FC2ブログ

ユーザータグ : 笑い話の記事 (2/2)

エアポケット幻想


ぼうっとしていると、弛緩した脳味噌にとりとめもないイメージが展開することがある。幻想的妄想というか妄想的幻想というか……ふとした意識の空白地帯(エアポケット)に浮かび上がる着想・ひらめき・インスピレーションのようなもの。こうしたイメージを「エアポケット幻想」と呼んでみようかと思う。
意図せず湧きあがる他愛もない思いつきはすぐに忘れてしまいがち。ブログに記したものもあるのだけれど、投稿時の書庫・カテゴリーもバラバラだったりして、時間が経つと、何をどんなエントリーに記したのか、にわかに思い出せなくなっていたりする。
ということで、エアポケット幻想ネタ──幻想・ホラー系からちょっとしたジョークまで、あまり役に立ちそうも無い着想が含まれた記事を、まとめておくページを作ってみようかと思い立った。
とりあえず、思いつくところからピックアップ……投稿順にはなっていない。

エアポケット幻想 ~メニュー~

キリギリス幻想
フォト怪奇譚『樹に宿る眼』
巻貝が描く《幻の地図》
白い虹の幻想!?日暈を映すカミキリ
細胞分裂を思わせるチョウ!?
雨でも傘は濡らさない
標本箱がコワイ!?~虫の知らせ
民話風フユシャクなぜ話
民話風なぜ話:マツトビゾウムシとヤニサシガメ~ウバタマムシ
クモがコミミズクを捕食!?~エナガの恩返し
猫バスの幼生 ※トビモンオオエダシャクの創作異聞
謎の美少女仮面伝説!?@ホソバシャチホコ幼虫
怪獣!?ドラゴン!?!UMAじゃない実在生物
眠れる森の長老!?ミミズク幼虫
ぷち地蔵アカシマサシガメQuiz
バルタン星人に勝つには
冬来たりなば貼るトウガラシ
重力エスカレーター
つれづれに夢の話
空耳ならぬ空目アワー
擬態と空目・聞き做しと空耳
空耳くしゃみ「Head Action!」
どんでん寓話『川渡り』
秘薬・毛生え薬
寓話的ヤスマツトビナナフシのオス
シンデレラには嘘がある!?~ガラスの靴よりふさわしいもの
マツトビゾウムシのシンデレラ
実録『怪喜!笑い袋爺』
ひとり多い!?座敷童子2題
1人増える不思議な絵!?座敷童子の紙芝居
ちょっと怖い話!?かごめかごめ〜座敷童子
トリックアート座敷童子は誰だ!?
夢の中から電話!? ※夢の中から電話をかけて自分を起こした話
断崖に倒れた老賢者の巨石像!?

※創作作品として記したものは↓
読み切り童話・短編 メニュー


※このページは主だった記事のタイトルをまとめたTOPページ【チャンネルF+】の★エッセイ・雑記★の下に「☆エアポケット幻想」としてリンクしておく。

どんでん寓話『川渡り』

虫見をしていると脳味噌が刺激されて色々な疑問や解釈、はては妄想めいた着想が湧いてくることがある。時には見ているものと何の関わりも無く、前後に考えていた事と何の脈絡もないイメージが突然ポッと浮かんでくるなんてことも……。そんな思いつきのひとつを寓話風に記してみる。


川渡り

川べりでひとり老婆がとほうにくれてた。向こう岸に行きたいのだが、橋が無い──老朽化した橋は数日前に落ちて流されてしまっていたのだ。川は深さが大人の腿程度だが、流れが速い。ひとたび足をすくわれたら、体勢を立て直すことは難しい──そのまま流され溺れてしまうだろう。年寄りが歩いて渡れる川ではなかった。
そこへ2人の若者──太郎と次郎の兄弟ががやってきた。
「ややっ! なんとしたことか。橋がないではないか!?」
彼らも川を渡るため、橋が落ちたことを知らずにやってきたのだった。
「私も向こう岸に行ねばならないので困っていたんです」と老婆。
「これは、川の中を歩いて渡るしか無いな」
太郎の言葉を聞いて老婆はため息をついた。「私にゃ、とても無理だわ……」
そんな老婆を気の毒に思い、次郎は優しく声をかけた。
「お婆さんは僕らが運んであげますよ」
それを聞いて太郎が眉をしかめた。
「まて次郎、おまえ何を考えているんだ。川は深くはないが流れが速い。俺たちだけでも渡るのは大変だぞ。お荷物をかかえていく余裕などない」
「お年寄りですよ。お荷物というほど重そうには見えませんよ」
「私ゃ、40kgほどです……」老婆が申し訳なさそうに口をはさむ。次郎は口調を和らげて太郎に頼んだ。「残して行くなんて、可哀想じゃないですか」
「可哀想なのはわかるが、俺たちが助けなきゃならない義理はない。他人の事を心配するより、自分のことを心配しろ」
ちなみに太郎と次郎の体格はほぼ同じ。弟の次郎の方が背はわずかに高かったが兄の太郎の方ががっしりしており、体重は2人ともに70kgだった。兄の方が体力は勝っていたのだが、その太郎は老婆を助ける気などまったくないらしい。
「わかったよ。兄さんには頼まない、お婆さんは僕がおぶって行く」
そうして太郎は1人で、次郎は老婆をおぶって川を渡り始めた。が、川の中程まできたところで、太郎は流され、川を渡りきることができたのは次郎と老婆だけだった。

実は川を流れる水の圧力は思いのほか強く、体重100kgの大人でも押し流す力があったのだ。体重70kgの太郎は足がすくわれ、40kgの老婆をおぶって110kgになった次郎は川の流れに耐えることができた──つまり、次郎はおぶった老婆が重し代わりとなって流されずに済んだのだった。

【教訓】自分の事だけを案じる者は救われず、他者をも案ずる者が救われる。

──なんて寓話はどうだろう?
ということを踏まえて、



川渡り ver.2

川べりでひとり老婆がとほうにくれてた。向こう岸に行きたいのだが、橋が無い──(以下同文略)
そこへ2人の若者──一郎と二郎の兄弟ががやってきた。2人は体格も同じ。体重もともに70kgだった。
「お婆さん、心配いりませんよ。僕らが向こう岸まで運んであげますから」
親切な兄弟、一郎と二郎は両脇から老婆を抱えて川を渡り始めた。
老婆の体重は40kg。70kgの一郎と二郎はそれぞれ20kg(老婆の体重の半分)ずつを負担する形となり計90kg──体重100kgの大人でも押し流す川の流れに耐えきれず、3人とも流されてしまいましたとさ。

【教訓】…………。(ときには親切心がアダになることも……)

というブラックユーモア的着想。
語られるエピソードから道徳的な解釈(教訓)を引き出しまとめるのが寓話のスタイルだが、そのエピソードから導き出された教訓をフィードバックして、もう1度そのエピソードをリプレイしてみたら……という着想。


●【冗区(ジョーク)】~メニュー~

冬来たりなば貼るトウガラシ

冬来たりなば…冬はなぜ寒いのか

雪だ、雪だ! 雪が降りよった! しかも、いきなりの積雪!
いったい、どうなっておるのか!? たしかにSMAP解散騒動はサプライズかもしれない。しかし、だからといって雪が降ることたぁないだろう!
これではまるで冬ではないか!──って、冬だ……。

冬は寒い。寒いのは苦手だ。寒いと気分も落ち込み気味になる。
こんな【冬】にまつわる格言があったはずだ。そう、たしか……、

【冬来たりなば…貼るトウガラシ】

寒冷地では寒さ対策で靴にトウガラシを入れると聞いたことがある。トウガラシに含まれるカプサイシンは、温湿布にも使われているとか。ホッカイロなど無かった昔の人は、温湿布のようにトウガラシを体に貼りつけて寒さをしのいだということなのだろう。
体を温めるトウガラシは「冬から使用」されることから、「冬から使」→「トウからシ」→「トウガラシ」になったといわれる──というのは真赤なウソだが……温湿布にも使われるトウガラシあなどりがたし。

【冬来たりなば貼るトウガラシ】。その意味するところは……「冬──すなわち、辛い時期にも、なんらかの対策はあるものだ」ということであろうか?
当っているかどうか、検索してみたら……ちょっと違っていた。

【冬来たりなば春遠からじ】……「今は不幸な状況であっても、じっと耐え忍んでいれば、いずれ幸せが巡ってくる」という例えだとか。

しかし「不幸な状況」を冬に例えるというのは、よくわかる。寒さは辛い。寒さはこたえる。

毎年冬になると、「つい何ヶ月か前は夏のように暑かったのに、どうしてこんなに寒くなるのか! 夏に飛ばしすぎる(熱すぎる)から冬になって熱が足りなくなるのだ! 給料日後に景気良く金を使い過ぎ、給料日前になると金欠になる《計画性の無いサラリーマン》のようなことでどうする!」──などと、ついぼやいてしまいたくなる。

そもそも「寒くてつらい冬」と「暑くてつらい夏」がどうしてくり返されるのであろうか?
善良な人々は「寒い冬には《もっと暖を》」「暑い夏には《もっと涼を》」を願い続けてきたはずである。神様はいったい、これをどう捉えているのか? みんなの願いは神様に届いていないのであろうか?
いやいや、そんなことはあるまい。しかし、人々の願いは多い。神様がそれに目を通し叶えるには時間がかかるということなのだろう。これらの願いが神様に届いて処理されるまでには、きっと半年程かかる。冬に発信された《もっと暖を》という願いがかなう時期は夏となり、夏に発信された《もっと涼を》という願いが実現するのは冬になる──それで夏は暑く・冬は寒いという状況が生まれ、続いているのではあるまいか。

寒さで凍りかけた脳みそには、そんな考えも浮かんでしまう。

さて、【冬】にまつわる格言──【冬来たりなば春遠からじ】は前向きなものだが……しかし、毎年冬を経験していると、そうそうポジティブな気分にでもいられない。
ということで、僕が格言を作るとしたら……

【冬来たりなば…花粉症遠からじ】
【冬来たりなば…翌年もまた必ず冬はやってく来る】

なんともネガティブな……冬になると思考も景気が悪くなりがちである。


■【冗区(ジョーク)】~メニュー~

【冗区(ジョーク)】~メニュー~

【冗区(ジョーク)】は、なんちゃってネタ・創作異聞などを扱うジョーク・カテゴリーとして作った書庫なのだが、ジョーク色が強い《空目ネタ》は【昆虫など】や【エッセイ・雑記】にも入っていて、分類の基準はあまり明確ではない。これまで【冗区】書庫ではラインナップが少ないため目次のページを設けていなかったが……とりあえず書庫内のタイトルをまとめたメニューページを作ってみた次第。

【冗区(ジョーク)】~メニュー~

一足早い金環日食!?



猫バスの幼生 ※トビモンオオエダシャクの創作異聞/●ポケモンならぬトビモン







空耳ならぬ空目アワー※【エッセイ・雑記】書庫

フォト怪奇譚『樹に宿る眼』




恨みを抱えて死んでいった者の魂が樹木に宿り開眼したとされる《しこん》。
その恨みのこもった目で見つめられると死に至る病を発症するとか、あるいは怪しい気配にふり返ったときに視線を合わすとその場で事切れるなどと言われる。
《しこん》の《し》は「視」・「死」、《こん》は「魂」・「恨」からきているのだとか……※

《しこん》の開眼のようすを激写!?!

この《しこん》の開眼のようすを記録することができた。うっすらと開いた眼に恨みの灯がともると、しだいに怒りが充満し見開かれていくようすがわかる。
以下の画像は同じ場所で《しこん》を連写したものである。












「恨み はらさで おくべきか…」──撮影中には、そんなつぶやきまで聞こえてくる気がした!?
……というのは、もちろんジョーク。最初の怪談風説明(※)も作り話である。
当初はもっと文章での演出(創作ホラー的な)を考えていたのだが、素材自体がおもしろいので、あまりよけいなコトをせずに、そのまま画像を載せることにした。

ほんとうは《しこん》は《枝痕》

木の幹でしばしば見られる、このような眼状模様のことを《しこん》と呼ぶというのは本当だが、これは漢字で記すと《枝痕》──枝の痕跡のことだ。
枝が落ちたあとの幹にできる《枝痕》が人の眼に見えることから、以前にも空目ネタ関連でとりあげたことがあったのだが(空目 木の眼!?)、表情の豊かな枝痕をとりそろえた木をみつけたので、あらためてまとめてみたしだい。「目は口ほどに物を言う」というが……木の幹に出現した眼《しこん》も何かを物語っているように見えなくもない。
今回モデルとなったのは、こんな木↓。

まるで「目のトーテムポール」。なんともフシギな味わいがあるので、ネタにしてみたしだい。