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冗区の記事 (1/6)

カレーライスとヒラメライス

猛暑の炎天下を歩いていると脳味噌が溶け始め、意識の秩序がゆるくなって思考がイレギュラーに動きランダム化する気がする……。
以前、ビリーズブートキャンプ(ビリー隊長の軍隊式エクササイズ?)が流行った頃には、汗だくになって歩きながら──おそらくそこからの連想なのだろう、頭の中に「ビリーズブートキャンプ」という言葉がリピートし始めた。「ビリーズブートキャンプ……ビリーズブートキャンプ……ビリーズ・高木ブーとキャンプ……」突然、頭の中にドリフの高木ブーが大汗かいてビリー隊長とエクササイズしている映像が浮かび、腰がくだけそうになった……なんてこともあった。夏の暑さ、おそるべしっ!

朦朧とした頭の中に普段だったら思いもしない発想がわいてきたりする。
過去に記事にしたものでは【巻貝が描く《幻の地図》】などがそうだ。

物忘れが酷くなったと感じる昨今なのだが……最近のことは忘れがちなのに、脳味噌が溶け出すと、とつぜん遠い子供の頃のたあいもない記憶が浮上してきたりする。幼い頃のしょうもない疑問──。
「カレーライス」と「ハヤシライス」は見た目がとてもよく似ている。しかしそれなのに、名前には何のつながりも感じられない。「カレー」に対して「ハヤシ」はないだろう──ということを子供心に疑問に感じていたことを突然思い出した。
当時の僕の感覚で言えば……この2つの食品名は、「カレイライス」と「ヒラメライス」──みたいなものであってしかるべきだった。
本記事のタイトルで「カレーライス」との並びで記した「ヒラメライス」から「ハヤシライス」を連想した人もいたのではあるまいか? であるなら、こんな呼称の考え方もあって良いのではなかろうか?
昔、「タコメーター」に対して、併設された「スピードメーター」を「イカメーター」と呼んだ友人がいたことも思い出される。「タコメーター」と「イカメーター」は、ネーミング的にはしっくりくる気がしないでもない……などと、溶けかかった脳味噌は思うのであった。


巻貝が描く《幻の地図》
長生きほど人生は短い!?時間の逆転現象
記憶層と忘却の浸食
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白昼夢!?エルフ耳の髭男!

01エルフ耳髭男画A
先日虫撮りにいったとき、不思議なものを目にした。それがこれ⬆──こんな顔をしていた。ヒゲをはやした成人男性のようにも見えるが、大きなエルフ耳(!?)をつけている。ロバ耳のミダース王(『王様の耳はロバの耳』のモデル)っぽく見えなくもない。
02空目ロバ耳王
もちろん人間ではない。こいつは宙を飛ぶこともできるのである。
いや、ホントの話。じっさいに見たのである!
不鮮明ではあるけれど、実写画像もある。
その正体やいかに!?
ということで──⬇
03空目エゴ髭長象虫♂
先日記事にしたエゴヒゲナガゾウムシのオスであった。顔に微妙に浮き上がった模様がヒゲづら男に見えるではないか!
この顔の模様は固体によってビミョ〜に異なり、他にも「キアイを入れれば人面に見えなくもない」ものがある。
04エゴ髭長象虫♂顔A
つり目&白い髭の顔に見える別のオス⬆。
鼻の穴が大きく鼻の下が長め、口をへの字に結んだ気難しそうな黒ヒゲ男⬇。
05エゴ髭長象虫♂顔B
キアイを入れれば見えてくるはず……そして、一度見えると、もうそうとしか(妄想としか?)見えてこない空目マジック!?
エゴヒゲナガゾウムシの顔には白い微毛が生えていて、その毛足の密度や向きなどの生え具合で明暗の濃淡に差ができ、模様となるようだ。
06エゴ髭長象虫♂顔毛
ところでエゴヒゲナガゾウムシは【ウシヅラヒゲナガゾウムシ】とも呼ばれていた(る?)。僕が持っている昆虫図鑑『野外ハンドブック・12甲虫』(山と溪谷社/1984年)には、そう記載されている。「牛面」──つまり、顔が牛に見えるという意味合いだろう。そんな〝牛づら〟に見える画像がこちら⬇。
07エゴ髭長象虫♂牛面
この画像ではたしかに牛づらっぽく見える。張り出した眼が耳介、触角の付け根の盛り上がりが眼っぽく見える。人面に見えたり牛面に見えたり……エゴヒゲナガゾウムシおそるべしっ!

カオス妄想!?顔相撲!
ということで(?)──エゴヒゲナガゾウムシ♂の顔相撲の1シーンを追加。前回の記事に記したので詳細は割愛するが、エゴヒゲナガゾウムシ♂は♀をめぐって(繁殖&産卵場所争い?)顔を突き合わせて小競り合いをする。

08顔相撲A
09顔相撲B
10顔相撲C
11顔相撲D


エゴヒゲナガゾウムシ♂の顔相撲
エゴヒゲナガゾウムシ:オスの眼はなぜ離れてる!?
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山形県はローマ人顔!?

空目:山形県はローマ人顔!?
緊急事態宣言の解除にともない、多くの人が懸念・予想していた新型コロナの第4波。感染者再拡大のニュースを関心を持って見ているが、山形県のニュース画面を見ていて──、
01山形県
山形県の形が〝人の顔〟に見えてしまった。
02ローマ人顔@山形県
画面左を向いたローマ人風に見えるのは僕だけ?



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断崖に倒れた老賢者の巨石像!?

謎の岩?断崖に倒れた老賢者の巨石像!?
01謎の岩老賢者A
和歌山県白浜町の観光名所で、50mはあるという崖の上に、ある日こつ然と大きな岩が現れたという。映像を見て、「海から上がってきたところで力つきて倒れた老賢者(老賢人)の巨石像」に見えてしまった……。
02謎の岩老賢者B

問題の映像ニュース⬇



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境内の座敷童子(頭の体操)

01境内の座敷童子

座敷童子の謎
子どもたちが遊んでいると、いつの間にか1人増えている。しかし、どの子が新たに加わったのか誰にもわからない……。この《謎の「+1」》が座敷童子である。
「顔ぶれは同じなのに人数だけ増えている/あとから加わったのがどの子なのか誰にもわからない」という現象はミステリアスでおもしろい。この《座敷童子現象》を演出するトリックがあるとすれば、どのようなものだろう……。
脳内シミュレーション(頭の体操)で思いついた着想を、簡略化した図を使って「おはなし」仕立てで記してみることにする。


境内の座敷童子
A君の小学校では「神社で遊んでいると座敷童子が現れる」という噂があった。境内にある木を利用して鬼ごっこ(木鬼)をしていると、いつの間にか人数がひとり増えているというのだ。それも奇妙な話だが、さらに不思議なことに、メンバーはみな最初からいた顔ぶれで、だれが後から加わった子なのか誰にもわからないらしい。神社の裏には墓地があって、死んだ子どもの霊が、神社で遊ぶ子どもたちに加わりたくなって現われるのだろうなどと言われていた……。
この噂を確かめるためにA君は学友たちを引き連れて、問題の神社にやってきた。そして一行は木鬼(木にタッチしている間はオニに捕まらない鬼ごっこ)を再現して境内の木に散らばった……。
説明をわかりやすくするために内容を簡略化して──神社の境内には東西南北にそれぞれ図のように1列に木が植えられているとする。
02境内略図&配置
ここで木鬼遊びをしていると《座敷童子が現れる(人数が1人増える)》というのだが、誰も新顔に気づかないというから、《座敷童子が現れた》ことは人数の変化で確認するしか無い。しかし境内の中心には建物があるためその反対側までは目が届かない。そこでA君たちは手分けをして境内の子どもたちの数を確認し合うことにした。4つの班に別れ、東・西・南・北のどの側で遊ぶかを決めて、各自がカバーするエリアを出ずに、そこにいる人数を確認し合うのだ。
子どもたちはカバー・エリア内で移動できるが、その動きも簡略化して──イチョウ(黄)の木にタッチしていた子が1人、時計回りで隣の木に移動したとする。この移動のプロセスを1つずつ順を追って確認していくと……。
03A北側班図解
04B東側班図解
05C南側班図解
06D西側班図解
07座敷童子準備
08座敷童子出現
──いつのまにかひとり増えている!?
これが、《座敷童子現象》を成立させるトリックとして思いついたもの。
バレバレかもしれないが、「ひとり増えたように見える」のは、重複カウントによるもの。正方形の角にあたる木にいる子は重複してカウントされており、このエリアに移動した子がダブってカウントされることで数が増える──というしかけ。4つの班(正方形の辺上)に「それぞれ10人」というと、なんとなく全体で40人いるような錯覚をしがちだが、今回の配置では子どものは全部で31人しかいない。班(辺)内で移動しても班(辺)内のカウントは変わらないが、一番端(角)に移動すると、そこを共有するとなりの班(辺)内のカウントが加算されるというわけだ。

(配置する子どもの代わりに)碁石などを使って披露するなら──碁石の移動を繰り返し、その動きの中で重複ゾーン(角)に碁石を置くことを行えばバレにくいかもしれない。しかし、図解でそれをやると解説が煩雑になってわかりにくくなってしまうので、今回はこんな形で着想をまとめてみたしだい。


座敷童子の怪!?
僕が座敷童子について知ったのはいつ、どのような状況でだったかは覚えていない。ただ、「子どもたちが遊んでいると、いつのまにか1人増えている/それが誰なのかわからない」という現象が不思議で「増えているのに、どうして特定できないのだろう」と子供心に考えをめぐらせた記憶は残っている。
その後、座敷童子について民話などを調べてみたことがあったのだが……座敷童子の言い伝えはあちこちに残っているものの、最大の特徴であるはずの「いつのまにか1人増えている/それが誰なのかわからない」という《座敷童子現象》については、まったく見つけることができなかった。
《座敷童子現象》というユニークな特徴は、本来の伝承にはない「プラス1」の幻だったのか?──特徴自体が《座敷童子現象》のようで、不思議に感じたものである。

しかし、座敷童子といえば、いつの間にか1人増えているという《座敷童子現象》を思い浮かべる人は多いのではないか? この認識は広く浸透しているように思う。それでは、《座敷童子現象》の由来・起源はどこにあるのだろう?
さらに調べてみたところ……どうやら宮沢賢治が1926年に雑誌『月曜』2月号で発表した『ざしき童子(ぼっこ)のはなし』という童話がその起源っぽい。この作品には座敷童子にまつわる4つのエピソードが記されているのだが、その中に次のような話がある。


「大道(だいどう)めぐり、大道めぐり」
 一生けん命(めい)、こう叫(さけ)びながら、ちょうど十人の子供らが、両手をつないでまるくなり、ぐるぐるぐるぐる座敷(ざしき)のなかをまわっていました。
 どの子もみんな、そのうちのお振舞(ふるまい)によばれて来たのです。
 ぐるぐるぐるぐる、まわってあそんでおりました。
 そしたらいつか、十一人になりました。
 ひとりも知らない顔がなく、ひとりもおんなじ顔がなく、それでもやっぱり、どう数えても十一人だけおりました。
 そのふえた一人がざしきぼっこなのだぞと、大人が出て来て言いました。
 けれどもだれがふえたのか、とにかくみんな、自分だけは、どうしてもざしきぼっこでないと、一生けん命眼(め)を張(は)って、きちんとすわっておりました。
 こんなのがざしきぼっこです。


この作品──宮沢賢治の『ざしき童子のはなし』によって《座敷童子現象》が広く認識されるようになったのではなかろうか?
民話に語り継がれてきた地味なエピソードに比べ、賢治の童話で紹介された《座敷童子現象》は謎めいていて印象深い。もし伝承の中に《座敷童子現象》の要素があったとすれば、民話としてもっと広く伝播していてよかった気がする。ということは、世間に浸透している座敷童子の特徴──《座敷童子現象》は賢治の創作だったのかもしれない。

いずれにしても、「いつのまにか1人増えていて、それが誰なのかわからない」という《座敷童子現象》は不思議で心に残った。どう解釈すればそんな現象が成立しうるのか──そんなアプローチで得た着想から、僕も『病院跡の座敷童子』という作品を書いたことがある(*)。今回の【境内の座敷童子】とはまた別の着想だったが……《座敷童子現象》をどのように成立させるか──というテーマは創作のモチーフとしても魅力的だと考えている。


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