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タキシード天牛!?は人気者

パンダ顔のタキシード仮面ならぬタキシード天牛!?
01ラミー天牛A
ジャイアントパンダ顔のタキシード仮面!?──空目をさそうユニークなデザインが目をひくラミーカミキリ。今でこそ身近で普通に見られるようになったが、僕が子供の頃には関東では見ることができない昆虫だった。もとももとは幕末から明治にかけて繊維を採るために持ち込まれたラミーという植物について侵入した外来種だそうで、西日本に分布していた。それが近年の温暖化で分布域を北上させているらしい。
見た目の面白さは被写体として申し分ない──と言うことで、先日入手したコンパクトデジタルカメラ[TG-6]で近所のムクゲで発生しているラミーカミキリを試し撮りしていた。
すると、通りかかった老夫婦、ご婦人が「何を撮っているのか?」とのぞき込み、この虫に気がつくと、彼らもスマートフォンをとりだして撮り始めた。
ラミーカミキリの名前も初めて耳にしたようで、「これで成虫なんですか?」なんて聞いてきたから、普段は昆虫に関心などない人たちなのだろう。これが「幼虫」でないことは小学生でもわかりそうなものだが……虫のことなど気にもとめずに暮らしていれば、そんな小学理科知識も忘却の彼方なのかもしれない。おそらくカミキリと聞いて思い浮かんだゴマダラカミキリなどに比べて小さいので、「(まだ子供?)これで成虫なの?」という発想に至ったのだろう。
こうした〝ふだん昆虫に関心が無い(と思われる)人〟でさえ、熱心にスマホのレンズを向けたがるとは──ラミーカミキリの人気者ぶりを改めて実感した。
02ラミー天牛B
前胸背板にある黒い1対の紋が〝眼〟に見えるわけだが、この紋の大きさや離れ具合には個体差があって、それが〝顔つき(表情)〟の印象にも微妙にかかわってくる。ポケットチーフ模様の〝のぞき具合〟も様々だったりする。
大きさにも個体差があるが、一般的にオスの方が小柄で細身の傾向がある。
03ラミー天牛ペア1
04ラミー天牛ペア2
オスの顔は白っぽいが、メスは顔が黒く胸や腹の腹面でも黒い部分が(オスより)多い。
05ラミー天牛♂顔白
06ラミー天牛♀顔黒
ラミーカミキリの白い部分はコーティングされた微毛(?)で、こすれたりぶつかったりしているうちに、しだいに禿げてくる。羽化して時間が経つにつれスレ具合は進んでいき、前胸背板では(仰向けに落ちた時にぶつかりやすい)正中線の位置が禿げて黒くなりやすい。こうなるとだんだん〝鼻筋が通った顔〟になっていく。
07ラミー天牛鼻筋
成虫が見られるのは5月~8月頃。カラムシやヤブマオ、ムクゲの葉の裏にとまって葉脈を後食する。
08ラミー天牛@葉裏
なので発生していればホストの葉にはスリット状の食痕が目立つようになる。
09ラミー天牛@ムクゲ
葉の表に出ていることも多く、緑の葉の上では結構目立つカラーリングなのだが……近くを通っても(虫に関心が無ければ?)気がつかない人が多い。
しかし、ひとたび気がつけば、スマホを向けたくなる──そんな魅力がラミーカミキリにはあるようだ。

ビミョ〜に空目ネタがらみということで……試し撮りついでに撮影したイチモンジカメノコハムシの幼虫。
10一文字亀子葉虫A
背中にデコった脱皮殻&糞が、ドレッドヘアの人面に見える!?

11一文字亀子葉虫B


ラミーカミキリ@武蔵野
イッシキキモンカミキリ/成虫飼育覚書
ラミーカミキリ/オスとメスの違い
ラミーカミキリ&シラハタリンゴカミキリ
礼服ぷちキョンシー天牛&怪虫シャッチー
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400字詰原稿用紙8枚半ほどの《怖い話》。読み切りホラー童話。
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マツヘリカメムシの臭腺開口部

マツヘリカメムシin集中線!?


マンガでよく使われる集中線──放射状の線を配することで線が集中する部分に注目させる技法だが……松葉が描く集中線の中心にいたのは──。

ということで、マツヘリカメムシの成虫。ヤラセではなく、撮りやすいところにとまっていたものを撮りやすい角度から撮ったら、こうなった。集中線が強調するマツヘリカメムシは「白いフレームの菱形メガネをかけた顔」に見えてしまう。
このマツヘリカメムシに関して、《洋ナシのようなフルーティーな匂い》がするというネット情報を目にした。そこで先日、2匹の成虫で試してみたが、確認できなかった(*)。気になっていたので、今回みつけた成虫でも試してみた。前回は小型容器に入れてシェイクしたのち嗅いでみたのだが(結果は無臭)、今回は直接指でつまんで嗅いでみた。

つままれたマツヘリカメムシはジタバタ暴れていたが、何回嗅いでもニオイは感じられなかった。

マツヘリカメムシ成虫の臭腺開口部

期待していた(?)フルーティーな匂いどころか、カメムシ特有の悪臭も確認できず……それでは、マツヘリカメムシの臭腺開口部(臭腺分泌液を放出する孔:開孔部)はどうなっているのだろう? 確認してみたくなった。
カメムシの臭腺開口部を確認するさい、当初はピンセットでつまんだり指で押さえたりして撮っていたが、捕まえてジタバタする虫で確認するのは、かえってやっかいだったりする。それよりも臭腺開口部が見える姿勢でとまっているカメムシを見つけて撮る方が容易い。
カメムシの臭腺開口部は、幼虫では腹部背面にあるが、成虫では胸部腹面にある──ということで、松の芽に腹面が見える姿勢でとまっている成虫を見つけた。

アップで臭腺開口部が見えるアングルを探す……。

このアングル↑では見えない……少しカメラの位置をずらすと、中脚の陰にかくれていた臭腺開口部が見えてきた↓。


こうしてマツヘリカメムシ成虫の臭腺開口部を確認することができた。構造的には(?)器官としての臭腺開口部は、ちゃんとついている。この成虫も指でつまんでニオイを嗅いでみたが、無臭だった。これで成虫4匹、続けてニオイを確認できなかったことになる。《フルーティーな匂い》はガセで、ニオイの弱いカメムシなのか……それとも、時期やコンディションの関係でたまたま匂わなかっただけなのか……。
いずれニオイを確認することができたら、追記することになるだろう……。


マツヘリカメムシ:卵・幼虫・成虫


僕が子どもの頃にはいなかったのに今ではすっかり普通種──という昆虫は少なくない。マツヘリカメムシもその1つ。Wikipedia によると、北米大陸西部原産の外来種で日本では東京で2008年に初めて確認されたとか。僕がこの虫を初めて見たのは2011年(@東京)。ベルボトム(裾広ズボン)を連想させる後脚や頭を下にすると白枠の菱形メガネをかけた顔のように見える姿が印象的なカメムシだった。

今ではちょくちょく見かけるし、昆虫ブログ等にもよく登場しているので、もはや《よく知られた、お馴染みの昆虫》になっていると思っていたのだが……幼虫や卵について確かめたくて検索してみたところ、ヒットするのは成虫の画像ばかり。幼虫や卵の画像が意外に少ない……と、いうことでマツヘリカメムシの幼虫と卵(抜け殻)の画像を上げておくことにした。

マツヘリカメムシ幼虫とユニークな卵



松葉にカメムシの若齢幼虫がかたまっていた↑。マツヘリカメムシのようだったので撮り始めると、近くの松葉に彼らの(ものと思われる)卵(抜け殻)があることに気がついた。円筒形(円柱)をきれいに連ねたユニークな卵にビックリ。

カメムシの卵には円形のフタがついているものが多いが、円柱形の卵であれば、底面(円形の部分)にフタがある──これまで僕はそう思い込んでいた。しかしマツヘリカメムシの孵化殻では、円柱形の卵の側面に円い穴が開いていた──これには、ちょっと意表を突かれた感じがした。

Wikipedia の【マツヘリカメムシ】の項目には《卵は円筒形で、中春から晩春にかけて寄主植物の葉の付け根などに数個ずつ産み付けられる》と記されているが、ここでは松葉にそって12個の卵が1列に整然と産みつけられていた。

脱皮中のマツヘリカメムシ幼虫と成虫


松の枝先で、枯れた松葉につかまって(ぶら下がって)脱皮中のマツヘリカメムシ↑。
松の球果(松かさ)の上にいたマツヘリカメムシの幼虫↓。

7月の末にエノキの葉の上でみつけたマツヘリカメムシの幼虫↓。おそらく4齢か5齢(終齢幼虫)ではないかと思われる。近くの松から落ちてきたのだろう。

ネット上ではよくみかけるマツヘリカメムシの成虫↓(小雨の撮影で水滴がついている)。

マツヘリカメムシ成虫は飛翔できる──その翅を広げた瞬間↓。意外にキレイな腹部背面の模様がのぞいた。

ところで、マツヘリカメムシは《洋ナシのようなフルーティーな匂い》がするらしい?(ネット情報)
そこで確かめるべく成虫を小型容器に入れ、シェンクしたのち嗅いでみた。

この個体↑(右中脚が欠けていた)を含めて2匹で試してみたが、今回はニオイは感じられなかった(同じ種類のカメムシでも、そのときのコンディションによって発するニオイの強さ=分泌量はまちまち)。
ちなみにフルーティーな匂いがするカメムシは僕も過去に確認している↓
真・青リンゴの香り/キバラヘリカメムシ
オオトビサシガメのバナナ臭

※【追記】松の球果(松かさ)にとまり、針のような口吻を刺して汁を吸うマツヘリカメムシ成虫の画像を追加↓。

同個体を別アングルで──↓。


【追記】松の球果上の終齢幼虫&成虫の人面もよう


松の球果(松かさ)で汁を吸うマツヘリカメムシ終齢幼虫↑と成虫↓。

キアイを入れれば、白い菱形フレームのメガネをかけた顔に見える成虫↓




ミミズクとエゴシギゾウムシ

ユニークな昆虫・ミミズク(耳蝉)


ガードパイプの支柱の上にミミズク成虫がとまっていた。「ミミズク」というと鳥(木菟)を連想しがちだが、これは植物の汁を吸う半翅目(カメムシ目)の昆虫。なんといっても前胸背にある耳介状の突起が目をひく。これがミミズク(木菟)の羽角っぽいということでこう呼ばれるようになったらしい。昆虫のミミズクは漢字では「耳蝉」と記す。

カメラを近づけると体を起こし、ミミズクのダンスを始めた。

体をゆっくりと左右にスライドさせるミミズク・ダンス……警戒した時の動きのようだが、この行動の意味については「動いて相手の反応(ミミズクの動きを追尾しているか)」をうかがっている(ジャンプして逃げる必要があるかないかの見極めをしている)のではないかと僕は考えている(*素人想像)。

ユーモラスな脱力系ダンスに見えなくもないが、ふかわりょうの小心者克服講座ではない。

体を伏せれば、葉や樹皮にぴったりはりつくことができるデザイン。翅の先端付近は半透明で、とまった樹皮の色が透けて輪郭を隠蔽する効果がある。さすがにガードパイプの上ではバレバレだが、木に止まっていれば、ちょっと気づかない。

なんともユニークな風貌……。成虫の体長は14~18mmほど。

おもしろい昆虫だが、その生活史はきっちり解明されているわけではないらしい。ネット上には「成虫越冬」とする情報もあるが、僕の見たところでは幼虫で越冬しているものもいるようだ。幼虫は遅くて11月まで、早くは2月から見ている。終齢幼虫と思われる個体は4月~5月にも見ているので、幼虫での越冬は確かだろう。

これも↑、これも↓、大きさからしておそらく終齢幼虫。「幼虫越冬」の個体に違いない。

この幼虫の姿がヒトの顔に見えて仕方ない……というコトは何度か記した通り。

※↑【眠れる森の長老!?ミミズク幼虫】より

鴫(シギ)っぽい象?エコシギゾウムシ


ミミズクではないが、鳥の名前が入った昆虫にシギゾウムシがいる。ゾウムシの仲間だが、細長い口吻が(ゾウの鼻というより)シギ(鴫)のクチバシに似ていることからつけられたのだろう。シギゾウムシの1つ、エゴシギゾウムシがやはりガードパイプの支柱の上にとまっていた。
カメラを近づけると──こちらはダンスではなく、体を膨らませた!?

ふだんシギゾウムシの仲間を見て鳥(シギ)を連想することはないのだが、体を膨らます姿を見て、なんだか鳥っぽい仕草だと感じた。鳥は毛を逆立てて膨れたように見えることがあるが、そんなイメージが重なる。昆虫の体は固い装甲(外骨格)でかっちり固められているイメージがあるが、組まれたパーツの隙間がひろがって膨れて見えるようだ。

体を膨らませることの意味はよくわからないが……ちょっと鳥っぽく感じたので「へえ?」と思ったしだい。

ついでに、やはりガードパイプの支柱の上にとまっていたシナノクロフカミキリ↓。

擬木の上にいた、ヒメスギカミキリ↓