FC2ブログ

ユーザータグ : チョウの記事 (2/5)

ニイジマチビカミキリ~ウバタマムシ

小さいけれどキレイなニイジマチビカミキリ



今年もそろそろ出ているハズ……そう思ってクワの細い枯れ枝を見ていくと──いた!
ニイジマチビカミキリは体長3.5~5mmほどの小さなカミキリ──しかしながら模様が美しい。老眼の進んだ裸眼ではよく見えないが、アップにすると、なかなかのデザインであることがわかる。

模様の白い部分は細かい毛のようだ。濃淡のある模様には、木の枝にとまったときにボディラインを分断・かく乱し隠蔽する効果があるのだろう。もっとザツなデザインでもよさそうなものだが、ニイジマチビカミキリの模様には芸術的な味わいを感じる。
クワの細い枯れ枝でよくみかけるが、樹皮が少し剥がれているような枝にいることが多いように感じる。なるほど表面がボロボロの枝にいた方が、この模様は隠蔽効果が高そうだ。これは別個体↓。



マルモンサビカミキリ・ガロアケシカミキリ他



切られたクワの枝にいたマルモンサビカミキリ。体長6~9mmと、ニイジマチビカミキリ(3.5~5mm)に比べれば大きいが……。


切られたクリの小枝には、ガロアケシカミキリがいた↓。


ガロアケシカミキリは体長3.3~6.8mm。これも小さいカミキリだ。
カミキリついでに、ヤツメカミキリ↓。

そしてムクゲの葉の上にいた、タキシードを着たキョンシーことラミーカミキリ↓。

ゼフィルス


前回投稿したアカシジミが、咲き始めたクリの花に来ていた(撮っている時には気づかなかったが、手前にトゲヒゲトラカミキリが写っている)。
アカシジミに続いてウラナミアカシジミも出てきた。

ウラナミアカシジミも後翅には細長い尾状突起がある。黒い柄の先端に白いポイントがあしらわれ、これはちょっと目立つ。まるで触角のようにも見える尾状突起だが、葉の上にとまっているときは後翅をこすり合わせるようにして、これを上下逆方向に動かす。(本来、捕食者に対して目立たぬようにしていた方がよさそうなものなのに)目立つつくりのものをわざわざ動かすのだから、そこには何か意味があるはずだ。

尾状突起を動かすのは、捕食者の狙いを頭からそらせる陽動的な意味があるのだろう。実際の頭とは反対側でダミー触角(尾状突起)を動かし、そちらが頭だと捕食者に誤認させる。尾状突起の近くには黒い点があってこれがダミーの眼にみえなくもない。捕食者がそこを頭だと誤認して攻撃をしかければ、敵の予想とは逆方向に逃げることができるのだから、攻撃をかわせる確率は高くなるはずだ。仮に攻撃がヒットしたとしてもダメージは本当の頭部を狙われた場合よりも少なくて済む。実際、尾状突起の周囲が欠けている個体をしばしば見かけるが、ダミーへの陽動作戦で頭部を守り生き延びることができた例なのだろう。
シジミチョウの仲間では、ミズイロオナガシジミが擬木にとまっていた。

擬木上のタマムシ


擬木ではこんな昆虫も↑。赤い頭&前胸に艶消しの黒い上翅、その縁からのぞく金色の腹──なかなかキレイなケヤキナガタマムシ(8~11mm)。

そして大物が登場!↓


ウバタマムシ(24~40mm)はけっこう大きめの個体↑。ニイジマチビカミキリ(3.5~5mm)を見た後だったので巨大に感じた。

細胞分裂を思わせるチョウ!?

ジャノメの細胞分裂!?

前回ネタにしたヒメウラナミジャノメだが……「8」に見えた空目模様をながめていたら、なにやら、どこかで見たような……別のイメージが頭の中にわいてきた。

画像を見ると両端の模様は「○」で、その中に2つの点(核)が見える。中間の模様ではその核を中心に「○」が2つになって分離しかかっている(のが「8」に見えた)──これは「細胞分裂」のイメージではないか!?
「○」の中で核が2つになり、分離した核を中心に「○」が2つに増える──ヒメウラナミジャノメの紋の画像を「細胞分裂」を写したものだと言ったら、信じる人もいるのではあるまいか?

まるでジャノメチョウ類の「蛇の目模様」が「細胞分裂」で増えていく過程を描いているかのような──そんな錯覚をしてしまいそうだ。

細胞分裂で増殖中!?

「細胞分裂」といえば……鱗翅目(蝶・蛾の仲間)の交尾中ペアを目にすると、「あっ、細胞分裂(二分裂)で増殖している──おまえはゾウリムシか」なんてツッコミたく(ボケたく?)なってしまうのは僕だけであろうか?

細胞分裂で分離しかかった蛾に見えて仕方ない↑のは、クチバスズメかモモスズメ……僕には違いがよくわからないのだが……とりあえず、スズメガ(蛾)。2匹は鉛直上に並んでおり、画像の左側が天(上)になる。
(※トモックさんに、モモスズメと教えてただきました)
チョウの交尾も二分裂で分離中にみえてしまう↓。

空目と同じで、一度そう見えてしまうと、次から自動的に「細胞分裂(二分裂)で増殖している」ように見えてしまう……それで毎回「おまえはゾウリムシか」と心の中で突っ込んで(ボケて?)しまうのであった……。
(※トモックさんにご指摘いただき、ヒオドシチョウに訂正しました)

ということで2日続けてのジョークネタ→【冗区】書庫入りなのであった……。

チョウなのにハチ!?

チョウなのにハチ!?


……という、たあいもないネタのためにチョウを撮ってしまったしだい。
ホントは「兆」の模様をもつ蜂──「ハチなのにチョウ」とセットで載せたいところなのだが……そんな都合の良いチョウ模様の蜂はまだ見たことがない。
あ……チョウ綺麗な蜂なら、先日ムツバセイボウを見かけていたのでついでに↓。


冒頭の蝶はヒメウラナミジャノメ。模様が「8」に見える──という《空目ダジャレ》ネタなので【冗区】書庫に入れておく。
空目模様はおもしろいので、ついネタにしてしまいたくなるが……これと比べると「スーパーヒロイン&ひとつ目魔人」に見えるホソバシャチホコ幼虫はアッパレだと思ってしまう。

だらだらマダラ…

おもしろそうな昆虫をみつけると撮っているのだが、ブログに投稿するきっかけがないまま埋もれてしまう昆虫画像も少なくない。「何かのくくりでまとめられないものか……」と思い、最近であった昆虫の中から、和名に「マダラ」が入ったものをいくつか拾ってみた。

アオマダラタマムシの輝き・ふたたび


アオマダラタマムシはちょっと前に記事(【アオマダラタマムシの輝き】)にしたばかりだが……本来の輝きが画像ではイマイチ再現できていないという不満もあって、見つけるとやはり撮ってしまう。ヤマトタマムシとはまたひと味違うしぶい金属光沢が美しい。この日は幹(アオハダととなりの木)で5匹見つけ、撮りやすいところにいた2匹を撮影。が、後で画像を見たら左触角が切れていた↓。


同じ個体が同じ木の幹で見え方がこれだけ違う↑。上を向いている時と下を向いたときでは光に対する体の角度が変わるため。

意外にキレイなキマダラセセリ


僕はふだんあまりチョウにはカメラを向けないのだが(なかなか撮らせてくれないという印象があるので最初から放棄しがち)、たまたま撮りやすそうなところにとまっていたので撮ってみた。セセリチョウの仲間は地味なイメージがあって、子供のころは、チョウなのか蛾なのかわからなかったが……こうして見るとなかなかキレイ。

タテハのように4本脚(中脚と後脚)だけでとまることがある──というのを初めて知った↑。


前翅と後翅を別の角度で開くのがおもしろい。三角翼とV字翼もしくは双尾翼(2枚の垂直尾翼)をもつ戦闘機っぽい感じがしないでもない。

幼虫もでてきたキマダラカメムシ


市街地の桜並木にて↑。5月の終わり(【アリを護衛に雇うカイガラムシ】のとき)にキマダラカメムシを見に行ったときは成虫を24匹ほど確認したが幼虫はみられなかった。それが先日は成虫とともに小さな幼虫たちの姿もあった。



ここで初めてキマダラカメムシを見たのは2011年。東京に進出していたことに驚いた(【キマダラカメムシ東京進出/他】)。このカメムシは南方系の外来種で、Wikipediaによれば東京で確認されたのは2010年とのこと。狭山丘陵でみたことはまだ無いが、市街地ではごく普通に見られるようになっている。

ハマダラミバエの仲間


ハマダラミバエの仲間は翅のもようが面白いので撮りたくなるのだが……なかなかしっかり撮らせてくれない……。ミツボシハマダラミバエの画像も残念なものに……↑。
いつもは逃げられ連敗続きの中、向こうから手にとまってきたものが!? クロホソスジハマダラミバエ↓が汗を舐めているところ↓。


こうした翅の模様に何か意味があるのだろうか? クロホソスジハマダラミバエの模様は、静止画像で見るとキアイを入れれば「横を向いたアリの頭と触角」に見えなくもない!? 翅を小刻みに動かすのはアリがせかせか動くのを真似ている!?──と思えなくもないが……これを「擬態」とみるのはちょっと強引かも?

ツヅミミノムシことマダラマルハヒロズコガ



サクラの幹でみつけたマダラマルハヒロズコガという蛾の幼虫↑。「マダラマルハヒロズコガの幼虫」では(呼ぶのに)いささか長くてわずらわしい。身を隠すケースをまとっている姿がミノムシに似ていることから「ツヅミミノムシ」の別名で呼ばれていたりもするようだ。「ツヅミ」は和楽器の「鼓(つづみ)」のこと──ケースの形が似ているということなのだろう。「ツヅミミノムシ」は覚えやすく呼びやすい名だが、僕はさらに縮めて「ツヅミン」という愛称で呼んでいる(「シャチホコガの幼虫」を「シャッチー」と呼ぶのと同じ)。
「ツヅミミノムシ」を初めて知ったのは今はなき某昆虫フォーラムだった。「この虫は何ですか?」というような質問とともに投稿された画像をみてビックリ! 《ヒョウタン型のボディにアライグマやワオキツネザルを思わせる輪もようのシッポが生えた虫!?》──に見え、「こんな虫がいるものだろうか!?」と半信半疑だった。が、ほどなく虫屋さんから「マダラマルハヒロズコガの幼虫」との解答があり、ヒョウタン型の部分は幼虫が作ったケースで、シッポに見えた輪もようが幼虫本体の上半身だとわかった。
おもしろい虫がいるものだと感心して探してみると、サクラの古木などでアリの巣が近くにあるようなところで見つかった。ヒョウタン型のケースは二枚貝のような造りで、幼虫はどちらの方からも頭を出す事ができる。観察しているとケースはアリから身を守るためのもののように思われ、アリと何らかの関係があるのだろうと感じた。幼虫が何を食べるのかについては諸説あったが、胃からアリのパーツが見つかったとかアリの繭殻を食べる等のネット情報もあるようなのでアリの巣から廃棄される死骸や抜け殻など?をエサにしているのかもしれない。
幼虫時代はユニークなのに、成虫になると地味な姿に……ということで昨年7月に撮った画像↓。


昆虫で「マダラ」のつくものは多く、他に最近見たものでは、セマダラコガネ・マダラアシゾウムシ・アカボシゴマダラ・キマダラカミキリなどが思い浮かぶが直近の画像はない。メジャーなゴマダラカミキリも、そろそろ目にしていい頃だが……今シーズンはまだ見ていない。
他にも、まだまだマダラはありそうだ……。

「斑(マダラ)」と書いて「フ」と読む

カミキリがないのも寂しいので……「マダラ(斑)」を「フ(斑)」と読む種類のものを……。


どちらも雑木林ではよく見かけるカミキリ。そのわりに積極的に取り上げられる機会が少ない気がしないでもないので、この機会に割り込ませてみた……。

とりあえず「マダラ(斑)くくり」でいくつかとりあげてみたけれど……まとまりがない感じになってしまった。
ということで、だらだらマダラ……。

アカシジミ・ウラナミアカシジミ・テングチョウ(絶滅種!?)がいっぱい

クリの花は大にぎわい

季節のうつろいは早い。みかける昆虫たちの顔ぶれがめまぐるしく変わっていく。アカシジミ(成虫)を見かけるようになったな……と思ったらウラナミアカシジミがあらわれ、あったという間に見かける頻度が逆転した。テングチョウも新成虫と思われるものが急増している。また、ミズイロオナガシジミも出ていた。まだ5月だが、今年は昆虫の発生の時期が少し早いのかもしれない。
早めに咲いていたクリの木があったので、のぞいてみると訪花性昆虫で賑わっていた。特にアカシジミ・ウラナミアカシジミ・テングチョウが多かった。






このクリの木は見やすい所に張り出した枝があり、この2~3メートルの範囲にある花にアカシジミとウラナミアカシジミを9匹確認。また同じくらいの数のテングチョウの姿もあった。他の枝にもたくさん来ており、このクリの木は大繁盛していた。別の場所で確認したミズイロオナガシジミの画像も上げておく。

テングチョウは東京で絶滅したのか!?

テングチョウに関しては、こうした花以外のところでも複数の個体を目にするようになった。水たまりのそばを通りかかったら数十匹のテングチョウがいっせいに舞い上がり、驚いたりもした。そのようすも撮ろうと思ったが……数十匹を1ショットでおさえようと画面を広くとると……1匹1匹が小さくなってわかりにくくなってしまう。飛んでる個体は不明瞭になるし、降りて翅をたたんでしまうと地面に溶け込んでさらにわかりにくくなってしまうので撮影はあきらめた。
今回撮影したクリの木も、数十匹のテングチョウの群れを見た場所も埼玉県側だが、東京都にほど近い。東京都側でもアカシジミ・ウラナミアカシジミ・そしてことにテングチョウは多く見かけている。
ところがWikipediaの【テングチョウ】の項目をみると《東京都で絶滅》と記されており、これにはビックリした。それでは僕が目にしたテングチョウっぽいものはいったい!? あれはテングチョウの亡霊だったのだろうか?
Wikipediaは比較的信頼できる情報源だと思って引用しがちだが、たまにビックリするようなことが記されていることがある。

僕はふだんあまりチョウは撮らないのだが(すぐ飛ぶので撮れる気がせず最初からあきらめがち)、今回はクリの花にわんさかいたので撮ってみたしだい。
もちろんチョウの他にも訪花性昆虫はたくさんいた。ハナムグリやカメムシの他、カミキリではツマグロハナカミキリ・ホタルカミキリ・シラケトラカミキリ・キマダラカミキリ(キマダラミヤマカミキリ)などがいた。

クリの花に来ていたキマダラカミキリ(キマダラミヤマカミキリ)──同じ個体を追って撮ったのだが、例によって(*)光の加減で上翅の模様が変化して見える。右画像では特に左右で模様が違っているようにさえ見える。
*【キマダラカミキリの左右非対称に見えがちな模様?

というわけで、季節の移ろいは早く、ネタ候補用に撮っておいた昆虫画像がどんどん古くなって保留のまま賞味期限切れになりがちだ……。
というわけで、ついでに、このままだと時効になりそうなものの中から……強引にゾウムシ・ネタをちょこっと付録で……。
なんでゾウムシかといえば……テングチョウ→天狗→鼻が長い→象→ゾウムシってことで。

コフキゾウムシもなかなかキレイ

ゾウムシというとイメージするのは「口吻がゾウの鼻のように長い」ちょっと地味めの甲虫ではないだろうか? たとえばこんな感じ?↓

中にはちょっと色合いがキレイなものもいる↓

ゾウの鼻よりも細長い口吻をもつゾウムシも↓

逆に「このどこが《ゾウ》なんだ?」というような口吻が短いものも↓。

という強引な流れで引っ張り出した【コフキゾウムシ】──クズの葉についているのをよく見かける、小さくてめずらしくもない種類だ。

この虫は意外にキレイだなぁ……というのは以前から感じていた。とくに緑がかった個体が美しい。これもカツオゾウムシのように地肌(?)は黒いのだが、淡緑色の鱗毛におおわれている(はげると黒くなる)らしい。
ということで、スーパーマクロで撮ってみた。


改めて美しさを実感できた。