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空耳ならぬ空目アワー

空耳ならぬ空目アワー

言われてみれば確かに見える…かもしれない、空耳ならぬ空目あれこれ。
キアイを入れれば見える…ハズ!?
まずは、以前もネタにしたものからいくつか……。


※左から、ビジョオニグモ/アカシマサシガメ/エサキモンキツノカメムシ(幼虫)/マツヘリカメムシ
ホントにいる!?リアルこびと虫づかん
仮面虫…かめn虫…カメムシ
仮面虫!?…かめn虫…カメムシ 第2弾!
人面虫・奇面虫

書かれていないものが見える!?



本来の文字の意味とは無縁なものが「見えて」しまう。失意体前屈=orz や顔文字などは空目を積極的に利用したものといえるだろう。
文字がひしめく紙面の中に【空目】が見えてしまうこともある。最近ではこんなものがあった。


文字列の中に、別の意味を読み取ってしまうことも……。


ちなみに【ウスバカゲロウ】は昆虫で、幼虫のアリジゴクの方が知られているかもしれない。【アホロートル】はトラフサンショウウオ科の幼形成熟個体のこと。通称ウーパールーパー(アルビノのメキシコサラマンダー)が有名。

カナは区切る箇所を間違えることで空目が発生するが、漢字の場合は読み違えると別のモノが見えてくることがある……。


なんで こんなところに T-1000が!?



こうなると、妄想的空目!?

さらに以前、日本語字幕スーパーの番組を見ていたとき、こんな空目現象も……。


※詳しくは→アナログ放送の空耳?字幕

人面虫の「空目」解説(私見)

虫が人の「顔」や「姿」に見えたりするのは面白い。

「そう見えてしまう虫の模様がおもしろい」と感じると同時に、
「そう見えてしまう自分の知覚(?)がおもしろい」とも思う。

虫が木の葉や枝片、ときにはハチなどの危険生物に姿を似せ、敵の目をあざむくことで身を守る──【擬態】はよく知られた現象だ。
生存率を高める(生存率が高いものが生き残ることでその特徴が顕著化した)進化の賜物だろう。

しかし冒頭の人面虫が「それらしくみえる」というのは【擬態】とは事情が異なる。
これらの虫を見て全く大きさが異なる人間と間違え、見逃してくれる天敵などいやしまい(生存率上の意義はない)。これは意味があって【擬態】しているのではなく【偶然そう見えるだけの事】──と考えるべきだろう。

つまり人面虫たちが「そう見える」のは、虫たちの【進化(擬態)】次元のハナシではなく、ヒト側の【認知】に由来する問題ととらえるべきだ。
本来、似せる意味などない偶然の模様や形の中に「顔」を見てしまうのは人間側の錯誤であって、「こんなものでも、(あるはずのない)顔にみえてしまう」というヒトの【認知】のおもしろさ──である。

写真に写った景色の一部(模様)が顔に見えたりして「心霊写真」なんて騒がれることがあるが、これも同じような現象なのだろう。人の認知の誤作動(?)が、意味のない模様の中に意味を持たせてしまう……。

以前、脳こうそくで脳の一部に損傷を受け「人の顔の識別」ができなくなった人の事がテレビで紹介されていた。その人はごく普通に会話しており、外見はまったくの健常者に見えたが、人の顔が判らない。見せられた顔写真をのぞきこみ、そこに写っている人物の髪型、歯の形、目尻のシワなど、部分部分はハッキリ認識できているにもかかわらず、それが自分の顔であることさえ判らなかった。

脳の一部が損傷を受けたことで人の顔が識別できなくなったということは、脳の中に顔を識別する特別なシステムのようなものがあるのだろう。

考えてみれば、人が網膜上に映った像の中から人の顔を瞬時にピックアップできたり、それが誰なのか、さらに怒っているのか笑っているのか、泣いているのかさえ判断できてしまうのは、ものすごいことだ。社会性動物であるヒトがコミュニケーションに不可欠な要素として発達させて来た認知能力なのだろう。
その強力な《顔サーチ・システム》がときに誤作動(過剰反応?)を起こし、我々に心霊写真や人面虫を見せてくれるのだろう。

普段は気にもとめない《顔サーチ・システム》だが、はからずしも実感することができるのが、先にアップした画像のような虫を目にした時である。

虫を見て何かを感じる時、自分の何が反応しているのか……そんなことを発見したり考察できる時でもある。

昆虫の【擬態】も面白いが、人の【認知】のシステムもおもしろい。

追記:脳が見たものに意味を持たせたがるのは…

「空目」現象について説明した記事を読んだ。


「パレイドリア効果」という言葉は初めて知ったが、その解釈に特に目新しさや、特段の説得力は感じなかった。

脳が見たものに意味を持たせたがるのは、見たものを自動的に記憶する際のカテゴリー整理のためではないかと思う。脳は見たものを整理し、あとで思い出す(再生する)際のタグづけをするために、脳内ライブラリに整理されている該当情報を検索してそれに結びつけるカテゴライズ作業を行う……これが「パレイドリア効果」を生むのだろう──そんなふうに考えた。

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