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掌篇『フユシャク探し』

フユシャクは冬にだけ見られる蛾。原稿用紙で3枚半ほどのショートショート。

01フユシャク探しA
02フユシャク探しB
03フユシャク探しC
04フユシャク探しD


僕が虫見を始めたころ、初めてフユシャクのメスを見つけたときには、この風変わりな生き物はいったい何なのだろうと驚いたことを覚えている。その頃は、どこでどんな虫を見たか、それぞれの場面を覚えていたが、段々思い出すのにてこずるようになってきた。記憶の劣化を感じることが多い昨今──そんな僕自身の経験から頭に浮かんだ話。
ちなみに冒頭のカットで使っている昆虫の画像は、イチモジフユナミシャクのメス。フユシャクのひとつで、オスとはずいぶん違った姿をしている。狭山丘陵周辺では12月の後半〜1月の上旬頃に桜の古木でよく見られる。

05イチモジフユナミシャク♀♂
昼間のオスは?イチモジフユナミシャクより⬆

まるで別種なフユシャクの♂と♀〜冬尺蛾記事一覧
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昆虫画像:ブログからテレビへ

昆虫画像雑感:ブログからテレビへ
先日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(@日本テレビ)で僕が撮影した昆虫画像(シャチホコガ幼虫)が使われたようだ。もちろん僕は昆虫写真家ではないのだが、拙ブログの昆虫画像が番組制作スタッフの目にとまり、使わせてほしい旨の連絡をいただいて、こういうことになった(経緯)。
僕が撮影した映像や写真がテレビ番組や書籍・雑誌で使われたことは、これまで何度かあったのだが──、
01Ferretカメレオン
個人ブログにあげていた昆虫画像が、大手メディアのテレビ番組で使われるという展開は、ちょっとフシギな気がする……昔は考えられないことだった。

インターネットがまだなかった時代──テレビ番組や書籍などのメディアが昆虫の写真を必要とするときには、プロの昆虫写真家から調達するのが一般的だったろう。業界で実績のある一握りの昆虫写真家に〝需要〟が集中し、昆虫写真の対価もそれなりに高額だったろうと想像する。

それが今ではカメラの性能が格段に進歩し、素人でもクオリティの高い昆虫写真が撮れるようになった。そして素人が撮った画像や動画はインターネットで気軽に公開(発信)されている。
ネット上にはアマチュアカメラマンが撮った昆虫画像・動画があふれかえっており、誰でも──もちろんテレビ番組制作スタッフや出版社の編集者も、お目当ての昆虫を簡単に検索できるようになった。ネット上に無数にあげられたアマチュアカメラマンたちの作品も、メディアの〝素材〟候補となりうるようになったということだ。
必要とする〝素材〟をインターネットで見つけ、使用許諾をとりつけて利用できれば手っ取り早い──アマチュアが公開している写真で用が足りるなら、経費の節減にもなるので都合も良い。かつて一部の昆虫写真家の独占市場だった「昆虫の写真・動画」の使用料は値崩れをおこしているのではあるまいか?

カメラの進化とインターネットの普及で、アマチュア昆虫写真家は激増した。しかしメディアの〝需要〟に対して〝供給〟が拡大したことで、逆に昆虫写真で商売するプロの昆虫写真家は、育ちにくくなっているような気もする。
昆虫写真家として名を残すのは、インターネット以前から活躍していて既に地位を確立している一握りの方たちだけではないか……そんな気がしないでもない。
もっとも、これは昆虫写真に限ったことではないのかも知れないが……。



ザ!鉄腕!DASH!!にシャチホコガ幼虫
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ザ!鉄腕!DASH!!にシャチホコガ幼虫

01シャチホコガ幼虫TV
※これはフィギュア⬆イモコレ!2のシャチホコガ幼虫

怪獣ならぬ怪虫!?シャチホコガ幼虫がテレビ番組に!?
先日、テレビ番組を制作をしているという方からブログ経由で連絡があった。番組内でシャチホコガについて取り上げることになったそうで、僕のブログ記事(シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?)に掲載しているシャチホコガ幼虫の画像を使用できないかというお話だった。
僕としては、拙ブログ記事が何かの役に立てれば本望なので、快諾。
シャチホコガを取り上げるという奇特な番組は、日本テレビの「ザ!鉄腕!DASH!!」──その中の「新宿DASH」という企画でのことらしい。放送予定日は9月6日(日)、19:00〜だそうだ。

僕は地デジ化を機にテレビから離脱しているので、現在のテレビ事情はさっぱりなのだが……検索してみると「ザ!鉄腕!DASH!!」は、日曜日19:00〜19:58放送のTOKIOが出演するバラエティ番組らしい。
どういう形で提供したシャチホコガ幼虫画像が使われるかわからないが……こんな奇妙な生き物がいることを多くの人に知ってもらえる機会が増えるのは喜ばしいことだ。
初めてこの虫を目にしたときは、「よくぞまぁ、こんなデザインが実現したものだ」とたまげたものだが……この衝撃は、とても独りの胸にとどめておけるものではない。「王様の耳はロバの耳!」と誰かに教えたくなるように、「この虫、すんげぇ〜ゾ!」と世間に知らしめたくなる。
ちなみに、このキモかっこいい幼虫を僕は「シャッチー」と呼んでいる。

チョウや蛾の幼虫──イモムシの中にはけっこう奇抜なものがいたりするのだが……おもしろい割に、あまり知られていないというのが、もどかしい。
そこでこの機会に、僕が見た中で、おもしろいと感じたイモムシを、さらに3つほどプチ紹介しておくことにする。

造形や空目模様、ギミックがユニークなイモムシたち

ウコンカギバ⬆葉上のドラゴン:ウコンカギバ幼虫より


ホソバシャチホコ⬆スーパーヒロイン模様の虫より



ウラギンシジミ⬆紫のピカチュウ!?ウラギンシジミ幼虫の線香花火より

昆虫は摩訶不思議でおもしろい。

※追記(2020.09.05):番組サイトの次回(9月6日)予告の【見どころ】によると、放送内容は、国分太一(TOKIO)、二宮和也(嵐)、岸優太(King & Prince)による「東京23区内でカブトムシ見つけられるか?」という恒例企画の虫探しらしい。



シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?
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雌雄モザイク報道の「!?」

成虫になってから大きく育った!?
ノコギリクワガタの雌雄モザイクがニュースになっていた。

左はオス、右はメス 突然変異のクワガタ、宮崎県に出現

体の左右でオスとメスが分かれる現象(雌雄モザイク)は珍しいので、しばしば話題になる。カブトムシやクワガタではオスとメスの特徴の違いが顕著(性的二型)なので目立ちやすいのだろう──雌雄モザイクのニュースではよく見かける。
だから今回のニュースでも、雌雄モザイクのクワガタそのものについては特に目新しい感慨はなかったのだが……僕が驚いたのは記事の最後の部分である。


 学芸課の竹下隼人主査は「『雌雄モザイク』という突然変異。餌場の縄張り争いなどで不利なため、大きくなるまで育ったのは大変珍しい」と話している。

学芸課主査が「餌場の縄張り争いなどで不利なため、大きくなるまで育ったのは大変珍しい」と話しているというのは本当なのだろうか!?
餌場の縄張り争いは成虫になってからの話で、クワガタが成虫になってから大きくなることなどなかろうに……。

以前、雑木林で虫とりをしていた親子に出会い、コクワガタのオスを手にした父親に「まだ子どもですかね?」と尋ねられて驚いたことを思い出した。これが成長すればヒラタクワガタやオオクワガタのようになると勘違いしたらしい。バッタやカメムシのように成虫と幼虫が似たような姿の昆虫(不完全変態)もいるが、カブトムシやクワガタは完全変態で、子ども(幼虫)は全然違う形をしている。成虫の大きさには個体差があるが、これは成虫になってからの変化ではなく、幼虫時代の成育状態によるものだろう(遺伝的な要素もあるのかもしれないが)。成虫になってから成長することはない──僕はあたりまえのようにそう認識していたが、小さなクワガタ(成虫)が成長して大きくなると思っている人もいるのかと新鮮な(?)驚きを覚えたものである。

生き物のことをよく知らない素人であれば、そんな誤解もあるのかもしれない。しかし、博物館に努めるプロの学芸員が、メディアに対して、こんな解説をすることがあるのだろうか──という驚きが大きかった。
それにしても……おかしいと気づかない記者やデスクも、どうかという気がする。
あるいは記者による誤解があっての記事なのだろうか?


雌雄モザイクのニュースではカブトムシやクワガタが取り上げられることが多いが……さらに珍しいニホントビナナフシの雌雄モザイク@東京⬇


左右で♂と♀が別れた個体↑と、部位によって♂♀が交互に別れた個体↓。




ニホントビナナフシ東京でも両性生殖(2013年12月)
ニホントビナナフシの雌雄モザイク(2013年11月)
半♂半♀のトビナナフシ(2014年11月)
黄色いトビナナフシ(2013年11月)
珍しいナナフシのオスと過密!?(2013年11月)
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水滴で色が変わるシロテンハナムグリ

水滴部分で色が変化するシロテンハナムグリ

今日も、こっそり自然観察!❳さんのブログに興味深い記事【続・シロテンハナムグリの色彩!】が投稿されていた。
水滴をつけたシロテンハナムグリの水滴部分で体色が変化して見えるというもの。この現象について、僕の解釈をコメントしようと思ったのだが、文章では判りにくくなりそうなので、こちらで図を使って説明させていただくことにした。

まず、光沢昆虫では見る角度によって色合いが変化する。その例としてアオマダラタマムシを──、

07青斑玉虫A
08青斑玉虫B
※【メタリックな美麗昆虫10種】より⬆
見る角度によって色合いが変化する。深い角度(手前側)で赤みが強く、浅い角度(奥側)では緑色に見える。
これを踏まえて、今日も、こっそり自然観察!さんが撮影された画像(失礼ながらブログから拝借)をご覧いただくと──、
01水滴色彩@白点花潜
やはりシロテンハナムグリも手前側(深い角度)で赤みが強く、奥側(浅い角度)で緑っぽく見える。背中の水滴の部分で色が変化して見えるのは、水滴表面で光が屈折することで、見る角度(光が反射する角度)が変わるため──、
02水滴色彩変化図解
こういうこと⬆ではないか……というのが僕の解釈。

赤⇔緑に見える光沢昆虫といえば、最近よく見かけるマメコガネも前胸背の緑色が光の加減や見る角度で赤っぽく見えたりする。この前胸背の赤みが強い個体が増えてきた(?)ように感じるのは僕だけであろうか?




※【胸赤マメコガネ!?】より⬆


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