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黄色いトビナナフシ

珍しい?ニホントビナナフシのイエロー

九州以北で見られるニホントビナナフシはたいてい♀で、体色は緑色オンリーだとばかり思っていたのだが……先日あざやかな黄色い個体を見つけた。
ナナフシ(ナナフシモドキ)に緑色系と茶色系があることは知っていたが、ニホントビナナフシにこのような体色をもつものがいるとは知らなかったので、意外さと美しさに驚いた。




『ナナフシのすべて』(岡田正哉・著/トンボ出版/1999年)によると【ニホントビナナフシ】の特徴は次のように記されている。

オス・メスとも翅がある。メスの体色は緑色。ただし胸・腹部腹面は淡い黄緑色。触角は前脚より長く、淡紅褐色で先端部は濃淡のまだら状となる。後翅の膜質部は赤紅色。オスはメスより細身で茶褐色。後翅の膜質部はくすんだ紅色で区別は容易。

以前見たニホントビナナフシ♂は茶褐色だったが、中脚と後脚は緑色。体幹の茶褐色も枯れ枝っぽい感じの色だった。これに対して今回見た♀は黄葉を思わせるあざやかな黄色で、体幹も脚も一色だったので、♂とは全く違う印象だった。姿からして♀であることに間違いは無い。
ニホントビナナフシでは《メスの体色は緑色》と記されているから、本来やはり緑色が基本なのだろう。






ノーマル・グリーンとスペシャル・イエロー!?

















緑色と黄色の個体が並ぶと、より美しさが引き立て合う気がする。
ニホントビナナフシのイエローは、個人的にはなんだか意外に感じ、珍しかったので記録しておくしだい。

追記:複数いたイエロー個体!?



実は最初のイエロー個体を見つけた後にも、オス探し(*)をする過程で何度かイエロー個体をみており、全て同一個体だと思っていたのだが……画像を見直していて別個体だったのではないかと気がついた。

2匹目が疑われる黄色い個体をみつけたのは、最初にイエロー個体を見つけた9日後。1匹目がいた場所からおよそ100m離れており、この時は同一個体なのか別個体なのか判断に迷った。
若干色が濃くなったような気もしたが……ハッキリしない。帰宅後撮影した画像を見比べて、頭部に残った白い付着物の痕跡(のようなもの)から、同一個体だろうと判断した。


2匹目の頭部左側に残っていた白い点を見て、最初に見た時についていた付着物が剥がれ、わずかに残ったものだろうと判断。
2匹目をみつけたのは1匹目を見つけた場所から擬木づたいに100mゆるやかに登ったところだった。ニホントビナナフシは高い所へ移動しようとする傾向が強いので、9日かけて登ってきたのだろうと考えた。その後も同じ場所でイエロー個体を目にしており、同一個体という認識でいた。

ところがあらためて画像を見直していて、翅に違いがあることに気づき、別個体だった可能性が浮上した。


さらにその後同じ場所で見た個体。


左前翅に以前はなかった黒い点があり、腹にはシミのようなものも見られる。前回と同じ場所にいたので、きっと同じ個体だろう。新たな特徴は、その後ついた傷や老化?による(痛んできた)ものではないかと思うが、3匹目のイエローであった可能性も否定できない。

少なくとも2匹目は別個体だったのではないかと考え直しているのだが……単為生殖で受け継がれた遺伝子をもつ姉妹では同じように色素異常で黄色となる個体が出やすいのかもしれない。

追記その2:やや黄色い個体

前述の追記後に、イエロー個体がいた場所から2kmあまり離れたところで、第3の(?)イエロー個体をみつけた。ニホントビナナフシ成虫♀。以前みた黄色一色の個体と違い、こちらはノーマルカラーの緑色がうっすら確認できる「やや黄色い個体」だった。






個体の特徴や発見場所が離れていることから、前述の個体とは別の個体だろう。擬木の上では寿命を終えようとしている個体・終えた個体も目立つようになってきたが、この「やや黄色い個体」は元気だった。
初めて黄色い個体を見たときは驚いたが、ニホントビナナフシで黄色がでることは、さほど珍しい事ではないのだろうか?

今季(晩秋)に見た珍しいニホントビナナフシは──、
・雌雄モザイク…………………………………1匹
・ニホントビナナフシ♂………………………2匹
・ニホントビナナフシ♀のイエロー個体……3匹(たぶん?)
この時期に見たノーマルの成虫♀は数百匹(以上?)。発生率はやはり低そうな気がする。


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