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怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)イモコレ!2に!

これが怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)だ!


怪獣ならぬ怪虫【シャッチー】──僕がそう呼んでひそかに推している「シャチホコガ(蛾)の幼虫」がフィギュア(ストラップ)となって商品化されていた!
上の画像はそのフィギュアを使って撮って(合成して)みたもの。
そのまま怪獣として使ってもなんら違和感の無いスゴいデザインのイモムシだ。
このフィギュアはガチャガチャ(カプセル自動販売機によるミニ玩具)のカプセルQミュージアム・イモコレ!2~イモムシストラップコレクション~に入っている。ラインナップはシャチホコガの他にクロアゲハ・キアゲハ・ヒロオビトンボエダシャク・セスジスズメ・オオクワガタの全6種類(いずれも幼虫)。

シャッチー・ファン待望のフィギュア化

今回のイモコレ!は第2弾。実は第1弾(ナミアゲハ・アオバセセリ・アサギマダラ・シンジュサン・クロメンガタスズメ・アケビコノハの6種類)が発売された当時、「なんで、シャッチー(シャチホコガ幼虫)が入ってないんだよ……」と不満を感じていた。ユニークさ・インパクトの点では抜群なイモムシなのに……特徴的な細長い胸脚やツインテールなどは造形的なハードルが高いのだろうか。造型コストの点などからフィギュア化は難しいのかもしれない……そう想像しガッカリしていたのだった。
そして第2弾の発売は知らずにいたのだが……先日【異形幼虫あらわる!】を投稿したあと、知人から「ガチャガチャでシャッチーのフィギュアが出ている」との朗報がもたらされ、にわかにテンションがあがった。あっぱれ!海洋堂!

さっそく近所の思い当たる場所を探しまわってみたが……カプセル自動販売機は置かれているものの「イモコレ!2」がなかなか見つからない……。子どもの頃、カブトムシやクワガタを探して雑木林を徘徊したときの記憶がよみがえった。樹液ポイントはみつかるもののお目当ての虫が来ていなかった時の気分に似ている……。
ボウズのままでは悔しいので、ちょっと脚を伸ばし、2駅離れた某ダイエーまで出かけてようやく「イモコレ!2」を発見することができた。そしてなんと1回目でいきなりお目当てのシャッチー(シャチホコガ幼虫)をゲット! 想定予算の最低額でクリアできたので、気分を良くしてもう一回やってみると出てきたのはクロアゲハ幼虫だった。





イモコレ!2のフィギュア↑に対して本物はこんな感じ↓。


本物に出会う機会は少ないがフィギュアならいつでも眺めることができる。キメポーズ(?)でじっとしているから、背景やアングル・構図を選んで自由に撮ることができるというのもフィギュアの良い点だ。本物は(フィギュアより)小さいし、動き回って撮影に非協力的なことが多く、なかなか希望のポーズを希望のアングルで撮らせてくれない。その点フィギュアは良いモデルだ。
イモコレ!2のフィギュアにはワイヤーが仕込まれていて、あるていど自由にポージングできるようだ。ただ、特徴的な長い胸脚にはワイヤーは入っておらず自由な角度に調整することができない。この脚を希望の角度に動かせたら──と思わないではないが、そこまで望むのは贅沢だろう。
ガチャガチャ(カプセルトイ)にこのクオリティーでシャッチーのフィギュアが登場したことが素晴らしい。
こんなに奇抜な姿をしているのに、これまでシャッチーに対する世間の注目度は意外に低かった……もうちょっと名が知れた虫であって良いのではないかといささか不満を感じていたが、今回のイモコレ!2登場をきっかけに巻き返し(?)を期待している。
「こんな《怪獣のようなスゴイ幼虫》がいる!」ということを、もっと多くの人に知ってもらいたい──と密かに願っているのは僕だけではあるまい!?

これを機会に一気にメジャーになれるか!? がんばれシャッチー!
ということで、もう一丁!(追記)↓




シロシャチホコ幼虫の再生脚

プレデター!? エイリアン!? な怪虫

先日、遊歩道の手すりでシロシャチホコとおぼしき蛾の幼虫をみかけた。
僕が勝手に【シャッチー】の愛称で呼んでいるシャチホコガ幼虫(*)によく似ている。
調べてみるとバイバラシロシャチホコという種類も幼虫時代はよく似ているらしい。僕には正確な見分けができないので、とりあえずこれらをひっくるめて怪虫シャッチーと呼ぶことにした。
シャッチーはイモムシにしては異様な長さの胸脚をもっていて、指で触れたりするとこの脚をくわっと広げる。襲いかかろうといわんばかりのポーズには体を大きく見せる威嚇の意味があるのだろう。





シャッチー(シャチホコガ幼虫・シロシャチホコ類幼虫)は3対ある胸脚の2対が異様に長いのが特徴だが、今回みつけたシロシャチホコは左胸脚の1本が短かった。1度失った後、再生している途中なのだろう。


コノハムシやナナフシ、ゴキブリ・コオロギなどの脚が再生するのは知っていたが、蛾も幼虫時代に脚を再生する(ことがある)というのは、ちょっと意外だった。
考えてみると……成虫になっても体の形があまり変わらずひきつがれる不完全変態の昆虫については形態の持続性から再生能力があっても不思議はないと感じていたが、全く別の姿に変身する(つくりかえられる)完全変態の昆虫については、漠然と別ものと思い込んでいた。

コノハムシ・ナナフシの再生脚

コノハムシやナナフシの幼虫も脚を再生するが、種類によってプロセスに違いがあるようだ。コノハムシの再生脚は当初から小さいながら脚の形をしたものが出現するが、ナナフシ(ナナフシモドキ)の再生脚は当初先端がバネのように巻いた形で現れる。


『ナナフシのすべて』(岡田正哉・著/トンボ出版/1999年)によると、ナナフシ(ナナフシモドキ)の場合、5齢・6齢になってから脚を失うと再生しないらしい。

怪獣のような幼虫!?(シャチホコガ)
異形幼虫あらわる!※バイバラシロシャチホコ
コノハムシ:脚の再生

怪獣のような幼虫!?

シャチホコガ

昆虫はじつに多様で、ツマアカセイボウのような美しいもの、木の葉や枝にみごとに擬態したもの、ユニークなデザインものなど、色々あるが、中には不気味なものもいる。
今まで出会った中で、最も気味悪いインパクトが強かったのが、このシャチホコガの幼虫である。こんな虫がいるとは夢にも思わなかった。
 




ファーストコンタクトはフェレットを散歩中の雑木林。地面に落ちた幼虫がアリにたかられ、のたうち回っているところだった。
暴れている虫をのぞき込んで、そのおぞましさに驚愕した。
カマキリのようでありイモムシのようでもある!?
見た事もない異形の怪虫がアリに囲まれ暴れるようすは、まるで人間を蹴散らす怪獣──映画の1シーンようにも見えた。
 
一瞬カマキリのカマのように見えた長い脚──よく見るとこの脚は映画エイリアンにでてくるフェイスハガー(卵からとびだし獲物の顔に貼り付く幼虫)を思わせる。
この長い脚には、いったいどんな意味があるのだろう?
脚をたたんで枝にぶら下がっていると枯れた葉が引っかかっているようにも見えるが、刺激を与えると、たたんでいた脚をくわっと広げる。そのようすは襲いかからんとする(?)クモのようでもあり、映画プレデターの怪人(宇宙人)のアゴが開くときの感じにも似ている。あるいは敵をひるませる威嚇効果があるのかもしれない。
 




腹端の2本の突起はウルトラ怪獣ツインテールを連想させるが、こちらは疑似触覚で頭部にみせかける効果でもあるのだろうか?(敵の頭部への攻撃を偽頭に誘導することで急所の頭を守る?)





背中の突起もまるで怪獣のようなデザインだが、体を反らせた時にうまくたたまれるような構造になっているようである。
 
一見すると異形な姿だが、エイリアンや怪獣を思わせるデザインはカッコ良く見えなくもない。キモイけどカッコイイ──キモカッコイイというところだろうか。
この虫が「シャチホコガ」という蛾の幼虫であることはその後知った。「シャチホコガの幼虫」では長いので、僕は縮めて「シャッチー」と呼んでいる。
 
そしてあるとき、背中に大きな瘤があるシャッチーを発見!?
何かが産まれ出てきそうな瘤をみて、昔見たB級ホラー映画『マニトウ』を思い出してしまった。悪霊に取り付かれた女性が背中の瘤から気味の悪い胎児を産み落とすシーンがあるのである。
 



異形虫の異形な姿!?──と驚いたが、後に虫屋さんにうかがったところ、背中のコブは脱皮前に古い頭から後退させた新しい頭だそうである。硬い頭は固まると抜けなくなってしまうため、頭だけ前もって古い頭から抜いておく──ということらしい。
 
初めて見たときは未知なる異形という感じだったが、正体を知ってしまえば「よくまぁこんなデザインが実体化されたものだ」と感心。見慣れてくると、ついこの姿を探してしまうようになってしまった。今では出会えれば嬉しい虫の1つである。
このシャッチー、かなりインパクトのある姿なのだが……意外に隠蔽擬態の効果もあるようだ。





同じ昆虫を見て「かわいい」という人も入れば「気味悪い」という人もいる。
虫自体の多様性もおもしろいが、それを見た人(自分も含めて)の感じ方が多様だったり、あるいは変化したりするのが、またおもしろいところである。



 
さて、怪獣っぽい幼虫ということで、ついでにもう1種。

カギシロスジアオシャク



アオシャクの仲間は(成虫が)美しいものが多い。