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2010年02月の記事 (1/1)

金色に輝くジュエリー昆虫

ジンガサハムシ



 




ジンガサハムシはジュエリーのような昆虫だ。真珠のような丸いフォルムに金の輝きとダイヤモンドの透明感──といったら大げさだろうか。昆虫でよくこれだけ美しいものが実現したと感心する。1センチ弱の小さな虫だが、ゴーヂャスな雰囲気を放っている。
ユニークな丸い体は、葉に密着するための構造だろう。岩に貼り付くアワビのように、葉に密着すればアリ等の攻撃から身を守ることができるはずだ。透明な部分は、そうした密着防御態勢のまま、シールド越しに外の様子をうかがうためのものだろう。「コンタクトレンズ虫」と呼ぶ人がいたが、なるほどという感じもする。
背中が金色のタイプと黒(焦げ茶色)タイプのものがいる。この色の違いは♂♀の違いではない。




近似種のスキバジンガサハムシでは、黒は金に対して優性遺伝だということがわかっているそうだが、オス・メスともに金タイプのペアを飼育した人の話では孵った子どもは全て金色になったという。


卵のうの中にはいくつか卵が収められている。
幼虫は脱皮するとその抜け殻を背負ってカムフラージュ(?)しているらしい。


ジンガサハムシの食草はヒルガオなので、穴のあいた葉を目印に葉の裏を探すと見つける事ができる。

セモンジンガサハムシ



ジンガサハムシよりも小ぶりで金色の部分も少ないが、光が当たると黒地に金の部分は意外によく輝く。背中の「金色のX」がトレードマーク。セモンジンガサハムシはサクラの葉の裏でよく見つかる。

イチモンジカメノコハムシ



イチモンジカメノコハムシはセモンジンガサハムシより大きいのだが、図鑑(標本写真)で見比べるとまぎらわしい。しかし実物はだいぶ印象が違う。
イチモンジカメノコハムシはムラサキシキブでよく見かける。


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ネコのような虫!?

指乗りサイズのこびとネコ!?

スタジオジブリの最新作は小人の話だそうだが……こちらはこびとのようなネコ!?


猫顔の幼虫



 


 


 


今回アップしたトビモンオオエダシャク幼虫の画像は5月から7月の間に東京都東大和市で撮影したもの。幼齢の違いにによってフォルムも若干変わってくる。
虫なのに猫顔(頭)とは奇抜な気がするが、体を延ばして枝に擬態すると、猫耳の部分は枝先の芽に見えなくもない。


枝に化けた姿は見事だが、視覚的な擬態にとどまらず、トビモンオオエダシャクの幼虫は食草の匂いを体の表面にまとい、アリなどに気づかれないよう「化学的擬態」もしているという。

ところで、チョウや蛾の仲間では猫顔(頭)っぽく見える幼虫は他にもいるようだ。人気漫画『とりぱん』(とりのなん子/講談社)第56羽(第3巻)でも、ネコ顔の幼虫──ヒメジャノメ幼虫のエピソードが描かれている。
種類は判らないが下の幼虫もネコっぽい顔(頭)をしている。


※追記:ヒトツメカギバ幼虫と判明→ミッフィー顔幼虫!?ヒトツメカギバ

猫もようのカメムシ



 



猫バスの幼生 ※トビモンオオエダシャクの創作異聞



フェレット漫画:超魔術イタチ!?

フェレット漫画:グランジの超魔術!?

今はなき月刊ハムスペ2006年3月号に掲載したマンガに彩色加筆したもの。
 


ふぇレッツ・ゴー~超魔術イタチ:編~



 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


動画【超魔術イタチ】グランジ


マンガで紹介したイタチ・マジックの動画。グランジのキアイ&ハンドパワーで握った小物が消える!?──というもの。
バレバレだが……コレがマンガのモデル・グランジ(ノーマルフェレット・オス)である。

ケバエ幼虫との遭遇と昆虫フォーラムとの出会い

マンガの最後に登場する謎の幼虫大軍団。グランジの散歩中、初めて遭遇した時はかなり衝撃を受けた。一所に密集していたので、何かの死体にわいているのではないかと不気味な連想が広がる……。
 
◎実写画像が見たい方は→謎の幼虫大群:ケバエ
 
この不気味な幼虫大軍団の正体が知りたくなり、何度か図書館に行ったりして調べてみたのだが、なかなか手がかりがつかめなかった。あきらめかけていたところ、図書館で手にした本の巻末に昆虫関連コミュニティーとしてニフティの昆虫フォーラムのURLが紹介されているのが目に止まった。ためしにここで質問してみたところ、直ちに回答がコメントされ、「ケバエ」であることが判明したわけである。幼虫は腐食質を食し、秋が深まると集団が見られるようになるそうだ。死体にわく虫では無いと判り、ちょっと安心し、ちょっとガッカリ(?)した(笑)。
 
昆虫フォーラムは今は無いが(ニフティがフォーラム全てを終了してしまった)、僕はこれがきっかけで昆虫フォーラムに出入りするようになる。ここからマンガ虫屋な人々へとつながるわけである。
 
フェレットを散歩させていなければケバエ幼虫に気づく事も無かっただろうし、ケバエに遭遇していなかったら昆虫フォーラムと出会う事も無かったろう。
個人的には貴重な思い出深い(?)エピソードである。
ちなみに漫画の2コマ目背景にチラッとでてくる「FKON」は、今はなき昆虫フォーラム「F(フォーラム)昆虫」の略称である。
 
※フェレット漫画『ふぇレッツ・ゴー』 ※カラー加筆復刻版
しっぽの役割:編【フェレット:尾の役割&しっぽ振りの意味(漫画版)】
グランジ目線で散歩:編【フェレット漫画:いたち目線で散歩】
イタチと迷信!?:編【フェレット漫画:イタチは不吉!?】
ニオイでほんろう:編【フェレット漫画:最後っ屁対決!?】
すっげ~:編【フェレット漫画:最大のハプニング!?】
忍者イタチ:編【フェレット漫画:忍者イタチ!?】
『フェレットinジャケット』(フェレット漫画第1作)
ハムスペ新人まんが大賞受賞作:編
『フェレットのいる風景』

怪獣のような幼虫!?

シャチホコガ

昆虫はじつに多様で、ツマアカセイボウのような美しいもの、木の葉や枝にみごとに擬態したもの、ユニークなデザインものなど、色々あるが、中には不気味なものもいる。
今まで出会った中で、最も気味悪いインパクトが強かったのが、このシャチホコガの幼虫である。こんな虫がいるとは夢にも思わなかった。
 






 
ファーストコンタクトはフェレットを散歩中の雑木林。地面に落ちた幼虫がアリにたかられ、のたうち回っているところだった。
暴れている虫をのぞき込んで、そのおぞましさに驚愕した。
カマキリのようでありイモムシのようでもある!?
見た事もない異形の怪虫がアリに囲まれ暴れるようすは、まるで人間を蹴散らす怪獣──映画の1シーンようにも見えた。
 
一瞬カマキリのカマのように見えた長い脚──よく見るとこの脚は映画エイリアンにでてくるフェイスハガー(卵からとびだし獲物の顔に貼り付く幼虫)を思わせる。
この長い脚には、いったいどんな意味があるのだろう?
脚をたたんで枝にぶら下がっていると枯れた葉が引っかかっているようにも見えるが、刺激を与えると、たたんでいた脚をくわっと広げる。そのようすは襲いかからんとする(?)クモのようでもあり、映画プレデターの怪人(宇宙人)のアゴが開くときの感じにも似ている。あるいは敵をひるませる威嚇効果があるのかもしれない。
 






 
腹端の2本の突起はウルトラ怪獣ツインテールを連想させるが、こちらは疑似触覚で頭部にみせかける効果でもあるのだろうか?(敵の頭部への攻撃を偽頭に誘導することで急所の頭を守る?)








背中の突起もまるで怪獣のようなデザインだが、体を反らせた時にうまくたたまれるような構造になっているようである。
 
一見すると異形な姿だが、エイリアンや怪獣を思わせるデザインはカッコ良く見えなくもない。キモイけどカッコイイ──キモカッコイイというところだろうか。
この虫が「シャチホコガ」という蛾の幼虫であることはその後知った。「シャチホコガの幼虫」では長いので、僕は縮めて「シャッチー」と呼んでいる。
 
そしてあるとき、背中に大きな瘤があるシャッチーを発見!?
何かが産まれ出てきそうな瘤をみて、昔見たB級ホラー映画『マニトウ』を思い出してしまった。悪霊に取り付かれた女性が背中の瘤から気味の悪い胎児を産み落とすシーンがあるのである。
 




 
異形虫の異形な姿!?──と驚いたが、後に虫屋さんにうかがったところ、背中のコブは脱皮前に古い頭から後退させた新しい頭だそうである。硬い頭は固まると抜けなくなってしまうため、頭だけ前もって古い頭から抜いておく──ということらしい。
 
初めて見たときは未知なる異形という感じだったが、正体を知ってしまえば「よくまぁこんなデザインが実体化されたものだ」と感心。見慣れてくると、ついこの姿を探してしまうようになってしまった。今では出会えれば嬉しい虫の1つである。
このシャッチー、かなりインパクトのある姿なのだが……意外に隠蔽擬態の効果もあるようだ。








同じ昆虫を見て「かわいい」という人も入れば「気味悪い」という人もいる。
虫自体の多様性もおもしろいが、それを見た人(自分も含めて)の感じ方が多様だったり、あるいは変化したりするのが、またおもしろいところである。



 
さて、怪獣っぽい幼虫ということで、ついでにもう1種。

カギシロスジアオシャク



 
アオシャクの仲間は(成虫が)美しいものが多い。


コノハムシ漫画

コノハムシだよこのハナシ

タイ産コノハムシの初代を飼育しているときに描いた観察マンガ。
※コマ番号の順に読み進んでください。




 


 


 


 


 


 


 


 


 


 





 


 


 


 


 


 


 


 


 






 
コノハムシ~卵から成虫まで~※コノハムシの成長と観察のまとめ(実写画像&解説)

フェレット:尾の役割&しっぽ振りの意味(漫画版)

ふぇレッツ・ゴー~しっぽの役割:編~

いまはなき動物漫画誌《ハムスペ》2005年5月号にモノトーンで掲載したフェレット漫画『ふぇレッツ・ゴー』に手を加えたもの。
フェレットの尾の役割・しっぽふりの意味について考察した【フェレット:しっぽの役割?】のマンガ版。
 


 
※コマ番号の順に読み進んでください。




 


 




 


 


 


 




尾の役割・しっぽふりの意味についての考察


【フェレットのしっぽの役割って何だろう?】

飼い始めてしばらくした頃、ふとそんな疑問が思い浮かんだ。

最初にお迎えしたブランカ(ニューター・♀)は通常の尾を持っていたが、2匹目のグランジ(ノーマル・♂)は尾がとても短かった。
しかし2匹の散歩の様子をみていても、尾が短いことによる不利益を感じた事はない。むしろ通常の長い尾の方が踏んでしまう危険があって、かえってジャマなのではないか……そんな印象すらあった。

ケナガイタチ(フェレットの祖先)はハンターだが、他の肉食動物や猛禽などに狙われる存在でもある。長い尾は見つかりやすいし、抑える標的にされれば捕まりやすくなってしまうかもしれない(フェレットのシッポはつかみやすいが、脱臼することがあるそうなのでので注意)。
デメリットとなりそうな気もするが……だとしたら、フェレットの長い尾は何のために必要なのか、疑問に思えてくる。

ほかの動物ではどうか?
ネコ科の猛獣がハンティングするさい、尾をバランスをとるのに使う──なんて解説していた動物番組があったが……バランサーとしてはちょっと質量不足に思え、僕にはこの説が納得できなかった。尾が短いネコ科の猛獣も存在するし彼らも立派に狩りをこなしているではないか。
グランジだって尾は短かったが、だからといって動きが悪いということはなかった。それどころか、木に止まったセミをジャンプしてキャッチしたり、スズメをとらえたことさえあったのだ。

後にフェレット飼育書で「尾は鼻先の保温のため」という記事に出会い、なるほどと思ったが、鼻先を温めるだけなら、もう少し短くてもいいのではないか──という気はした。
長い尾はそれだけ体表面積を増やすことになり、熱を奪われやすくなるのではないか?
実際、しっぽハゲのフェレット(ホルモンのバランスの関係で尾が禿げる事はよくある)は冬、寒そうだ。

フェレットの尾で役に立つことと言えば──興奮した時にボッと逆立つので、飼い主としては緊張度を知るサインポイントとして利用できる点だろうか。
もっともそれは飼い主の利点であって、フェレットにとっての利点ではない。

さて、フェレットの尾についての疑問は、もう一つあった。

【フェレットのしっぽ振りには、どんな意味があるのか?】

ふだんは犬ほど尾を振らないフェレットだが……時折激しく尾を振ることがある──狭い所に頭をつっこんで何かを狙っているようなときによく見られる行動である。
これは何を意味するのか?

フェレットの「しっぽ振り」について、『アニファ』第7号(スタジオ・エス)や飼育書『フェレット』(アニファブックス/スタジオ・エス)では、次のように解説している。

「これは<不安><興奮><強い怒り>の表現です」
「なぜかフェレットの頭がトンネルや毛布で
 覆われているときにこの行動をします」


動物が興奮すると尾を振ると言うのは想像しやすい。
ガラガラヘビが威嚇で尾を振ることはよく知られているが、尾が鳴らないシマヘビやアオダイショウなども興奮すると尾をふることがある(ちなみに、ヘビには外耳がないのでガラガラヘビも、尾を振ったときの「音」は、自分では聞こえていない!?)。

ヘビのしっぽ振りも、犬のしっぽ振りも、フェレットのしっぽ振りも、もとは<興奮>に起源するものなのかもしれない。
ただフェレットのしっぽ振りは、どうもその解釈だけでは説明がつかない。

<興奮>でしっぽを振るというなら、なぜ広い所では(興奮しても)しっぽを振らないのか?
なぜ、フェレットのしっぽ振りは狭い場所限定なのか?

この問題について、あるときハタと思い付いたことがある。
きっかけになったのが、散歩中目の前で繰り広げられた、グランジと(偶然でくわした)アオダイショウのバトル──その闘い方だった。

グランジがアオダイショウとの距離をつめようとすると、アオダイショウは近づくグランジに噛み付こうとたわめた首から一気に頭を振り出す。
その攻撃をグランジはバネ仕掛けのようなバックステップで間一髪でかわした。そして攻撃が空振りしたヘビの体勢がととのわないうちに踏み込んで反撃しようとする。
アオダイショウは不充分な体勢から2発・3発目の鎌首を撃ち出してきたが、グランジはふだん見せた事の無いようなマッハのバックステップでかわし続けて、ヘビが空振りした頭を引き戻すのに合わせて懐に飛び込もうとする。
アオダイショウが攻撃の手を休めれば、たちどころに距離を詰められてしまう状況で、無理な体勢から牙をふるい続けるが、グランジはその攻撃を完全に見切っていた。

素早いバックステップで敵の攻撃を紙一重のところでかわし続ける──この動きは、かつて映像で見たことがある「クサリヘビ(毒蛇)を狩りするケナガイタチ」の動きとそっくりだった。

グランジの反撃の圧力に一気に押し込まれる形となったアオダイショウ。
勝負がつく前に、あわててグランジを回収した次第である。

このとき本気で闘うフェレットの姿を初めて見た。
相手の攻撃をかわすバックステップの素早さには驚いた。この技術はフェレットに宿っている本能的な戦闘技術なのだろう。

そして、その戦闘術をふまえた上で、ふとこんな状況が思い浮かんだ。
グランジは後ろも見ずに跳び下がっていたが、もし、バックステップしたとき、すぐ背後に障害物があったとしたら、どうだろう?
相手の攻撃をかわすことができず、一咬みをあびてしまったかもしれない。相手によってはその一咬みが致命的になる事だってあるだろう。
かといって、相手から片時も目を離せないバトルの最中に、後ろを見てスペースを確認している余裕などありはしない。
広い場所なら跳び下がるスペースを心配する必要は無いかもしれないが、これがやぶの中や穴の中など、狭い場所での闘いであった場合、「後ろを確認せずにバックステップ戦闘術」を使うのは危険ではないか……。

そこまで考えたときに、ハタとフェレットのしっぽ振りが頭に浮かんだ。
フェレットが狭いところに頭を突っ込んでいるとき尾をパタパタと振るのは、このためではないか!?

【フェレットのしっぽ振り】は【退路空間を確認するための行動】

──そう考えると説明がつく気がする。

フェレットのしっぽ振りがよく見られるのは、チューブの中で遊び仲間と出くわした時や隙間に頭を入れて何かを狙っているときなど──狭い状況で臨戦態勢をとったときだ。
前方に注意を払いながら退路スペースを確認する必要のあるとき──狭い場所でバトルにそなえて退路確認をしているのだすれば納得できる。

また透明チューブの中を後退するときなども大きく尾を振りながらトンネルの壁を確認しているようにも見える。

退路センサーとしての役割を考えれば、尾は短いよりある程度の長さがあった方が感知範囲が広くとれて便利なはずだ。
フェレットの尾が長いのはそのためかもしれない。

ちょっと判りにくいかもしれないが……グランジがチューブにもぐって遊ぶ動画をアップしてみた。チューブ内をバックで進むとき、尾をふって左右の壁を確認しているようすが映っている。


フェレットの尾は閉塞空間での退路確認に使われる──これが役割のひとつであり、しっぽふりの理由の一つではないかと、僕は考えるようになった。

※フェレット漫画『ふぇレッツ・ゴー』 ※カラー加筆復刻版
超魔術イタチ:編【フェレット漫画:超魔術イタチ!?】
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『フェレットinジャケット』(フェレット漫画第1作)
ハムスペ新人まんが大賞受賞作:編
『フェレットのいる風景』