2011年11月の記事 (1/1)
- 2011/11/24 : 空耳ならぬ空目アワー [エッセイ・雑記]
- 2011/11/10 : 蟻そっくりなアリグモ [昆虫など]
- 2011/11/09 : 画像表示の不具合 [無題]
空耳ならぬ空目アワー
言われてみれば確かに見える…かもしれない、空耳ならぬ空目あれこれ。キアイを入れれば見える…ハズ!?
まずは、以前もネタにしたものからいくつか……。

※左から、ビジョオニグモ/アカシマサシガメ/エサキモンキツノカメムシ(幼虫)/マツヘリカメムシ
●ホントにいる!?リアルこびと虫づかん
●仮面虫…かめn虫…カメムシ
●仮面虫!?…かめn虫…カメムシ 第2弾!
●人面虫・奇面虫
書かれていないものが見える!?

本来の文字の意味とは無縁なものが「見えて」しまう。失意体前屈=orz や顔文字などは空目を積極的に利用したものといえるだろう。
文字がひしめく紙面の中に【空目】が見えてしまうこともある。最近ではこんなものがあった。

文字列の中に、別の意味を読み取ってしまうことも……。

ちなみに【ウスバカゲロウ】は昆虫で、幼虫のアリジゴクの方が知られているかもしれない。【アホロートル】はトラフサンショウウオ科の幼形成熟個体のこと。通称ウーパールーパー(アルビノのメキシコサラマンダー)が有名。
「そう見えてしまう自分の知覚(?)がおもしろい」とも思う。
生存率を高める(生存率が高いものが生き残ることでその特徴が顕著化した)進化の賜物だろう。
これらの虫を見て全く大きさが異なる人間と間違え、見逃してくれる天敵などいやしまい(生存率上の意義はない)。これは意味があって【擬態】しているのではなく【偶然そう見えるだけの事】──と考えるべきだろう。
本来、似せる意味などない偶然の模様や形の中に「顔」を見てしまうのは人間側の錯誤であって、「こんなものでも、(あるはずのない)顔にみえてしまう」というヒトの【認知】のおもしろさ──である。
その強力な《顔サーチ・システム》がときに誤作動(過剰反応?)を起こし、我々に心霊写真や人面虫を見せてくれるのだろう。
●空目文字:ハングル編
●空目 木の眼!?
●ネコ頭の虫!?
●空目フユシャク
●ハート亀虫羽化 見守るキリスト!?
●iMacも空目する人面虫
●擬態と空目
●視覚のダジャレ【空目】
●ACミラン的カメムシ
●フォト怪奇譚『樹に宿る眼』
●【ゲシュタルト崩壊】と【空目】
●緑のベストを着たネコ!?
●隠し絵@ホソバシャチホコ幼虫
●ムフロンワームと空目虫
●ヒゲづらの王様!?人面蜘蛛
●豆粒ほどのお地蔵さん!?アカシマサシガメ
●視力が衰えることで見えてくる世界!?~文字列空目
●王様VS殿様!?空目対決
●《卒》的ヒロバフユエダシャク♀
●ぷち地蔵なアカシマサシガメ
●礼服ぷちキョンシー天牛&怪虫シャッチー
●妖虫!?ぷちドラゴン〜擬木の幼虫
●蜂そっくり!?ハチモドキハナアブ
●アカエグリバ&ヒメエグリバの枯葉擬態
●キアイを入れれば見える!?空目色々
●空目広告と空目昆虫:遠目空目と近目空目
●新型コロナ禍のアマビエ・ブーム
●断崖に倒れた老賢者の巨石像!?
●山形県はローマ人顔!?
●謎の美少女仮面伝説!?@ホソバシャチホコ幼虫

なんちゃってアリ!?
春、色々な虫が活動を始める頃になるとよくみられる、はぐれアリ!?

アリグモは巣を張らずに徘徊して獲物をとらえるハエトリグモの仲間で、大きさといい、色あいといい、スタイルといい──クロヤマアリにそっくり(とくに♀は)。
もちろんクモなので脚は8本──昆虫(6本)より多いわけだが、アリグモはこの2本の前脚をアリの触角のようにかざし、動きまでもアリに似せている。アリに擬態することで天敵から敬遠され、生存率が高まるという効果があるのだろう。


オスの大きな上顎(鋏角)にはカマキリの前脚のような牙状のトゲトゲがあって、強力な捕獲武器のように見える。
しかし♀の上顎(鋏角)は普通サイズ(?)──とくに大きいという印象は無い。それでも♀はちゃんと餌をつかまえて生きているわけだから、♂の巨大上顎(鋏角)はハンティング用の必須アイテムということでもないのだろう。
同じ種類で♂と♀でこれだけ違いがある(性的二型)というのは、繁殖に関連する理由からなのかもしれない。
上顎の大きな♂の方がモテるとか、♀をめぐる♂同士の争いで上顎が大きい方が優位に立てる──ということでもあるのだろうか?
アリそっくりな理由は?
クモでありながら、とにかくアリにそっくり。これだけ似ているのは、とても偶然とは思えない──きっと何か理由があってのことだろう。攻撃的で強い昆虫であるハチやアリに姿を似せて身を守っている虫は他にもいる(ハチそっくりのカミキリ/ハチを思わせる蛾)。アリグモもきっとそうなのだろう。巣をかまえず、歩き回って獲物をさがすアリグモは天敵の眼にもつきやすいはずだ。アリに化けていればスルーされる可能性が増える。こうしてアリグモは生存率を高めていると解釈するのが自然な気がする。


しかし、Wikipedia【アリグモ】によれば、アリグモがアリを補食したという観察例はほとんどなく、むしろアリに出会うと逃げるという話もあるそうだ(※昆虫フォーラムでは、アリグモがアリを補食するのを見たことがあるという発言があった)。
確かに単にアリを捕らえるだけなら、視覚的な擬態をここまで発達させる必要があったのだろうか……という疑問が浮かばないでもない。視力も運動能力も高いハエトリグモの仲間なら、アリに見つかるより先にアリを発見し、偽装するまでもなくたやすく急襲をかけることができそうな気がする。
ハエトリグモ仲間には、主にアリを補食するアオオビハエトリというのがいるが、アリグモほど(ルックスは)アリに似てはいない。アリに極端に似ていなくてもアリをハンティングすることに支障はない──という実例だろう。

視力の弱いアリや動きの鈍いイモムシを襲うのであれば、なにもアリに擬態する必要も無さそうな気がするが……それでは視力が良くて動きのはやい獲物であった場合はどうか……。
しかし、近づいてくるのがアリであったらどうだろう? 緊急性はハエトリグモよりも低い。もしかしたら比較的無防備になるかもしれない。
アリなら、かなり近づいてから逃げても間に合う──そう判断して油断する虫がいるとすれば、アリグモの擬態は有効だろう。
飛ぶ虫なら視力が良い連中も多いに違いない。眼の良い獲物に対してはルックスがアリに酷似している事は意味を持つはずだ。
アリに似ていることで獲物を油断させて近づき、ハンティングの成功率を高めている──そんな可能性も、あるいはあるのかもしれない。
いずれにしても、アリグモの擬態の完成度の高さには、きっと何らかの理由があるはずだ。
自分のブログの記事で画像が乱れている事に気がついた。
いくつか過去の記事を見てみたが、複数の記事でこの現象が起きている。いずれも以前はちゃんと表示されていた画像だ。
こちらのパソコンに問題があるのかとも疑って、ブログ検索してみると同様の症状をうったえている記事があった。
Yahoo!側のシステムトラブルなのだろうか?
Yahoo!ブログ問い合わせフォーム
http://ms.yahoo.co.jp/bin/blogs-ms/feedback
から不具合を報告をした。
トラブルの症状と経緯の記録用に記事にしておくしだい。
【追記1】2011.11.09 16:07 にYahoo!ブログカスタマーサービスよりお詫びと不具合が解消したとのメールが届いていた。
不具合の原因については【Yahoo!ブログのサーバーが過負荷な状態であったため】だそうだ。
現在はサーバーの負荷が解消されているため、正常に利用できるとのこと。
ブラウザの【インターネット一時ファイル(キャッシュ)】の削除(*)を行なったうえで、画像が正常に表示されるか確認してほしいというので、示された手順でキャッシュを削除。
*キャッシュ(インターネット一時ファイル)の削除方法
http://help.yahoo.co.jp/help/jp/common/sys/sys-24.html
不具合が発生したページを開き、問題の画像が正常に表示されいることを確認した。
【追記2】2011.11.10 20:07 に新規投稿をしたところ、アップしたブログの画像に同じような乱れが発生。試しに「キャッシュの削除」を行ってあらためて確認すると正常に表示されていた。
他にも、まだ同様の症状が見られるというハナシがあるので、同様の不具合が発生する可能性はまだあるのかもしれない。