FC2ブログ

ユーザータグ : 怪虫の記事 (2/3)

狭山丘陵の龍

狭山丘陵に龍の巣窟が!?



虫見で近くを通るたびに、「なんで、こんなところに龍が?」とフシギに思っていたのが、金乗院(こんじょういん)のオブジェ(?)。金乗院は山口観音(山口千手観音)とも称される寺院で、多摩湖と狭山湖の間に狭山山不動寺(狭山不動尊)と隣接する形で位置している。




僕は寺院方面の知識は皆無なので、そこにあるものが何なのか、呼称も目的も用途も由来もさっぱりわからない。作法もわからないから失礼があってはいけないと思い、そうした施設には近づかないようにしてきた。それゆえ無知は相変わらずで、今でも力一杯わからないままだったりする。
それでも日光東照宮に「鳴竜」なるものがあるということは子どものころ読んだ科学の本で知っていたから……寺院と龍(竜)にはきっと何らかの関係があるのだろう……くらいは漠然と想像できる。しかしその由来について確かめることはしてこなかった。


これまでずーっとスルーし続けてきたわけだが、通りかかって目に入れば、やっぱり「なんで、こんなところに龍が?」と気になる。
「もしかしたら、この場所(狭山丘陵)に龍にまつわる、おもしろいハナシでもあるのだろうか?」──最近ふとそんな思いが頭をよぎった。
寺院方面のことはよくわからないが、「龍」にまつわる話なら興味がないでもない。
ということで、龍の由来について、どこかに記されているのではないかと、先日はじめて金乗院をのぞいてみた。
結論から言うと、龍と金乗院の関わりを記した資料はみつからなかった。しかし、敷地内のあちこちに予想以上の数の龍があってビックリ。帰宅後、ネットで調べてみると、金乗院の本堂天井には墨絵の「鳴竜」まで描かれているという。
























今回アップしたのは金乗院の龍の一部だが……これだけ龍にこだわったのには、きっとそれなりの由来が存在するからに違いない。それはいったい何なのか!?

《狭山丘陵の龍》と《なんちゃってドラゴン》

「狭山丘陵」と「龍」……この2つのキーワードを結びつけるものは?
ここで頭に浮かんだのは……狭山丘陵で実際に僕も幾度か目にしている《なんちゃってドラゴン》。


狭山丘陵にじっさいに生息しているこんな↑生きもの──プチ龍(ドラゴン)!?に由来する逸話でもあるのではあるまいか!?
じつはこの《なんちゃってドラゴン》──ウコンカギバという蛾の幼虫(※実写画像)なのだが、龍は「毛虫のように小さくもなれる」と記された資料(漢代初期の『管子』)もあるそうだから、昔の人が《なんちゃってドラゴン》をみて龍と思ったとしても、おかしくはあるまい。これが元となる伝説のようなものが生まれ、龍がまつられるようになったのだとしたら──小さな蛾の幼虫がきっかけで、これだけ巨大な施設ができたとしたらアッパレな話だ。

……というのは、もちろん妄想的冗談。
ネットで金乗院のことを調べていると、《弘法大師が龍神に祈念し、霊泉を得たという伝えもある》という情報がみつかった。
「弘法大師」……聞いたことはあるような気がするが……僕は歴史上の人物とフィクションの人物の区別がよくわからない。実際に会った人の名前もなかなか覚えられないのに、会ったこともないヒトのことまでとても覚えられやしない。
「弘法」っていうと、あれか? ことわざにもある「弘法も……なんとやら」の弘法か? 達人でもときには失敗するというたとえの……そうそう、「弘法も木から落ちる」。弘法のような木登りの達人でも、ときには失敗するという……ちょっと違うか?
その(?)弘法大師が霊泉を得たさいに祈念した【龍神】というのが、金乗院の龍のモチーフなのであろうか?
そういえば、金乗院には「弘法大師像」なるものがあり、そのとなりの解説札にも霊験あらたかな水についての記述があった。また「霊水」について説明書きもあった。




金乗院の中には「八体守護仏(十二支の方向には八体の仏がいるとされているそうな)」というのがあって、十二支の「辰」がモチーフと思われる龍もあった。先の「龍 vs 虎」画像の上にあるレリーフの「辰」もそれだろう。




十二支の「辰」もあったが、金乗院の龍は《弘法大師の「霊水」がらみの【龍神】》由来のものではないか……超ド素人なりにそう解釈してみたのだが……この理解が正しいのかどうかサダカではない……。
金乗院にはたくさんの施設があり、それぞれに説明もあったのだが、その方面の基礎知識が無い僕には記された内容の意味や価値がよくわからず、「敷居の高さ」のようなものを再確認した感じがしないでもなかった。
教養のある人にはありがたい場所なのだろうが……僕のような無教養な者には、あれだ…「猫の耳に真珠」なのであろう……。

シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?



怪獣ならぬ怪虫シャッチー/シャチホコガの妖虫ならぬ幼虫

今年(2014年)5月にはガチャガチャ(カプセル玩具自販機)のフィギュアにもなって()、多くの人の知るところとなった……かもしれないシャチホコガ幼虫──僕は【シャッチー】と呼んでいるが、今年も出会うことができた(これに似たバイバラシロシャチホコ幼虫は6月に見ている)。




見つけたのは擬木の上──こんな姿勢で垂れ下がっていた。体を支える力もないほど衰弱している……というわけではなく、懸垂型の姿勢がふだんのポーズなのだろう。こんな姿勢で枝にとまっていると、ちぢれた枯葉がひっかかっているように見え、景色に溶け込んでしまう。いってみれば《擬態モード》のポーズ。
試しに触れてみるとすぐに長い胸脚を広げて《威嚇モード》に転じた。


イモムシにしては異様に長い胸脚をくわっと広げた威嚇ポーズはなかなか迫力がある。このとき、別の威嚇用ギミックが発動していた!?

シャッチーの威嚇ギミック!?目玉模様出現!



蛾(成虫)の中には、ふだん前翅でおおわれている後翅に目玉模様を隠し持ったものがいる。敵に狙われた時突然見せて相手をひるませる威嚇効果のギミックなのだろう。シャチホコガは幼虫でこの威嚇ギミック(?)を備えていた。たたんでいた長い胸脚を広げるだけでも威嚇効果はありそうだが、さらに突然、大きな黒目がカッと見開かれたら……相手はギョッとするにちがいない。




しばらくすると風船がしぼむように伸ばされた胸脚がたたまれていき、《見開かれていた目玉もよう》も閉じられていって、《擬態モード》へ移行。


擬木の上ではカムフラージュの効果が感じられないが……このあと、しばし撮影してから近くのカエデ(食植物のひとつ)の枝に返すと、縮れた枯葉のように見えて、意外なほど隠蔽効果を発揮していた。


ということで、見つけるとやっぱり撮ってしまうシャッチー(シャチホコガ幼虫)。カエデに戻す前に撮った画像をいくつか↓






異様に長い胸脚は映画『エイリアン』にでてきたフェイスハガー(顔に張りついて宿主に寄生体を植えつけるヤツ)の触手と似ている……そう思うのは僕だけであろうか?




ユニークなのは長い胸脚だけではない。




腹端はデカいダミーの顔に見えなくもない。大きな顔には威圧効果がありそうだ。このダミー頭部を目立たせることで敵を威嚇したり、攻撃を頭部からそらす効果があるのかもしれない?






怪獣!?ドラゴン!?!UMAじゃない実在生物

怪獣!?ドラゴン!?!UMAじゃない実在生物



伝説のドラゴンか、はたまた特撮映画の怪獣か──こんな↑生きものが存在する。
UMA(謎の未確認動物)ではない。恐竜時代の話でもない。ちゃんと現存が確認されている生物である。
僕も今年に入って2度目撃している。上の画像は先日遭遇した幼生を描いたものだ。ご覧のように幼生は翅を持たないが、成体になると翅が出現し飛翔することができるようになる。
こんな生きものが中世のヨーロッパではなく、現代の日本で──東京でも見ることができると知ったら驚く人も多いのではないだろうか?
この生きものの和名は【ウコンカギバ】という。実は蛾の幼虫なのだ。
※実写画像は→【葉上のドラゴン:ウコンカギバ幼虫

他にも特撮映画の怪獣に負けないデザインの実在生物は存在する。ということで、そのフィギュアを使って撮ってみた(合成)画像がこれ↓。


※↑【怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)イモコレ!2に!】より(生体画像あり)

モスラやバトラ、ツインテールなど、幼虫をモチーフにした怪獣はいろいろありそうだが、それに勝るデザインの生物が身近なところに実在していることは、意外に知られていないような気がする。

怪獣に見える──ナンチャッテ(空目)ネタくくりというコトで、【冗区】書庫にあらためてまとめてみた。

葉上のドラゴン:ウコンカギバ幼虫

葉の上にすむ小さな龍!?





















怪獣ならぬ怪虫シリーズ第2弾:ウコンカギバ幼虫

怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)の次はコレかな……と思っていたとき、タイミングよく遭遇したウコンカギバ(蛾)の幼虫。これもなかなかユニークなスタイルのイモムシだ。
見ようによってはドラゴンに見えなくもない──「イモコレ!」の第3弾があるなら候補に推したいイモムシでもある。
今回は柵の上で遭難しかかっていた幼虫をみつけ、撮りやすい場所へ移動。コナラの葉にとまらせて撮影を始めると、飢餓状態にあったのか葉を食べ出したので、コナラが幼虫の食植物(のひとつ)であることが確認できた。












それにしても、ウコンカギバの幼虫は長い突起がユニークだ。この特徴は一見、シャッチー(シャチホコガ幼虫)やカシワマイマイ幼虫にも似ているが「突起構造をもつことで昆虫食の鳥などが敬遠する?」といった忌避効果があるのだろか?
クモザルの尾を連想させる先端がカールした突起は角度を変えることでだいぶ印象が変わるが、クモザルの尾と違ってものをつかむようにはできていないようだ。
移動中や食餌中など活動しているときは(天敵に見つかりやすいので)突起をバラバラと立て、天敵への忌避効果を果たしているのかもしれない(?)。一方、静止しているときの突起を束ねて倒している姿は、とてもイモムシには見えず、しおれた枯葉のように見える。

ところで、「ウコンカギバの幼虫」は呼び名として長い。それに「ウコンカギバ」は「うんこ嗅ぎ場」と誤読されかねないデンヂャラスな文字列でもあったりする。以前「ウコン」を知らずに「ウコン茶」なるペットボトルを食品陳列棚で初めて目にしたときは(誤読して)どれだけたまげたことか。そういった危険を回避する意味も含めて、この虫にも「シャッチー」同様、呼びやすい愛称があってしかるべきだろう。

「ウコンカギバ(Ukonkagiba)」を詰めて(onとbaをとって)「ウッカギ(Ukkagi)」……これだと響きが今ひとつ。さらに詰めて(agを外して)「ウッキィ(Ukki)」、最後の音を伸ばして「ウッキィー」はどうだろう?
「シャッチー」に対して「ウッキィー」──同系列の響きで、怪虫コンビとしても、ちょうど良い感じがする。
ということで、これからは「ウッキィー」を見かけたら、「グッドモーニング!!」と呼びかけてみよう!……あ、あれは「ウッキィー」ぢゃなくて「ウィッキー」さんか……(と、古いネタ)。

それはさておき、やっぱり《葉の上のちっちゃなドラゴン》っぽく見える──と思うのは僕だけであろうか?


※イラスト付きで追記




怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)イモコレ!2に!

これが怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)だ!



怪獣ならぬ怪虫【シャッチー】──僕がそう呼んでひそかに推している「シャチホコガ(蛾)の幼虫」がフィギュア(ストラップ)となって商品化されていた!
上の画像はそのフィギュアを使って撮って(合成して)みたもの。
そのまま怪獣として使ってもなんら違和感の無いスゴいデザインのイモムシだ。
このフィギュアはガチャガチャ(カプセル自動販売機によるミニ玩具)のカプセルQミュージアム・イモコレ!2~イモムシストラップコレクション~に入っている。ラインナップはシャチホコガの他にクロアゲハ・キアゲハ・ヒロオビトンボエダシャク・セスジスズメ・オオクワガタの全6種類(いずれも幼虫)。

シャッチー・ファン待望のフィギュア化

今回のイモコレ!は第2弾。実は第1弾(ナミアゲハ・アオバセセリ・アサギマダラ・シンジュサン・クロメンガタスズメ・アケビコノハの6種類)が発売された当時、「なんで、シャッチー(シャチホコガ幼虫)が入ってないんだよ……」と不満を感じていた。ユニークさ・インパクトの点では抜群なイモムシなのに……特徴的な細長い胸脚やツインテールなどは造形的なハードルが高いのだろうか。造型コストの点などからフィギュア化は難しいのかもしれない……そう想像しガッカリしていたのだった。
そして第2弾の発売は知らずにいたのだが……先日【異形幼虫あらわる!】を投稿したあと、知人から「ガチャガチャでシャッチーのフィギュアが出ている」との朗報がもたらされ、にわかにテンションがあがった。あっぱれ!海洋堂!

さっそく近所の思い当たる場所を探しまわってみたが……カプセル自動販売機は置かれているものの「イモコレ!2」がなかなか見つからない……。子どもの頃、カブトムシやクワガタを探して雑木林を徘徊したときの記憶がよみがえった。樹液ポイントはみつかるもののお目当ての虫が来ていなかった時の気分に似ている……。
ボウズのままでは悔しいので、ちょっと脚を伸ばし、2駅離れた某ダイエーまで出かけてようやく「イモコレ!2」を発見することができた。そしてなんと1回目でいきなりお目当てのシャッチー(シャチホコガ幼虫)をゲット! 想定予算の最低額でクリアできたので、気分を良くしてもう一回やってみると出てきたのはクロアゲハ幼虫だった。









イモコレ!2のフィギュア↑に対して本物はこんな感じ↓。




本物に出会う機会は少ないがフィギュアならいつでも眺めることができる。キメポーズ(?)でじっとしているから、背景やアングル・構図を選んで自由に撮ることができるというのもフィギュアの良い点だ。本物は(フィギュアより)小さいし、動き回って撮影に非協力的なことが多く、なかなか希望のポーズを希望のアングルで撮らせてくれない。その点フィギュアは良いモデルだ。
イモコレ!2のフィギュアにはワイヤーが仕込まれていて、あるていど自由にポージングできるようだ。ただ、特徴的な長い胸脚にはワイヤーは入っておらず自由な角度に調整することができない。この脚を希望の角度に動かせたら──と思わないではないが、そこまで望むのは贅沢だろう。
ガチャガチャ(カプセルトイ)にこのクオリティーでシャッチーのフィギュアが登場したことが素晴らしい。
こんなに奇抜な姿をしているのに、これまでシャッチーに対する世間の注目度は意外に低かった……もうちょっと名が知れた虫であって良いのではないかといささか不満を感じていたが、今回のイモコレ!2登場をきっかけに巻き返し(?)を期待している。
「こんな《怪獣のようなスゴイ幼虫》がいる!」ということを、もっと多くの人に知ってもらいたい──と密かに願っているのは僕だけではあるまい!?


これを機会に一気にメジャーになれるか!? がんばれシャッチー!
ということで、もう一丁!(追記)↓