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タキシード天牛・虹色葉虫ほか

タキシード的ラミーカミキリ・虹色アカガネサルハムシetc.





今年もこの姿を見るようになった。2012年に初めて市内で発生を確認した時は驚いたが(*)、今ではすっかり定着して「お馴染みの顔」になったラミーカミキリ。タキシードを着たキョンシーに見えてしかたがないユニークな姿は見つけるとつい撮りたくなる──撮ると「ふきだし」を入れたくなってしまう。


ラミーカミキリ成虫はムクゲやカラムシの葉の裏にとまって葉脈をかじるが、葉の上に出ていることも多い。緑の葉の上ではけっこう目立つので(天敵に対して)コレで大丈夫なのかなぁ……と心配になってしまう。どうしてこんなデザインが実現したのか不思議な気がする。


カミキリつながりで、この時期カナメモチ類で見られるルリカミキリ。ラミーカミキリもルリカミキリも僕が子どもの頃には見たことがなかった。ラミーカミキリは温暖化にともなって(?)生息域を北上させてきたようだが、ルリカミキリは生け垣で(ホストの)カナメモチ類が増えたことで数を増やしてきたのだろう。上翅(翅鞘)のメタリックなルリ色が美しいカミキリだ。
美しいといえば、アカガネサルハムシも小さいながら金属光沢が美しい。




メタルカラーは多彩で虹色葉虫と呼びたくなる昆虫だ(*)。ただ、動き回ってなかなか希望通りに撮らせてくれない……今回も、このあと落下して見失ってしまった。
美麗昆虫では、羽化シーズンにあるアカスジキンカメムシも美しい。


美しいカメムシなのだが、この体色は標本にするとあせてしまうようだ。ただ、死んで色褪せた体に水を塗るとメタルグリーンが復活したりする(*)。
強引に「赤」つながりで、赤いもようが鮮やかなカメノコテントウ↓。


葉の上にとまっていると「赤い甲虫類」っぽく見えてしまう蛾──クリベニトゲアシガ↓。


近くの葉の上にいた別個体↓。


エレガントなキアシドクガも幻想的に舞い始めた



輝くような純白──白いチョウよりもエレガントなキアシドクガ(蛾)の羽化がはじまり、すでにミズキのまわりで幻想的な舞いが始まっている。
羽化して間もなく、まだ翅が伸びていない成虫がいたので、翅が伸びるようすを撮ってみた↓(画面すみの数字は「時:分:秒」)。




成虫だけ見ていると美しいが……今年は狭山丘陵で大発生してホストのミズキが大変なコトになっている(*)。
キアシドクガに比べると、地味な印象が免れないテングチョウ↓。


ツノゼミとアリ



葉の上にツノゼミがとまっていた。オビマルツノゼミではないかと思うが自信はない。そばにはアリがいて、しきりにツノゼミを調べていた。








ツノゼミの幼虫とアリには共生関係があるという認識はあった。幼虫がノズルのような腹端から排泄する甘露をアリはもらい、天敵からツノゼミ幼虫を守るというもの。似た関係ではオオワラジカイガラムシとアリで甘露の受け渡しを観察したことがあった(*)。
ただ、ツノゼミは成虫になっても同じようなことを続けているとは思っていなかった。成虫には翅があって、これが甘露ノズルのある腹端を隠しているように見えたからだ。
しかし、『ツノゼミ ありえない虫』(丸山宗利/幻冬舎)を改めて開いてみると、ツノゼミの成虫に甘露をねだるアリの画像も載せられていた。このツノゼミ成虫も甘露でアリのガードマンを雇う共生関係は続いているのかもしれない。


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キアシドクガ大発生

キアシドクガ大発生@ミズキ

今年は暑い日が続き季節がスキップして一気に進んだかと思うといきなり寒さがぶり返して季節が引き戻された感覚に襲われたり……そんなことが何度かあって、いったい季節の進み具合は早いのか遅いのか混乱している。虫の出現や花の開花を見ていると、今年は展開は早めなのだろうか……。
狭山丘陵では4月中旬にはミズキの開花が始まっていた。ふだんは花をじっくり見ることが無い僕だが、この時期はミズキの花に注目してしまう……というより、ミズキの花に集まる昆虫が気になってのことなのだが。


ハチやアブ、ハナムグリやカミキリなどが集まるミズキの花は良い観察ポイントだ。しかし今年は花が少なめな気がする。その原因の1つがキアシドクガの大発生だ。キアシドクガ幼虫(毛虫だが毒はない)はミズキの葉を食す。これまでもキアシドクガが発生したミズキの周辺では幼虫の集団がみられたが、今年はその数がやけに多い。食害されたヒサンなミズキがあちこちで見られる。




ひどいところでは、こんな状況↓。






キアシドクガ幼虫が大発生しているミズキの近くの擬木では……↓。


擬木の上にはイモムシ毛虫ハンターもいるが、キアシドクガ大発生の勢いを抑えられそうにない?


擬木上でキアシドクガ幼虫を捕えた、あっぱれなヨツボシヒラタシデムシ。しかし、焼け石に水状態!? キアシドクガ幼虫の行軍はとまらない。


このおびただしい数の幼虫たちが全て親虫になったら、次世代(キアシドクガの発生は年1回なので、来年)は大発生がさらに拡大するのではないかと心配になってしまう。
自然現象なので、きっと過飽和状態になると何らかの抑制スイッチが入って生態系が安定するような復元力が働くのではないか……という気もするが、大発生が他のミズキにも拡散して、来春はさらにミズキの花が少なくなりはしないか、いささか気になるところ……。
ミズキを悲惨な状態にしてしまったアシドクガ幼虫だが、このあと蛹になって5月に羽化する。成虫(蛾)は、どんな姿かというと──過去の画像から↓。


黄色い脚が特徴のドクガ科の蛾(ドクガ科だが毒はない)──成虫を見るとキアシドクガの名前の由来がわかる。


成虫の翅は美しいパールホワイトで、近辺でみられる白い蝶よりもエレガントな印象を受ける。成虫集団がミズキの周りを優雅に乱舞する光景は幻想的ともいえるほど美しく、知らずに見る人はたいてい(蛾ではなく)チョウだと思うようだ(よく「あの白いチョウは何ですか?」と聞かれる)。
乱舞するキアシドクガは見映え的には鑑賞価値抜群なのだが……今年のミズキの悲惨な状況を見ると思いは複雑だ……。

ちなみに、キアシドクガのカラになった蛹(と思われるもの)は《天然 超ミニ ツタンカーメン》として、人気マンガ『とりばん』で紹介されたことがある。




※【極小ツタンカーメンの季節!?】より再収録↑。

エレガントな蛾キアシドクガ

純白な白い蝶!?/キアシドクガ(蛾)

白いチョウといえばモンシロチョウやスジグロシロチョウを思い浮かべるが、それよりさらに白いチョウ──と思う人も多いのではないか。この蛾のシルクを思わせる純白な翅は美しい。飛び方も、モンシロチョウやスジグロシロチョウよりも優雅な印象がある。今年も食草であるミズキの周辺を舞っているのを目にするようになった。


画像↑左は先日、遊歩道の手すりで撮影。羽化したばかりなのか、蛹(ぬけがら)にとまってチョウのように翅を閉じていた。画像右は去年5月の終わりに撮ったもの(【極小ツタンカーメンの季節!?】でアップした画像)。
エレガントなチョウと間違えそうだが、名前はちょっと毒々しい。キアシドクガ──その名の通り前脚が黄色いドクガ科の蛾。「毒蛾」というと恐ろしげな響きだが、実際には毒は持っていないという。分類上ドクガ科の蛾(毒を持たないものも多い)に含まれるのでこの名前がついたのだろう。

『とりぱん』の極小ツタンカーメン

この蛾を見るとマンガ『とりぱん』(とりのなん子/講談社ワイドKCモーニング)を思い出す。おそらくキアシドクガのものであろうと思われる羽化後の蛹(ぬけがら)がツタカメーメンに似ていると、この漫画で話題になったことがあった。
※1年前に【極小ツタンカーメンの季節!?】でアップし画像を再掲載↓。





極小ツタンカーメンの季節!?

ツタンカーメンとキアシドクガ

先日、キアシドクガとその蛹をみかけた。
この蛹の抜け殻を見ると思い出すのが人気漫画『とりぱん』(とりのなん子/講談社ワイドKCモーニング)。この第3巻に「天然超ミニツタンカーメン」(第63羽)、「極小ツタンカーメン」(第65羽)として登場するのが、キアシドクガの蛹だと思われる。


成虫が羽化した後のキアシドクガの蛹(抜け殻)は半透明になって、ちょっと「透き通った金色」に見えなくもない。


虫のぬけがら1つとっても、よく見ると面白い。
身近な自然の中には、いろんな「おもしろさ」が隠れている。

ちなみに成虫はこんな蛾だ。