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vsハリサシガメ:アリもなかなかやるもんだ

天敵ハリサシガメ相手に小アリの意外な活躍!?
前回の記事(3年ぶりのハリサシガメ)を投稿した後、件のハリサシガメ・ポイントに行ってみると……1匹だけ見つかった。前回と同一個体──ハイイロチョッキリの頭部をデコった幼虫だった。ハリサシガメ幼虫はデコレーションの素材&レイアウトから個体の識別がしやすい。前回見た時よりアリのコレクション(捕食後の戦利品?)が増えていた。
この時もとらえたアリの体液を吸っているところだった。
01針刺亀幼虫事件A
ハリサシガメ幼虫は画面右を向いている。触覚付け根に眼がのぞいているが、その後ろに見えるのがハイイロチョッキリの頭部。
02針刺亀幼虫事件B
食事が終われば死骸を後脚でデコレーションする行動が観察できるかもしれないと思って待機。
03針刺亀幼虫事件C
そこへ小さな飴色のアリが現れた。ハリサシガメの獲物であるアリに関心を示して急接近。
04針刺亀幼虫事件D
ハリサシガメは獲物を離して小アリに飛びかかるが、間一髪捕まえ損ねてしまう。
05針刺亀幼虫事件E
ハリサシガメの観察を始めてから気がついたことだが、アリというのは意外にすばしっこいし脚が速い。移動スビード(数字)だけみるとそう速いと感じないが、体が小さいので、体長に比較すれば移動速度はかなりのものと言える。
飴色の小アリをとり逃す過程で、ハリサシガメは獲物だった黒アリを離してしまったわけだが……その後再び獲物を拾って食事を続けるのか、一度離してしまった獲物は捨ててしまうのか、それとも拾って背中にデコるのか──どうするのか見守っていた。
すると意外なことが起こった──。
06針刺亀幼虫事件F
死んだとばかり思っていた獲物の黒アリがゆっくりと移動を始めたのだ!
昆虫の権威・岩田久二雄氏は『昆虫を見つめて五十年(II)』(朝日新聞社/1978年)の中で、ハリサシガメについて〝一瞬で獲物(アリ)をしとめる狩りの手腕〟に感動したことを記している。
僕もハリサシガメの狩りはほぼ瞬殺に近いものだと感じていたので、散々体液を吸われた後、アリにまだ動く力が残っているとはにわかに信じられない思いだった。これはアリのゾンビか!? ターミネーターか!?
が……よく見ると、ターミネーター蟻を動かしていたのは、先ほどハリサシガメの攻撃をかわした小アリだった。
07針刺亀幼虫事件G
飴色の小さなアリは、その体に見合わぬパワーで、自分よりかなり大きい黒アリを引っ張っていたのだ。
08針刺亀幼虫事件H
獲物を奪われたハリサシガメは負わずに見送っていた。もう大方体液を吸い終えていたのか、接写する僕に警戒して動かずにいたのかは、わからない。
しかし、ハリサシガメが仕留めた黒アリよりずっと小さく非力に見える飴色小アリが、天敵のハリサシガメから、まんまと獲物を奪い去るといったこともあるのかと、驚きつつ感心した。

粗挽き光沢なアカアシオオアオカミキリ
ハリサシガメ・ポイント近く──雑木林ふちの葉の上にとまっていたアカアシオオアオカミキリ。
09赤脚大青天牛A
10赤脚大青天牛B
11赤脚大青天牛C

ついでに、ケヤキ(幼虫の食植物)近くのカラスウリの葉にとまっていたウンモンスズメ。

12雲紋スズメ


3年ぶりのハリサシガメ
本とは違う!?ハリサシガメ(岩田久二雄氏の観察と異なる生態)
珍虫ハリサシガメの観察❲総集編❳
変化する輝き!?アカアシオオアオカミキリ@葉
美麗蛾ウンモンスズメ他
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クビアカトラカミキリ人気沸騰の過去!?

クビアカトラカミキリの模様
01頸赤虎天牛A
雑木林の下草の葉の上に降り立った鮮やかなクビアカトラカミキリ。前の記事で紹介した鮮やかなヨダンハエトリ同様、赤・黒・白の配色が緑の葉の上で映える。
02頸赤虎天牛B
黒地のボディーに赤と白の模様が入っているが、前胸の赤は地色で、上翅(翅鞘) の白い部分は微毛が集まってできている。
03頸赤虎天牛C
04頸赤虎天牛D
さて、クビアカトラカミキリの白い模様は《白い毛が多く集まったもの》──とご留意あれ。

ヒロイン激似でトレンド入り!?
このクビアカトラカミキリだが……以前思いもよらぬところで話題になったことがあったとか……。
日本テレビの『世界一難しい恋』(日本テレビ/2016年4月13日〜6月15日)というラブコメドラマが火元で、第1回放送で、ヒロイン役の波瑠(はる)がクビアカトラカミキリにそっくりだという話が持ち上がったらしい……。テレビを離脱していた僕は当然知らなかったわけだが、ネット上の情報を見ると、主演の大野智演じる鮫島零治社長がヒロイン役の部下・柴山美咲(波瑠)に対し、「おまえはクビだ!」と言い渡そうとするも「クビ」まで口にしたところで宣告できずに「おまえはクビアカトラカミキリにそっくりだ!」と誤魔化したしいうことらしい。鮫島社長(大野智)と柴山美咲(波瑠)の間で「クビアカトラカミキリ」という言葉が交わされたそうな。
このやりとりを見ていた視聴者は「ヒロインそっくりだという『クビアカトラカミキリ』って何?」──とCM中に検索をかけまくったらしい。「クビアカトラカミキリ」がTwitterでのトレンド入りをはたしたのだという。

もちろん僕と同様にテレビを見ないクビアカトラカミキリ本人(本虫)は、このことを知らない。「おまえ、波瑠にそっくりだって言われているぞ」と教えてやったら、きっとシラけた調子で「エー?」と答えるであろう……だって、背中に書いてある。⬇️
05頸赤虎天牛E
『世界一難しい恋』は6年前のドラマだが、トレンド入りした「クビアカトラカミキリ」のその後の認知度の推移やいかに?
クビアカトラカミキリは人気者になれたのであろうか?

人気者といえば……生息域を広め、その姿から人気拡大中(園芸関係者を除く?)のラミーカミキリも出ていた。
06ラミー天牛♂A
07ラミー天牛♂B
08ラミー天牛♀A
09ラミー天牛♀B
タキシード姿が人気!

10ラミー天牛A再
 ※【タキシード天牛!?は人気者】より↑


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植物なぞなぞ〜ルリカミキリ

先日、ある植物を見ていて、ふとこんな〝なぞなぞ〟が頭に浮かんだ……。
《新しいビジネスチャンスを素早く獲得することを目的とするM&A(エムアンドエー)──このM&Aを排除することで資産家になれる植物がいる? さて、問題です。M&Aを排除することで資産家になれる植物とは何?》

ふと思い浮かんだ植物なぞなぞ

Q:M&Aを排除することで資産家になれる植物は何?

──に対する答えは⬇️

A:カナメモチ

──そのココロは──、
カナメモチ「KANAMEMOCHI」から「」を(1つずつ)排除すると──「KANEMOCHI(金持ち)」になる。

     *     *     *     *     *
【追記】問題は次のようにした方がスッキリすると気がついた……。

《Q:午後だけ(午前中を除くと)資産家な植物は何?》
《A:カナメモチ》

──そのココロは──、
カナメモチ「KANAMEMOCHI」から「AM」を除くと「KANEMOCHI(金持ち)」になる。
     *     *     *     *     *

僕が子供の頃、生垣といえばマサキやサワラが多かったが、今はカナメモチ(レッドロビン?)が多い。そしてこの木にはキレイで可愛らしいルリカミキリという昆虫がつく。今年も5月の中旬に入って、ルリカミキリが目につくようになってきたのでカナメモチのそばをとるときは、つい葉の裏を探してしまうのであった。
01ルリカミキリ後食A
02ルリカミキリB
03ルリカミキリC

この植物なぞなぞのように、ぼう〜っとしているときに、しょーもないダジャレ・フレーズや〝なぞなぞ〟が頭の中に湧いてくることがある。少し前に思い浮かんだだぞなぞも記しておく。

ふと思い浮かんだ魚なぞなぞ

Q:生存競争の激しい海の中でいつも強気な生き物は?

A:サバ……サバイバル(鯖威張る)


これは鯖の缶詰を見ていて頭に浮かんだもの。
ついでに、過去記事の中から、昆虫なぞなぞを2つ……。


テングスケバの昆虫なぞなぞ
04テングスケバ謎謎再A
05天狗透羽謎謎再B
 ※【テングスケバのシンボルマーク】より

アカシマサシガメの昆虫なぞなぞ
06昆虫なぞなぞQ
「仏に託して活きる」から1字取って並べ替えると見えてくる答とは⬇️
07昆虫なそなぞA
「仏に託して活きる」から「き」取って(きどって)「イモムシに話してる」
──なんちゃってプチ地蔵が話している相手は「イモムシ」というのが答。

 ※【ぷち地蔵アカシマサシガメQuiz】より

ぼうっとしている時には、ヘンテコな思いが展開するものである……。

可愛い悪役!?ルリカミキリの産卵
テングスケバのシンボルマーク
ぷち地蔵アカシマサシガメQuiz
エアポケット幻想
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カミキリと葉っぱの切符

家の光協会が発行する月刊誌「家の光」の1988年7月号に掲載された原稿用紙4枚ほどの読み切り童話。

01カミキリ童話表題
02カミキリ童話A
03カミキリ童話B
04カミキリ童話C
05カミキリ童話D

子供の頃にはよく目にしていたシロスジカミキリをめっきり見なくなった……そんな思いがあって執筆した作品。すっかり姿を消してしまった過去の虫(?)シロスジカミキリを使って改札パンチを入れた葉っぱの切符──これが不思議な効力を発揮して、一瞬、虫が暮らしていた過去の世界へとタイムトリップする──という着想で描いたもの。タヌキが化けたり化かしたりするときに葉っぱが使われるというイメージもあったような気がする。
今は見かけなくなって久しいが、昔の駅では改札には改札鋏(切符切り)を持った駅員が立って、切符(乗車券)のふちに穴(切込み)を入れていた。今の子供にとっては、シロスジカミキリ以上にわからないことかもしれない。

シロスジカミキリへの懐古感がこの作品のモチーフになっているが、執筆当時、僕はまだ虫見を始めていなかった。カミキリに関する知識もほとんどなく、子供の頃に抱いていた印象のままに書いていた。
子供の頃、カミキリといえば真っ先に思い浮かぶのが大きくてカッコ良いシロスジカミキリだった。他にゴマダラカミキリやミヤマカミキリ、ノコギリカミキリにキボシカミキリあたりは見知っていたが、それらが当時認識していた「カミキリ」だった。
後に虫見を始めてからカミキリの種類の多さを知り、そのバリエーションに驚いたものだ。シロスジカミキリはずいぶん減ってしまったが、逆に近年増えてきているカミキリもいたりする。このブログでもカミキリの記事は度々投稿している。そんなカミキリをモチーフにした創作童話を、虫見をする以前に書いていたということで、ブログに加えておくことにしたしだい。

この『カミキリと葉っぱの切符』は、つい最近発掘した段ボール箱の中から出てきた原稿をパソコンで打ち直したもの。発表時(1988年)のタイトルは『カミキリとはっぱのきっぷ』とカナのみで表記。本文も漢字を控えめにして、連続するカナ文章を読みやすくするために読点を多用していた。今回ブログに載せるにあたって、漢字を増やし読点を整理するなどわずかに手を加えてある。



◎カミキリ記事の一部
イッシキキモンカミキリ/成虫飼育覚書
トラフカミキリの印象擬態
TokyoToraカミキリの模様
ヨコヤマトラカミキリの模様
変化する模様!?キマダラミヤマカミキリ他
ニイジマチビカミキリ〜ウバタマムシ
可愛い悪役!?ルリカミキリの産卵
礼服ぷちキョンシー天牛&怪虫シャッチー
ゴマダラカミキリに思う…
変化する輝き!?アカアシオオアオカミキリ@葉
クビアカトラカミキリ人気沸騰の過去!?

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赤金に煌くアカアシオオアオカミキリ

赤金にキラめくアカアシオオアオカミキリ
01赤脚大青天牛@桑A
02赤脚大青天牛@桑B
雑木林のふちのクワの葉にアカアシオオアオカミキリがとまっていた。クヌギの樹液などに集まる夜行性カミキリだが、日中は葉の上でまったりしているのを見かける。本来は緑色の輝きを放つ昆虫だが、この個体は緑が弱まり赤みを帯びた金色に煌めいていた。
アカアシオオアオカミキリは、発生初期は緑色が濃く、晩期になると赤金化するのではないか……などと想像しているが、確かめたことはない。同じような煌めきを放つアオクチブトカメムシも同様の傾向があるように思う。
以前7月に撮影したアカアシオオアオカミキリは、もっと緑色をしていた↓。
03赤脚大青天牛緑2018JUL
夜間に樹液に集まり、長い脚でわしゃわしゃと活発に動きまわる姿はちょっと気色悪いと感じる向きもあるかもしれない。しかし、日中に葉の上でまったりしている姿はなかなか美しく気品すら漂わせている。
04赤脚大青天牛赤金
輝きが美しい昆虫は色々いるが、タマムシやアカガネサルハムシなどの光沢とはまた違った質感の美しさがある。光沢面が滑らかではなく、複雑な立体構造をしているためだ。前胸背板の表面には細かいシワ模様があり、翅鞘(上翅)には微細なクレーターが散りばめられている。
05赤脚大青天牛前胸
光沢面は見る角度によって緑〜赤金に変化する。体表面の細かい凹凸によって反射角度が入り乱れ、違った色合いが混在する煌めきに見えるのだろう。



♣️きらめくアカアシオオアオカミキリ
♣️金緑色カミキリと樹液の間欠泉
♣️変化する輝き!?アカアシオオアオカミキリ@葉
緑〜赤金に輝くアオクチブトカメムシ
紅葉・黄葉するカメムシ!?
宝石蜂セイボウ:輝きの秘密と生活史考
メタリックな美麗昆虫10種
タマムシとコガネムシ
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