに成虫になると、とてもよく似た姿になる。
最終的に(成虫では)良く似た形になるということは、ベースの形成プログラムは同系列のものなのだろう。その成長過程における微妙なスイッチングの違いが大きな差異となって発現するのだろうか? 昆虫の変態自体もとても不思議なことだが、似ていない幼虫からそっくりな成虫が現れるという現象は、形成プログラム・発現のしくみを示唆しているような気がしないでもない。

という話はさておき、カラカルを連想させるカラカルワーム(個人的愛称)こと【タカサゴツマキシャチホコ幼虫】にはカメラを向けるが、ただの毛虫っぽい【ツマキシャチホコ幼虫】には撮影意欲がわかず、その(比較用)画像は無いのであった……が、後日撮影したツマキシャチホコ幼虫との比較画像を追記↓


さらに、過去に撮った画像の中からタカサゴツマキシャチホコとツマキシャチホコの成虫の加増を追加↓



木片そっくりの蛾

脱皮前の若齢シャッチー

僕はよく昆虫に愛称をつけるが、そのひとつ【シャッチー(シャチホコガ幼虫)】をまた見かけた。脱皮前の若齢幼虫だった。


以前、【若齢シャッチー(シャチホコガ幼虫)】でも脱皮前後の画像を添付したが、脱皮前に比べ脱皮後の頭部は明らかに大きい。この大きな頭は脱皮前の固い頭殻の中では成長できず(成長すると引き抜けなくなるため?)、窮屈になる前に早めに固い頭殻からひき抜いて、伸縮性のある首へと移動させて準備をととのえているようだ。







怪獣のような幼虫!?/*若齢シャッチー(シャチホコガ幼虫)

ドラゴンワーム!?







このウコンカギバもやはり最近みかけた蛾の幼虫。これも【シャッチー(シャチホコガ幼虫)】同様、ニックネームをと考えて、【葉上のドラゴン:ウコンカギバ幼虫】では「シャッチー」にならって「ウッキィー」なんてつけてみたが……今ひとつピッタリこないでいた。キアイを入れてみればドラゴンに見える「なんちゃってドラゴン」な特徴(?)から、【ドラゴンワーム】というのはどうであろうか?
【カラカルワーム】のように見た目の特徴から覚えやすそうな気はする。



葉上のドラゴン:ウコンカギバ幼虫/*怪獣!?ドラゴン!?!UMAじゃない実在生物

スーパーヒロイン・ホソバージュ参上!?

あと、最近しばしば出会う幼虫にホソバシャチホコがいる。【隠し絵@ホソバシャチホコ幼虫】でも紹介したが、10月に入って見かけた2個体の画像を追加しておいた。《スーパーヒロイン》の隠し絵は個体によって表情(?)が色々なので、この幼虫を見かけるとついカメラを向けてしまう。


この《スーパーヒロイン》──なびくロングヘアがソバージュがかっているようにも見える。ホソバシャチホコの「ホソバ」と「ソバージュ」をかけて《ホソバージュ》なんてのはどうであろうか?
ホソバシャチホコ幼虫についても何か良いニックネームがないか考えているのだが……今のところピッタリくるのがみつからないでいる。

隠し絵@ホソバシャチホコ幼虫

その他 最近みかけた昆虫から

ついでに、最近みかけた蛾ということでで【ビロードハマキ(ビロウドハマキ)】も載せておく。他の方のブログなどで馴染みのある蛾だが、実際にみたのはこれが初めてだった。



さらに最近みかけた昆虫の中から【クロハナムグリ】の画像をば──、


クロハナムグリは春~夏頃よくみかけ、このあたりでは珍しくもないのでカメラを向けることもほとんどなかったのだが……やけにキレイな個体だったので撮ってみたしだい。今まで意識していなかったが、10月に見たことはあまりなかったかも?

さて、「秋の気配」を感じる昨今……秋のけはい……秋のけはえ……秋のけばえ……ということで、晩秋の風物詩(?)ケバエ幼虫の群れが、ごく小規模ながら早くも確認できたので、その(今季初)記録ということで……。


ちなみに去年のケバエ幼虫集団の初確認は10月10日だった。
※ケバエ幼虫の群れについては→【謎の幼虫大群:ケバエ