FC2ブログ

ユーザータグ : テングスケバの記事 (1/2)

9月の天狗セプテング!?他

9月前半のテングスケバ

8月にも2度紹介しているが……9月前半にも見られたテングスケバ──いると、つい撮ってしまいたくなる昆虫の1つ。9月(September)のテングスケバ……ということで、略してセプテング(!?)。特に目新しい発見があったわけではないが、9月前半に撮っていた昆虫の画像をいくつか。


葉上のプチ天狗。もっと人気があっても良い虫なのではないか……と、応援の意味を込めて(?)魅力的な姿を機会あるたびにアピールしてみる!?












テングスケバ(科)はカメムシ目(半翅目)。ということで……。

カメムシ目つながりで…



ハリサシガメの観察ポイントでもある石垣でみつけたカメムシ。フタモンホシカメムシの長翅型(短翅型もある)ではないかと思うが、よく似た種類にクロホシカメムシというのがいて、腹面の違いを確かめないと正確には両種を見分けるのが難しいらしい。


一部に「青リンゴの香りがする」と噂があって(?)、先月も嗅いでみたオオクモヘリカメムシ


以前、擬木で見かけた時は感じなかったが、こうして緑色の葉の上にとまっていると、体の緑色の部分が葉に溶け込んで、意外に(?)隠蔽効果が高そうだ。全身緑色でもよさそうな気がするが、そうなると「葉の緑」と「カメムシの緑」のわずかな色あいの違いがかえって目立って体の輪郭が悟られやすくなるのかもしれない。翅がベージュであることで、ベージュと緑色という大きな色格差に(捕食者の認知が)陽動され、「葉の緑」と「カメムシの緑」のわずかな色格差が認識されにくくなるということ(=ボディラインの隠蔽)は、ありそうな気がする。
もっともオオクモヘリカメムシは悪臭の武器を持っているのだから(これが捕食者に対して忌避効果があるのなら)むしろ目立つ警告色であった方が生存率が高まるのではないかという気もするが……カメムシのニオイと体色の関係はそう単純ではないのかもしれない。
体色が緑色のカメムシは葉の上では目立たないのだろうが……ケヤキの樹の幹で目立っていたフトハサミツノカメムシ♀↓。


フトハサミツノカメムシ♀はヒメハサミツノカメムシ♀とよく似ているが、フトハサミツノカメムシには前胸背の後側縁に歯状突起があるので、その有無で他種と識別できる。
やはりケヤキの幹にいたツノカメムシの幼虫↓。


カメムシ臭を放つ臭腺開口部(開孔部)は、幼虫では腹部背面に位置している(ツノカメムシ科は3対で6個)。


↑と少し違う感じもするが……やはり、ケヤキの幹にいたツノカメムシの幼虫↓。単に成長度合い(幼齢)の違いなのか、別種なのかはよくわからない。




幹の上では、ヨコヅナサシガメの幼虫に捕まり体液を吸われているカメムシの姿もあった……↓。


松の枝先にはマツアワフキが隠れていた↓。


アワフキムシはカメムシ(科)ではないが、カメムシ目(半翅目)の昆虫。


スポンサーサイト



テングスケバ天狗の鼻は何のため?

テングスケバ:カメラ目線の偽瞳孔



前々回記事にしたばかりだが……テングスケバがいる桑の近くを通ると、ついのぞいてしまう。見つかれば、やっぱり撮ってしまう……。


青みがかったあわい緑色と橙色のストライプがお気に入りのテングスケバだが、撮ると必ずカメラ目線で見つめ返しているように写る偽瞳孔(擬瞳孔)──複眼の中の黒い点も魅力の1つ。


背面から撮ると偽瞳孔が背中側に寄り目になって、ひょうきんな表情(?)がなんともいえない。撮影角度を返ると偽瞳孔も動いてカメラを追ってくるように見える。


実際に瞳孔のような器官があって動いているわけではなく、複眼を構成する個眼の奥まで見える角度(複眼に対して深い角度)の部分が黒く見えるというもの。正面から撮れば、偽瞳孔は前向きの寄り目になる。


テングスケバは、植物の汁を吸う昆虫で、カメムシやセミなどのグループ──《半翅目(はんしもく)》に入る。針のような口吻にを見ると、確かにカメムシやセミっぽい。

頭の突起(天狗の鼻)は何のため?



【テングスケバ】の和名は、透けた翅を持ち、頭部の突起が「天狗の鼻」を思わせることに由来するのだろう。ではその特徴的な長い「天狗の鼻」には、どんな意味・役割りがあるのだろう?
テングスケバがクワの幼木に止まっている姿は、茎から突き出した芽など、植物の一部のように見える──。


クワの茎と葉の間には腋芽(えきが)あるいは側芽(そくが)と呼ばれるものや、托葉(たくよう)という突起器官があって、頭がとがったテングスケバがとまっている姿に感じがよく似ている。


クワの茎にとまって汁を吸っているテングスケバ↓。




止まり方──体の角度も植物の茎から突き出した器官のような感じがする。
頭がとがっていることで植物の一部(芽)に見える──テングスケバの「天狗の鼻」は擬態効果をもたらすアイテムではないかと僕は考えている。




葉上のファンシー昆虫!?テングスケバ

葉上のファンシー昆虫!?テングスケバ



クワの葉の上にたたずむテングスケバ。体長10~13mmほどだが、ちょっと見映えがする昆虫。イネ科植物に生息するというが、この時期、開けた場所に生えたクワの若い木をのぞくと成虫が見つかる。


これまでにも何度か投稿しているし(*)、何か目新しい発見があったというわけでもないのだが、見かけるとつい撮ってしまう。そんなテングスケバにの魅力をあらためて記してみると……(あくまでも個人的感覚)。
①ぷちサイズのバッタのようで可愛らしい。
(尖った頭がショウリョウバッタやオンブバッタを連想させる──そのぷちサイズ。折りたたんだ後脚でジャンプするのもバッタっぽい。しかし実際はバッタの仲間=直翅目ではなく、半翅目の昆虫)
②あわい青緑色とオレンジ色のストライプがオシャレ。脚にも黒いストライプが走っており複眼も縞柄という、徹底したストライパー。
③バッタにはない、透明なマントのような翅をまとっている。
──ということで、僕の中では「ストライプ・バッタモドキ」なファンシー昆虫。










テングスケバのペア



テングスケバ・ペアのコンビダンス!?



前々回の記事【テングスケバの複眼と単眼】でネタにしたばかりのテングスケバだが、ペアショット↑が撮れたので投稿。交尾のようすを色々な角度から撮っていたのが……反対側を向いたオスとメスが《左右対称の動きで魅せるコンビダンスをしている》かのようにも見えてきて、冒頭画像のイメージが展開!?
もちろん実際はミミズクのダンスのような動きがあったわけではないのだが……キアイを入れれば「ザ・ストライパーズ」のコンビダンスがイメージできる!?






















テングスケバの魅力といえるストライプ模様だが……単独ショットでは顔(頭部腹面)のストライプと背(胸部背面)のストライプを同時に写すことはできない。しかしペアショットでは角度によって、それができる──そのことに気づき、面白いと感じた。深度合成ができる機種なら手前の顔と奥の背の両方を鮮明に撮影できるのだろうが……残念ながら僕のカメラではそれができない。ピントの位置を変えたりアングルを変えたしながらペアショットを撮ってるうちに、コンビダンスのイメージが展開したしだい。
ペアの他にもテングスケバはいくつか見られた。テングスケバの単独ショット↓。








テングスケバがいる若いクワでよく見かけるミドリグンバイウンカも──↓。


色合いとあわい青緑色のラインが、テングスケバとちょっと似た感じがする。


テングスケバの複眼と単眼

テングスケバ:偽瞳孔in複眼&単眼



この時期、雑草の中に生えた若いクワで見かけるテングスケバ。いるとつい撮ってしまう。


涼しげな青緑色のストライプがお気に入り。
脚にもストライプが走っていて、複眼も縞模様。その複眼に浮かぶ黒い点──偽瞳孔(擬瞳孔)が、いつもカメラ目線なのもひょうきんさをかもしだしている。


テングスケバを検索していると「単眼は2個」という記述が目にとまった。これまで気がつかなかったが、単眼がどこにあるのか画像をチェックしてみた。


分かりづらい画像だが……複眼と触角基部の間にあるのが、おそらく単眼だろう。


今年は多い気がするテングスケバ。


葉の上だけでなく枝(茎?)にとまって吸汁しているものもいた。


最近見た昆虫から



ゴンズイの実にアカスジキンカメムシの幼虫がとまって吸汁していた。
葉の上ではプチ集団が身を寄せ合っていた。


今年は8月に入って雨続きだったが、雨上がりに石垣を見に行くと、乾き始めた石垣にハリサシガメ幼虫が現われた。




雨続きの影響か、デコレーションに子実体のようなもの(?)が生えていた。


ついでに、ハリサシガメがいた場所から少し離れた石垣にとまっていたウバタマムシ↓。