恨みを抱えて死んでいった者の魂が樹木に宿り開眼したとされる《しこん》。
その恨みのこもった目で見つめられると死に至る病を発症するとか、あるいは怪しい気配にふり返ったときに視線を合わすとその場で事切れるなどと言われる。
《しこん》の《し》は「視」・「死」、《こん》は「魂」・「恨」からきているのだとか……※
《しこん》の開眼のようすを激写!?!
この《しこん》の開眼のようすを記録することができた。うっすらと開いた眼に恨みの灯がともると、しだいに怒りが充満し見開かれていくようすがわかる。以下の画像は同じ場所で《しこん》を連写したものである。
……というのは、もちろんジョーク。最初の怪談風説明(※)も作り話である。
当初はもっと文章での演出(創作ホラー的な)を考えていたのだが、素材自体がおもしろいので、あまりよけいなコトをせずに、そのまま画像を載せることにした。
ほんとうは《しこん》は《枝痕》
木の幹でしばしば見られる、このような眼状模様のことを《しこん》と呼ぶというのは本当だが、これは漢字で記すと《枝痕》──枝の痕跡のことだ。枝が落ちたあとの幹にできる《枝痕》が人の眼に見えることから、以前にも空目ネタ関連でとりあげたことがあったのだが(空目 木の眼!?)、表情の豊かな枝痕をとりそろえた木をみつけたので、あらためてまとめてみたしだい。「目は口ほどに物を言う」というが……木の幹に出現した眼《しこん》も何かを物語っているように見えなくもない。
今回モデルとなったのは、こんな木↓。
まるで「目のトーテムポール」。なんともフシギな味わいがあるので、ネタにしてみたしだい。
木の幹に出現した「眼」は色々イマジネーションを刺激してくれました。
注意してみると、身の回りにもおもしろいものが見つかるものですね。
・・・キエ~~~・・・!
ホラ~?が苦手な私は、途中まで(瞳孔が広がるにつれ・・・怖い)
・・・だのに・・・最後のお写真で・・・爆笑!!!(笑)(笑)
面白くて・・・楽しい記事を有難うございました!!!
(・・・だけど、暫く山の一人歩きは止めておこうか・・・)☆
これも「空目(ジョーク)」の延長なのですが、切り取り方によってホラーテイストにも見えたりして。
そんな部分も含めて面白みを感じたのでまとめてみたしだいです。
フユシャクを探しているときに、この木の近くはよく通っていたのですが、最初まったく気がつきませんでした。
気がつくとおもしろいのに、気がつかないでいるものって、けっこうあるのかも知れませんね。
枝痕もふだんは気にとまらない景色の一部ですが、一度「眼」に見えてしまうと、もうそうとしか見えなくなる!?……ヒトの知覚は面白いですね。
記事を読んでるうちにホラーの世界に踏み込んだ気がしました(汗・汗)
モデルになった樹を見て、ホッ…
10月24日記事を読んで、此方に飛んだから、余計に怖かった~
でも最高に面白かったですよ
流石‼星谷さんならではの記事です
ナイス☆
画像の「眼」を見たら、フンイキありますでしょう?(笑)
恐怖と笑い──正反対のようで、実は近い部分があるような気もしています。
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