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2014年05月の記事 (1/1)

5月下旬の昆虫2014





前の記事で蛹だった【ヒオドシチョウ】の成虫があちことで見られるようになった。少し前には蛹になる場所を探して徘徊する終齢幼虫や前蛹が目につき、そのうち擬木にぶら下がる蛹が増えたな……と思っていたら、もう羽化の時期……季節の展開の早さを実感する。
このチョウの和名を知った時、《翅を閉じているときには隠されている緋色の模様をいきなりひろげて敵を脅かし、敵がひるんだスキに逃げる》──それで「緋脅蝶」なのだろうと想像した。また逆に、飛んでいる時は目立つ緋色でひきつけておいて、止まったとたんにこれを隠すことで森の色彩(樹皮や枯葉の色)に溶け込み身を隠す効果もあるのだろう──そんなふうにも考えた。
しかし実際は、戦国時代の武具「緋縅(ひおどし)」というのが和名の由来らしい。
1枚目右の画像──蛹(抜け殻)のとなりに止まった成虫をみるとわかるが、ヒオドシチョウは一見、(6本脚であるはずの昆虫なのに)4本脚にみえる。タテハチョウの仲間は前脚が退化し小さくなってふだん畳まれているためだそうで、前脚は味を確かめる感覚器官として使われているらしい。





【テングチョウ】も画像のように、羽化して抜け殻(蛹)にとまっている個体をいくつか目にした。撮っている時は気がつかなかったのだが……蛹(抜け殻)にとまった成虫は4本脚に見えるのに、ワイヤーフェンスにとまった成虫の脚は6本見えている。タテハチョウの仲間は一見、4本脚にみえる──という認識でいたので、ちょっとビックリ。調べてみると、テングチョウの♀は6本脚でとまる(こともある?)らしい。

前回(初ウラナミアカシジミ&キアシドクガなど)、成虫の発生を確認したウラナミアカシジミだが、あちらこちらで見られるようになった。このチョウは後翅に突起があるが、とまっているときには後翅をこすりあわせるように動かし、この尾状突起を「触角」のように交互に上下させる行動が見られる。ウラナミアカシジミがとまっているのを見ていると、本物の触角よりも「触角のように動く」尾状突起に目がいってしまいがちだ。


尾状突起の付け根近くには「眼」のような黒い紋もある。疑似触角(?)や疑似眼(?)を思わせる行動やデザインから、ウラナミアカシジミは《後翅の先端を「偽の頭」に見せることで天敵の攻撃を頭部から逸らしているのではないか》という気がする。前回アップしたウラナミアカシジミ画像の2枚目の個体は、尾状突起の近くが少し欠けていたが、「偽の頭」を目がけて攻撃してきた鳥などがいたのかも知れない。天敵に頭部を狙われるよりは後翅先端を狙われた方が逃げ延びる可能性(生存率)は高まるはずだ。



狭山丘陵東京都側で【ホソオチョウ】の発生を確認。同じ場所で1カ月半まえにメスを確認した時(【ホソオチョウ2014春@東京】)は春の発生の最後だったのかもしれない。その後ホソオチョウは一端姿を消した。それが5月も終わりになってオスが飛んでいるのを見かけ、その後メスも確認。


飛来した♀は翅に痛みがあり尾状突起も片方欠けていた(↑)。舞い降りるとウマノスズクサの茎に卵を産みつけ始めた(画像)。ちなみに産み終わった後の画像を確認すると、この1カ所だけで56個の卵が写っていた(茎の裏側で写っていない卵も多数あるので実際の卵数はもっと多い)。
この発生ポイントは狭く、個体数も多くはないが、わずかなエリアに集中して生き延びているといった印象。アカボシゴマダラが瞬く間に拡散したのに対し、ホソオチョウは限定的なエリアで密度を高めることで繁殖率を高める戦略をとっているいるように感じる。食草(ウマノスズクサ)が同じジャコウアゲハとの競合を危惧する向きもあるようだが、両種の生存にとって影響が大きいのは、エサ資源の争奪戦もさることながら、寄生蜂などの天敵圧ということになるのではないだろうか。ホソオチョウは成虫も密度が高いし(密度の高いところに集まる?)、卵や幼虫も集中している。天敵の寄生虫(および病原体)にとっては増殖するのにうってつけの状況なわけで、ホストの密度が高まれば天敵は増え、寄生率が上がることでホストの生存率は低下する(その影響でホストが激減すれば寄生蜂も数を減らす)。
ホソオチョウの発生場所で寄生蜂が増えれば、その影響はジャコウアゲハにも及ぶ可能性がある。そうした影響の方がエサの争奪戦よりも深刻かもしれない。ただ、高密度集中型のホソオチョウに比べ、ジャコウアゲハの分散(産卵)傾向が大きかったとすれば、天敵圧の影響をより多く受けるのはホソオチョウの方で、その意味ではこの「競合」は長い目・広い目で見ればジャコウアゲハに分があるのではないか……という気もしないではない。
ところでホソオチョウは要注意外来生物であることから嫌われがちだが、個人的には「そこにいる昆虫」を観るとらえ方・生き物に対する興味に特段の違いは無い(在来種・外来種の違いで好き嫌を分ける事は無い)。移入種の放虫があったのだとすれば、それは憎むべき行為だが、昆虫自体を憎む気持ちにはなれない。外来種に関わるテーマについての懸念はまた別のところにあり、思う事は多いが語り出せば長くなるのでここでは割愛。



昭和の一時期、限られた地域で【ライポン】と呼ばれるハチを捕まえて遊ぶことが流行ったという。そのライポンこと【コマルハナバチ♂】が今年も見られるようになった(※刺さない蜂!?ライポン)。

冬の間は虫探しはもっぱら擬木ウォッチだったが、春以降、花や葉、枝を見る機会が増えてきた。カミキリは花にも来るし、葉にもつく。最近は枯れ枝で見る事も多い。


前々回【コブスジサビカミキリふたたび他】でもキイロトラカミキリの画像をアップしていたが、あまりキレイでなかったので、その後撮ったものを。このキイロトラカミキリはゴンズイの花に来ていた。
最近葉の裏を探したものといえば【シラハタリンゴカミキリ】。少し前の記事(ラミーカミキリ&シラハタリンゴカミキリ)では、まだ「なぜか東京都側でシラハタリンゴカミキリを見たことはない」と記していたが、その後ようやく東京都側でもこのカミキリを確認することができた。


実は確認したのは何匹かいたのだが、例によってすぐ飛ぶので証拠写真がなかなか撮れなかった。この画像もイマイチだが……これが東京都側で撮れた一番マシな画像だった……。
最近は枯れ枝でカミキリを見る事も多くなった。


このところ最も多く目にする【アトジロサビカミキリ】は枯れ枝につく。大きさもそこそこあるので(8~11mm)比較的見つけやすい。
じつは小さめのニイジマチビカミキリ(3.5~5mm)を撮りたいと思って、最近枯れ枝を探していた。以前使っていたデジカメでは小さすぎて撮るのが難しくスルーしがちだったのだが……この極小カミキリは模様がおもしろい。なので2月に入手したカメラ(OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough)でチャレンジしたいと考えていた。最近ようやく出てきたようで、クワの枯れ枝でみつけることができた。しかし、動き回って撮りづらい……。ギリギリ埼玉県側とギリギリ東京都側で何度か撮影のチャンスがあったのだが……今回は今ひとつ鮮明な画像が撮れなかった……。






「もう少し鮮明な画像が撮れないものか……」と枯れ枝ウォッチを続け、頭上にそれっぽい姿を見つけるが、とても手が届かない……。擬木の上に立ち、手を伸ばしてなんとか撮ってみたら……ヒシカミキリだった……。






枯れ枝につくカミキリはけっこう多い。


【シナノクロフカミキリ】も枯れ枝でみかける。今回は擬木でみつけたが【トガリシロオビサビカミキリ】も枯れ枝についていることが多い。




【トガリシロオビサビカミキリ】は地味だが、けっこう好きなカミキリだ。昔はカミキリというと、シロスジカミキリやゴマダラカミキリなどのイメージが強く、それらが「カミキリ」のイメージだった。虫見をするようになってサビカミキリの仲間を見て「こんなに小さなカミキリがいるのか!」とビックリしたが……カミキリ全体からいえばシロスジカミキリやゴマダラカミキリが「大きい」小数派だと改めて知った。しかし子どもの頃から頂いていた「カミキリ(らしさ)」のイメージは漠然と残っていて、ハナカミキリやトラカミキリよりもトガリシロオビサビカミキリの方が、しっかりカミキリしている感じがして王道(?)な気がするのである。

しばしばワイヤーフェンスにこのようにしがみついているのが【ハイイロヤハズカミキリ】(僕が肩甲骨カミキリと呼んでいる昆虫)。


自然の中ではこのくらいの太さの枝や笹にしがみついていれば目立たないのだろうが……人工物でこの色のワイヤーケージにとまっていると一目瞭然。
ハイイロヤハズカミキリ的にはこの太さのものにしがみついていれば安心(安定)なのだろう。自然の中ではそれが結果として隠蔽効果を生むことで、こうした習性が獲得されてきたのだろう。しかし本人(虫)は、隠蔽効果を自覚(?)しているわけではない──というのが「目立つワイヤーケージに平気でとまっている」ことからうかがえる気がする。

最近見た昆虫の中でおもしろいと感じたのは、(♂の)前脚がやたら長い【アシナガオニゾウムシ】だった。




【アシナガオニゾウムシ】は初めて見た気がするが、見つけたときは前脚の長さに驚いた。前脚が異様に長いのは♂だけらしい。前胸の形もなんだかユニークだ。正面から見た顔は「タヌキ耳のウマ」っぽくておもしろい。
アシナガオニゾウムシのぴっちり収納術

そして、5月下旬になって地上を徘徊する姿を見る頻度が高くなった【オオヒラタシデムシ】。ヒラタシデムシ類の《ひげ噛み行動》を確かめたくなった4月にはまだ目にすることが少なく、ヨツボシヒラタシデムシで確認することとなった(*)が、ここへきてようやくオオヒラタシデムシでも何例か《ひげ噛み行動》を確認で来た。


オスがメスの触角を噛むヨツボシヒラタシデムシの交尾
切られた触角の謎(妄想的予想仮説?)
《オスによる触角切り》予想・ふたたび

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初ウラナミアカシジミ&キアシドクガなど

ウラナミアカシジミも出てきた@狭山丘陵

今季初のウラナミアカシジミ(成虫)を見た。先日、アカシジミを目にし、続いてウラナミアカシジミも現れるだろうと思っていたが……きょう2匹を確認。




ウラナミアカシジミは年1回(成虫が)発生する蝶で、その時期は手元の図鑑では6~8月となとっている(同じ図鑑でアカシジミ成虫の発生時期は5~7月と記されていた)。
今月上旬には擬木の上をさまようウラナミアカシジミ幼虫の姿を度々目にしていたが、気づけばもう成虫の時期……季節の変化は早い。

キアシドクガ純白の舞い

このところ続々と羽化していたキアシドクガも食植物ミズキの周辺を群れ飛ぶ姿を目にするようになった。その様子に気づいた人がときどき「あのチョウは何?」と不思議がっていることがあるが、蝶と誤認するのも無理はない。「ドクガ」の名前とは似つかわしくない、エレガントな蛾で、その「純白さ」はむしろ蝶以上という気もする。




純白のキアシドクガたちが緑のミズキのまわりを優雅に舞い飛ぶ光景は幻想的とさえいえる。漫画『とりぱん』の中で、とりのなん子氏が極小ツタンカーメンをイメージしたという蛹から出てきたにふさわしい蛾といえるかも知れない。
ちなみにキアシドクガは「ドクガ科」の蛾だが毒はない。脚が黄色いドクガ科の蛾なので、この名がついたのだろう。

チョウ・ガの変身/変化は劇的!?

ちょっと前によく見かけていたミッフィー顔の幼虫・ヒトツメカギバも、いつの間にか成虫が出ていた。



ヒオドシチョウの蛹もあちこちで目にするので、これも近いうちに成虫が見られることになるだろう。


このところ目にするチョウやガの幼齢の変化や蛹・成虫への変身はめまぐるしい──この時期、そう実感する。
以前記したことがあるが……【時間の加速感】はますます加速したように感じられる今日この頃……。

コブスジサビカミキリふたたび他

折れた枝片そっくりのコブスジサビカミキリふたたび

【コブスジサビカミキリ】は体長5~9mmほどの小さくて地味な昆虫だが、けっこうお気に入り。細い枯れ枝が折れたような姿──《小枝片に擬態しているカミキリ》というのがユニークな気がしておもしろい。
4月にも【小枝片的コブスジサビカキリほか早春の昆虫】で紹介したが、あのときは撮影を始めたら早々に飛び去ってしまい、思うように撮れなかった。そのコブスジサビカミキリにまた出会えたので、「こんどこそは」と、そっと近づきカメラを向けた。










しかし、やっぱり動き出して、なかなか希望のショットが撮れない……。そのうち擬木の縁で翅を広げたので、飛び去るか──と思いきや、離陸ができずに翅をたたんでまた歩き回りはじめた。
飛び立てないのだとすると、動きが止まるのを待てば、じっくり撮れるチャンスが訪れるかもしれない──そう期待し、ねばってみようと思ったのだが……なんとここでカメラの電池切れ……。やはり今回の出会いも不完全燃焼に終わったのであった……。

最近みかけたカミキリなど



コブスジサビカミキリが小枝片に擬態しその存在を隠すことで生存率を高めていると思われるのに対し、【キスジトラカミキリ】はハチの威を借る配色(警告色)と動きで逆によく目立つスタイルで生存率を高めているように見える。同じカミキリのグループの中でも特徴にこんなに差があるのがおもしろい。



【エグリトラカミキリ】はトウキョウトラカミキリやトゲヒゲトラカミキリと似た色合いだが、やや太くボリウム感がある。



【キイロトラカミキリ】は5月上旬に東京都側で確認しているが、撮れたのは下旬。この個体はギリギリ埼玉県側のガードレールに止まっていた。撮りづらかったので、近くの花に移したところ花粉を(?)食い始めたので、そのまま撮影。



ヒメアカハナカミキリかと思いつつ、ちょっと違うようなので調べてみたところ【ツヤケシハナカミキリ】のメスと判明。手元の図鑑ではツヤケシハナカミキリは全身黒なのだが、これはオスの特徴らしい。メスは肩口だけ赤かったり、このように上翅全体が赤くなることもあるとか。



【ヤツメカミキリ】は弱ったサクラで大量に発生しているのを見たことがある。黄色っぽいものが多いが、青みがかったもの・緑っぽいものなど、個体によって体色には変化がある。ということで、以前撮ったものから↓。





【ベニカミキリ】の幼虫は竹類を食べるそうだが、成虫は花に集まっているのを目にすることが多い。



僕が「肩甲骨カミキリ」と呼んでいる【ハイイロヤハズカミキリ】。



【ヒメヒゲナガカミキリ】は、その名の通り触角が長い。触角を入れて撮ろうとすると体が小さくなってしまうので、ちょっとやっかいなカミキリ。あまりに長い触角は、天敵から見つかりやすくなりそうだが……それでも、これだけ長くなったのには何か意味があるのだろうか?



【ヒシカミキリ】は体長3~5mmほどの小さなカミキリ。擬木の上でもよくみつかるのだが、近づくとたいてい動き回っておとなしく撮らせてくれない。枯れ枝にじっと止まっているところを見つければ撮りやすいのだが、自然物の中でじっとしていると、見つけるのが難しくなる……。昨今、視力の衰えを実感することが多いが、それでも裸眼でミズキの枯れ枝に止まっているヒシカミキリを見つけることができた。小さな虫に気づくことができると、ちょっと自信が回復する。



【ヒトオビアラゲカミキリ】7~10mmほどのカミキリ。こちらはクワの枯れ枝にいた。撮影中ポロッと落ちたが、飛んで葉にとまったので、そこも撮影↓。





【アトジロサビカミキリ】最近よく見かけるカミキリ。これも枯れ枝にとまっているところ。



【シラハタリンゴカミキリ】は先日(*)見た場所とは別の、東京にほど近い埼玉県側でみつけたもの。スイカズラの葉の裏にとまっていたが、カメラを近づけるとポロッと落下。飛翔して近くの別の葉にとまったところを撮影。



上のシラハタリンゴカミキリの近くにいたので、ついでに撮った【ツマグロハナカミキリ】。狭山丘陵では他にゴマフカミキリ・ナカジロサビカミキリ・トゲヒゲトラカミキリ・シラケトラカミキリ・ヒメクロトラカミキリなども引き続き目にしている。



【ラミーカミキリ】は先日の記事(*)の追記した市街地のムクゲで発生中のもの。



ルリカミキリ】も市街地で撮影。カナメモチの植込み3カ所で発生を確認。9~11mmほどと小さめながら、光沢があって美しいカミキリ。

今、季節を感じる昆虫

カミキリも色々な種類が出てきたが、他の昆虫でも顔ぶれもどんどん変わってきている。季節を感じるものとしては、《純白のチョウ》とよく間違えられるエレガントな蛾【キアシドクガ】(とりぱんで話題になった極小ツタンカーメンの蛾)もあちこちで次々に羽化しているし、【アカシジミ】も飛び始めている。


また、【アカスジキンカメムシ】も成虫がではじめてきた。




ジンガサハムシの産卵~光沢昆虫は難しい

ジンガサハムシの産卵



昆虫は小さいし、動き回るので撮りづらいものが多い。ジンガサハムシも普段はヒルガオ(食草)の葉の裏にひそんでいることが多く、順光でキレイに撮りたいと思って葉をめくったりすると、すかさず反対側に回り込んだり飛び去ったりしがちで、なかなかうまく撮れないことが多い。
それでもキレイな虫なので、見かけるとついカメラを向けたくなる。今回もジンガサハムシの金タイプ(背中まで金色のものを「金タイプ」、背中が黒っぽいものを「黒タイプ」と勝手に呼んでいる)がいたので、期待せずに撮影してみたのだが……。


まず葉の裏側に止まっているのを、葉の裏側から撮影↑。これはそっと近づけば比較的おとなしく撮らせてもらえる。逆光なので、スケルトン部分の透明感はキレイに写るが、光沢部分の美しさはわかりにくくなる。
ジンガサハムシの特に金タイプの魅力は、その「金色の光沢の美しさ」にある。これをキレイに撮るためには順光で撮りたいところ。
とりあえず、逆光ショットをおさえた上で、「どうせ逃げるんだろうな……」と思いつつ、ジンガサハムシが止まっている葉をつまんでそっと反転……順光側まで動かしてみたが、意外にもジンガサハムシは同じ場所にとどまったまま。これはチャンス!とばかりに撮り続けた。






ふと気づくと、ジンガサハムシの尻の方に何やら褐色のものが!?──撮影中に卵を産んでいたことに気がついた。




後に撮った画像を振り返ってみると、見つけたときにちょうど産卵が始まっていたようだ。葉脈との位置から卵のう(卵鞘/卵の入ったカプセル)がしだいに大きくなっていくのが確認できる。この後も母虫は卵の上で腹端を前後に動かしながら卵のうの制作を続けた。








卵のう(卵鞘)を産み終えると、母虫はあっという間に飛び去った。それまで逃げなかった(逃げられなかった?)のは産卵モードに入っていたためだったのだろう。
以前のジンガサハムシ記事【金色に輝くジュエリー昆虫】でも産卵シーンをアップしていたので再掲載↓。


ジンガサハムシの寄生蜂?

ジンガサハムシが卵をそのまま産みつけずわざわざケースにくるむのには、きっと意味があるのだろう。おそらく卵を保護する役割りがあるのだろうと想像するのだが……それでも天敵はいるようだ。以前撮ったジンガサハムシの画像に寄生蜂と思われる虫が写っていた。撮影した画像を調べてみるとかなり長い時間こうしてジンガサハムシの背中にとまっていたので、偶然とまったのではなく目的を持って居座っていたのだろう。ジンガサハムシが追い払う事のできない背中にとどまり産卵を待って、ジンガサハムシの卵に自分の卵を産みつけようとしていたのではないか?


金タイプと黒タイプ



ちなみに黒いタイプのジンガサハムシ↑。前胸の金色部分は金タイプと同じだが、背中は黒っぽい。この色の違いはオス・メスの違いではない↓。




ジンガサハムシとよく似たスキバジンガサハムシにも金タイプと黒タイプがあり、黒は金に対して優性遺伝だということがわかっているそうだ。

光沢昆虫は難しい

僕は写真撮影に苦手意識があって、ブログに掲載する画像には作品(芸術)としてのクオリティは求めていない(あきらめているから上達もしない)。画像は「言わんとするポイントがわかればよい」という低いハードルで撮影している。
昆虫の場合、姿がユニークだとか模様がおもしろいとか……伝えたい特徴が見てわかればそれで良い──という扱い。キレイに撮れればそれに越したことはないけれど、画像としての美しさ・写真としてのできばえはあまり気にしない。
ただ、美しさに感心して、その美麗さを記録し伝えたい──と思うこともあるわけで、そうしたケースは「美しく撮る」ことの難しさにいつも難儀する。
特に金属光沢のある昆虫は、光の加減や撮影角度などで全然違って見えてしまうし、ただでさえ動き回って撮影が難しい昆虫に、適切な位置で適切なポーズを要求しても応じてくれるハズもない……。
今回のジンガサハムシも「本当はもっとずっとキレイなんだけどなぁ……」という思いが強い……。
やはり金属光沢が美しいアカガネサルハムシも、見かけるとカメラを向けたくなる昆虫の1つだ。ジンガサハムシがゴールドの輝きなのに対し、アカガネサルハムシは虹色の輝き。ヤマトタマムシにも似ているが、配色的には(七色に輝く世界一美しいクワガタと言われる)ニジイロクワガタに近い気もする。
以前にも【虹色ハムシと呼びたいアカガネサルハムシ】で紹介しているが、最近撮った画像の中から、虹色の輝きを思い浮かべられそうになものを……(実物はもっと美しい)。





ついでに、やはり画像的にはイイマイチながら、緑色のメタリックな光沢が美しいアオバナガクチキムシ。美麗種?にしてゴキブリのような動きはいかがなものか……と思わないでもないが、光沢のある昆虫にはやはりカメラを向けてしまうのである。




ラミーカミキリ&シラハタリンゴカミキリ

タキシード姿のキョンシーか!?パンダカミキリか?

「礼服を着たガチャピン」とか「パンダカミキリ」とか呼ばれ、僕には「タキシード姿のキョンシー」に見える【ラミーカミキリ】。
いつも虫見をしている狭山丘陵の緑地ではまだ見たことが無いのだが(※訂正:2013年6月に多摩湖南側のムクゲでラミーカミキリを1匹見ていた)、自宅近くの市街地では今年も発生を確認することができた。












ラミーカミキリというユニークなデザインの昆虫の存在を知ったのは小学館・刊【BE-PAL】2004年8月号の『西原理恵子さん親子がムシのお兄さんと昆虫採集』という記事だった(当時【BE-PAL】には昆虫フォーラムのメンバーが時折登場していおり「ムシのお兄さん」またの名を「ピンガ大王」もその1人)。誌面に写真で紹介されていたラミーカミキリを見て、「こんなカミキリがいるのなら見てみたい」と思った(漫画家のサイバラ氏もお気に入り)。が、当時は関東では一部の地域でしか見られないものだと思ってあきらめていた(以前は西日本限定の外来種だったらしい)。
ところが2005年、奥多摩で偶然ラミーカミキリを発見。初めて見る憧れのカミキリだったので、3匹(成虫)を持ち帰って飼育してみたりした。そして2012年には自宅近くで発生しているのを確認。それ以来、毎年発生を確認するのが楽しみになっている。
ラミーカミキリ@武蔵野



※↑ラミーカミキリ/オスとメスの違いより

追記:市街地のムクゲでも確認・ラミーカミキリ







……ということで、自宅近くのムクゲでも出ているたので追記↑。

スイカズラとシラハタリンゴカミキリ

毎年この時期に発生を確認したくなるカミキリをもうひとつ。スイカズラが咲く頃になると現れるシラハタリンゴカミキリだ。
このカミキリのことを知ったのは、今はなきニフティの昆虫フォーラム時代。スイカズラが咲いているのを見るとチェックするようになったものの、当初は葉に残された痕跡(食痕)を確認しただけで本体は見つけることができなかった。食痕を見つけた翌年──1年後にその場所でようやくシラハタリンゴカミキリを初めて見ることができた。スイカズラの咲く頃に現れていつの間にかいなくなる──季節限定のカミキリという印象がある。
そして今年もスイカズラが咲き出した──ということで、毎年発生を確認している埼玉県側へチェックに行ってみた。いつも歩いている虫見コース(東京都側)にもスイカズラはあちこちにあるのだが、なぜか東京都側でシラハタリンゴカミキリを見たことはない。




咲き始めたスイカズラのそばに座り込み、シラハタリンゴカミキリの姿を探す。
暖かい日差しを浴び、スイカズラの花の甘い香りにつつまれていると、ついくつろいだ気分になってしまいがちだが……ぼんやり眺めているのどかな景色の中にオレンジと黒の動くモノ──目的のシラハタリンゴカミキリを発見したときの「!」感──リラックス状態だった脳みそに一気に緊張が走る感じがなんともいえない。


















希望のアングルで撮らせてもらえず、飛び去られることのくり返し……飛翔の瞬間が撮れたから、とりあえずこれで良しとして、その場を離れた。
帰りに別の場所のスイカズラを見ながら歩いていると──独特の食痕がある葉が目に止まった。で、その葉の裏をのぞいてみると……。




ちなみに、このショットを撮影した直後、やっぱり飛び去られた……。
子どもの頃は夏に樹液のニオイを嗅ぐとカブトムシやクワガタが恋しくなったものだが、最近は毎年スイカズラの香りを感じるとシラハタリンゴカミキリを連想し、見てみたくなるようになった。
とりあえず今年も見る事ができたことに満足。

アカボシゴマダラ・春型にまじって、すで夏型も

ところで、最近はあちこちでアカボシゴマダラの春型をみる。もうすっかりおなじみの光景になってしまったが、先日夏型を確認し「もう夏型が出ているのか!?」と驚いた。「夏型」というが、春でもこのタイプは出ることがあるのだろうか。ちなみに今年「夏型」は2匹見ている。




アカボシゴマダラ急増中
擬態する幼虫&蛹:アカボシゴマダラ

いとこの空似?エゴシギゾウムシとジュウジチビシギゾウムシ

いとこの空似?エゴシギゾウムシとジュウジチビシギゾウムシ

(日本の)ゾウムシというと、なんとなく地味なイメージがあるが……【エゴシギゾウムシ】はシックなデザインが、ちょっとあか抜けた感じがするオシャレなゾウムシだ。その名の通りエゴの実にシギの嘴を思わせる長い口吻で孔をあけ産卵するという。










ユニークなデザインが気にいっていたエゴシギゾウムシだが、これと良く似た【ジュウジチビシギゾウムシ】というのがいることをたざびーさんのブログ(ジュウジチビシギゾウムシ)で知った。そして僕もこの虫を見ることができた。










エゴシギゾウムシとジュウジチビシギゾウムシ──この2種は、模様の入り方がよく似ているので、画像だけ見ると間違えそうだ……しかし実際に目にすると大きさが全然違う。エゴシギゾウムシも体長5.5~7mmと、一般民間人的には小さな虫だが、ジュウジチビシギゾウムシはさらにぐっと小さく2~3mmほど。体長比よりもずっとボリウム感の格差を感じる(相似形なら体積は体長比の3乗に比例する→同じ形で体長が半分になれば体積は8分の1、体長が3分の1になれば体積は27分の1になる)。
初めてジュウジチビシギゾウムシを見た時の印象はミニチュア判エゴシギゾウムシ──「ぷちエゴシギゾウムシ」。
こんなに大きさに差があるのに同じようなデザインがほどこされていることにフシギを感じた。

黒っぽい体を明るい模様が分断するこのデザインはボディラインをわかりにくくするための隠蔽効果はあるのかもしれない。しかし何かのモデルに擬態したというわけではないだろう。結果的にデザインがそっくりなのは「他人のそら似」──同じゾウムシ科の昆虫だから「いとこの空似」といったところか?

もともとこんな模様の種類がいて、その特徴をひきつぎながら大きさの違う2種に分かれた──という可能性もあるのかもしれないけれど、別々の種でたまたま似た色やデザインになったのではないかという気もする。自然界では似たような色やデザイン(空似)というのは意外に(?)出やすいのかもしれない……そんなことを漠然と感じた。

《オスによる触角切り》予想・ふたたび

触角が切れていたヨツボシヒラタシデムシ



ヒラタシデムシ類は交尾のさいにオスがメスの触角を噛んで強く引く「ひげ噛み行動」をするという。メスの触角が噛み切られてしまうこともかなりの割合で起こる──と記したサイト(シデムシの世界)もある。
また、ヒラタシデムシ亜科のいくつかの種で「触角を切除した♀」で配偶実験をしたところ《触角を噛めないと交尾を始められない種がいることが分った》とするサイト(種間で異なる触角噛みの役割)もあった。

僕も先日もヨツボシヒラタシデムシの「ひげ噛み行動」を観察する事ができ(*)、《♀の触角は♂にとって交尾をより確実にするための器官として利用されている》という実感を持った。そして──、
《ある種の昆虫にとって、♀の触角が交尾の成功率を高めるための補助器官であったとするなら、♂は交尾後♀の触角を噛み切ることで(♀が自分以外の♂と交尾するのを妨げ)、自分の遺伝子を残そうとする》──そんな《オスによる触角切り》行動があっても良いのではないか(有効なのではないか)──という可能性を想像してみた。その着想の経緯を記したのが【切られた触角の謎(妄想的予想仮説?)】。
その後、4匹ほどヨツボシヒラタシデムシを見かけているが、その中に触角が切れている個体がいた。


触角が欠けた個体を見てまず頭に浮かんだのは、「(同じヨツボシヒラタシデムシの)《オスによって交尾後、触角を噛み切られたメス》なのだろうか?」──とい可能性だ。
ただ、この個体が♂なのか♀なのか、僕にはよくわからない。
翅からのぞく腹端が目立つので♂っぽい気もするが(前に交尾を観察した♂がそうだったので)……。
で、触角が切られたのが♂であったなら……と考えてみた。♂同士の争いで切られたのだろうか?
《♂同士の(♀をめぐる?)争いで相手の触角を噛み切る》行動は、理窟で考えるとあり得そうな気がする。《♂が♀を探す時に触角を利用している》のであるとすれば、ライバルの触角をカットしてしまうことは♂同士の♀獲得競争に有利に働くはずだからだ。

先日「ひげ噛み行動」を確認するためにヨツボシヒラタシデムシに交尾をけしかけたときのことが思い出された。♀のすぐそばに降ろした♂は最初、カメの子状態で「触角を隠し」その間「♀に全く反応を示さなかった」。その後、時間が経ってカメの子状態を解くや否や、♂はすぐ♀に反応して「ひげ噛み行動」を発動した。触角を「OFF」状態から「ON」状態に切り替えたことと、「♀を確認」したことは関係があるように見えた。


やはり♂の触角には♀を感知する器官の役割りがありそうだ……だしたら、《♂同士の闘争で触角を切り合う行動》も、あっても不思議ではないだろう。

カミキリなどは採集した♂同士を同じ容器に入れておくと触角や脚を噛み切ることが起こりがちだと言う。♂同士で触角を切り合うような行動はそう珍しくないのかもしれない。

(ある種において)《オスによる触角切り》行動は《交尾後の♀に対して》だけではなく《ライバルの♂に対して》もあるのかも知れない……触角が切れたヨツボシヒラタシデムシを見て、そんなことを漠然と考えた。
もちろん、これも脳内シミュレーション。システムとして有効かどうかについての頭の体操であって、実際の昆虫にあてはまるかどうかは定かではない。

また、前に述べた通り、画像の触角が欠けたヨツボシヒラタシデムシが♂であるかどうか、僕には判らない……この昆虫のオス・メスの正しい見分け方を知らなかった。
……ということで、オスとメスの違いについて、あらためて調べてみた。昆虫の種類が判っていれば雌雄の見分け方など(外見上見分けがつくものについては)すぐ判るだろうと思ってあれこれ検索してみたのだが……これがなかなか判らなかった。
結局、図書館へ出向き、学研の図鑑(原色ワイド図鑑 Picture Encyclpedia 昆虫Ⅱ・クモ)にようやく「ヒラタシデムシ類のおすとめす/おすにくらべめすのはね先はつきだす」との図解表記を見つけることができたのだが……自分で撮ったヨツボシヒラタシデムシの♂と♀の画像を比べてみても……ちょっと違いがハッキリしない……。見慣れた虫屋さんには一目瞭然なのかもしれないが……。



ところで、今回ヒラタシデムシ類の雌雄の見分け方を検索しいて【シデムシのオスは何故メスの触角を食いちぎるのか?】という研究課題について記したサイトをみつけた。オオヒラタシデムシについて調べた結果は意外にも《のべ数百の交尾対を通じて、『オスがメスの触角を噛み切る』現象は全く観察されなかった》そうである。

それでは屋外でしばしば見られる?触角が欠けた個体の大半は、他の理由で触角を失ったということなのだろうか……? そんな疑問も浮かばないではないが、この実験をみるかぎり、少なくともオオヒラタシデムシについては「ひげ噛み行動」が「オスによる触角切り行動」という明確な習性にまでには至っていない──ということらしい。
僕が観察したヨツボシヒラタシデムシでも「オスによる触角切り行動」が本当にあるのかどうかは不明だ。

ただ、オスの生存戦略的に考えると《ある種の昆虫にとって、♀の触角が交尾の成功率を高めるための補助器官であったとするなら、♂は交尾後♀の触角を噛み切ることで(♀が自分以外の♂と交尾するのを阻害し)、自分の遺伝子を残そうとする》──という習性を獲得している昆虫がいてもおかしくない──世界のどこかにいても良さそうな気は、やはりするのである。

追記:片触角ヨツボシヒラタシデムシの飛翔

その後見たヨツボシヒラタシデムシが、やはり触角が欠けていたので追記。
ヨツボシヒラタシデムシを見かけるようになった当初(発生当初)は触角が欠けた個体はみなかったのに、ここへきて触角が切れた個体を立て続けに見て、触角欠損率が高くなったような気がする(データとしては数が少なすぎるのであくまでも個人的印象)。コメントで市川さんも最近触角が欠けた♀に出会っているというし、交尾や♂同士の喧嘩を経験した個体の割合が増えた事で「触角切り」も増えたのではないか……という気がしないでもない。もちろん単なる想像だが……いつか「触角切り」のシーンに出くわすことがあれば、「触角切り」の予想もにわかに実感がわいてくるのだろうか……。








ヨコヤマトラカミキリ・ペア

ヨコヤマトラカミキリの交尾





擬木の上をトラカミキリのペアがはいまわっている──と思ったら、ヨコヤマトラカミキリだった。ヨコヤマトラカミキリは毎年GWの前後に見られるカミキリだが、擬木ウォッチで目にする数は多くない。日に複数匹見たこともあるが、たいてい単独で単発。同時に2匹いるところを見たのは初めてだった。




オスを乗せたままメスはせわしなく動き回る。ときおり止まるが、すぐにまた動き出す……。
擬木上には、植物の穂のようなものも落ちていたりする。花粉がたまっているようなところもある。わざわざ擬木上の花粉をめざしてやってくるなんてことは無いかもしれないが、たまたま、花から落ちたりそんな場所にはいあがってきたカミキリが食餌を始める──なんてことは無いのだろうか?
そんな可能性を考えていたが、今回、撮影中に♀が穂らしきものを噛むシーンを見る事ができた。




ただ、わずかな時間だったので食餌をしようと物色したのか、苦しまぎれに?かみついただけなのか、よくわからなかった……。
ちなみに、ミズキが咲いている下にも花の残骸?や花粉?などがたまっている。




咲いている花に集まるケバエは路面にも散在している。落ちた残骸にも食用価値があるのなら、欄干や擬木上で花の残骸や穂をカミキリが食っていてもおかしくないのではないか?……こんな光景を見るとそんなことを考えてしまう。
こうした花の下の欄干や擬木には虫も多い。花から落ちて欄干を這い上がってくるものも多いのだろう。
ところでヨコヤマトラカミキリというと、体中心部のにぶい赤、白い「ハ」の字もようが印象的だ。このハの字もようは「アリやハチのくびれたウエストっぽく見せるデザイン」のような気がしないでもない。


周辺でよくみられるムネアカオオアリと、同日みられたミカドアリバチ♀。こうしたアリやハチに擬態しているのだろうか?


自然界では「黒・赤・黒」というカラーリングは意外に出やすいのかも知れない?

最近みかけたカミキリから



最近よく目にするトゲヒゲトラカミキリ↑。あちここちでペアで走り回っている。トゲヒゲトラカミキリとちょっと似ているトウキョウトラカミキリ↓。





前回ネタにしたシラケトラカミキリ↑。「しらけ鳥」の「しらけ」ではなく「白毛」が本来の名前の由来。

5月に入って急によくみるようになったヒシカミキリは体長3~5mm程度の小さなカミキリ。後翅が退化しているというハナシもあるようで……そういわれてみれば、飛ぶところは見たことが無い。飛び去ることはないが……せわしなく動き回るのでなかなかちゃんと撮ることができない。ようやくじっとしている個体をみつけ、そっと近づいて撮ると……右触角が欠けていた……。




やはり5月になって見るようになったキマダラカミキリ↓。


手元の図鑑では「キマダラカミキリ」だが、「キマダラヤマカミキリ」とか「キマダラミヤマカミキリ」とかの表記も見かける。触角も標準和名も長すぎると、ちょっとわずらわしい……。
そしても一番最近見たカミキリが↓。


シラホシカミキリは派手な色彩ではないが美しいカミキリ。時々出会うのだが、よく飛ぶので、たいてい満足のいく画像を撮らせてくれない……。

5月に入ってから見かけたカミキリの種類を思いつくまま記してみると……。
ヨコヤマトラカミキリ・トウキョウトラカミキリ・ヨツボシチビヒラタカミキリ・トゲヒゲトラカミキリ・シラケトラカミキリ・ヒメクロトラカミキリ・キイロトラカミキリ・ヒシカミキリ・ホタルカミキリ・キクスイカミキリ・ヒナルリハナカミキリ・キマダラカミキリ・ヒメヒゲナガカミキリ・ゴマフカミキリ・ナカジロサビカミキリ・アトモンサビカミキリ・シラホシカミキリ……くらいか?
これから更に増えてくるだろう。