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2012年04月の記事 (1/1)

アオマダラタマムシ

実物の方が断然キレイ!?アオマダラタマムシ



きのう(4/28)雑木林沿いの歩道の手すりにアオマダラタマムシ(17~29mm)が出ていた。
ヤマトタマムシ(30~41mm)やウバタマムシ(24~40mm)に比べればボリュームでやや劣るが、美しいタマムシだ。


アオマダラタマムシの金属的な輝きはヤマトタマムシに似ている。鞘翅表面の木目のような立体模様はウバタマムシの方に似ている。
小ぶりながらヤマトタマムシとウバタマムシ、両者の魅力を兼ね備えている──といえなくもない。

ただ、その美しさ(輝き)は画像では、なかなか伝わらない。
写真でしか見たことが無かった人が初めてこの虫(実物)を目にしたとき、誰もが「意外にキレイ!」と思うのではないか──そんな気がする。

光沢のある昆虫は生の色合いを写し撮るのが難しいが、アオマダラタマムシはカメラを向けると動き回ることが多いので、よけいにきれいなショットが撮りにくい。
1枚の画像では、光線の加減で色が変化する感じがなかなか伝わらないので……以下数枚はきのう見かけた同一個体(上の個体と同じ)──動きまわるアオマダラタマムシを追いかけながら撮ってみたものである。









アオマダラタマムシを検索してみると、分布が局地的で個体数が少ないとか埼玉県では準絶滅危惧だという記事もあったが、僕が歩く東京都と埼玉県の境界付近ではちょくちょく見かける。
毎年、今ごろ遊歩道の手すりでよく目にする。






夏には同じ木にたくさん集まっていることもある。



輝くアオマダラタマムシと銀の蛾※アオマダラタマムシ美麗個体
宝石昆虫タマムシ/玉虫の金蔵とは!?*ヤマトタマムシ・ウバタマムシ
花よりだんこ…虫*ウバタマムシ他
昆虫など〜メニュー〜
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ヒーロー的宙返り

懐かしのハカイダー宙返り

中学~高校生時代に撮影したハカイダー宙返り(と勝手に呼んでいた技)。
画像がカラーではないのは……昔の白黒写真だから……。


ハカイダーは40年ほど前に放送されていた東映ヒーローTV番組『人造人間キカイダー』(1972年)にでてきた宿敵キャラ。このハカイダーがよくみせていたのが前方半屈伸宙返りだ。
通常の屈身宙返りより屈身は浅めで両手を広げるのがハカイダーの特徴。これをマネて撮ってみたもの。
左の画像は学校の砂場にて。右の画像は低いベンチで踏み切ってみたもの。


仮面ライダーやV3に学ぶ!?

ひとつ技をマスターすると、応用してみたり、工夫を加えて発展させてみたくなる。
あるときテレビで仮面ライダーが前方かかえ込み宙返りから半ひねりを行うのを見て(トランポリン・カット)、この技術をとりいれてみたくなった。「動き」を脳内再生して運動の原理を分析・理解──そしてイメージトレーニングをくり返したのち試してみたところ、意外にあっさりとマスターすることができた。
ということで、さらに仮面ライダーV3が行っていた前方宙返り1回半ひねりにも挑戦。これは半ひねりに比べて難しかった。この技はルドルフ(ルディー)と呼ばれる、やはりトランポリン競技の技なのだが、半ひねりとはまた別の技術が必要になってくる。


この時点↑では、まだ1回ひねるのがやっと。
さてこの頃、体操競技では床運動(マット運動)での「前方宙返りにひねりをくわえた技」は、皆無といってよかった(僕が知る限りは)。鉄棒や平行棒、吊り輪、跳馬では降り技にひねりをともなう前方宙返りは普通にあったのだが、なぜか床運動に関してはそれが無く、ひねりといえば後方宙返り一辺倒だった。
だから体操競技界において、床運動(マット運動)の前方系の宙返りひねりは、ありそうで無かった未知の技だった……といえるかもしれない。

ひねりをともなう宙返りだが、まず大きく二つに分けられる。
(1)踏切でひねり始めるもの(ひねりの角運動量アリで空中に出る)
(2)空中に出てからひねり始めるもの(ひねり角運動量ナシで空中に出る)
──ひねりのきっかけをどこで作るかによって運動の質がまったく異なってくる。

当時、体操競技・床運動(マット運動)で行われていた宙返りのひねり技(後方宙返りひねり)は全て踏切りのさいにひねりのきっかけを作るタイプだった。床をけるときに腕をふりこみ、ひねり方向への角運動量を確保。空中では体をまっすぐのばし腕をたたんで(ひねりの)回転半径を小さくする事で角速度をあげる(ひねり速度をあげる)という技術である。

これに対し仮面ライダーが行っていた前方かかえ込み宙返り半ひねりは、空中にでてからひねりを始めるという技術である。踏切った直後はひねり方向の角運動量は0である。
踏切りのときに腕をふりこめば、その力はしっかりけり返されるので回転(ひねり)方向への力が発生するが、宙に浮いた状態で腕をふりこもうとした場合、ふんばりがきかないから、(ふつう)力は抜けてしまう。振り込もうとする腕とは逆方向に体の軸が空回りしてしまうから回転力は生まれない。

ではなぜ空中で、角運動量0の状態から体をひねることが出来るのか。慣性モーメントを利用し、姿勢を変化させる事で体の向きを変えるのである。
これは逆さにつるされた猫が落とされたときに宙で体をひねって足から着地するというのと原理は同じである。

例えば無重力状態(空中に体が浮いていて支えるものがない状態)で、体を「く」の字に曲げ下半身を時計回りに回せばその反作用で上半身は反時計回りに動く。動作の反作用として体の向きが変わり、動作を止めればひねりもとまる。
前方かかえ込み宙返り半ひねりでは、踏切り~前半は(ひねりのない)普通の前方宙返りだが、かかえ込んだ体をひらくさいに下半身で円を描くようにすると向きを変えることができる。ひねりの角運動量が増加したわけではなく、(運動によって)体の向きが変わっただけである。
妙な表現だが(ひねり方向の)回転しにくさ(慣性モーメント)を利用して体の向きを変えている──と言うことができる。
この技術ではひねりの回転力(角運動量)そのものを生み出すことはできない。あくまでも体を動かすことで体の向きを変えているだけである。


余談だが前方かかえ込み宙返りの後半にサイドキックを放つようにすると4分の1ひねりができる(前方宙返りの後半が側方宙返りになる)。これも半ひねりと原理的には同じ技術である。

さて【空中に出てからひねり始める】タイプの宙返りは、さらに2つに分けられる。
前述の前方宙返り半ひねりが【ひねりの回転力を生み出さずに体の向きを変える】技術だったのに対し、ルドルフ(1回半ひねり)では、体を開ききったあとも回転(ひねり)運動が持続する──こちらは【無の状態からひねりの回転力(角運動量)を生み出す】技術なのである。
砂場でのルドルフの練習写真でも、体をのばした後もひねりが継続している。

空中で体の向きを変えるだけの半ひねりよりも、ひねりの回転力(角運動量)自体を生み出すルドルフの方が難しい。
単純イメージ化して説明すると、折り畳んだ上半身と下半身で、力が「抜けない」ように対称的に逆回転のひねりを始め、上半身・下半身の2本の逆回転軸をのばして一本の軸にすることで同じ方向のひねりにまとめる──という感じ。
前屈して(あるいは反って)体の外にずらした重心を通る面で腕の振り込みを行いながら体をはじくようにひらくイメージである。


高飛び込みでは、いきおいよくひねっていたのに宙返りの間に一瞬体をかがめることできれいにひねりの回転力を吸収・消失させてしまう技術がある。ちょうどこの逆の運動が無からひねりの回転力を生み出す技術である。

さて、前述したように当時は体操競技の床運動では【空中に出てからひねり始める】タイプのひねり宙返り、前方宙返り系のひねりはまだ行われていなかった。
前記の写真を撮った時だったか……体育祭の日にグランドすみの砂場でルドルフの練習をしていると、たまたま来ていた某大学の体操部員の人たちがいて「前方宙返りのひねりをやっている!」と驚かれたことがあった。
そしてその少し後に行われた体操競技の学生選手権大会をテレビ観戦していたところ、その某大学の選手が床で前方宙返りにひねりを加えた技を行っていたので「おっ!」と思った。体育祭のときに来ていた体操部員かどうかはわからなかったが、もしかしたら、僕がルドルフを練習しているのを見て、床運動の演技に取り入れる事を考えたのかもしれない──そんな想像をした。
もちろん某大学の選手が真っ先に前方系の宙返りにひねりを持ち込んだのはただの偶然で、僕のルドルフ練習とは無関係かもしれない。素人の僕が仮面ライダーを見てトランポリンの技術を地上で行う宙返りに応用する事を思いついたのだから、体操選手が同じように考え実践したとしても全く不思議ではない。
ただ、僕のルドルフがヒントになった可能性も無いではないような気もしている。
いずれにしてもそれ以降、床運動でも前方宙返りにひねりをくわえた技は普通に見られるようになった。

幻のオリジナル宙返り!?

前方宙返り半ひねりやルドルフはそれまで床運動ではなかったものの、トランポリンの技術としては既にあった。そういう意味では「自分で考えた技」ではなかった。
これに対し、それまで見たことも聞いたことも無い、自分で考えた技──というのも工夫し開発(というほどのものではないが)してみた事がある。

床運動では【後ろとび2分の1ひねり前方かかえこみ宙返り】という技がある。ロンダート(側方倒立回転跳び4分の1ひねり後ろ向き立ち)や後転跳び(後方倒立回転跳び=バック転)からの連続技で、そのまま宙返りを行えば後方宙返りだが、踏切って半ひねりして(向きを変えて)から前方かかえ込み宙返りに入るという技である。【猫宙】と呼ばれていた。
この猫宙からさらに半ひねりやルドルフを行うことを考えた。
とくに猫宙ルドルフは踏切りのあと半ひねりしたひねり運動が一度かかえこみになるときに消失し、そこから加速的に速まる──宙返りの間に空中姿勢とひねりスピードが変化するというおもしろい動きになる。
トータルで2回ひねるわけだが、通常行われる2回ひねり=後方伸身宙返り2回ひねり(ひねりの速度は一定)よりも変化があって見栄え的には目を魅きそうな技ではないかと思う。


テレビの体操競技中継などでは見た事が無い技で、これは僕が自分で考えた技ではあるのだが……おそらく同じ事を考え、やってみた体操選手も少なくなかったろうと考えている。
猫宙を覚えた選手なら考えつきそうな技だし、見た目はおもしろいのだが……演技に採用されなかった理由も想像できる。
宙返りの途中に「かかえ込み」姿勢が入るので、「伸身」姿勢で行われる通常の2回ひねり(後方伸身宙返り2回ひねり)よりも難度的には低い扱いになってしまうに違いない。そのため競技会で行う技としては選択されにくく、メジャーな大会では披露されることが無かったのではないかと思う。

スーパーヒーローのアクロバット技

というように僕は独学(というより邪道?)で宙返りを覚えたわけだが、人造人間キカイダーや仮面ライダーなどの東映ヒーローの映像も多いに刺激になっている。
そうして覚えた技の一部が、はからずしも後にインディーズヒーロー『ミラクル☆スター』の映像を撮るときに役に立ったわけである。


ちなみに『ミラクル☆スター』は小説版がオリジナルで、小説版の中でも宙返り&ひねりを利用したアクロバティックな必殺技を得意にしている。
もしかしたら、スーパーヒーローが跳び蹴りの前に「無駄に宙返りをしている」と思っている向きも、あるいはあるかもしれない。そこで、ミラクル☆スターの宙返りキックの秘密を公開しておこう。


スーパーヒーローがアクロバテッイクな技を披露するのは決して「意味の無い(視聴者)サービス」ではないのである。

ミラクル☆スター~実写版~※ひとりで撮ったスーパーヒーロー・アクション
最後の宙返り

美しいが目立たぬ蛾

ベニモンアオリンガ

今、遊歩道の手すりにこんな植物片がよくついている。若葉が展開してはがれおちた新芽カバー(?)だろうか。






今年も目にするようになった【ベニモンアオリンガ】。小さな蛾で、最初に見た時は「アオバハゴロモ方面の美麗版!?」みたいなイメージだったが、全く違う蛾のグループだった。
黄色にピンクの紋が美しく、紫色のふち取りもオシャレである。
もようには個体差(地域差?)があって、ピンクの紋がないものもいるようだが……多摩湖(村山貯水池)周辺でみかける個体はいずれも美しい気がする。
成虫だけをピックアップしてみると目を魅く美しさなのだが、実際の景色の中では意外に目立たなかったりする。
ベニモンアオリンガの幼虫はツツジやサツキ・シャクナゲを食害するそうで、成虫もそれらしき植え込みがある場所でみかける。

アカスジアオリンガ

虫そのものは目を魅く美しさだが、景色の中では目立たい──ということで、前回の日記で紹介した【アカスジアオリンガ】(とおぼしき?蛾)も、幼虫食餌植物コナラの若葉と並べてみた。


いっせいに広がったコナラの若葉の中では、意外に目立たない。

花よりだんこ…虫

花よりだんこ…虫!?

確かに一斉に開花する桜は美しい。
しかし個人的な感覚でいえば、桜の花ではテンションは上がらない。桜の名所においては花見客の多さに、むしろテンションは下がりがちなくらいだ。
春は花より断固、虫──活動を始めた昆虫・小動物を見た方がテンションが上がる。
そう感じるのは少数派なのかもしれないが……なぜそう感じるのか、理由を考えてみた。

公園や並木の桜は、ヒトがヒトのために植樹したものだろう。目的をもって計画的に咲かせた花だ。美しい事は確かだが、人が望んで仕込んだもの──ある意味、美しくてあたりまえ──ともいえる。
植樹された桜の美しさは、ヒトの都合で人為的に管理された「ヒトの作った世界(ヒトが作り上げようとしている世界)」に属するものである。

一方ヒトの意図や都合とは関係なく、勝手にわいてくる虫などのたぐいは「ヒトの作った世界(ヒトが作り上げようとしている世界)」の外からやって来た全く別の世界に属するもの──という感じがする。
その「おもしろさ」「ふしぎさ」「美しさ」などはヒトが意図して仕込んだものではない。小さな虫の背後に人知の及ばぬ「未知なる世界」の存在を感じ、ちょっとゾクゾク・ワクワクしてしまうのである。

また、花──植物は、人がいようがいまいが同じように咲いているが、虫などはヒトが近づくと逃げたり隠れたり威嚇したり噛んだり刺したりすることもある。
植物に比べればヒトに対する反応が顕著──という部分も(我々同様)「生きている」ことを実感しやすく、テンションがあがりやすい理由なのかもしれない。
反応が鈍い植物より、目的を持って動きまわる昆虫や小動物の方が「目が離せない」感があり、「異文化(?)」感がある。

4月に入ってみかけた虫

今年はいつまでも寒い気がするが、4月になってクモやサシガメなど捕食性の虫が目につくようになってきた。エサとなる虫はまだ少ないような気もするが……なんちゃってフユシャク(と個人的に呼んでいる)メスコバネマルハキバガ♀とおぼしき虫がハエトリグモに捕らえられていた。


写真には撮らなかったが、ハエトリグモをとらえたサシガメ(ヨコヅナサシガメ?)幼虫も見かけた。樹上性のサシガメは動きが緩慢な印象があったが、すばやいハエトリグモを捕まえることができるのかと意外に感じた。
そういえば以前ヨコヅナサシガメ(だったように記憶している)がアシナガバチを口吻にぶら下げているのを見た事があった。飛ぶことのできるハチを捕まえるのだから、捕食するときはすばやく動けるのだろうか? あるいは捕食性昆虫が襲ってきたのをカウンターで返り討ちにするのだろうか?
食事中のサシガメはしばしば見かけるが、えものを捕らえる瞬間は観察した記憶が無いなぁ……と改めて思った。

なんちゃってフユシャクではなく、本家(?)フユシャクの仲間ではシロトゲエダシャク♀とおぼしき蛾がいたが、すでに産卵を終えた後なのか腹はへこんでいた。



個人的には好きな部類に入る、ミミズクの幼虫(※人面虫・奇面虫)とコミミズク幼虫。



越冬明けのカメムシもオオトビサシガメやウシカメムシ、エサキモンキツノカメムシなど色々見かけるようになったが、あっという間におなじみの顔ぶれになった感のある外来種・マツヘリカメムシも確認。


マツヘリカメムシのパンタロン風というかニッカポッカ風というか……発達した後脚のふくらみには何か意味があるのだろうか?……そんなことが気になる今日この頃。

テントウムシもよく見かけるようになったが、甲虫では大物(?)ウバタマムシ成虫が擬木の手すりに出ていた。


ウバタマムシ(成虫)は冬の前後で見かける事も多い。ヤマトタマムシ(※宝石昆虫タマムシ/玉虫の金蔵とは!?)と形もサイズも似ているが、金属光沢の美しいヤマトタマムシ=「アタリ」/地味な色彩のウバタマムシ=「ハズレ」──のようなイメージを僕はずっと抱いていた。
よく見ると地味ながら美しい味わいがある昆虫なのだが……「姥タマムシ」というネーミングからくるイメージが印象に影響していたのかもしれない。

ヤマトタマムシ似で地味なせいか、ウバタマムシはヤマトタマムシの♀だと誤認されてしまうこともあったようだ。1712年(正徳2年)頃出版された日本の百科事典「和漢三才図会」にも、タマムシの事を「オスは綺麗だが、メスは黒くて光沢があり……」と記されているという。

ヤマトタマムシという人気超美麗種がいたために(それとの比較で)派手さに欠けると思われがちなウバタマムシだが……しかし、虫屋さんからは意外に人気がある虫のようで、「ヤマトタマムシをコクワガタやカナブンに例えるならウバタマムシはオオクワガタに匹敵する」というような賛美をする向きもあるみたいだ。埼玉県では準絶滅危惧種あつかいで、なかなか出会えない昆虫とされているようだが……隣接する東京都側ではよく見かけるので、珍しいという実感は、ちょっとわかない。

越冬明けの、ちょっとくたびれた感のある昆虫にまじって、新春モードの初々しい虫も現れ始めた。
春っぽい感じのする虫としては展開中の若葉を思わせる、あわい黄緑が美しい蛾。新芽が展開する時期に何度か見かけているので、やはり若葉に擬態しているのだろう。


アカスジアオリンガっぽい気がするが、アオスジアオリンガという似た種類もいるので自信は無い。蛾は(も)似ている種類が多いので種類を特定するのが難しい。