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2014年03月の記事 (1/1)

【ゲシュタルト崩壊】と【空目】

漢字を見たり書いたりしているとき、すっかりなじんでいたはずの文字にふと違和感を覚えることがある。あたりまえに読み書きしていた文字なのに「あれ? こんな字だったっけ?」とふいに不安めいた疑問におそわれる……これが【ゲシュタルト崩壊】。Wikipediaには《全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われ、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう》と記されている。

先日、「ニワトリ」を意味するハングル(文字)を目にしたとき、【ゲシュタルト崩壊】で文字の構成部分が他のものに見えた。その【空目】から脳内に自動展開したハングルなぞなぞ↓。

鶏は全部で?/ETの数は?

《【Q】ニワトリがいます。全部で何羽?》

日本ならば……《【A】2羽》
∵「ニワトリがいます」→「ニワ(2羽)トリ(鶏)がいます」

といったところ。ありがちなダジャレ的「なぞなぞ」だが……韓国だと、もっと多くて──《【A】全部で27》!? そのココロは↓


ハングルで「鶏」は「닭(タク)」。これがゲシュタルト崩壊して「다(ター)27」に見えたことから、かってに脳内に展開したダジャレ的「なぞなぞ」。
そしてこれから連想して思い浮かんだ似た「ハングルなぞなぞ」パート2↓


「투」の「ㅌ」は「E」に見えるしそう発音したくなるが、実際の発音は(≒)「T」。そして「T」と発音したくなる「ㅜ」の発音は「U」。
「투」は英語の「2(two)」を意味する。ちなみに「ツーピース」はハングルで「투피스」。

とはいうものの「E」と「T」(に読める)──2つの記号が並んでいれば(映画タイトルの)「Extra-Terrestrial」の頭文字として認識してしまいがちだ。つい「イー・ティー」と読んでしまいたくなる(のは僕だけ?)。

ハングルは音を現す記号の組み合わせで構成されているが、このパーツには漢字やカタカナ・数字・アルファベット等に似ているものも多く【空目】が起こりやすい。
(例:「가」→「フト」/「그」→「ユ」/「나」→「レト」/「누」→「LT」/「대」→「CH」/「리」→「21」/「마」→「ロト」/「사」→「人卜」/「이」→「OI」「01」/「자」→「スト」/「카」→「ヲト」/「티」→「EI」/「애」→「OH」/「운」→「OTL」/「까」→「フフト」「刀卜」/「슴」→「合」/「쭈」→「卒」/「표」→「丑」/「손」→「人亡」/「흐」→「二〇一」…etc.※活字の種類にもよる)
そのため、韓国語を学ぶ日本人初心者には《【空目】誘導的な混乱》が起きがちな気がする。

【ゲシュタルト崩壊】と【空目】

ところで、【ゲシュタルト崩壊】が全体性の喪失による《実像イメージの崩壊》だとすると、【空目】は本来そこにはないはずの──《虚像イメージの構築》という知覚現象だといえるのかもしれない。
自然物の模様の中から「目」や「口」などに見えるパーツをピックアップし「顔」や「姿」をイメージしたり、文字等の記号に、そこに描かれていないないものをイメージする【空目】……《実像イメージの崩壊》と《虚像イメージの再構築》はどこかでつながっているような気がしないでもない。




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カブトムシ《ツノのジレンマ》!?




カブトムシの雄の角は、雄同士の闘争では長い方がよく、天敵から食われるのを避けるには短い方がよい、という深刻なジレンマを抱え込んでいる

──そんな共同研究が日本動物学会英文誌3月号に発表されたという。
■カブトムシの角は矛盾だった
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020140314008

要約すると──、
《樹液が出ているクヌギ、コナラなどの広葉樹のそばに、散乱している「腹部だけが食べられたカブトムシの残骸」》について調べたところ、《日中はハシブトガラスが食べていたが、カブトムシの活動がピークとなる深夜の午前0~2時ごろにはタヌキが樹液を訪れて食べていた》ことがわかったという。
《タヌキに食べられたものは全体の残骸のうち6~8割に上ると推定された》そうで、《タヌキやハシブトガラスは、カブトムシのメスよりもオスを、さらに角の短いオスよりも角の長いオスを多く捕食していた》ことがわかったそうだ。
これらのことから──、

長い角をもつオスは、メスやえさの獲得などのオス同士の闘争で力の強さを表す目印として知られている。その一方で、天敵に対して目立ちすぎるため、食べられやすくなって不利になる。角の長さを追求すれば、天敵に食べられやすいという矛盾があったといえる。

としている。
しかし、この記事を読んでいくつかの疑問を感じ、「この《ジレンマ》はホントかなぁ……」と首をかしげた。記事だけ読んだのでは説得力に乏しく、にわかに納得はできない……。
日本動物学会英文誌に掲載されたというオリジナルは読んでいないし僕には読めないが……あくまで、上記URLの記事を読んだ限りの印象を記してみる。

記事には《タヌキやハシブトガラスは、カブトムシのメスよりもオスを、さらに角の短いオスよりも角の長いオスを多く捕食していた。》と記されているが、この比較が、きちんと調べた「発生比率」を基準にしての「多く」なのか、単純な「個体数」の比較で「多く」なのか(記事からは)判らない。
「角の長いオス」と「角の短いオス」が同じ比率で出現しているわけではないだろう。死骸数の単純な比較のみで「どちらが《天敵に食べられやすい》」ということはできない。
「オスの角の長さ」は環境によっても格差がでそうだが……こうした角の長さと出現比率についてまず調べ、これを基準に「角が短い個体が食べられる率」より「角が長い個体が食べられている率」が高いと確かめられているのか──そのあたりがまず気になった。
共同研究はちゃんとした肩書きの人が学会誌に書いているのだから、このへんのことはしっかり調べた上でのことなのだろうが……URL記事だと、そのあたりの基本にして重要と思われる部分が判らない……。

そしてその「角の長さ」だが……これは「体長に対しての比率」で「長い・短い」と言っているのか、それとも単純に「角の長さ」をさしているのかが判らない。普通に読めば後者にとれる。
しかしそうであるなら、「角が長い」個体は体が大きく「角が短い」個体は体が小さいのが一般的だ。「角が長い」から《天敵に対して目立ちすぎる》のではなく、単純に《体が大きいから目立つ》と考えるのが自然な気がする。角がないメスだって同じ大きさだったら、やっぱり目立って食われやすくなるのではないか。角があることで目立つということはあるかもしれないが、この場合、天敵に見つかりやすくなる要因は「角の長さ」というより「体の大きさ」というのが適切ではないかという気がする。

また、回収した死骸の統計で《(タヌキやハシブトガラスが)カブトムシのメスよりもオスを、さらに角の短いオスよりも角の長いオスを多く捕食していた》と言っているのだとしたら、それはごく当たり前のことだと思う。
カブトムシが集まるようなポイントでは強く大きな個体が餌場を占領し、小さなオスやメスはあぶれがちだからだ。もともと大きなオスが幅を利かせている場所で大きなオスの死骸が多くみつかるのは当然のことといえる。

そういった考慮すべき要素を差し引いた上で、《カブトムシのメスよりもオスを、さらに角の短いオスよりも角の長いオスを多く捕食していた》という解析結果なのか……そのあたりも気になった。

そしてもし、その上で《カブトムシのメスよりもオスを、さらに角の短いオスよりも角の長いオスを多く捕食していた》ことが「事実」だったとしても、これだけで《(角の長いオスが)天敵に対して目立ちすぎるため、食べられやすくなって不利になる》とは言い切れないだろう。

もし角の長いカブトムシが食われている率が高いのだとすると、まず思い浮かぶのは「角の短い(体の小さい)オスやメス」は、「角の長い(体の大きい)オス」より良く飛ぶから、この飛翔力の差で逃げ延びる確率が高いのではないか──という解釈だ。
《関東地方では、タヌキこそがカブトムシの天敵といえる》そうだから、カブトムシの(角の長さではなく)飛翔力の差が生存率に関係しているのではないかと考えるのが自然だと思う。

ところで、僕は以前フェレットを飼っていたが、これが散歩のさいにしばしばカブトムシをゲットしていた。
フェレットはあまり目はよくないが、ニオイをたどって死角にいるカブトムシを見つけ出したり、土に潜っているカブトムシを探り当てて掘り出したりしていた。




《カブトムシの天敵》とされる夜行性のタヌキの場合も似たようなものではないかと思う。カブトムシ探しには主に嗅覚が使われているはずだ。日が落ちた雑木林でカブトムシの角の長さのわずかな差など、タヌキにとってはさほど意味を持たないのではないか……そんな気がしないでもない。


《カブトムシの角のジレンマ》という発想は構図としてはおもしろい。おもしろいけど、それだけに「角の長さで説明しようとする切り口」に無理矢理感を覚え、素直に納得できなかった……。
あくまでも、「(上記URL)記事だけ読んでの感想」である。

追記:NHKニュースでも「明からになった」と

カブトムシの角のジレンマに関する話題がNHKのニュースでも報じられていたことを知った。
■カブトムシは「角長いほど狙われる」(NHK NEWS WEB 2014.03.17)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140317/k10013021441000.html

「昆虫の王様」とも言われるカブトムシは、そのシンボルである角が長いものほど天敵に狙われやすいことが、東京大学などの研究で明らかになりました。

──と報道されているが、これで本当に「明からになった」と言えるのだろうか?
NHKのニュースでは、前回読んだ記事より具体的な数字が紹介されていた。それによると──、

《天敵に食べられたカブトムシは、およそ70%が角のあるオス》
《食べられたオスは、周辺で天敵に狙われずに生きているオスと比べると、角の長さが平均で3ミリ程度長かった》


ということが判ったらしい。このことから──、

この結果について東京大学などの研究グループは、角が長いとオスどうしの争いでは有利になる一方、目立ちやすいため天敵に狙われる確率が高くなるためだとみています。

という解釈に至ったようだが……素人ながら、やはりおかしいと感じる。

前に読んだ記事【カブトムシの角は矛盾だった】では「カブトムシの捕食者は主にタヌキで、カブトムシの活動がピークとなる深夜に樹液ポイントを訪れていた」ことが記されていた。
その時間帯に樹液ポイントを訪れれば角の立派な強いオスが多いのは当然。餌場には強いものが陣取り、弱い小さな(角の短い)オスやメスは排除されがちだからだ。
カブトムシやクワガタ採りをして樹液の出ている木を見て歩いたことがある者なら、カブトムシは夜に多く、昼は少ないこと、夜には大きなオスの割合が多いが、昼はメスや小さなオスの割合が多いこと(夜に餌場から排除された弱い個体がやむなく本来の活動時間外の日中に食餌)は経験的に知っているものではないだろうか?
だから、樹液ポイントを狙った夜行性のタヌキがゲットした死骸に大きな(角の長い)オスが多かったからといって別段フシギとは感じない。「夜は強い大きなオスが多いんだな」と納得するのが自然だと思う。

先に記した事のくり返しになるで省くが……もし「出現している比率に対して、食われるカブトムシに偏りがあった」としても、その理由・原因は他にも考えられるはずだ。どうしていきなり「角の長さ」で説明しようとするのか──いささか強引でこじつけ感が否めない。

夜間、視覚より嗅覚を頼りに餌を探し当てているだろうタヌキにとって、カブトムシの《平均で3ミリ程度》の角の長さの差がどれほどの意味を持つのだろう?
そのことに疑問はないのだろうか?

NHKのニュースでも断定的に報じられていたから【カブトムシの《角のジレンマ》】は科学的事実として多くの人が認識したと思う。【カマキリ雪予想】と同じように雑学・うんちくとして世に広まることになるのだろう……。

追記:Wikipediaでも「明からになっている」と

Wikipediaの【カブトムシ】にも、【カブトムシの角は矛盾だった】の記事を出典とする記載があった↓。

オスの角は長いほどオス同士の闘争の際に有利になる反面、タヌキやハシブトガラスといった天敵に捕食されるのを避けるには短い方がよいことが研究で明らかになっている。

個人的には懐疑的だが、Wikipediaで紹介されたことで、これは科学的事実という認識で一般に広まることになるのだろう。

Wikipediaは多くの人が参考にしていると思うが、項目によって信憑性にはバラツキがあるようで、あまり過信はできない。
【ナナフシ-Wikipedia】では、ニホントビナナフシの記述に《本州の個体は単為生殖を行なう》と記載されているが、僕は東京で両性生殖を確認している(【ニホントビナナフシ東京でも両性生殖】)。

また、【ヤマカガシ-Wikipedia】では以前──、

頸部にも奥歯とは別種の毒を出す頸腺と呼ばれる毒腺があり、危険が迫ると相手の目を狙って毒液を飛ばす。

という記述があって、これについて疑問だと思う所を記したことがあったが(【疑問:ヤマカガシが《相手の目を狙って毒液を飛ばす》説】)、後に《相手の目を狙って毒液を飛ばす》という記述は《頸腺から出る毒液を飛ばすこともあり、これが目に入ると》と訂正されていたこともあった。

カブトムシの《角のジレンマ》についても、いつか訂正されることがあるかもしれない?

フユシャクの天敵!?

フユシャクにも天敵が!?

フユシャク(冬尺蛾)が冬に出現し繁殖活動をするのは、天敵が少ないからだ──といわれているが、少なからず天敵は存在するようだ。














角度が悪いので、アングルを変えて……と思ったところで、まさかの(カメラの)電池切れ……。
寄生蜂と思われるハチの鮮明な画像を撮ることができないまま終了してしまったが……不鮮明ながら一応、記録として。
しかしフユシャクの卵も小さいが、これにとりついていた寄生蜂も、とても小さい。あらためてフユシャク卵塊と1円硬貨の大きさ比較↓。


フユシャクの卵に執着していたのは、これに寄生しているからだろう。このフユシャクの卵塊は毛のコーティングがあまい所がある(フユシャクの産卵:列状卵塊ほか)。このようすを見て、卵が完全に見えなくなるほどしっかりコーティングするフユシャクを思い出した(フユシャクの産卵とその後)。


この行動↑を観察したとき、産卵後も時間をかけて何度もくり返し毛を上塗りするのは、その労力や危険(無防備で目立つし状態の継続)に見合うだけの意味があるからだろうと考え、「乾燥防止」や「霜よけ的な意味」を想像していたが……しっかりしたコーティングには、寄生蜂対策のバリアという意味もあったのかもしれない。
また、ハチ以外にもフユシャクを狙う敵は存在する。


冬に活動している虫は少ないが、いないわけではない。

もし仮にフユシャクが活動する時期に天敵が全くいなかったとしたら、気温が高い日中に活動する種類がもっといて良い気がする。しかし実際はフユシャクの多くは夜行性で、日中活動する種類は少ない。それは日中に活動している天敵が存在するからではないのか?
クロスジフフユエダシャクは昼行性だが、オスの婚礼ダンス(はばたき歩行)を追って行くとメスは落ち葉の裏などに隠れていることが多い。隠れて交尾するのは、冬でも日中に活動する天敵(鳥など)がいるから、その目の届かぬところで──ということではないのだろうか?
「天敵が少ない(はずの?)冬」にも、フユシャクの天敵は思っていた以上に存在するのかもしれない……。

オカモトトゲエダシャクはなぜ翅をたたむのか

メカニカルな変形翼をもつ早春の蛾



今年も見かけるようになった早春の蛾【オカモトトゲエダシャク】。フユシャクの♀も翅が退化した姿がユニークだが、オカモトトゲエダシャクもなかなかユニークな姿をしている。出現時期がフユシャクとも一部重なっているオカモトトゲエダシャクだがフユシャクでない。フユシャクと違ってオスもメスも同様の翅を持っているのだが、この翅がなんともユニークで、止まる時には扇子のようにたたまれるのだ。




1年前にもオカモトトゲエダシャクの「変形翅」について思うところを記している(*)。「風の抵抗を少なくするため」という可能性についても考えてみたものの、当時は否定的だった。
表面積は減らしているものの、この前翅の保持角度では風は受けるだろう。風の抵抗を受けないようにするのなら、同じ時期に出ているフユシャクの♂のように樹皮に翅をはりつけるように密着させて止まった方が効果的なのではないかと考えたからだ。
しかしその後、樹皮や擬木に張り付いたフユシャク♂が強風で翅をあおられる様子を何度か目にし、樹皮にはりついていても強風で翅はたやすくめくれてしまうことを知った。
同じ時期に見られるシロトゲエダシャク♂の場合↓。


また、風雨で翅がボロボロになったのではないかと思われる(?)蛾もときどき目にしているが、昆虫──特に甲虫類のように飛ぶための翅を収納できない蛾にとって「強風」は意外に脅威なのかもしれない。
上画像のオカモトトゲエダシャクを見たのも風の強い日だった。モフモフの毛をなびかせながら、オカモトトゲエダシャクは安定して止まっていた。ふつうの蛾であったなら翅がパタパタなびいて体勢の保持にも労力を要すのではないかと想像した。
そんなわけで、強風が吹くことがままある早春に出現するにあたって、風にあおられ大事な翅をいためることがないように、あるいは風に飛ばされないように──嵐に遭遇した帆船が帆をたたむように、オカモトトゲエダシャクも翅をたたんで風の抵抗を軽減しているのではないか──と改めて「風の抵抗を少なくするため、翅をたたんで表面積を小さくしている」説(?)の可能性を考え始めている(素人の想像)。




オカモトトゲエダシャク♂と♀の触角



オカモトトゲエダシャク♂の触角はクシ状でボリューム感がある。この個体を裸眼で見ていた時はクシ状の触角が見えなかったので♀かと思っていた。ところが……。




これに対し、オカモトトゲエダシャク♀の触角は、こんな↓。








※【追記】投稿時は今季撮ったオカモトトゲエダシャク♀の画像が無かったので去年(2013年)に撮影した♀画像を使ったが、その後♀・♀と卵が撮れたのでその画像を《追記》した。
以下のオカモトトゲエダシャク♀と卵は去年(2013年)撮影した画像。


そのオカモトトゲエダシャク♀と卵↓。




シロトゲエダシャク♀

今回、翅が片方ずれて開いたシロトゲエダシャク♂の画像をアップしたので、ついでに、その♂とは全然似ていない♀の画像も↓。








ヒロバフユエダシャク♀

フユシャクついでに、最近見かけたヒロバフユエダシャク♀↓。






フユシャクの産卵:列状卵塊ほか

毛でおおわれた列状の卵塊



これ↑は1年前に撮影したフユシャク(冬に出現・繁殖する蛾)の産卵。卵をかためて産みつけ腹端の毛でおおうタイプ。毛でおおわれた卵塊の形状も種類によって異なるようだが、これは卵を列状に産みつける種類。クロテンフユシャクかウスバフユシャクあたりだろうか?(よくわからない) 今年も同じような卵塊を産んでいるフユシャクを見ることができたので撮ってみた↓。








不定形の卵塊をつくる種類では産卵後何度も腹端の毛の上塗りをくり返す行動が見られたが(※)、この種類は毛のコーティングは雑なようだ。


おそらく同じ種類のものではないかと思われる卵塊の孵化後だろう古い抜殻↓。


毛が消失しているが、別の形状の卵塊でも毛のコーティングは孵化後剥がれ落ちていたので(※)、時間が経つと毛の部分は残らないのだろう。

しっかり毛でおおう不定形の卵塊

これは今年1月に撮ったフユシャク♀。毛でおおわけた卵塊をつくるが、その形状は不定形。




こちらはシロオビフユシャクかクロバネフユシャクあたりだろうか?
フユシャク亜科の種類は♀がよくにており、見分けるのは(僕には)難しい。

クロテンフユシャク・ペアとウスバフユシャク・ペア

クロテンフユシャクやウスバフユシャクは毛でおおわれた列状の卵を産むようなので冒頭の産卵画像もそのどちらかかもしれない。
ということで、今年1月、同じ日に見た両種のペアの画像もついでに↓。




両種を見分けるポイントはいくつかあるようだが、その1つが外横線と呼ばれるラインの曲がり具合だという。これによれば左がクロテンフユシャクで右がウスバフユシャクということになる。
フユシャク亜科のメスは単独では種類を見分けるのが難しいが、ペアでいるとオスが種類を特定する手掛かりになる。

ちなみにフユシャクの仲間がみな卵を毛でおおうわけではない。樹皮の隙間などに卵を産みつけるものもいる。


シロフフユエダシャクに限らず擬木の凹みに産卵しているフユシャクもしばしばみかける。


テントウムシに写り込む

テントウムシに写り込む

光沢のある昆虫を撮っていると、被写体に撮影者や周囲の景色が写り込んでいることがある。どうせなら?もっと積極的に写り込みを意識した画像があっても良いのではあるまいか?
……ということで。
















今回写り込みに使ったアカボシテントウは翅鞘の端が欠けていた。そこで以前撮っていた画像の中から別個体のアカボシテントウを。





ところで、昆虫への写り込み画像は以前、投稿したことがあった。


そこで、今回はもう少し違ったことができないものかと考えてみた。
例えば「バルタン星人」のような──シルエットでもわかりやすいキャラのフィギュアでもあれば、それを写し込んでみたらおもしろいのではあるまいか……。
当初はそんな着想だったのだが……しかし、素材に使えそうな適当なモノは持っていない……。わざわざ写り込み画像を撮るためにフィギュアを買うのもなんだし……そこで手近にあった包装箱をバラし、そのボール紙で素材を作ることに。そうして作成したミラクル☆スターの切り絵をアカボシテントウに写し込んでみたしだい。
とりあえず、アカボシテントウは《昆虫写り込み画像》を撮るには適しているといえそうだ。

【追記】写り込みに使った切り絵

ということで、今回アカボシテントウの写り込みに使ったミラクル☆スターの切り絵がコレ↓


どうせ不鮮明なシルエットになってしまうのだから……それならばと、手近にあったもので簡単に試作してみたもの。