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- 2014/03/29 : 【ゲシュタルト崩壊】と【空目】 [エッセイ・雑記]
- 2011/12/19 : 空目文字:ハングル編 [エッセイ・雑記]
鶏は全部で?/ETの数は?
《【Q】ニワトリがいます。全部で何羽?》∵「ニワトリがいます」→「ニワ(2羽)トリ(鶏)がいます」

ハングルで「鶏」は「닭(タク)」。これがゲシュタルト崩壊して「다(ター)27」に見えたことから、かってに脳内に展開したダジャレ的「なぞなぞ」。
そしてこれから連想して思い浮かんだ似た「ハングルなぞなぞ」パート2↓

「투」の「ㅌ」は「E」に見えるしそう発音したくなるが、実際の発音は(≒)「T」。そして「T」と発音したくなる「ㅜ」の発音は「U」。
「투」は英語の「2(two)」を意味する。ちなみに「ツーピース」はハングルで「투피스」。
(例:「가」→「フト」/「그」→「ユ」/「나」→「レト」/「누」→「LT」/「대」→「CH」/「리」→「21」/「마」→「ロト」/「사」→「人卜」/「이」→「OI」「01」/「자」→「スト」/「카」→「ヲト」/「티」→「EI」/「애」→「OH」/「운」→「OTL」/「까」→「フフト」「刀卜」/「슴」→「合」/「쭈」→「卒」/「표」→「丑」/「손」→「人亡」/「흐」→「二〇一」…etc.※活字の種類にもよる)
そのため、韓国語を学ぶ日本人初心者には《【空目】誘導的な混乱》が起きがちな気がする。
【ゲシュタルト崩壊】と【空目】
ところで、【ゲシュタルト崩壊】が全体性の喪失による《実像イメージの崩壊》だとすると、【空目】は本来そこにはないはずの──《虚像イメージの構築》という知覚現象だといえるのかもしれない。自然物の模様の中から「目」や「口」などに見えるパーツをピックアップし「顔」や「姿」をイメージしたり、文字等の記号に、そこに描かれていないないものをイメージする【空目】……《実像イメージの崩壊》と《虚像イメージの再構築》はどこかでつながっているような気がしないでもない。

少し前にTwitterで話題になったそうだが──、
ゅゅゆゅ
これ↑がイタリア人には魚が泳いでいるように見えるとか。
「ゆ」という文字として学習&認識してきた日本人には、思いもよらない指摘だが……日本語を知らない外国人が記号としてみた場合は、たしかに魚の図案に見えてもおかしくはないかもしれない。
「ぷ。」がボーリングしている人(右に向かってボールをリリースした瞬間)に見えると言われ、非常に意外な指摘に驚きながらも一度そのように見えると、確かにそう見えてしまう空目現象と同じだろう。
これは日本語だけにいえることではないはずた。
僕は今年になってKARAにハマり、韓国語の歌詞についても読めるようになりたくて韓国語の入門書を買ってみたのだが……「別のもの」に見えてしまうハングル文字が、けっこうある。
「ゅゅゆゅ」に対抗して、たとえばこんなのはどうであろうか?
鬼が出現!逃げる人々(約1名:渥美清)
붓 ‥…웃옷 뭇
ちなみに、鬼や人に見えるハングルの意味は
・붓………筆
・웃어……笑い
・옷………服
・뭇………多くの
・못………釘
立っている人・開脚座りしてる人に見えるハングル
・유………たぐい
・요………この
他にもいろいろなものの図案に見えてしまう文字は少なくない。
また、英語や数字、カタカナや漢字に見えてしまうハングル文字もある。
【CH】に見える【대】
【ET】に見える【투】
【OTL】に見える【운】
【01】に見える【이】
【21】に見える【리】
【レト】に見えてしまう【나】
【ロト】あるいは【口(くち)卜(ぼく)】に見えてしまう【마】
【ヲト】に見える【카】
【ユ】に見えてしまう【그】
【合】に見えてしまう【슴】【승】【습】
【人1】に見えてしまう【시】
他にもパートの組み合わせで色々なパターンがある。
最初は「見えてしまう」方の読みがどうしても先に頭に浮かんでしまい、ハングルの発音をイメージするのが難しかった。
こうした先入イメージ空目がハングル初心者をプチ混乱させる……と感じたのは僕だけであろうか?
●空耳ならぬ空目アワー
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