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ザ!鉄腕!DASH!!にシャチホコガ幼虫

01シャチホコガ幼虫TV
※これはフィギュア⬆イモコレ!2のシャチホコガ幼虫

怪獣ならぬ怪虫!?シャチホコガ幼虫がテレビ番組に!?
先日、テレビ番組を制作をしているという方からブログ経由で連絡があった。番組内でシャチホコガについて取り上げることになったそうで、僕のブログ記事(シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?)に掲載しているシャチホコガ幼虫の画像を使用できないかというお話だった。
僕としては、拙ブログ記事が何かの役に立てれば本望なので、快諾。
シャチホコガを取り上げるという奇特な番組は、日本テレビの「ザ!鉄腕!DASH!!」──その中の「新宿DASH」という企画でのことらしい。放送予定日は9月6日(日)、19:00〜だそうだ。

僕は地デジ化を機にテレビから離脱しているので、現在のテレビ事情はさっぱりなのだが……検索してみると「ザ!鉄腕!DASH!!」は、日曜日19:00〜19:58放送のTOKIOが出演するバラエティ番組らしい。
どういう形で提供したシャチホコガ幼虫画像が使われるかわからないが……こんな奇妙な生き物がいることを多くの人に知ってもらえる機会が増えるのは喜ばしいことだ。
初めてこの虫を目にしたときは、「よくぞまぁ、こんなデザインが実現したものだ」とたまげたものだが……この衝撃は、とても独りの胸にとどめておけるものではない。「王様の耳はロバの耳!」と誰かに教えたくなるように、「この虫、すんげぇ〜ゾ!」と世間に知らしめたくなる。
ちなみに、このキモかっこいい幼虫を僕は「シャッチー」と呼んでいる。

チョウや蛾の幼虫──イモムシの中にはけっこう奇抜なものがいたりするのだが……おもしろい割に、あまり知られていないというのが、もどかしい。
そこでこの機会に、僕が見た中で、おもしろいと感じたイモムシを、さらに3つほどプチ紹介しておくことにする。

造形や空目模様、ギミックがユニークなイモムシたち

ウコンカギバ⬆葉上のドラゴン:ウコンカギバ幼虫より


ホソバシャチホコ⬆スーパーヒロイン模様の虫より



ウラギンシジミ⬆紫のピカチュウ!?ウラギンシジミ幼虫の線香花火より

昆虫は摩訶不思議でおもしろい。

※追記(2020.09.05):番組サイトの次回(9月6日)予告の【見どころ】によると、放送内容は、国分太一(TOKIO)、二宮和也(嵐)、岸優太(King & Prince)による「東京23区内でカブトムシ見つけられるか?」という恒例企画の虫探しらしい。



シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?
擬態の達人コノハムシ〜TV番組
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開閉する眼!?トリック&ギミック

シャチホコガ幼虫の開眼ギミック&シロコブゾウムシの閉眼ギミック



まずは、またまた怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)。前回投稿したのは若齢幼虫だったが、今回は終齢幼虫。何度見ても奇抜な造型は、見つけるとやはりカメラを向けたくなってしまう。こんなポーズが披露できる虫はシャッチーくらいのものだろう。






シャチホコガ幼虫の《開眼ギミック》

シャッチー(シャチホコガ幼虫)を刺激すると、くわっと胸脚を広げて威嚇ポーズをとる。そのさい体側面には、それまで閉じられていた目玉模様がカッと見開かれる。そのことについては少し前に【シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?】でネタにしたが、目玉模様の出現の《開眼ギミック》を改めて↓。

長い胸脚を大きくふりかざし、とつぜん眼(状紋)が見開いたら──これは威嚇効果がありそうだ……と、僕は想像するのだが、実際にこの【開眼ギミック】にどれほどの効果があるのかは定かではない。
ただ……ワームに目玉模様を描いて鳥に与える実験などで《大きな目玉模様には捕食者を驚かす効果があり、小さな目玉模様には攻撃をそこに向けさせる効果がある》ということがわかっているという。
実際に眼状紋(目玉模様)をもつ昆虫は多い。目玉模様を威嚇に使ったり、急所である頭部から攻撃をそらすため(?)体の後ろに《ダミーの眼》を持つものも少なくない(天敵が頭だと誤認して尻を狙えばフェイント効果?で逃げやすくなるはずだ)。
やはり捕食者にとって《眼》は気になるパーツなのだろう。

捕食者に対してアピール力のある目玉模様だが、威嚇効果がある反面、敵の注意を不必要に引きつけてしまう危険もある。ということなのだろう……それで、シャッチー(シャチホコガ幼虫)はふだん目玉模様を隠している──そう考えると、つじつまは合う(ような気もする)。

シロコブゾウムシの《閉眼ギミック》

シャッチーは敵が迫ると《ダミーの眼》を出現させるが、逆に危険を察知すると《本物の眼》を隠す昆虫もいる。
シャッチーの【開眼ギミック】に対して【閉眼ギミック】というべき、トリック&ギミックの持ち主はシロコブゾウムシだ。

黒くクッキリ目立つ眼がチャームポイントのシロコブゾウムシ。つぶらな眼のせいか、僕はこの虫を見るとアグーチという動物を連想する。僕の中では【アグーチ虫】もしくは【落花生虫】というイメージが定着しているシロコブゾウムシだが……よくコロッと落ちて死んだフリをする。擬死は昆虫ではよくみられる行動だが……ユニークなのは、そのさい触角で眼をおおい隠すことだ。初めてこれを見た時は《眼を閉じた》ように見え、「まぶたのない昆虫が、どうして目をつむる!?!」とかなりビックリした(【仰天!?眼をつむるシロコブゾウムシ】)。


落下し擬死モードに入ったとき、畳んだ触角を利用して目立つ眼を隠すことで天敵からみつかりにくくなる(生存率が高まる)ということなのだろう(……と僕は解釈しているのだが)。





ダミーの目玉を出現させたり、本物の眼を隠したり──おそらく生存率を高める工夫なのだろうが、小さな虫もいろんなギミック&トリックを駆使しているものだとあらためて感心する。

※ここでは「眼を開く・眼を閉じる」という意味で「開眼(かいがん)・閉眼(へいがん)」という表記をしたが、厳密には「開眼」「閉眼」は別な意味(や読み)で使われるようだ。
「眼を閉じる」ことを意味する単語としては「瞑目」というのがあるが、ちょっとなじみが薄いのと、反対語(「眼を開く」に該当する単語)がみつからないので単独では使いづらい。対(セット)になった単語で「眼を開く・眼を閉じる」を意味する言葉を探してみたのだが、みつからなかった。そこでやむなく「開・閉」を使った「字面からのわかりやすさ」から、あえて「開眼」「閉眼」を使用したしだい。


若齢シャッチー(シャチホコガ幼虫)

ベイビー・シャッチー(シャチホコガ若齢幼虫)


先日、シャチホコガの若齢幼虫と思われるイモムシが擬木遭難(食樹から離れてしまい擬木上で迷子状態になることを僕はこう呼んでいる)しているのを見つけた。
シャッチーことシャチホコガ幼虫の記事は8月にもアップしているが、今回は初めて見る若齢幼虫。


前回(【シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?】)撮った終齢幼虫に比べるとだいぶ小さく、ほっそりしている。しかし、ちゃんとシャチホコガ幼虫の特徴を持っているのが可愛らしい。
レスキューして近くのサクラに移したが、そのさいに撮った画像をば。

画像では止まってみえるが、動き回っていたのでブレ画像を量産。特に長い胸脚をせわしなく動かし続けていた。ハチの中には触角をしきりに動かしているものがいるが、それを連想させる。シャチホコガ幼虫の長い胸脚には触角のような感覚器官としての役割りもあるのだろうか?

イモムシとは思えないような長い脚、怪獣のような背中のギザギザ突起、触角をはやしたコブラのような腹端の第2の頭!?──なんともユニークな造型だ。





イモムシの脚は胸脚3対・腹脚4対・尾脚1対が基本らしい。末端に位置する尾脚は体を支えるのに重要な部分という気がするが(腹脚が少ないシャクガ幼虫などは尾脚のグリップ力はかなり強い)、その尾脚の脚としての役割りを放棄し、こんな形──ダミー触角(?)に変化させたということは、それなりの意味があってのことなのだろうか……。
ところで、シャチホコガといえば、やはりその名が示すとおり《反り返ったシャチホコ》ポーズ。若齢幼虫もシャチホコってくれた。(レイバック)イナバウアるともいう──のは僕だけであろうか?



このあと、近くのサクラのひこばえならぬ胴吹き(?)に移したのだが……その翌日↓。



実は撮っているときは気がつかなかったのだが、後に画像を確認すると頭のうしろが大きくふくらんでいた。こんな状態は以前も一度見ていた(【怪獣のような幼虫!?】)ので、脱皮前の兆候だとわかった。
ということで、さらに翌日チェックに行くと、脱皮後のシャッチーをみることができた↓。




シャチホコガの幼虫齢数は7齢まであるらしいが、この個体はまだまだ小さい。
大きなシャッチーは怪獣のような迫力が魅力だが、小さなベイビーもこれはこれで可愛らしくて魅力的だ。

余談だが……よく「動物の赤ちゃんがかわいいのは、(ひとりでは生きられないから、せわをしてくれる)親の愛情行動を引き起こすようにできているため」──みたなことがいわれる。しかし「かわいがられるように《赤ちゃんがかわいくできている》」というのは、ちょっと違う気がする。親が子育てしない種類の動物でも赤ちゃんはかわいい。カメ、トカゲ、ヘビでもベイビーはかわいく見えるものだ。こうしたことを考えると、《赤ちゃんがかわいくできている》のではなく、「子育てする動物は、大人(成体)の側に《赤ちゃん(幼体)をかわいく感じるしくみ》がある」というのが解釈としては正しいのではないかと思う。

ベイビー・シャッチーを可愛いと思うかどうかは、人それぞれだろうが……とりあえず、今回みつけた個体が、無事に脱皮をクリアしていたのでホッとした。
がんばれシャッチー! 大きくなれよ!

※【怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)イモコレ!2に!】より


シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?


怪獣ならぬ怪虫シャッチー/シャチホコガの妖虫ならぬ幼虫

今年(2014年)5月にはガチャガチャ(カプセル玩具自販機)のフィギュアにもなって()、多くの人の知るところとなった……かもしれないシャチホコガ幼虫──僕は【シャッチー】と呼んでいるが、今年も出会うことができた(これに似たバイバラシロシャチホコ幼虫は6月に見ている)。


見つけたのは擬木の上──こんな姿勢で垂れ下がっていた。体を支える力もないほど衰弱している……というわけではなく、懸垂型の姿勢がふだんのポーズなのだろう。こんな姿勢で枝にとまっていると、ちぢれた枯葉がひっかかっているように見え、景色に溶け込んでしまう。いってみれば《擬態モード》のポーズ。
試しに触れてみるとすぐに長い胸脚を広げて《威嚇モード》に転じた。

イモムシにしては異様に長い胸脚をくわっと広げた威嚇ポーズはなかなか迫力がある。このとき、別の威嚇用ギミックが発動していた!?

シャッチーの威嚇ギミック!?目玉模様出現!


蛾(成虫)の中には、ふだん前翅でおおわれている後翅に目玉模様を隠し持ったものがいる。敵に狙われた時突然見せて相手をひるませる威嚇効果のギミックなのだろう。シャチホコガは幼虫でこの威嚇ギミック(?)を備えていた。たたんでいた長い胸脚を広げるだけでも威嚇効果はありそうだが、さらに突然、大きな黒目がカッと見開かれたら……相手はギョッとするにちがいない。


しばらくすると風船がしぼむように伸ばされた胸脚がたたまれていき、《見開かれていた目玉もよう》も閉じられていって、《擬態モード》へ移行。

擬木の上ではカムフラージュの効果が感じられないが……このあと、しばし撮影してから近くのカエデ(食植物のひとつ)の枝に返すと、縮れた枯葉のように見えて、意外なほど隠蔽効果を発揮していた。

ということで、見つけるとやっぱり撮ってしまうシャッチー(シャチホコガ幼虫)。カエデに戻す前に撮った画像をいくつか↓



異様に長い胸脚は映画『エイリアン』にでてきたフェイスハガー(顔に張りついて宿主に寄生体を植えつけるヤツ)の触手と似ている……そう思うのは僕だけであろうか?


ユニークなのは長い胸脚だけではない。


腹端はデカいダミーの顔に見えなくもない。大きな顔には威圧効果がありそうだ。このダミー頭部を目立たせることで敵を威嚇したり、攻撃を頭部からそらす効果があるのかもしれない?




怪獣!?ドラゴン!?!UMAじゃない実在生物

怪獣!?ドラゴン!?!UMAじゃない実在生物


伝説のドラゴンか、はたまた特撮映画の怪獣か──こんな↑生きものが存在する。
UMA(謎の未確認動物)ではない。恐竜時代の話でもない。ちゃんと現存が確認されている生物である。
僕も今年に入って2度目撃している。上の画像は先日遭遇した幼生を描いたものだ。ご覧のように幼生は翅を持たないが、成体になると翅が出現し飛翔することができるようになる。
こんな生きものが中世のヨーロッパではなく、現代の日本で──東京でも見ることができると知ったら驚く人も多いのではないだろうか?
この生きものの和名は【ウコンカギバ】という。実は蛾の幼虫なのだ。
※実写画像は→【葉上のドラゴン:ウコンカギバ幼虫

他にも特撮映画の怪獣に負けないデザインの実在生物は存在する。ということで、そのフィギュアを使って撮ってみた(合成)画像がこれ↓。

※↑【怪虫シャッチー(シャチホコガ幼虫)イモコレ!2に!】より(生体画像あり)

モスラやバトラ、ツインテールなど、幼虫をモチーフにした怪獣はいろいろありそうだが、それに勝るデザインの生物が身近なところに実在していることは、意外に知られていないような気がする。

怪獣に見える──ナンチャッテ(空目)ネタくくりというコトで、【冗区】書庫にあらためてまとめてみた。