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人面ガエル

400字詰原稿用紙8枚半ほどの《怖い話》。読み切りホラー童話。
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マツヘリカメムシの臭腺開口部

マツヘリカメムシin集中線!?



マンガでよく使われる集中線──放射状の線を配することで線が集中する部分に注目させる技法だが……松葉が描く集中線の中心にいたのは──。


ということで、マツヘリカメムシの成虫。ヤラセではなく、撮りやすいところにとまっていたものを撮りやすい角度から撮ったら、こうなった。集中線が強調するマツヘリカメムシは「白いフレームの菱形メガネをかけた顔」に見えてしまう。
このマツヘリカメムシに関して、《洋ナシのようなフルーティーな匂い》がするというネット情報を目にした。そこで先日、2匹の成虫で試してみたが、確認できなかった(*)。気になっていたので、今回みつけた成虫でも試してみた。前回は小型容器に入れてシェイクしたのち嗅いでみたのだが(結果は無臭)、今回は直接指でつまんで嗅いでみた。


つままれたマツヘリカメムシはジタバタ暴れていたが、何回嗅いでもニオイは感じられなかった。

マツヘリカメムシ成虫の臭腺開口部

期待していた(?)フルーティーな匂いどころか、カメムシ特有の悪臭も確認できず……それでは、マツヘリカメムシの臭腺開口部(臭腺分泌液を放出する孔:開孔部)はどうなっているのだろう? 確認してみたくなった。
カメムシの臭腺開口部を確認するさい、当初はピンセットでつまんだり指で押さえたりして撮っていたが、捕まえてジタバタする虫で確認するのは、かえってやっかいだったりする。それよりも臭腺開口部が見える姿勢でとまっているカメムシを見つけて撮る方が容易い。
カメムシの臭腺開口部は、幼虫では腹部背面にあるが、成虫では胸部腹面にある──ということで、松の芽に腹面が見える姿勢でとまっている成虫を見つけた。


アップで臭腺開口部が見えるアングルを探す……。


このアングル↑では見えない……少しカメラの位置をずらすと、中脚の陰にかくれていた臭腺開口部が見えてきた↓。




こうしてマツヘリカメムシ成虫の臭腺開口部を確認することができた。構造的には(?)器官としての臭腺開口部は、ちゃんとついている。この成虫も指でつまんでニオイを嗅いでみたが、無臭だった。これで成虫4匹、続けてニオイを確認できなかったことになる。《フルーティーな匂い》はガセで、ニオイの弱いカメムシなのか……それとも、時期やコンディションの関係でたまたま匂わなかっただけなのか……。
いずれニオイを確認することができたら、追記することになるだろう……。


マツヘリカメムシ:卵・幼虫・成虫



僕が子どもの頃にはいなかったのに今ではすっかり普通種──という昆虫は少なくない。マツヘリカメムシもその1つ。Wikipedia によると、北米大陸西部原産の外来種で日本では東京で2008年に初めて確認されたとか。僕がこの虫を初めて見たのは2011年(@東京)。ベルボトム(裾広ズボン)を連想させる後脚や頭を下にすると白枠の菱形メガネをかけた顔のように見える姿が印象的なカメムシだった。


今ではちょくちょく見かけるし、昆虫ブログ等にもよく登場しているので、もはや《よく知られた、お馴染みの昆虫》になっていると思っていたのだが……幼虫や卵について確かめたくて検索してみたところ、ヒットするのは成虫の画像ばかり。幼虫や卵の画像が意外に少ない……と、いうことでマツヘリカメムシの幼虫と卵(抜け殻)の画像を上げておくことにした。

マツヘリカメムシ幼虫とユニークな卵





松葉にカメムシの若齢幼虫がかたまっていた↑。マツヘリカメムシのようだったので撮り始めると、近くの松葉に彼らの(ものと思われる)卵(抜け殻)があることに気がついた。円筒形(円柱)をきれいに連ねたユニークな卵にビックリ。


カメムシの卵には円形のフタがついているものが多いが、円柱形の卵であれば、底面(円形の部分)にフタがある──これまで僕はそう思い込んでいた。しかしマツヘリカメムシの孵化殻では、円柱形の卵の側面に円い穴が開いていた──これには、ちょっと意表を突かれた感じがした。


Wikipedia の【マツヘリカメムシ】の項目には《卵は円筒形で、中春から晩春にかけて寄主植物の葉の付け根などに数個ずつ産み付けられる》と記されているが、ここでは松葉にそって12個の卵が1列に整然と産みつけられていた。

脱皮中のマツヘリカメムシ幼虫と成虫



松の枝先で、枯れた松葉につかまって(ぶら下がって)脱皮中のマツヘリカメムシ↑。
松の球果(松かさ)の上にいたマツヘリカメムシの幼虫↓。


7月の末にエノキの葉の上でみつけたマツヘリカメムシの幼虫↓。おそらく4齢か5齢(終齢幼虫)ではないかと思われる。近くの松から落ちてきたのだろう。


ネット上ではよくみかけるマツヘリカメムシの成虫↓(小雨の撮影で水滴がついている)。


マツヘリカメムシ成虫は飛翔できる──その翅を広げた瞬間↓。意外にキレイな腹部背面の模様がのぞいた。


ところで、マツヘリカメムシは《洋ナシのようなフルーティーな匂い》がするらしい?(ネット情報)
そこで確かめるべく成虫を小型容器に入れ、シェンクしたのち嗅いでみた。


この個体↑(右中脚が欠けていた)を含めて2匹で試してみたが、今回はニオイは感じられなかった(同じ種類のカメムシでも、そのときのコンディションによって発するニオイの強さ=分泌量はまちまち)。
ちなみにフルーティーな匂いがするカメムシは僕も過去に確認している↓
真・青リンゴの香り/キバラヘリカメムシ
オオトビサシガメのバナナ臭

※【追記】松の球果(松かさ)にとまり、針のような口吻を刺して汁を吸うマツヘリカメムシ成虫の画像を追加↓。


同個体を別アングルで──↓。


【追記】松の球果上の終齢幼虫&成虫の人面もよう



松の球果(松かさ)で汁を吸うマツヘリカメムシ終齢幼虫↑と成虫↓。


キアイを入れれば、白い菱形フレームのメガネをかけた顔に見える成虫↓




ミミズクとエゴシギゾウムシ

ユニークな昆虫・ミミズク(耳蝉)



ガードパイプの支柱の上にミミズク成虫がとまっていた。「ミミズク」というと鳥(木菟)を連想しがちだが、これは植物の汁を吸う半翅目(カメムシ目)の昆虫。なんといっても前胸背にある耳介状の突起が目をひく。これがミミズク(木菟)の羽角っぽいということでこう呼ばれるようになったらしい。昆虫のミミズクは漢字では「耳蝉」と記す。


カメラを近づけると体を起こし、ミミズクのダンスを始めた。


体をゆっくりと左右にスライドさせるミミズク・ダンス……警戒した時の動きのようだが、この行動の意味については「動いて相手の反応(ミミズクの動きを追尾しているか)」をうかがっている(ジャンプして逃げる必要があるかないかの見極めをしている)のではないかと僕は考えている(*素人想像)。


ユーモラスな脱力系ダンスに見えなくもないが、ふかわりょうの小心者克服講座ではない。


体を伏せれば、葉や樹皮にぴったりはりつくことができるデザイン。翅の先端付近は半透明で、とまった樹皮の色が透けて輪郭を隠蔽する効果がある。さすがにガードパイプの上ではバレバレだが、木に止まっていれば、ちょっと気づかない。


なんともユニークな風貌……。成虫の体長は14~18mmほど。


おもしろい昆虫だが、その生活史はきっちり解明されているわけではないらしい。ネット上には「成虫越冬」とする情報もあるが、僕の見たところでは幼虫で越冬しているものもいるようだ。幼虫は遅くて11月まで、早くは2月から見ている。終齢幼虫と思われる個体は4月~5月にも見ているので、幼虫での越冬は確かだろう。


これも↑、これも↓、大きさからしておそらく終齢幼虫。「幼虫越冬」の個体に違いない。


この幼虫の姿がヒトの顔に見えて仕方ない……というコトは何度か記した通り。


※↑【眠れる森の長老!?ミミズク幼虫】より

鴫(シギ)っぽい象?エコシギゾウムシ



ミミズクではないが、鳥の名前が入った昆虫にシギゾウムシがいる。ゾウムシの仲間だが、細長い口吻が(ゾウの鼻というより)シギ(鴫)のクチバシに似ていることからつけられたのだろう。シギゾウムシの1つ、エゴシギゾウムシがやはりガードパイプの支柱の上にとまっていた。
カメラを近づけると──こちらはダンスではなく、体を膨らませた!?


ふだんシギゾウムシの仲間を見て鳥(シギ)を連想することはないのだが、体を膨らます姿を見て、なんだか鳥っぽい仕草だと感じた。鳥は毛を逆立てて膨れたように見えることがあるが、そんなイメージが重なる。昆虫の体は固い装甲(外骨格)でかっちり固められているイメージがあるが、組まれたパーツの隙間がひろがって膨れて見えるようだ。


体を膨らませることの意味はよくわからないが……ちょっと鳥っぽく感じたので「へえ?」と思ったしだい。

ついでに、やはりガードパイプの支柱の上にとまっていたシナノクロフカミキリ↓。


擬木の上にいた、ヒメスギカミキリ↓







10月前半の空目&人面虫ほか

10月前半の空目&人面虫

もう何度もネタにしている常連メンバーだが……いると撮ってしまう。ということで、10月前半に撮影した虫から。




キアイを入れればお地蔵さんに見えるアカシマサシガメ。この画像↑では光の反射が口に見え、不二家のペコちゃんの顔に見えなくもない!?
昆虫ではないが、クモの人面系といえば、ビジョオニグモ↓。


王冠をかぶったヒゲの王様に見えなくもない!?


「美女鬼蜘蛛」というより「王様鬼蜘蛛」の方がふさわしい……そう感じてしまうのは僕だけであろうか?
昆虫では、その名も「ジンメンカメムシ」という外国産カメムシがいるが、国内にも人面に見えるカメムシは存在する。オオホシカメムシもそのひとつ↓。




オオホシカメムシによく似たカメムシで、ヒメホシカメムシというのがいるが、これは腹が黒い(※【《顔がある》虫たち:スジベニコケガ他】)。


10月前半に撮ったその他の昆虫から





ヤマトタマムシは夏の昆虫という感じがするが、ウバタマムシは1年を通して見かける昆虫。
落葉が始まると擬木の上で見かけることが多くなるニホントビナナフシ↓。


本州では単為生殖とされている。これ↑はメスだが、(東京でも)まれにオスも見られ、2013年の12月には交尾も確認できた(※【ニホントビナナフシ東京でも両性生殖】)。
このところめっきり涼しくなったが……陽当たりの良いクワの葉の上に、ストライプがオシャレなテングスケバが出ていた↓。