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コノハムシ:成虫&終齢幼虫

タイ産コノハムシ4代目♀:成虫&終齢幼虫

3月に孵化が始まったタイ産コノハムシの4代目。現在31匹を飼育中だが、12月下旬に2匹が羽化。次の脱皮が羽化であろうと思われるのが4~5匹。成長スピードは個体によってバラバラだ。
今年最後の餌交換をしたので、ついでに成虫と終齢幼虫(いずれも♀)を撮っておいた。



12月26日に羽化した個体。葉脈のようなもようが入った翅は木の葉そっくり。
(オスはスリムで似ていない)



幼虫ながら翅が目立つようになってきた。次の脱皮が羽化だろう。

パツッ…パツッ……と傘に雨粒がはじけるようなコノハムシが葉をかじる音──これをこたつにはいって聞く。なんとも風情のある大晦日である。

コノハムシ:脚の再生

コノハムシの脚はとれやすい。孵化や脱皮のときにとれてしまうこともあるし、ちょっとしたはずみで落ちてしまうこともある。
 


 
コノハムシが脚を再生することは予備知識として持っていたが、どのような経過をたどるのかについては知らなかった。

・再生脚は、とれた脚の付け根部分から、じょじょに再生していき、最後に爪先(脚の先端部)が再生するのか。
・逆に最初に爪先(脚の先端部)が生えて、付け根へ向かって再生が進むのか。
・あるいは最初に爪先(脚の先端部)が生えた後、先端部と付け根部分、双方から再生が進むのか。
・それとも、小さな脚が生えてきて、それがじょじょに成長していくのか。

コノハムシ飼育を始めた頃、再生途上と思われる「小さな脚」を持つコノハムシの画像をみつけた。それで、再生の過程は《小さな脚が生え、それがじょじょに成長していく》ものだとばかり思っていた。
ところが、実際に飼育していたコノハムシの脚の再生を観察して驚いた。小さな脚は《じょじょに成長していく》のではなく、《脱皮のたびに急激に大きくなる》のである。

左後脚の再生(個体A)














2齢では左後脚が根本から無かったコノハムシだが、3齢になったとたんに小さな脚が出現。4齢になると本来のサイズにだいぶ近い所まで一気に再生が進んだ。ちゃんと機能しているので、注意してみないと再生脚だと気がつかないまでになっている。

右前脚の再生(個体B~紋なし~)













右前脚の再生(個体C~うすい紋~)












小さな脚は脱皮とともに急に大きくなる

これがコノハムシの再生脚の成長過程だ。再生脚は日々少しずつ成長していくのではなく、脱皮とともに急に大きくなる。同じ昆虫でもコオロギの場合は、再生脚は時間とともに少しずつ成長していくようである。
発生進化工学研究室(野地研究室)にコオロギ3齢幼虫の脚の再生過程の写真が掲載されている(3日後・5日後・10日後・13日後・15日後・18日後と徐々に成長しているのが判る)。
コノハムシの場合、体の大きさも脱皮で急に変化するのに驚かされたが、再生脚も脱皮とともに、いきなり大きくなるのでビックリする。





コノハムシ~卵から成虫まで~ ※タイ産コノハムシ まとめ編
コノハムシ漫画

コノハムシの飼育容器

コノハムシ2~4齢の飼育プラケ

食草(シラカシ・アラカシなどの葉)を生けた容器を入れたプラケで飼育している。



エサの葉は天井や壁に接するようにレイアウト。若齢幼虫は高い所を目指してよく歩くので葉から離れて戻れなくなってしまうことがある。離脱してしまい壁や天井を徘徊することになっても葉が接していれば戻ることができる。

4代目は予想以上の数が孵化し少し過密気味。
中には孵化や脱皮のとき、あるいはちょっとしたことで脚が取れてしまった個体もいる。しかし、コノハムシは脚を再生することができる。

コノハムシ~卵から成虫まで~ ※タイ産コノハムシ まとめ編
コノハムシ漫画

〔雑〕コノハムシ由来のグァバ茶!?

グァバの葉がコノハムシの餌になるということは知っていたが、人用の【グァバ茶】なるものがあると知ったのは、つい最近のことだ。
近所のダイエーでさがしてみると、こんな商品がみつかった。




蕃爽麗茶(ばんそうれいちゃ)の「蕃(ばん)」はグァバの和名「バンジロウ」「蕃石榴(バンザクロ)」からきているのだろう(と勝手に想像)。

こんなグァバで育てたコノハムシの糞はグァバ茶のような良い香りがするそうである。
ウチではコノハムシをシラカシ・アラカシなどの葉で飼育しているのでグァバの香りは未体験なのだが……それでも葉の香りがするコノハムシの顆粒状の糞を見て「茶葉みたいだな……」などと飼育当初から感じていた。




そこでつい想像してしまうのがコノハムシ由来のグァバ茶。
グァバで育てたコノハムシの糞をティー・バッグにし、お湯を注げばインスタント・グァバ茶──そんな風に糞を利用することはできないだろうか……。

じつは初代を飼っていた頃から、プラケの底にたまった糞を捨てるたびに、「もし、コノハムシがお茶の葉を食うものなら、その糞は高級茶になるのではないか?」などと半ば本気で(?)想像(妄想)していた。
お茶の製造過程では、摘んだ葉を揉むことで組織を壊し内容物を混ぜて酸化醗酵を進めて行く行程がある。これは機械や人の手で行うより、昆虫が咀嚼した方が分解・醗酵が速やかに進みそうな気がする。

「シラカシやアラカシが原料では、お茶にはなるまい……」と思いながらも、糞をちょっと集めてみたこともあった(それが上の画像)。
しかし、最近、コノハムシが食うグァバがお茶になると知って、にわかにこの構想(妄想?)が再浮上!?

バカバカしいと笑うなかれ。
実際に【虫糞茶】というのは、あったりするのである。
コノハムシ由来ではないが、蛾の幼虫の糞を使ったお茶である(チャノキ以外の原料が使われるそうだが)。
Wikipedia【虫糞茶】によると──、
「濃い赤茶色の茶で、糞の異臭はなく、香り高く、蜂蜜の甘みを含んでいる、葉が幼虫によって分解されるため、必須アミノ酸、とりわけリジンを多く含み、うま味も増えている。いわゆる善玉菌が多く含まれ、健胃作用、整腸作用、止瀉作用、止血作用もあるといわれる」(Wikipedia より)

また世の中には【コピ・ルアク】なんて例もある。【虫糞茶】を知らない人でも【コピ・ルアク】あるいは【ルアック・コーヒー】と呼ばれる高級コーヒーがあることを知っている人は少なくないだろう。
都内某高級ホテルでは1杯4,500円もするこのコーヒー──もとはといえばジャコウネコの糞から採取した未消化のコーヒー豆だ。ジャコウネコが食ったコーヒーの実が腸内で醗酵する事で芳醇な味わいが加わると言われているのだとか……。ちなみに「コピ」は「コーヒー」、「ルアク」は「ジャコウネコ」の意味だそうだ。

【虫糞茶】や【コピ・ルアク】があるのだから、コノハムシ由来の【グァバ茶】だって、あってもおかしくはないだろう。
コノハムシの糞を入れたティー・バッグが、いずれ登場する日が来るのではあるまいか?
商品名を付けるとしたら……【コピ・ルアク】に対抗して【グァバ・コノハ】!?
シラカシやアラカシなどドングリの葉とグァバの葉の両方を食ったコノハムシから得られたものなら【ドン・グァバ茶】なんてのはどうだろう?(「こょっこりひょうたん島」世代のネタ)
……などと、半分ジョークで考えてしまうのである(半分は本気なのか!?)。

コノハムシ~卵から成虫まで~ ※タイ産コノハムシ まとめ編
コノハムシ漫画

コノハムシの偽瞳孔

いつもこっちを見てる!?

コノハムシの眼には瞳のような黒い点があって、いつも「こっちを見ている」ように見えてしまう。それが「表情」を感じさせ、なんとなく親近感を抱かせる──コノハムシの魅力の1つになってるような気がしないでもない。
この瞳のような黒い点は【偽瞳孔(ぎどうこう/擬瞳孔)】と呼ばれるもので、カマキリやバッタ等でも見ることができる。
見る位置を変えると、偽瞳孔も追ってくるように位置を変える。
もちろんコノハムシの眼は小さな眼が集まった複眼であり、実際に「瞳」のような器官があってそれが動いているわけではない。


死んでも眼は追ってくる!?

その証拠にすでに死んでいるコノハムシの眼をのぞきこんでも黒目のような偽瞳孔は「こっちを見ている」ように追尾してくる。


偽瞳孔とは?



 
コノハムシ~卵から成虫まで~ ※タイ産コノハムシ まとめ編
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