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タテスジグンバイウンカ~ウバタマムシ

タテスジグンバイウンカ~ウバタマムシ



葉の上に初めて見る昆虫がとまっていた↑。「おっ!? なかなかキレイ」──ということで撮ってみたもの。直後にピン!と跳ねて姿を消してしまった。帰宅後調べてみるとタテスジグンバイウンカ(タテスジウンカ)というらしい。
ウンカといえば……先月初めて見たヒロズクサビウンカがフェンスの上にいた↓。


ヒロズクサビウンカ(仮称?)は外来種のマルウンカで広食性らしい。中国ではモクセイ科の植物も加害するというが、近くにキンモクセイが植えられていたのでそこで発生しているのかもしれない。動き回るのでうまく撮れず……最後は例によって跳ねて消えてしまった……。
木製の手すりの上にいたアカスジキンカメムシ5齢幼虫↓。


アカスジキンカメムシは普通、5齢幼虫で越冬する。


遠目には白黒の配色が鳥の糞にも見えるが、黒っぽい部分には鈍い金属光沢があって、よく見るとキレイ。脚や触角も輝いていて、キンカメムシの片鱗を感じさせる。




落葉の頃になると、それまでいた場所では吸汁しにくくなるためか、越冬場所へ移動するためか、あるいは葉と一緒に落ちた個体が登ってくるのか……木の幹や擬木、手摺、フェンス等で終齢(5齢)幼虫を目にする機会が増える。
同様にこの時期、人工物で見かける機会が増えるのが、これ↓。


ワイヤーフェンスの上にいたニホントビナナフシのメス↑。翅は短めだが、これで成虫。オスの翅はもっと長いが、(単為生殖するため)オスを見かけることは稀。『ナナフシのすべて』(岡田正哉・著/トンボ出版/1999年)によると《九州以北ではおもに単為生殖、屋久島以南では両性生殖をすると思われる》とのこと。
しかしながら、僕は狭山丘陵(東京側)でニホントビナナフシのペアを確認したことがある(*)。また半分♂半分♀という雌雄モザイク個体に遭遇したことも2度ある(*)。通常は緑色のニホントビナナフシ♀だが、黄色い個体も見たことがあり(*)、僕には不思議な昆虫というイメージがある。
不思議といえば──ホストの植物から離れた場所にポツンととまっていたアカボシゴマダラの幼虫↓。




特定外来生物に追加指定され、今年から、飼養・栽培・保管・運搬・放出・輸入・譲渡・販売等が規制されることとなったアカボシゴマダラ(*)。このあたりではすでに定着し、もっとも良く見かけるチョウの1つになっているのでカメラを向けることも少なくなってしまったが……「どうして、こんなところに!?」という場所にいたので撮ってみた。多摩湖(村山貯水池)の堤防欄干の束柱というのか間柱というのか──の部分に幼虫がとまっていた。堤防の南端からはおおよそ100mほど、北端からは500mほど離れている。翅のある成虫ならともかく、幼虫がいったいどうやって、ここまでやって来ることができたのか不思議に感じた。
何らかの理由で人の服orバッグ等にくっついて人とともにここまで移動して落ちたのだろうか? あるいは、幼虫がとまっていた葉が強風で飛ばされ、堤防の途中まで運ばれたのか……?
少し前に堤防斜面に生えた雑草を取り除く作業が行われていたのを思い出した。もしかすると雑草にまじってエノキ(アカボシゴマダラ幼虫の食草)の幼木があったのかもしれない。アカボシゴマダラ幼虫はちょっとしたエノキの幼木で見つかることも多い。堤防にエノキの幼木があったのだとしたら、飛来した成虫が産卵することは充分考えられる。そこで育ち、除草作業で食草を失ったアカボシゴマダラ幼虫が近くの束柱で見つかったとしても、ちっとも不自然ではない──この可能性が一番高そうな気がする。



今シーズン初のニトベエダシャク↑。ブラウン&ベージュのシンプルなデザイン&配色がオシャレ。この蛾が出てくると、まもなくフユシャクも出てくる!?
このニトベエダシャクがとまっていたのは(たまたま)松の枝先だったが……この松で探していたのはこれ↓だった。


松ぼっくりと松葉の間に頭を突っ込むようにとまっていたウバタマムシ。成虫は松葉を食べる。この画像では、その姿がよくわからないので、てのひらに乗せて撮影↓。


隆起した縦縞模様が美しい。昆虫が少なくなってきたこの時期にであう甲虫類としては大きく立派で存在感がある。
松ぼっくりに戻して、1円硬貨(直径20mm)と大きさ比較↓。


ウバタマムシ成虫は狭山丘陵において1月~12月まで全ての月で成虫を確認している


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金緑色カミキリと樹液の間欠泉

金緑色にきらめくアカアシオオアオカミキリ





雑木林内の葉の上にアカアシオオアオカミキリが休んでいた。夜行性で樹液に集まるカミキリだが、7月初旬にも同じように日中、葉の上でまったりしているところを見つけて記事にしている。そのときは雑木林のふちにある葉にとまっていたが、今回見つけたのは雑木林の中だった。


金緑色にきらめく体は美しいが、緑色の葉の上にとまっていると意外に目立たないのかもしれない。赤みを帯びた長い脚や触角は植物の茎や枝っぽく見えなくもない……少なくとも日中に樹液ポイントにいるより、こうして葉の上でじっとしている方が目立たないのは確かだろう。日中は見つかりやすい樹液ポイントから離れて、こうして葉の上で休んでいるのがこのカミキリのスタイル(?)なのかもしれない。


枝の間からさしこむ日光があたると緑色のボディが金色がかってきらめく。


吹き出す発泡樹液!?樹液の間欠泉

アカアシオオアオカミキリが休んでいた葉の近くには樹液を出しているクヌギがあって、夜になるとここで食事をしているのだろう──そう思って昆虫酒場をのぞいてみると、いくらか客はきていた。樹皮の隙間に頭を突っ込んでいるカナブンにカメラをむけると──突然、泡立った樹液が噴き出してきた。


画面右下の数字は「時:分:秒」。


樹液が噴き出した瞬間は頭を突っ込んでいたカナブンもビクッと見をひいたが、すぐに食事を再開。
何年か前にも音を立てて樹液が噴き出しているクヌギを見たことがあった。ボクトウガの幼虫が穿孔した孔や樹皮下の隙間にたまった樹液が発酵して密閉空間でガスの圧力が高くなると間欠泉のように吹き出してくるのだろう。
子どもの頃、カブトムシやクワガタとりをしてクヌギやコナラが樹液を出すことは知っていたが、ゆっくりとにじむように染み出てくるものだとばかり思っていた。
突然の噴出には驚かさされたが、涌き出すポイントにいた虫にとってはラッキーだろう。カナブンが吹き出した樹液をなめる姿を見て、ねばっていたパチンコ台から出玉をひきあててウハウハのパチンコ親父を連想してしまった……。

ついでに、近くで見られた昆虫をいくつか──。


ウバタマムシ↑にセモンジンガサハムシのペア↓。


日中、カナブンなどが集まる樹液ポイントで見ることも多いアカボシゴマダラ↓。


アカボシゴマダラは特定外来生物】でも記したが、アカボシゴマダラは今年から外来生物法の特定外来生物扱いになっている。許可なく飼育したり放蝶すると処罰の対象となるので注意が必要だ。



美麗蛾ウンモンスズメ他

カッコ良くて美しいウンモンスズメ



葉にとまったウンモンスズメをみつけた。シャープなフォルムに洗練されたカラーリング──ホレボレする美しさだ。蛾の本体だけを見ると鮮やかなデザイン&配色に見えるが、こうして緑の葉にとまっていると、緑の模様が葉と同化してボディーラインがごまかされて意外に目立たない。




翅の下にかくれて見えないはずの葉の縁が見えている!?↓──翅より葉が手前にあるかのように錯覚してしまう。


緑色の模様のグラデーションが影の陰影のように見えることで、平らな翅が立体的に分断しているように見える。
キレイなので色々な角度から撮ってみた。






緑色がきれいなウンモンスズメだが、茶色っぽいものもいる。昨年と一昨年、やはり6月に撮っていた茶色っぽいウンモンスズメ↓。




そして今回のグリーン・タイプ↓。


風変わりなモモブトスカシバ他



この6月上旬に初遭遇した珍蛾・モモブトスカシバが、またいた。これが通算4匹目。初めて見た時は「けったいな蛾だなぁ……」と感じたが、何度も見ているうちに、なんだかなじみ感・親しみがわいてきた。


これ↓は、雨上がりに葉の上にとまっていた昆虫。


最初は胸の赤いハチかと思ったが……なんだか違う!?


赤い胸に見えたのは上翅(翅鞘)のようだ。カミキリの仲間に上翅が短いものがいるが……カミキリには見えない。まるでハネカクシのようだな……と思っていると──、


後翅を収納すると──アカバハネカクシだった。
葉の上の甲虫つながりで──アカガネサルハムシ↓。




甲虫つながりで──ウバタマムシ↓。




松葉を食べるウバタマムシ他

松の枝先で食事するウバタマムシ

先日、エノキの葉の上でウバタマムシの美麗個体を見かけたが、ウバタマムシの成虫が後食するのはマツ類の葉や樹皮らしい(幼虫はマツの枯木に穿孔するそうな)。ということで、本家の(?)ホストであるマツをのぞいてみると──、


マツの枝先に、松葉に隠れるようにウバタマムシがとまっていた。しかしこれでは何だかわからないので、もう少し撮りやすい角度を得るために枝をつかんで引き寄せたところ、ウバタマムシは動き始めて、球果(まつかさ)に移動──。


球果から、さらに枝をつかんだ僕の手に移動してきたので、全身ショットを。


他にはいないかと探してみると、近くの枝先に別個体が↓。


同じマツの別の枝先にもウバタマムシの姿があった↓。


こちらの枝先↓では、ウバタマムシがマツの葉をかじっていた。


ウバタマムシが松葉を食うシーンを見たのは初めて。
角度を変えて、松葉をかじるようす↓。


ヤマトタマムシがエノキの葉を食べるのは見たことがあったが……同じような体格のウバタマムシが細い松の葉にとまって食す姿が、これまでなんとなくイメージできずにいた。このシーンを見て「こんなふうにして食べるのか」と納得。

脱皮後のヤニサシガメ幼虫



マツといえば、ヤニサシガメ。ウバタマムシがいたマツで、まだ小さなヤニサシガメ幼虫も見ることができた。体の色はすでに黒くなっていたが(脱皮直後は淡い色をしている)近くに抜け殻があったので、脱皮してさほど経っていない個体だろう。




フトハサミツノカメムシ♀の歯状突起



サクラの幹には緑色が鮮やかなフトハサミツノカメムシのメスがとまっていた。ハサミツノカメムシの仲間は、オスには腹端に1対の突起があって、その形で種類を判別できるが、メスにはこの特徴的な突起がないのでまぎらわしかったりする。『日本原色カメムシ図鑑』(安永智秀ほか/全国農村教育協会/1993年)によると──フトハサミツノカメムシは《前胸背の後側縁に顕著な歯状突起があるので、雌でも近似種との識別は容易である》とのこと。撮った画像を拡大すると、それらしきものが確認できる。


もう少しこの《歯状突起》をアップで撮っておきたがったのだが……カメラを近づけると、このフトハサミカメムシ♀は飛び去ってしまった。
ちなみに、過去に撮影した──良く似たヒメハサミツノカメムシ♀↓。


ヒメハサミツノカメムシ♀↑の前胸背の後側縁に《歯状突起》はない。
ついでにハサミツノカメムシ♀↓。


ハサミツノカメムシ♀↑にも《歯状突起》はないのがわかる。
ちなみに、フトハサミツノカメムシのオスは腹端に太く短いハサミ(?)がある──これは咋年11月に撮ったもの↓。越冬前後の個体なので、黄葉したかのような色をしている。


『日本原色カメムシ図鑑』ではフトハサミツノカメムシについて《ツノカメムシ類のなかでは非常に少ない種である》と記されているが、時々みかける。

アカスジキンカメムシ5齢@ゴンズイ



先日、脱皮後の抜け殻落としを確認したアカスジキンカメムシがいたゴンズイにて。白い模様(成長すると広がる)部分が狭いのでまだ若い終齢(5齢)幼虫。





シブく輝くウバタマムシ他

シブい輝きを放つウバタマムシ美麗個体



マツのそばのエノキの葉にウバタマムシがとまっていた。幼虫はマツの枯木に穿孔し、成虫になるとマツ類の葉や樹皮を後食するらしい。美麗昆虫の代表ヤマトタマムシと体型も大きさもよく似ている大型のタマムシなのだが、派手なヤマトタマムシに比べると地味なためか知名度はいまひとつな気がする。しかしこの個体はシブい色合いながらシックな輝きを放っていた。


画像では光沢感が分かりにくいが……赤銅色もしくはセピア色orチョコレート色に輝いていた。ヤマトタマムシのような派手さは無いが、なかなか味わいのある昆虫だ。背面の模様は立体的な凝った造りになっていて──おそらく上翅の強度を増すための構造なのだろう。これがまるで《浮造り(うづくり)加工》(木材を研磨し柔らかい夏目を削って硬い冬目を浮き上がらせることで木目を強調する技術)をほどこしたかのような味わいをかもしだしている。


宝石にたとえられるヤマトタマムシの上翅は実はペラペラ──シワや折り目が入りやすいが、それに比べ表面構造が凝ったつくりのウバタマムシの方が、高級感(?)が漂っている気がしないでもない。


凹んだ部分の点刻の集合が、離れて見るとセピア色に輝き、その中に黒い筋が走っているように見える。




ウバタマムシの眼には、昔の少女漫画のヒロイン顔負けのキラ星がいくつも輝いていたりもする。


地味なイメージがあるウバタマムシだが、その中でも美麗個体はいる──ということで。ついでにやはり(ヤマトタマムシに比べれば)地味系(?)のアオマダラタマムシでも、時々目にすることがある赤紫ががって輝く美麗個体を↓──過去の記事から再掲載。


シブい輝きを放つアカスジキンカメムシ幼虫ほか



シブい色合いながら、よく見ると金属光沢のある昆虫つながりで……アカスジキンカメムシの終齢(5齢)幼虫。ゴンズイの実にとまって汁を吸っていたこの5齢は、まだ脱皮してあまり時間が経っていない個体のようだ。
アカスジキンカメムシの幼虫にはユニークな白黒模様がある。この黒っぽい部分(金属光沢がある部分)は硬く脱皮後ほとんど大きさは変わらないようだ。成長とともに大きくなるのは白い部分──脱皮後この白い部分が広がることで幼虫は大きくなる(なれる)。5月に撮影していた羽化前の終齢(5齢)幼虫と比べると、白い部分の幅に差があるのがわかる↓。


ちなみに、この白い部分は抜け殻では透明感のあるやわらかい膜になっている。
ゴンズイの葉にはアカスジキンカメムシの幼虫が集まっていた。


4齢幼虫の中に5齢幼虫が1匹まじっている。この5齢幼虫も脱皮してさほど経っていない感じ。白い模様部分(脱皮直後の幼虫は赤みがかっている)がまだ狭い。近くで脱皮したはずだが、抜け殻は見つからなかった。おそらく脱皮後、幼虫によって落とされたのだろう(*)。


アカスジキンカメムシ幼虫がいた場所の近くにとまっていたムラサキツバメ↓。


Wikipediaによると、《ムラサキツバメは1990年代までは本州(近畿地方以西)、四国、九州に分布していると考えられていた》とのこと。南方系昆虫の北上化は珍しくないが、ムラサキツバメの場合は幼虫の食植物になるマテバシイが植樹で増えたことも関係しているらしい。


やたらハデなガガンボがいたので撮ってみた。ホリカワクシヒゲガガンボというらしい。オスはその名のとおり触角が櫛(くし)状になるので、これはメス。ネット上には「成虫は餌を食べない」というような情報があったが、葉の上の濡れた部分を舐めていた。水分補給はするようだ。よく見ると右側の脚が1本とれていた。