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フユシャクと冬のハンター

フユシャクと冬のハンター!?キンイロエビグモ

2月中旬、ひきつづき目につくクロテンフユシャク。




シロフフユエダシャクも多い。


こちら↓はガードレールのポールに4匹の♀が集中していた。この近くのポールでもシロフフユエダシャク♀1匹を確認。


別の種類が一緒にいることも↓。


シロフフユエダシャク♀(右)と産卵後のフユシャク亜科♀(左)↑。
フユシャクが冬に繁殖活動するのは天敵が少ないためだといわれているが……天敵がいないわけではない──ということを示すシーン↓。




1月にヨコバイを狩っていたクモも、どうやらキンイロエビグモだったようだ。


昨シーズンもこのクモがフユシャクを捕食しているシーンを目にしている。


フユシャクにとって天敵の少ない冬は、天敵にしてみれば競争相手が少ない時期でもあるともいえる。寒さで動きがにぶった虫や飛ぶことのではないフユシャク♀はかっこうの獲物なのかもしれない。キンイロエビグモは「冬専門」ということではないのだろうが、冬にもちゃんと(?)活動──ハンティングをしているようだ。

先日、暖かかった昼頃にはテングチョウが現れた。春先に見かけるチョウだが……春のチョウの時期にはちょっと早い。まだこれから出てくるはずの冬の蛾──フユシャクもいくつかあるので期待している。



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フユシャクの天敵!?

フユシャクにも天敵が!?

フユシャク(冬尺蛾)が冬に出現し繁殖活動をするのは、天敵が少ないからだ──といわれているが、少なからず天敵は存在するようだ。














角度が悪いので、アングルを変えて……と思ったところで、まさかの(カメラの)電池切れ……。
寄生蜂と思われるハチの鮮明な画像を撮ることができないまま終了してしまったが……不鮮明ながら一応、記録として。
しかしフユシャクの卵も小さいが、これにとりついていた寄生蜂も、とても小さい。あらためてフユシャク卵塊と1円硬貨の大きさ比較↓。


フユシャクの卵に執着していたのは、これに寄生しているからだろう。このフユシャクの卵塊は毛のコーティングがあまい所がある(フユシャクの産卵:列状卵塊ほか)。このようすを見て、卵が完全に見えなくなるほどしっかりコーティングするフユシャクを思い出した(フユシャクの産卵とその後)。


この行動↑を観察したとき、産卵後も時間をかけて何度もくり返し毛を上塗りするのは、その労力や危険(無防備で目立つし状態の継続)に見合うだけの意味があるからだろうと考え、「乾燥防止」や「霜よけ的な意味」を想像していたが……しっかりしたコーティングには、寄生蜂対策のバリアという意味もあったのかもしれない。
また、ハチ以外にもフユシャクを狙う敵は存在する。


冬に活動している虫は少ないが、いないわけではない。

もし仮にフユシャクが活動する時期に天敵が全くいなかったとしたら、気温が高い日中に活動する種類がもっといて良い気がする。しかし実際はフユシャクの多くは夜行性で、日中活動する種類は少ない。それは日中に活動している天敵が存在するからではないのか?
クロスジフフユエダシャクは昼行性だが、オスの婚礼ダンス(はばたき歩行)を追って行くとメスは落ち葉の裏などに隠れていることが多い。隠れて交尾するのは、冬でも日中に活動する天敵(鳥など)がいるから、その目の届かぬところで──ということではないのだろうか?
「天敵が少ない(はずの?)冬」にも、フユシャクの天敵は思っていた以上に存在するのかもしれない……。