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小動物など~メニュー~

※【昆虫】や【フェレット】を除く小動物のタイトル(クリックで記事へ)をまとめてみた。
【小動物など】の書庫をクリックすれば一覧ページが表示されるが、リストは複数ページに分割されてしまう(該当タイトルは1ページにまとめた方が便利)。また他の書庫に収めた小動物関連記事(◎)も加えてまとめておきたいと思って作ってみたしだい。


小動物など(昆虫・フェレットを除く)メニュー

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ミミナガハリネズミ驚異の反射神経
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ヒガシニホントカゲの捕食
穴を掘るヒガシニホントカゲ
ヒガシニホントカゲ~《分類》雑感
猫目のアオダイショウ!?
日光浴するニホンヤモリと卵
珍事記事、ハリネズミではなくヤマアラシ
日本テレビ『ZIP!』でハリネズミ
外来種を悪とみなす見方についての違和感
逃亡ヘビ事件

トップーページにも各ジャンルの主なタイトル(記事にリンク)をまとめてある。
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夏の昆虫たち

季節の変化が年々早くなると感じているが……今年もいつの間にやら夏の昆虫たちが顔を揃えていた。

夏の昆虫王:カブトムシ



子どもの頃、カブトムシはあこがれの昆虫だった。夏になるとカブトやクワガタをとりにいったものだ。樹液にあつまる虫たちの中心でひときわ大きなカブトムシは昆虫の王様に見えた。子どもの頃のそうした体験が思い出され、この虫をみると《夏》を実感する。
余談だが昔撮ったインディーズヒーロー【ミラクル☆キッド】でも子どもたちに人気があるカブトムシをネタにとり入れていた。《カブト手裏剣》&《カブト・クワガタとりで鍛えたキック力》が悪を倒す!?(笑)


スズメバチそっくりなトラフカミキリ

夏になるとカブトムシやクワガタ、カナブン等が集まる樹液ポイントでは、スズメバチの姿もよく目にするようになる。スズメバチの怖さはよく知られている。刺されて亡くなる人のニュースが毎年後を絶たない。子ども時代、カブト・クワガタとりは「宝探し」のような感覚があったが、スズメバチの存在は「宝探しを阻むドラゴンや魔物」といったところだろうか。この恐ろしいスズメバチにそっくりなカミキリが、トラフカミキリ↓だ(この個体は右前脚が欠けていた)。






産卵のために産卵管を伸ばしているのが、スズメバチが毒針を出し入れしているように見えてしまい、ちょっとコワイ。ということで、その本家(?)スズメバチの画像も参考に↓。




危険なスズメバチに擬態することで、このカミキリは生存率を高めているのだろう。それにしても、面白いと感じるのが《スズメバチとトラフカミキリは体型がまるで違う》という事だ。そして《模様の形もずいぶん違う》。個別のパーツを比べてみると、あまり似てないのに、全体としてパッと見た瞬間スズメバチに見えてしまうのだから感心する。スズメバチにはない《「く」の字模様》は、トラフカミキリにはないウエストのくびれを錯覚させるトリックアートになっているのかもしれない。天敵の「認識システム」を反映しながら進化の中で練り上げられてきたデザインなのだろうが……そうした部分も含めて自然の奥深さを感じる。
トラフカミキリの他にもハチに擬態したカミキリ、昆虫は少なくない。

童謡のモデル!?宝石の輝き:ヤマトタマムシ







子ども時代のカブトさがしは「宝探し」のようだったが、実際に財宝のような昆虫がいる。ヤマトタマムシ──これも夏の昆虫という印象がある。日本の昆虫の中では比較的大型で、宝石のように輝くメタリックボディも美しいので存在感は抜群だ。この仲間はインドや中国ではアクセサリーとして宝石商が扱っているという。日本でもヤマトタマムシの翅鞘を装飾に使った「玉虫厨子(たまむしのずし)」が有名だ。
童謡『黄金虫(こがねむし)』(野口雨情・作詞)で歌われている虫はヤマトタマムシだという説もある。実はこの童謡に関しては色々なメディアで「実はチャバネゴキブリのことだった」と流布されてきた。「《群馬県高崎地方》ではチャバネゴキブリをコガネムシとよぶ」という話がその発端で、同じ《北関東》出身の野口雨情の記した「コガネムシ」も「チャバネゴキブリ」のことだったのだろうという憶測が大元だったらしい。しかし野口雨情が生まれ育ったのは《群馬県高崎地方》ではなく、《茨城県磯原町》(現在の北茨城市/筑波山より水戸市に近い)であって、この周辺では「ヤマトタマムシ」のことを「コガネムシ」と呼んで、「財布の中に入れておくとお金が貯まる」とか「箪笥の中に入れておくと虫がつかない」などと言われ、貴重品のように扱われていたという記録もあるそうだ。このあたりの事は『月刊むし』2010年6月号(472号)【童謡"黄金蟲"はタマムシだ!?】(枝 重夫)という記事で詳しく記されている。
きらびやかなヤマトタマムシが童謡のモチーフに選ばれるということは大いにありそうだし納得できる。僕は『黄金虫(こがねむし)』は「玉虫厨子」をモチーフに作られた作品ではないかと想像している。野口雨情は「玉虫厨子」を「こがねむし(ヤマトタマムシ)の金蔵(蔵)」に見立てるという着想を得て、《黄金虫は金持ちだ 金蔵建てた 蔵建てた》という詞を書いたのではないだろうか……そう考えるのが自然なように思えてならない。
ヤマトタマムシを数匹目にした同じ日、ウバタマムシとも遭遇(東京側と埼玉側で1匹ずつ)。飛来して目の前の枝に止まったのでカメラを向けると、また飛び去って行った。


大きさやプロポーションはヤマトタマムシとよく似ている。そのためか、ヤマトタマムシのメスだと誤解されることもあるようだ。ヤマトタマムシが見られるのは夏だが、ウバタマムシは1年を通して見かける。日本のレッドデータ検索システムによるとウバタマムシは東京都で「絶滅危惧I類」に、埼玉県で「準絶滅危惧種」にカテゴライズされている(2013年)が、狭山丘陵ではちょくちょく目にしている。
(※絶滅危惧!?東京のウバタマムシ

チョッっと悲しきキリギリスの音

狭山湖(山口貯水池)の堤防周辺では6月下旬からニイニイゼミやキリギリス(ヒガシキリギリス)の鳴き声が聞かれるようになった。どちらも鳴くのはオス。メスは鳴かない。




キリギリスは「チョッ・ギィーー」と鳴いているハズなのだが、堤防の上で耳を澄ますと、聞こえいくるのは「ギィーー」ばかり。以前【キリギリス幻想】で記したが……加齢による聴覚の衰えのためだろう。ますます「チョッ」の部分が聞こえにくくなってきている気がする。
「去年よりも(聴覚の)衰えが進行しているのか……」といささか不安になって土手に降りてみると、近くで鳴いているものは「チョッ」の部分もハッキリ確認できた。まったく聞こえなくなったというわけではないことにちょっとホッとするが、遠くで鳴いているものは、やはり「ギィーー」しか聞こえなくなっている……。毎夏、老いを気づかされるキリギリスの鳴き声……子どもの時に聞いていたおもむきとはまた別の響きを感じる昨今……。
オスがあちこちで鳴き競っているなか、黙々と食餌をするキリギリスがいた。長い産卵管が目立つメスだった↓。


ところで「キリギリス」と言えば思い浮かぶのがイソップ寓話の『アリとキリギリス』だが……元は『アリとセミ』だったそうな。Wikipediaの【アリとキリギリス】によると、《ヨーロッパ北部では(セミは)あまりなじみが無い昆虫のため、ギリシアからアルプス以北に伝えられる翻訳過程で改編された。日本に伝わった寓話はアルプス以北からのものであるため、日本では『アリとキリギリス』で広まっている。》とのこと。
キリギリスが鳴く狭山湖堤防近くの桜ではニイニイゼミもしきりに鳴いていて、周辺ではその抜け殻が点在していた。


ニイニイゼミの新鮮な抜け殻が目立つようになってきた中、7月に入ってもまだ去年の抜け殻(アブラゼミ?)が残っている事も確認できた。セミの抜け殻は意外に長く残っていることがあるようだ。
(※ど根性ぬけがら~シラケトラの唄など

昆虫ではないけど…クサガメ





狭山湖周辺にはまだ田んぼが残っているところがある。田に水が張られている期間は限定的なようだが、この時期になるとクサガメが入っていることがある。
子どもの頃、「ヒトにはヘソがあるが、卵から生まれるカエルにはヘソが無い」というようなことが書かれている本を読み、「卵から生まれる生き物にはヘソがない」としばらく思い込んできた。だが後に孵化してまもないカメやヘビの幼体にはヘソにあたる器官(痕跡)があることを知って驚いた(やがてこの痕跡は消失する)。卵から生まれる生き物でも爬虫類や鳥類ではほ乳類における《ヘソの緒》にあたる器官が存在する──ことのことを知らない人は意外に多いかもしれない?
画像のサイズのカメでは無理だが、硬貨サイズの幼体をみつけたらひっくり返してみるとヘソを見ることができる。
(※カメのヘソ!?


カメのヘソ!?

子亀にはヘソがある

──というと驚く人が多い。
なので、こちらでもあらためて紹介──。
母胎と直接繋がってはいるわけではないが……爬虫類や鳥にもヘソに相当する器官があって、孵化したばかりのカメでは確認できたりする。


 

ちなみに動画のナレーションはカメレオンと同じミラクル☆キッド