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- 2019/07/17 : 《かわいさ》は赤ちゃんの武器!? [エッセイ・雑記]
- 2018/03/18 : ヒガシニホントカゲ~《分類》雑感 [小動物など]
- 2017/09/02 : 穴を掘るヒガシニホントカゲ [小動物など]
- 2017/02/20 : 小動物など~メニュー~ [小動物など]

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●ミラクル☆スター〜実写版〜※ひとりで撮ったスーパーヒーロー・アクション
●ミラクル☆キッド〜実写版〜※小学2年のスーパーヒーロー誕生
◎ミラクル☆シリーズさくっと制作経緯
◎自作ヒーロー:型紙マスクの作り方
◎幻のインディーズヒーロー・アクション※『ミラクル☆スター2』の絵コンテ
◎ヒーロー的宙返り
■インディーズ&ローカルヒーロー目次
★フェレット漫画『ふぇレッツ・ゴー』※カラー加筆復刻版
◎しっぽの役割:編(尾の役割&しっぽ振りの意味)
◎超魔術イタチ:編(&動画【超魔術イタチ】/ケバエ幼虫との遭遇)
◎グランジ目線で散歩:編(&グランジが散歩した距離/動画【快走!散歩派フェレット】)
◎イタチと迷信!?:編(イタチは不吉!?)
◎ニオイでほんろう:編(最後っ屁対決!?/【イタチのさいごっぺ】について)
◎すっげ〜:編(最大のハプニング!?)
◎忍者イタチ:編(&忍者イタチ動画)
◎『フェレットinジャケット』(フェレット漫画第1作)
◎ハムスペ新人まんが大賞受賞作:編
◎『フェレットのいる風景』
●イタチmeets猫(実写4コマ)
●散歩派フェレット・プチアルバム
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★【冗区(ジョーク)】〜メニュー〜
※2019年12月に終了するYahoo!ブログから移行してきたため、まだリンクの整理がしきれていところがあるかもしれません。

赤ちゃんはかわいい。ヒトに限らず、イヌやネコなど、ほ乳類のベビーは、おおむね可愛いものだ。そう感じる現象について、「赤ちゃんが持つ《かわいらしく見える特徴(ベビーシェマというらしい)》は、赤ちゃんが自分を育ててくれる大人を惹きつけるための装備・戦術である」というようなウンチクを目にすることがある。
東洋学園大学の【知れば知るほど面白い!人間科学チャンネル】というサイトでも【赤ちゃんの“秘密の武器”!? ベビーシェマ】というタイトルで教育学博士が、そのような解説をしている。曰く《ひとりでは生きられない赤ちゃんが、生まれながらに備えた“秘密の武器”》《赤ちゃんは、自分を育ててくれる大人を惹きつけるために、「可愛さ」という武器を身につけて生まれてくるのです。》
──こうした考え方について僕は以前から疑問を持っていた。
「(赤ちゃんの)可愛さは武器」という感覚はわからないではないし、言い回しとしてはあってもおかしくない気もするが……科学的な解説で「赤ちゃんが獲得した生存戦略的特徴」みたいな伝え方は正しくないと思うからだ。
ヒトを含む子育てをする動物が《赤ちゃんを可愛と感じる機構》はあると僕も思う。ただ、それは《赤ちゃんが特別に備えた能力》ではなく、《子育てをする親に備わった能力》によるものだろう。
ベビーがかわいく感じられるのは、「赤ちゃんが《親の気を引くための特徴》をわざわざ備えて生まれてくる」からではなく、「親が《赤ちゃんの特徴をかわいいと感じる認知機構》を備えている」からだ──というのが正しい理解ではないだろうか。
なぜなら、子育てをしないトカゲやカメであっても赤ちゃん(幼体)はかわいいからだ。生まれてすぐに自立する爬虫類なら《親の気を引くための特徴》など必要ないはずである。しかし、にもかかわらず、トカゲやカメの幼体であっても、我々はイヌやネコの赤ちゃん同様にかわいいと感じる。ということは、そう感じる我々の側に「幼体の特徴をかわいく感じる認知機構」があるからだと考えるのが自然だろう。
子育てをしない爬虫類でも幼体はかわいい⬇


(※【身近な自然:里山】より)
「相対的に大きい頭」などベビーシェマと呼ばれる特徴は生物の幼体としての自然な形であって、《親の気を引くため》に特別にデザインされたオプションではない。そうした幼体の自然な特徴を「かわいく感じるスイッチ」が見る側の我々に備わっているということなのだと思う。
「赤ちゃんを可愛く感じる」機構は子育てを必要とする動物にとって重要なものだろう。しかしこれを、あたかも赤ちゃんが獲得した特別な生存戦略的特徴のように説明するのは的外れな解釈という気がしてならない。
●カメのヘソ!?
◎エッセイ・雑記 〜メニュー〜
かつてはニホントカゲ・今はヒガシニホントカゲ
気象庁による桜(ソメイヨシノ)の開花宣言──東京の桜(靖国神社の標準木)の開花は3月17日に発表された。平年に比べて9日、去年より4日早いという。この日、トカゲ密度の高いポイントに行ってみると、すでにアリが活動していた。
ホソヘリカメムシの死骸を運ぶクロヤマアリ↑。
石垣には日光浴をするヒガシニホントカゲの姿もあちこちで見られた。


ところで、このトカゲ──かつてはニホントカゲと呼ばれていた。それが遺伝子型の違いから3種類(ニホントカゲ・ヒガシニホントカゲ・オカダトカゲ)に分けられ、今ではニホントカゲというと西日本に分布する別種をさすことになる。分けられた3種類を外見で識別するのは難しそうだ。
ニホントカゲとヒガシニホントカゲ(東日本に分布)を見分ける目安として(?)頭部のウロコの配置(前額板の並び)の違いをあげている記事もあったが……僕がみたところ、この石垣では両種の特徴をもった個体が混在する。この見分け方は確実ではなさそうだ。けっきょく僕には外見では識別できないので、分布上(東京で見られるものは)ヒガシニホントカゲなのだろうな……と判断しているしだい。
しかし、素人の立場からすると、外見上も生態的にもさして違いがあるとは思えないものをどうして別種として扱わなければならないのか、よくわからない。
《分類》と《種》…素人の雑感
個人的には《分類》とは、「特徴の共通するものをグループ分けして《整然化》すること」だと考えていて、「《分類》の単位にあたるのが《種》」だという理解でいる。生物学の現場感覚とは違うかもしれないが、一般の人が考える《分類》の基本概念は、そんなところではないかと思う。「ニホントカゲ」「ヒガシニホントカゲ」「オカダトカゲ」を(かつてのように)同じ《種》として扱い、その中に生息域によって遺伝子型の違いがある──という形で理解することはできないものだろうか?
実質的(?)に明確な違いがないものは同一種として扱った方がスッキリする──そう思うのは僕だけではないだろう。
変更が絶えないのは──《分類》は、自然物を理解するために人がこしらえた「後付けの理屈(基準)」だからだと僕は考えている。これは《文法》に似ている。言葉は自然発生したものだが、これを整理するために《文法》が作られた──「生物」も「言葉」も自然発生したものであって、《分類》や《文法》はあとからそれを分析して《整然化》をはかった基準だろう。後付けの理屈だから、うまく当てはまらない部分が発覚するたびに、つじつま合わせの対応──整合性の調整や変更が必要になって《煩雑化》してきたのだろう。
穴を掘って地中の幼虫をゲット!

地面に穴を掘っているヒガシニホントカゲがいた。意外に深くもぐっている。エサ探しで落ち葉の下にもぐり込む姿はよく目にするが、穴を掘っているのを見るのは初めて。この光景を見て頭に浮かんだのが「産卵するために穴を掘っているのだろうか?」という可能性。カメレオンなど穴を掘って産卵するトカゲがいることは知っていたが……ヒガシニホントカゲも穴を掘って産むことがあるのだろうか?

穴を掘っていたヒガシニホントカゲが顔をのぞかせた。ちょうど近くに別のヒガシニホントカゲが近づきつつあったのだが、穴掘りをしていた方がそれを見つけ、追いまわす場面が展開。追い返して戻ってきたヒガシニホントカゲは同じ場所で穴掘りを続行。そして間もなく地中から幼虫をくわえて出てきた──穴掘りは地中の獲物を捕まえるために行なっていたのだ。ヒガシニホントカゲは発掘した獲物をくわえて(安全な)石垣の隙間へ移動。

ヒガシニホントカゲは発掘した幼虫は、地中で草の根を食うコガネムシ類の幼虫だった。
(※【訂正】ヒガシニホントカゲが掘り出した幼虫はハナムグリ亜科のもので腐植土など(枯れ葉、朽ち木なども)を食べているそうです)
これまでこの石垣周辺ではミミズやコガネムシ類の幼虫をくわえたヒガシニホントカゲの姿をしばしば目にしてきた。ミミズはまだ地表でみつかることもあるが、地中にいるはずのコガネムシ類の幼虫はどこで見つけてくるのだろうと不思議に思っていた。
その謎がこれで解けた──《ヒガシニホントカゲは穴を掘って獲物を捕まえることがある》。
しかし、いったいどうやって地下のコガネムシ類幼虫の存在に気づいたのだろう? 幼虫の糞やそれが分解したときのニオイでも察知しているのだろうか? それとも幼虫が地下で草の根を齧る振動でも察知しているのだろうか?
帰宅後、調べてみると、ニホントカゲの穴掘り行動は珍しいことではないらしい。飼育下でも穴掘り行動をするようだが……餌がいなくても穴を掘るということは、必ずしも獲物の気配を察知して掘るわけではないのだろう。穴掘りは餌探しの行動の一環なのかもしれない。
さて、石垣のすきまに移動したヒガシニホントカゲだが……獲物はけっこうデカい。呑み込みにくいようで、何度もくわえなおしていた。

幼虫は太くて呑み込めないのではないか……と心配になったが、頭から呑み込み始めると、そのまま一気に丸呑みしてしまった。

コガネムシ類の幼虫をのみ終えようとしているヒガシニホントカゲ。

長いミミズも丸呑みするヒガシニホントカゲ

こちらでは、ヒガシニホントカゲがミミズを捕らえていた。画面隅の数字は撮影時刻(時:分:秒)。







長いミミズを2分半ほどで完食。噛み切ったりせずに丸呑みだった。
ひからびたミミズ(?)も獲物のうち!?

ひからびたミミズらしきものをくわえてハイテンションのヒガシニホントカゲ。先月も同じような光景を目にして驚いた(*)。ヒガシニホントカゲやニホンカナヘビが食すのは生きた獲物というイメージがあったからだ。すっかりひからびてしまった干物にまで手を出すとは意外だった。このヒガシニホントカゲは干物を何度もくわえ直し、ふりまわしていた。欠けて短くなった部分を食べていたようだが、獲物をくわえたまま草陰に姿を消したので完食できたのかどうかは分からなかった。

ヒガシニホントカゲのハンティングの対象範囲は意外に広そう!?

【小動物など】の書庫をクリックすれば一覧ページが表示されるが、リストは複数ページに分割されてしまう(該当タイトルは1ページにまとめた方が便利)。また他の書庫に収めた小動物関連記事(◎)も加えてまとめておきたいと思って作ってみたしだい。

小動物など(昆虫・フェレットを除く)メニュー
●カメレオン~捕食・体色変化&観察動画~●カメのヘソ!?
●疑問:ヤマカガシが《相手の目を狙って毒液を飛ばす》説
●ミミナガハリネズミ(オオミミハリネズミ)
●ミミナガハリネズミ驚異の反射神経
●ヒバカリ(ヘビ)の飼育プチ記録
●幼蛇と成体・模様が異なる理由:アオダイショウ
●Myカメレオン映像TVに…ならず
●【ヒバカリ】名前の由来考
●うちゅうのモグラ捕獲!?!
●親とは似てないシマヘビ幼蛇
●ニホンヤモリの瞳孔
●ヒバカリ幼蛇の捕食
●サファイア・ブルーなヒガシニホントカゲ幼体
●なんちゃってフタオトカゲ!?
●トカゲの尾は何度も切れる!?
●ヘビの抜け殻&アオダイショウ幼蛇
●ヒガシニホントカゲの捕食
●穴を掘るヒガシニホントカゲ
●ヒガシニホントカゲ~《分類》雑感
●猫目のアオダイショウ!?
●日光浴するニホンヤモリと卵
◎珍事記事、ハリネズミではなくヤマアラシ
◎日本テレビ『ZIP!』でハリネズミ
◎外来種を悪とみなす見方についての違和感
◎逃亡ヘビ事件