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2012年06月の記事 (1/1)

シロシャチホコ幼虫の再生脚

プレデター!? エイリアン!? な怪虫

先日、遊歩道の手すりでシロシャチホコとおぼしき蛾の幼虫をみかけた。
僕が勝手に【シャッチー】の愛称で呼んでいるシャチホコガ幼虫(*)によく似ている。
調べてみるとバイバラシロシャチホコという種類も幼虫時代はよく似ているらしい。僕には正確な見分けができないので、とりあえずこれらをひっくるめて怪虫シャッチーと呼ぶことにした。
シャッチーはイモムシにしては異様な長さの胸脚をもっていて、指で触れたりするとこの脚をくわっと広げる。襲いかかろうといわんばかりのポーズには体を大きく見せる威嚇の意味があるのだろう。










シャッチー(シャチホコガ幼虫・シロシャチホコ類幼虫)は3対ある胸脚の2対が異様に長いのが特徴だが、今回みつけたシロシャチホコは左胸脚の1本が短かった。1度失った後、再生している途中なのだろう。




コノハムシやナナフシ、ゴキブリ・コオロギなどの脚が再生するのは知っていたが、蛾も幼虫時代に脚を再生する(ことがある)というのは、ちょっと意外だった。
考えてみると……成虫になっても体の形があまり変わらずひきつがれる不完全変態の昆虫については形態の持続性から再生能力があっても不思議はないと感じていたが、全く別の姿に変身する(つくりかえられる)完全変態の昆虫については、漠然と別ものと思い込んでいた。

コノハムシ・ナナフシの再生脚

コノハムシやナナフシの幼虫も脚を再生するが、種類によってプロセスに違いがあるようだ。コノハムシの再生脚は当初から小さいながら脚の形をしたものが出現するが、ナナフシ(ナナフシモドキ)の再生脚は当初先端がバネのように巻いた形で現れる。




『ナナフシのすべて』(岡田正哉・著/トンボ出版/1999年)によると、ナナフシ(ナナフシモドキ)の場合、5齢・6齢になってから脚を失うと再生しないらしい。

怪獣のような幼虫!?(シャチホコガ)
異形幼虫あらわる!※バイバラシロシャチホコ
コノハムシ:脚の再生

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ミッフィー顔幼虫!?ヒトツメカギバ

猫顔!? うさぎ顔!? ハクビシン顔!?

以前【ネコのような虫!?】の中で紹介したネコ顔幼虫で、名前が判らないままになっていたものがあったのだが……その正体が判明した。


頭部の突起が猫耳状(三角)というより丸みをおびた棒状なので、ちょっとウサギ顔っぽい感じもする。兎キャラのミッフィー(うさこちゃん)顔!? ミッフィー(うさこちゃん)は白ウサギだから、その友達(文通仲間)・茶色兎のメラニー(にーなちゃん)顔幼虫だろうか!?
あるいは鼻筋が白いからハクビシン顔幼虫──にも見えなくはない。


顔はクロコノマチョウの幼虫にちょっと似ているが、ボディが違う(クロコノマチョウ幼虫は腹端が二股に分かれている)。


どうやらこの虫の正体は【ヒトツメカギバ】のようだ。幼虫食餌植物はミズキ、クマノミズキ。幼虫は糸を使ってとじた葉の中に隠れ、夜、葉を食いに出てくるらしい。成虫の出現時期は6月~10月。5月に手すりを這っているのをよく見かけていたのだが……蛹になる前で、蛹化する場所を探して移動中だったのかもしれない。あるいは隠れ家から出て葉を食べているときに強風で振り落とされ「手すり遭難」していたのだろうか……。
いずれにしても正体がわかって、ちょっとスッキリした。




追記:成虫はこんな蛾↓


ネコ顔幼虫といえば…トビモン

ところで、猫顔幼虫といえば……(僕が)真っ先に思い浮かぶのはトビモン(←勝手につけた愛称)──トビモンオオエダシャク。最近見かける個体は5月にネタにしたときよりも大きく丸みをおびていて、顔のイメージも変わってきた。


実写画像は↓。キアイを入れれば見えるハズ……!?




エレガントな蛾キアシドクガ

純白な白い蝶!?/キアシドクガ(蛾)

白いチョウといえばモンシロチョウやスジグロシロチョウを思い浮かべるが、それよりさらに白いチョウ──と思う人も多いのではないか。この蛾のシルクを思わせる純白な翅は美しい。飛び方も、モンシロチョウやスジグロシロチョウよりも優雅な印象がある。今年も食草であるミズキの周辺を舞っているのを目にするようになった。


画像↑左は先日、遊歩道の手すりで撮影。羽化したばかりなのか、蛹(ぬけがら)にとまってチョウのように翅を閉じていた。画像右は去年5月の終わりに撮ったもの(【極小ツタンカーメンの季節!?】でアップした画像)。
エレガントなチョウと間違えそうだが、名前はちょっと毒々しい。キアシドクガ──その名の通り前脚が黄色いドクガ科の蛾。「毒蛾」というと恐ろしげな響きだが、実際には毒は持っていないという。分類上ドクガ科の蛾(毒を持たないものも多い)に含まれるのでこの名前がついたのだろう。

『とりぱん』の極小ツタンカーメン

この蛾を見るとマンガ『とりぱん』(とりのなん子/講談社ワイドKCモーニング)を思い出す。おそらくキアシドクガのものであろうと思われる羽化後の蛹(ぬけがら)がツタカメーメンに似ていると、この漫画で話題になったことがあった。
※1年前に【極小ツタンカーメンの季節!?】でアップし画像を再掲載↓。





ポケモンならぬトビモン


『となりのトトロ』で登場したネコバスは人気者だが、この作品の舞台となった狭山丘陵に(も)実際に生息している、こんないきものは人気者にならないものだろうか?

一見すると……こびとネコ with 大きなしっぽ。
指に乗る昆虫ほどの超ぷちサイズで、額にはモンスター(Monster)の頭文字「M」がデザインされている。
略式愛称「トビモン」(標準和名:トビモンオオエダシャク)。

ポケモン(ポケットモンスター)のピカチュウにちょっと似ている気がしないでもないが……こちらはトビモン。ゲームやアニメのキャラクターではなく、現実世界の生きものだ。

最近は「こびとづかん」でキモカワイイこびとが人気だが、ならば、この小人ネコだって人気が出てもおかしくはあるまい。
「こびと」は実在しないが、「トビモン」は実在する。
キアイを入れてみつめていれば……きっとこんな姿が見えてくるハズ!

きみもトトロの森でトビモンをさがしてみよう!
(※トトロの森に限らず全国で見られます)

詳しくは↓※実写画像多数あり虫が苦手な人は注意


猫バスの幼生